2015年01月15日

変形性ひざ関節症で軟骨がすり減っていても大腿四頭筋・ハムストリング等膝周りの筋肉を鍛えればひざ痛は改善する!|ひざの筋肉や腱のコリが軟骨をすり減らし変形性ひざ関節症の進行を早める!!|たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学〜腰痛&ひざ痛を改善SP:ひざ痛を予防・改善する2つの秘密=いつでもどこでも1日1分でひざ痛改善!イスで筋力アップ法&自宅で出来る膝痛の予防改善法!ひざのコリ1分マッサージ

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今回のたけしの家庭の医学と先日の予約殺到!スゴ腕の専門外来SP5は
膝痛・膝痛予備軍の人は必見だったかも


引き続きテレビ朝日系(朝日放送系)
たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学
〜腰痛&ひざ痛を改善SP

ひざ痛を予防・改善する2つの秘密〜
いつでもどこでも1日1分でひざ痛改善!イスで筋力アップ法
自宅で出来るひざ痛の予防改善法!ひざのコリ1分マッサージ

部分の話題です。

同日のたけしの家庭の医学の腰痛部分の話題については
前かがみになると痛む腰部椎間板ヘルニア、身体を後ろに反らすと痛む腰部脊柱管狭窄症&筋肉の衰えが原因のコンパートメント症候群にはパピーポジション&イス・タオルを使った改善法ストレッチ!|たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学〜腰痛&ひざ痛を改善SP:日本人に多い2大腰痛のタイプ別改善法&最新医学で判明第3の腰痛の改善法大公開
を御覧下さい。

また先日TBS系で放送された予約殺到!スゴ腕の専門外来SP5は、
ストレッチのやり方も異なって良い補完関係かなと思いますので、
・・・|穏やかな運動=【黒澤式筋肉体操】でヒザ痛の99%は自分で治せる!+更に簡単にできる靴下を使った【ながら筋肉体操】!!|予約殺到!スゴ腕の専門外来SP!!5(1/8)
を御覧下さい。ストレッチ・エクササイズの強さというかキツさは
黒澤式筋肉体操>イスで筋力アップ法>ながら筋肉体操
でしょうか?出来そうなのからやると良いかなぁ〜と。
ひざのコリマッサージはひょっとしたら本邦初かも¥^−^¥。



すり減った膝の軟骨は元には戻らない!
しかし、膝周りの筋肉を鍛えれば変形性ひざ関節症の痛みは改善する!!
青森県弘前市の健康増進プロジェクト(あっぷる体操)


平成20年7月の厚生労働省の調査によると
(厚生労働省 介護予防の推進に向けた運動器疾患炊く策に関する検討会)
膝の痛み(変形性膝関節症)で病院を訪れている患者約1000万人
更に、潜在的な患者数はその3倍の3000万人なんだそうですが、

変形性ひざ関節症の原因と症状(ナレーションの説明)

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画像上部が大腿骨(太ももの骨)で下部が脛骨(すねの骨)、
左は健康な人の膝、右は変形性ひざ関節症で弘前市の健康増進プロジェクトに参加された太田照子さんって方の膝

変形性膝関節症とは大腿骨と脛骨を覆いクッションの役目を果たしている
 軟骨が加齢により擦れすり減ってしまうことで激しい痛みを伴う病
症状
 階段登る時等に痛みが走る、足を伸ばすことができない、正座ができない等々

とのこと。


ひざを取り巻く筋肉を鍛えるとひざ痛は改善・解消する(ナレーションの説明)
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・軟骨がすり減り骨同士がぶつかるようになった膝の衝撃を和らげるには
 膝を取り巻く筋肉を鍛えると良く、特に大腿四頭筋(だいたいしとうきん)、
 ハムストリング前頸骨筋(ぜんけいこつきん)、腓腹筋(ひふくきん)の4つの筋肉が重要で、
 (番組ではハッキリ言ってませんでしたが前頸骨筋と腓腹筋を鍛えるストレッチや
 エクササイズは紹介されなかったので、特に大腿四頭筋とハムストリングが重要
 みたいです)
 筋肉を強化すれば衝撃が和らぎ、ひざ痛が改善される

とのこと。


りんごの産地で有名な青森県弘前市では、今から10年前高齢者を対象に
健康増進プロジェクトを起ち上げたところ、膝痛を感じていた参加者の
およそ30%がプロジェクトに参加後わずか半年でひざ痛から解放された
んだそうです。(半年で30%って数値は多いのか少ないのか判りませんし、治ら
なかった人もいるでしょうし、1年で治った人もいるでしょうし判断に困りますが)。

