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折りたたみでテンキー付、Androidベースのフィーチャーフォン「AQUOS K SHF31」

LTE対応でテザリングも可能に

 シャープ製の「AQUOS K」(SHF31)は、2015年春モデルのフィーチャーフォン。折りたたみ型でテンキーを備え、決定キーを押すとメニューアイコンが表示される、というお馴染みの形だが、実はOSにAndroid 4.4を採用した。

 LTE対応でクアッドコアCPUを搭載し、これまでのフィーチャーフォンを越える操作感を実現。Androidを採用しつつも、画面のタッチ操作は非対応で、あくまでフィーチャーフォンとして仕上げられ、メニュー画面も従来のフィーチャーフォンに則ったもの。ただしEZwebは利用できず、ブラウザはパソコン向けサイトをそのまま閲覧できる。

 これまでのフィーチャーフォンとの違いとして、LTEへの対応(VoLTEは非対応)、Wi-Fiテザリングの親機として機能することが挙げられる。なお、スマートフォンではバックグラウンドで通信を実行するが、「AQUOS K」ではアプリごとに制限をかけて、ユーザーが意図せず、バックグラウンドで通信しないようになっている。なお、Google Playは利用できない。そうした工夫もあって、バッテリー(1400mAh)の持ちは一般的なフィーチャーフォンと遜色ないレベルに仕上げられた。

ハイエンドなカメラ機能、タッチクルーザーEX

 1310万画素カメラでは、HDR撮影、構図をアドバイスするフレーミングアドバイザーなどが利用できる。音声認識でシャッターを切る機能もある。

 テンキー周辺に静電センサーが搭載されており、たとえばWebブラウジング中にキー部分を長押しすると、「タッチクルーザーEX」が起動、画面にポインターがあらわれ、滑らかにブラウジングできる。

 タブレットとの間でデータを簡単に受け渡しできるPASSNOW(パスナウ)も用意される。

仕様

 サポートする機能は、ワンセグ、赤外線通信、GPS(ナビウォーク)、Bluetooth 4.0、防水(IPX5/7)など。

 大きさは約52×113×17mm、重さは約124g。ボディカラーはレッド、ホワイト、ブラックの3色。SIMカードのサイズはnano。

(関口 聖)