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コードを書けるだけではダメ――東北出身の米グーグル社員が“後輩”に送ったエール

2015/01/19
八木 玲子=日経コンピュータ (筆者執筆記事一覧

 自宅にいながらにして、世界の街角の様子を見られるグーグルの「ストリートビュー」。この仕組みで、東日本大震災の記録が見られるのをご存じだろうか。グーグルが実施する、東日本大震災のデジタルアーカイブに関する取り組みの一環だ。主導するのは、自らも東北・仙台出身の河合敬一氏(写真1)。米国本社で「Googleマップ」のストリートビューを統括している。

写真1●米グーグル グループプロダクトマネージャーの河合敬一氏。Googleマップの「ストリートビュー」を統括する

 この河合氏に2014年12月末、東北の大学生が突撃取材を行った。震災復興の現状からグーグルで求められる人材像にまで話が及んだ。東北の大学生だからこそ引き出せた話題の数々に、横で聞いているだけの記者も思わず引き込まれた。ここで、その取材の様子を紹介したい。

米国から故郷・東北を支援

 取材に臨んだのは、岩手大学で学ぶ7人の学生(写真2)。大学生活協同組合と日経パソコンによるプレゼンテーションコンテスト「日経パソコンカップ」第2回の決勝大会で、大賞に輝いたメンバーだ(PC Onlineの関連記事:大学生協「日経パソコンカップ2014」、岩手大チームが大賞獲得)。

写真2●「日経パソコンカップ」での岩手大学チームのプレゼンの様子

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