【日本ハム】大谷に鎌ケ谷市長が異例のお願い「ずっと住んでほしい」

2015年1月19日6時0分  スポーツ報知

 日本ハムの大谷翔平投手(20)に、2軍本拠地のある千葉・鎌ケ谷市長が異例のお願いだ。新入団歓迎式典が同市の2軍施設で行われ、清水聖士市長(54)が出席。今季年俸1億円となった二刀流に、「市のトップクラスの納税者。大事な人。ずっと鎌ケ谷に住んでほしい」と頭を下げた。

 13年から2軍施設に隣接する「勇翔寮」に住む二刀流は、高卒3年目で史上2人目の大台に到達。野球用品のスポンサー料などの副収入を考えると、今や市の財政を支える存在だ。そんな高額納税者が人口約11万人の街からいなくなったら…。“残留”を願う思いは熱い。

 「ここに骨をうずめてもらえれば。女子アナのアプローチは避けていただいて…。鎌ケ谷の女の子を集めて、婚活パーティーをやったっていい」。チームの高卒選手は5年目のシーズン終了まで寮に住む規則があり、大谷は17年まで寮生活。将来的にメジャー挑戦の意向を持つが、同市長は一生涯をサポートする考えだ。

 地方に住む高額納税者と言えば、愛知県に住む「ドラゴンボール」、「Dr.スランプ」を代表作に持つ漫画家・鳥山明さん(59)が有名。「東京移住を恐れた自治体が、家から空港までの道を作った」という“都市伝説”も生まれたぐらいだ(実際はなし)。この日は寮内での筋力トレに汗を流し、球場に現れなかった大谷。「今年は20勝と40本塁打。何より球場は梨畑に囲まれて、野球に集中できる」と言う市長の願いは届くのか?(小谷 真弥)

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