<民主代表に岡田氏>東北の支持最多
民主党代表選で、岡田克也、細野豪志、長妻昭の3氏が東北の党員・サポーター票に基づいて獲得したポイントは表の通り。事前に態度表明した東北の国会議員から最多の支持を集めていた岡田氏が、党員・サポーター票でも上回った。
岡田氏の選対本部長を務めた玄葉光一郎氏(衆院福島3区)は「選挙戦後半は、候補者の違いより共通項が目立った」と述べ、最終的に岡田氏の豊富な経験や安定感に支持が集まったと指摘。「他の野党と協力関係を築く上で、一目置かれる代表だ」と歓迎した。
細野氏に近い階猛氏(衆院岩手1区)は「地方票が思ったほどでなく、支持の広がりに欠けた」と分析。「格差問題や東日本大震災からの復興をめぐり、安倍政権への不満は強い。明確に対立軸を打ち出してほしい」と岡田氏に要望した。
態度未表明だった金子恵美氏(衆院比例東北)は1回目、決選とも岡田氏に投票。「被災地の復興を第一に考えてくれると期待している。党再生のため、国民と膝を交えて話を聞く場が必要だ」と注文を付けた。
次期国政選挙の公認候補予定者枠で唯一の有権者だった秋田県連代表の松浦大悟氏も、一貫して岡田氏に投票した。
2015年01月19日月曜日