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【芸能・社会】

A.B.C−Z戸塚、つか作品挑戦 舞台で初、軍人役

2015年1月19日 紙面から

 A.B.C−Zの戸塚祥太(28)が4月に、つかこうへい作、錦織一清演出の舞台「広島に原爆を落とす日」に主演する。戸塚が錦織演出のつか作品に挑むのは、2013年「熱海殺人事件」、昨年の「出発」に続き3回目だ。

 戸塚は、「つかさんの世界が好き。まず言葉がすばらしい。そして、役なのか本当の自分なのかわからなくなる瞬間があって、すごく不可解なところが魅力です」と熱く語った。中でも「蒲田行進曲」が好きで「いつか銀ちゃんをやりたい」という思いを抱いている。

 「広島〜」は1979年に風間杜夫主演で初演された。主人公は白系ロシアの血を引く海軍少佐ディープ山崎。舞台での軍人役は初めてで、自衛隊の駐屯地を見学し、特攻隊員の遺書も読んだ。「戦争は絶対に忘れてはいけないこと。錦織さん演出なのでキャッチーで楽しめる作品になるはず。その中で若い人が少しでも戦争について知りたいと思うきっかけになれば」

 バラエティー、ジャニーズのミュージカルと多彩な活動の中でも演劇は「すごくやりたいこと」。昨年の「出発」ではバスで全国を巡業し、旅役者気分を満喫、「錦織さんたちとJRの在来線にも乗りました。しかも満員電車。『少年隊が電車乗ってる!』って思いました」と楽しそうに振り返った。

 今年のテーマはズバリ「ディープ山崎」になりきることだ。京都・南座で4月3〜6日、東京・サンシャイン劇場で同14〜23日ほか、12日・刈谷市総合文化センターなど地方公演を行う。

 

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