不正集計で19日告発へ01月19日 01時47分
6004772911_20150119104327.mp4
去年12月に行われた衆議院選挙の仙台市青葉区の開票所で不正な集計が行われていた問題で、仙台市は19日、票の水増しに関わった担当課長と係長について、公職選挙法違反の疑いで警察に告発する方針です。
去年12月に行われた衆議院選挙の仙台市青葉区の開票所では、小選挙区の開票作業で生じた矛盾を取りつくろうため、区の職員が1000票近くの票を水増しし、白票として集計したほか、最高裁判所裁判官の国民審査でも、800票あまりが水増しして集計されていました。
この問題を受けて市などが調査を行った結果、小選挙区の票の水増しについて、担当課長と係長の2人が不正な集計に関わったことを認めています。
このため仙台市は、2人が公職選挙法に反して投票を増減させたとして、19日、宮城県警察本部に告発状を提出する方針です。
また仙台市は、最高裁判所裁判官の国民審査で水増しが行われていた問題についても、警察の捜査に真相の解明を委ねたいとしています。