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麻薬で死刑 オランダなどが反発
1月18日 20時59分

麻薬で死刑 オランダなどが反発
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インドネシアの司法当局が大量の麻薬を密輸した罪などでブラジル人やオランダ人に18日死刑を執行したのに対し、中止を求めていたブラジルとオランダの両政府は大使を召還して反発しています。

インドネシアの司法当局などによりますと、大量の麻薬をインドネシアに密輸したり麻薬を製造したりした罪で2000年から2011年に死刑が確定した外国人5人とインドネシア人1人の合わせて6人に18日未明、死刑を執行したということです。
外国人5人の国籍はブラジル、オランダ、ベトナム、それにアフリカのナイジェリアとマラウイで、このうちブラジルとオランダの政府はインドネシア政府に死刑の中止を求めていましたが、インドネシア側は拒否していました。
インドネシアでは麻薬の密輸や製造の最高刑は死刑で、前のユドヨノ政権下でも執行されています。去年10月に就任したジョコ大統領には、年々検挙する量が増えている違法薬物がまん延するのを防ぐためにも、引き続き厳罰で臨む姿勢を示すねらいがあるものとみられます。
一方、ブラジルとオランダの政府は、「2国間の関係に深刻な影響を与える」とか、「死刑は残酷で非人道的な刑罰であり、受け入れられない」とする声明を発表し、インドネシアに駐在する大使を本国に召還して反発しています。

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