中国、カドミウム汚染半世紀隠す イタイイタイ病似た症状も中国広西チワン族自治区の亜鉛鉱山周辺の農村地帯で、カドミウム汚染が半世紀以上、当局に隠蔽されてきた疑いがあることが18日、住民の証言や裁判資料で分かった。稲の生育不良や地元住民の骨の軟化など、富山県・神通川流域でのイタイイタイ病の発生時と似た状況が起きているが、本格的な疫学調査などは行われず事実上放置されたままとなっている。 この農村はベトナムとの国境に近い同自治区大新県の三合村。昨年12月、複数の住民が共同通信の取材に、約800人の村人の約8割に背骨の痛みなどの体調不良があると明らかにした。 【共同通信】
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