PV至上主義を捨て、ブランディングを目指したオウンドメディア運営企業の評価指標とは? 〜Web Creator Conferenceレポート〜 #wcc_event
1/18(日)に開催された「Web Creator Conference(LIG × サイボウズ / ぱくたそ / ファンタラクティブ / nanapi ) 第一回 メディア運営の全てがここにある!WCC」というイベントのレポートです。メディア運営者は読んでおきましょう。
ツイート以外のテキストは、僕のメモです。それではどうぞ。
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目次
イベントにおいて以下の3つ(僕が追えたものに限る)が語られました。お好きな所から読み進めて下さい。
・「nanapiのアンサーが1年で1億コメントを集めた秘訣」
・「1年間で100万PV増やしたコンテンツ運用と最適化」
・「PV至上主義を捨て、ブランディングへ 〜LIGブログとサイボウズ式が目指す企業メディアの新しい形〜」
「nanapiのアンサーが1年で1億コメントを集めた秘訣」からスタート
(株)nanapi ディレクター 久間美咲氏によるセッションからイベントはスタート。
アンサーのWebサイトはこちら ▶︎ 【2014年ベストアプリ】アンサー 日本最大の即レスコミュニケーションアプリ – http://t.co/JHDV1H6JH2 #wcc_event
— てんび〜 (@_tenbi) 2015, 1月 18
nanapiの特徴「年を重ねるほど、理解が難しくなるなぁ」
サービスの特徴
・どんな内容でもいい
・即レスがくる(犬の写真に対して「かわいい」など)
・匿名(HN制)
・過去の投稿が残らない(24時間で誰からも見えなくなる、自撮りとか)
・撮ってよし、歌ってよし
・Android Wear対応(!)
#wcc_event
— てんび〜 (@_tenbi) 2015, 1月 18
若年層がヘビーユーズしてる印象
“@_tenbi: 例で悩み相談。高校デビューに関するスポット(スレのこと)が約1分、カワボ(可愛い声)自慢も約1分” #wcc_event
— てんび〜 (@_tenbi) 2015, 1月 18
非言語スポットも約1分。「
君が生きる理由は?」という大喜利も1分〜5分で盛んに行われる。 #wcc_event
— てんび〜 (@_tenbi) 2015, 1月 18
プロモーションは「広告、キャンペーン、Youtuberによる宣伝」
リリースからは広告、キャンペーン、Youtuberによる宣伝など。 GAを使用した施策策定 #wcc_event
— てんび〜 (@_tenbi) 2015, 1月 18
記念投稿もライトな感じ
1億コメント目は「カラオケ行っとんのよーww」#wcc_event
— てんび〜 (@_tenbi) 2015, 1月 18
意識してる事しない事
いつも意識すること。アンサーでは「投稿しやすい場所である」ことが1番の価値。即レスのループが起こる #wcc_event
— てんび〜 (@_tenbi) 2015, 1月 18
削除された投稿・ブロックしたユーザーまで見える必要はない→それらを非表示に、「退出」機能も追加。人を意識させないように・ #wcc_event
— てんび〜 (@_tenbi) 2015, 1月 18
探しやすい、見つけやすいなど読み手のことは一切意識しない #wcc_event
— てんび〜 (@_tenbi) 2015, 1月 18
ご当地キャラアカウントも出現
人と話すだけじゃなくてご当地キャラ等とコミュニケーションできる機能を追加(キャラクターbotによる) #wcc_event
— てんび〜 (@_tenbi) 2015, 1月 18
Youtuberの宣伝が功を奏す
リリースから半年で18万投稿/月。Youtuberによる宣伝等。 #wcc_event
— てんび〜 (@_tenbi) 2015, 1月 18
盛り上がりすぎて問題も
課題:盛り上がりすぎて盛り上がれない→未読が100件以上ある場合には折りたたんでNowを知れるように #wcc_event
— てんび〜 (@_tenbi) 2015, 1月 18
新着タブが功を奏す
人が増えて一覧画面の取り合い→新着タブを新設してコメント0のままのスポットが激減 #wcc_event
— てんび〜 (@_tenbi) 2015, 1月 18
コミュニケーション寄りにピボット「暇つぶし用途多し」
リリースから1年近くを迎えるタイミングで「相談アプリ」から「コミュニケーションアプリ」にピポット。真剣な相談よりも雑談/暇つぶしが多かった為。使い方を広げてほしかった。 #wcc_event
— てんび〜 (@_tenbi) 2015, 1月 18
続いて「1年間で100万PV増やしたコンテンツ運用と最適化」が
写真素材サイトぱくたそ エンジニア 塚口祐司氏によるセッション。
