世界を変えるかもしれない!風に吹かれて砂漠を転がる地雷除去ボール「Mine Kafon」
アフガニスタン出身のデザイナー、マスード・ハッサニ(Massoud Hassani)氏が制作した、世界を変えるかもしれない地雷撤去マシーン。
その名も「マイン・カフォン(Mine Kafon)」
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幼い頃に兄弟と一緒になって遊んでいたオモチャ(下の映像で登場する風で転がるオモチャ)からアイデアを得て、この「Mine Kafon」を制作しました。
このボールは「風」の力だけで地雷原を走り回り、本体についてる複数の足で地面を押しつけ、地雷をわざと爆発させて撤去するという装置。制作するコストが安価で、竹・ゴム・プラスチックそれに少量の鉄を素材にして制作されています。
中央部分にはGPSのチップが搭載されており、どのルートを通ったのかをコンピューター上で把握することもできます。このボールは、足が壊れるまでに、3〜4基の地雷を撤去できるといいます。
地雷撤去にかかる費用は、一基につき1200ドル(10万円)でしたが、この「Mine Kafon」であればの制作コストが100分の1のわずか十数ドル程度まで下がります。
この「マイン・カフォン」プロジェクトは、クラウドソーシングサイト「Kickstarter.com」で資金集めており、2013年にCNNなどに報道されたことなどもあって目標額を達成し「119,456ポンド(約1700万円)」ほどを集めることに成功しています。
映像はこちらから
アフガニスタンに埋まる地雷の数は 3,000万基とも言われています。人間が作り出した地雷を、人間のアイディアで解決する。Mine Kafonで世界から地雷がなくなることを願います。
→ Mine Kafonのホームページ
→ Mine Kafonのブログ