本社世論調査:アベノミクス「地方に浸透」…6%
毎日新聞 2015年01月18日 21時23分(最終更新 01月18日 23時49分)
毎日新聞の17、18日の世論調査で、安倍政権の経済政策「アベノミクス」の効果が地方に十分「浸透している」との回答は6%にとどまり、「浸透していない」が86%に上った。内閣不支持層では96%が「浸透していない」と答え、支持層でも79%が「浸透していない」とみている。
安倍晋三首相は5日の年頭記者会見で「全国津々浦々、一人でも多くアベノミクスの果実を味わっていただきたい」と強調した。アベノミクスの地方への波及が課題であることは政権も認めており、統一地方選を控え、地方の不満にどう応えていくかが問われる。これに関連して、日本社会の格差は広がっていると感じるかとの問いには70%が「感じる」と答え、「感じない」は23%だった。
民主党代表選でテーマになった野党再編のあり方については「野党全体の再編」が61%で最も多く、「民主党中心の再編」は12%。民主党を核にした再編への支持は高まっていない。「再編する必要はない」も16%あった。野党第1党としての今後の民主党に「期待しない」は56%で「期待する」の38%を上回った。
イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を掲載した仏週刊紙「シャルリーエブド」へのテロ事件では、「掲載は問題なかった」が33%、「掲載しない方がよかった」は52%だった。