まずは「ぱくたそ」の説明から。
ぱくたそで公開されている作品例。壁ドン、コワーキングスペース、選挙風など。商用利用可。 #wcc_event
— てんび〜 (@_tenbi) 2015, 1月 18
日本一のフリー素材「大川さん」も出現
ぱくたそ大川さんきたー!! えっちょう声かっこいいときめく #wcc_event
— mio (@miona79) 2015, 1月 18
ぱくたそは個人運営「なんと!これには驚き」
誤用例。株式会社ではなく個人運営。「ぱたくそ」ではなく「ぱくたそ」 #wcc_event
— てんび〜 (@_tenbi) 2015, 1月 18
ぱくたそを支える技術「Sassや非同期広告を使用してサイト軽量化に貢献」
ガッチリ技術の話だったようです。
ぱくたその構成。HTML+CSS、Movable Typeなど。 #wcc_event
— てんび〜 (@_tenbi) 2015, 1月 18
Ajaxを使用した検索システム #wcc_event
— てんび〜 (@_tenbi) 2015, 1月 18
jQueryの使いすぎ、複数CSSの読み込み、アイコンなどを画像で作成、広告の表示などがボトルネック。 #wcc_event
— てんび〜 (@_tenbi) 2015, 1月 18
Sassや非同期広告を使用してサイト軽量化に貢献。SassのコンパイルにはGrantを使用 #wcc_event
— てんび〜 (@_tenbi) 2015, 1月 18
再構築に5時間、1記事更新に10分といった障害解決のためにPSGIサーバを導入。 #wcc_event
— てんび〜 (@_tenbi) 2015, 1月 18
PSGIの導入結果、再構築に3時間、1記事5分に短縮。 #wcc_event
— てんび〜 (@_tenbi) 2015, 1月 18
運用に際してスタイルガイドやBEMなどを使用 #wcc_event
— てんび〜 (@_tenbi) 2015, 1月 18
ぱくたそのcss設計はBEMを仕様か。フロントエンドのタスクランナーはGruntのこと #wcc_event
— うるは (@ur_uha) 2015, 1月 18
段田さん、ラーメン食べに行きましょう
flexibleSearch.js メモメモ
#wcc_event
— 段田隼人(豚) (@danda_debu) 2015, 1月 18
なお、スライドも公開して下さっています。
最後は「PV至上主義を捨て、ブランディングへ 〜LIGブログとサイボウズ式が目指す企業メディアの新しい形〜」
サイトは、(株)LIG 編集長 朽木誠一郎氏、サイボウズ式 編集長 藤村能光氏によるセッションです。
LIGブログの特徴
LIGブログとは。LIGの認知を高めるために始めたブログ。一般的なブログと違う点はLIG社員/外部ライターなどが参加している。 #wcc_event
— てんび〜 (@_tenbi) 2015, 1月 18
LIGはWeb制作会社なのでデザイナーなどがクリエイターとして1つの記事を作る。 #wcc_event
— てんび〜 (@_tenbi) 2015, 1月 18
LIGブログの記事内容は8割が真面目、2割が面白ネタ。 #wcc_event
— てんび〜 (@_tenbi) 2015, 1月 18
記事の転載について
LIGは転載しない。SEO重視。
サイボウズ式は転載している。サイボウズ式の名前を広めるように。
ドメインを強くするのかコンテンツを多くの人に見てもらうのか #wcc_event
— てんび〜 (@_tenbi) 2015, 1月 18
PVについて
朽木さん:指標としてのPVは大事にしている。だがPVだけを大事にするとコンテンツがダメになってしまう。 #wcc_event
— てんび〜 (@_tenbi) 2015, 1月 18
心に残るコンテンツを作るための指標としてのPV #wcc_event
— てんび〜 (@_tenbi) 2015, 1月 18
PVに縛られると「PVのためのコンテンツ」を作ってしまう #wcc_event
— てんび〜 (@_tenbi) 2015, 1月 18
メディア運営の指標は「PVではなく言及の数」
LIG
お問い合わせがあるか、認知が上がっているかも指標に。
サイボウズ式
ソーシャル上の声に重きを置いている。
どういったコメントを基に拡散しているか。声をつぶさに見ている。
議論などの定性的な声を。
極論かもだが、1万PVで10コメントであれば、1000PVでも100コメントの方がいいと感じている。
企業としてのブランディング「採用につながる事例も」
LIG
ファン作り。
サイボウズ式
LIGと同じで、ファンを作るの大事。
サイボウズを知ってもらって好きになってもらう、これをブランディングで大切にしている。
アプローチくれるクライアントは企業のシステム導入部門だが、それ以外にも。
