第3ラウンド、通算イーブンパーの78位でホールアウトした松山英樹。最終ラウンドに進めなかった=ワイアラエCCで(共同)
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◇ソニーOP<第3日>
▽17日、米ハワイ州ホノルル、ワイアラエCC(7044ヤード、パー70)▽曇り、気温24度、弱風▽賞金560万ドル、優勝100万8000ドル▽86選手
【ホノルル(米ハワイ州)テッド・ムース】日本勢でただ一人予選ラウンドを通過した松山英樹(22)=レクサス=は、3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの72と奮わず、通算イーブンに落として78位。2次カットにかかり、最終日に進めなかった。米ツアーは決勝ラウンド進出が79人以上の場合は、70位までしか最終ラウンドには進めない。首位は通算16アンダーでジミー・ウォーカー(米国)。
松山にとってこの大会はやはり鬼門だった。アマチュア時代に3年連続予選落ちし、昨年はけがのため欠場。そして今回は予選こそ通ったものの、最終日をプレーできずにコースを去ることになった。
「何もよくなかった。いいショットと悪いショットの差が激しい。コースが狭いので、悪いショットが結果となって出てしまった」。振り返る表情は、怒りをこらえているようだった。折り返し後の1番パー4でドライバーショットを右に大きく曲げ、コースに隣接する民家の庭に打ち込んでOBにした。このホールはダブルボギー。6番と7番はいずれも第1打をバンカーに入れてさらにスコアを乱した。
次週は休み、29日からのフェニックスオープン(アリゾナ州)に出場する。昨年は優勝争いした相性のいい大会で、タイガー・ウッズが今年の初戦を迎えることでも注目されている。「フェニックスの会場も意外と狭い。いい状態で出ないと」と気持ちを引き締めた。
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