「社会の課題を解決しているチーム」でサイボウズを想起してもらえたら、嬉しい。
インナーブランディングと採用に効果も
サイボウズ式
対外的に発信していくという発想だったが、意外と社内からの反応があった。ソーシャルでこういうコメントがあったということに対して、社内からの声も聞かれるように。それがもっと進むと採用につながっていくはず。
象徴的がったのが、インターン生が応募するきかっけがサイボウズ式だったりする。学生が仕事選びで想起できている。短期的ではなく、長期的にファンを増やせている。
ライティング・編集のポイント「転起承結なコンテンツ」
LIG
自社の社員に原稿をお願いしているオウンドメディアは珍しいはず。業務がある中、それは大変。ありがたい。マネジメントを勉強中。環境づくりが必要。
テクニカルだと、ペルソナ設定大事。外すと、独りよがりな記事に。メディア運営の目的などを明確に。どんな検索ニーズがあって、どう満足していただくか、SEO的に。
バズを意識した記事は、面白い事をやりたい人に自由になってほしい。熱意が込もっている方が伝わる。一時期、ガチガチにライティングしていたが、やめた。顔文字使えば使えば良いし。書いている人が乗っている、表現されているのが大事。
サイボウズ式
記事を作る時、考えているのが「転起承結」。日本人のスマホ普及率スゴい。そういう人たちは面白くないと、すぐに離脱してしまう。スルーされる。作り手は、思い込めても読んでもらえなかったら意味がない。
ストーリーを立てるよりも、まずは面白い所を打ち出していく。タイトル、アイキャッチなど。ここに力を入れる。
2chまとめの「◯◯した結果www」というタイトルも転起承結ですかね #wcc_event
— なつき (@Stocker_jp) 2015, 1月 18
コンテンツは読むものではなく、見るものという論調について
杇木さん
そうなってると思うと同時に、長文コンテンツの見直しも戻ってきてほしい。長くても読んでもらえるものを作りたいし、Vine、画像一個でも良い。色んな形があっていい。
藤村さん
色んな形で良い。伝わればどちらでも良いという認識。伝わるを主軸に。
写真について「アイキャッチ画像にこだわる」
サイボウズ式。
プロのカメラマンに作成してもらう。ブランディングの上で。こだわり。
タイトルのキャッチーさ「少子化の原因とは?」よりも「少子化の原因はおっさんにある」
藤村さん
「少子化の原因はおっさんにある」というタイトルは「少子化の原因とは?」だと読まれなかったはず。あと、ギャップ。読み手を裏切れるか。他にも、断定が大事。
杇木さんはEXILE
朽木さんのマイクの持ち方がEXILE感あるな #wcc_event
— 野村純平(男子ハック) (@JUNP_N) 2015, 1月 18
女性に人気の藤村さん
キャー藤村さーん! #wcc_event
— はせ おやさい (@hase0831) 2015, 1月 18
これにてセッションは終了。
参加者の感想「満足感高め」
最後に参加者の感想を紹介。
ツールや媒体が増えたので広くあまねく知識や技術力がある人が必要となってきたという印象を受けた。あ、あと硬い椅子に耐えられるお尻と腰も。 #wcc_event
— seiji_takeda (@seiji_takeda) 2015, 1月 18
とってもためになる有意義な時間でした!! 明日から実践できることたくさんありがたき! 社内に共有しっかりしよう\\\\ ٩( 'ω' )و //// 懇親会は予定のため出れなかったのでざんねんです(´・ω・`) #wcc_event
— mio (@miona79) 2015, 1月 18
しかし、たったCD一枚分のお値段でこんだけのボリューム満点のイベント。はほんとうに価値があったし、行ってよかった。#wcc_event
— イグアナの娘 (@jesuisiggy) 2015, 1月 18
#wcc_event
ヤギシタさんと隠居系男子がシュッとしてると話題に。 http://t.co/6pp2IhdnoN
— らふらく^^のタクスズキ (@TwinTKchan) 2015, 1月 18
非常に良いイベントになったようです。主催者、登壇者の方々ありがとうございました。また、参加者の方々、貴重なツイートも感謝でございます。地方の方にも届けば、と思います。
ではまた!(提供:らふらく^^)
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ファンタラクティブ(株) 井村圭介氏(「現場のプロが教えるWeb制作の最新常識」著者)イマドキWebメディアの制作手法〜コストと速度と柔軟性を徹底比較〜
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こちらの方の登壇は記事には入れなかったのですか?
はい。僕がいなかったのもありますし、ツイートも少ないようでしたので、この記事には記載しておりません。