その弘前市で行われている健康増進プロジェクトの1つがあっぷる体操だそうで
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美空ひばりさんの大ヒット曲「りんご追分」のリズムに合わせての半分ダンス
みたいな体操ですが、この中には様々なストレッチや筋力アップトレーニング、
有酸素運動などが含また40種類以上のエクササイズによる健康増進体操
なんだそうです。

この健康増進プロジェクトに参加した太田照子さん(63)って方、
10年ほど前からひざ痛で、
階段登る時ズキンズキンと刺すような痛みに四六時中悩まされ、
ひざを伸ばすことも正座することもできなかったんだそうでで、
「このまま寝たきりになったらどうしよう」
って感じだったんだそうですが、
一度すり減った軟骨は二度と元に戻らないので
現在ひざの軟骨はすり減ったままの状態であるにも拘わらず
今では新体操を習ってるという孫の柚香(すずか)ちゃん(6)と
一緒にV字開脚はできるわ、
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1000uもある庭の草刈りもこなし、愛犬と愛猫つれて小走りも出来る、
ボーリングまで楽しんでて、膝も痛くなることがない
とのことでしたが、
弘前健康プロジェクトの主要メンバーで弘前大学大学院医学研究科
整形外科学講座教授 石橋恭之(いしばしやすゆき)先生のところで
太田さんの筋肉量を調べると、60代の筋肉の割合の平均が66%なのに対し、
太田さんの筋肉量は76%で平均より10%も多くこれは筋肉年齢30代だそうです。

石橋恭之先生によれば
「あっぷる体操自体は全身運動なんですけどこういった屈伸運動が大腿四頭筋の
筋力訓練になると思います。大腿四頭筋やひざの裏のハムストリングの筋力が
弱くなると膝への衝撃運動を小さくすることが出来なくなっちゃう、
そうすると変形性膝関節症が進行してしまう一つの原因になる」
とのことで、あっぷる体操の中でも膝を軽く曲げるミニスクワット
(ミニスクワットの内容は映像ではよく判りませんでしたが・・・)
膝への負担も軽く、膝周りの4つの筋肉の強化に繋がるんだそうで、
次はその動きを一部取り入れた石橋先生考案のイスで筋力アップ法です。



いつでもどこでも1日1分でひざ痛改善!イスで筋力アップ法


石橋先生考案の2つのカンタン筋力アップ法で、
大腿四頭筋とハムストリングを鍛えるイスを使った方法です。


大腿四頭筋(太ももの前)の筋力UP法のやり方

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@イスに深く腰掛けて足を真っ直ぐ前に突き出す
 (この時足首は90°に固定し、膝は曲げないのが大切)

A@の状態で太ももの筋肉(大腿四頭筋)を意識してグッと力を入れ10秒間キープ

B左右3回ずつを1セットとして、朝昼晩の1日3セット行うと効果的


とのことです。

スタジオではたけしさんを始め「足がつりそうだなぁ」「結構大変だな、これ」
なんて感想でしたが、字幕でも
「痛みが強い場合は無理して行わず医師にご相談下さい」
とのことでした。


ハムストリング(太ももの裏側)の筋力UP法のやり方
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@イスの後ろに立ち、店頭予防の為イスの背もたれに手を掛ける

A片方の足で立ち、そのまま踵(かかと)をお尻に付けるように上げていく
 (実際は踵がお尻に付かなくても構わないみたいです)

B上げた足を今度はゆっくり下げていく(床に足が付くまで。元の姿勢に戻る感じ)
 (足を下ろす時はできるだけジワッとゆっくり行うとより鍛えられる)

C左右10回ずつが1セットで、こちらも朝昼晩の1日3セット行うと効果的


とのことです。

「こういう動き普段してないな」っていうのがガダルカナルタカさんの感想でしたが
石橋恭之先生によれば
「ひざ裏の筋肉というのは普段あまり鍛えないですよね」
とのことで、ひょっとしたら膝痛無い人でもやっておくと
歩行とか楽になるかもしれませんよねぇ。




ひざ痛の新原因はひざの筋肉や腱のコリだった!
ひざの筋肉や腱のコリが加速度的に軟骨をすり減らし変形性ひざ関節症を引き起こす


ナレーションの説明では
「これまでひざ痛の最大の原因は、加齢によるひざの軟骨のすり減りだと
考えられていました。しかし近年の研究で全く別の新原因『ひざのコリ』が
多くの人のひざ痛を引き起こしていることが明らかになってきた」
とのことで、


ひざの筋肉や腱のコリが何故変形性ひざ関節症を起こすのか?

ナレーションの説明をまとめると、
・ひざの関節は太ももの前側を覆う大腿四頭筋と太ももの裏側にあるハムストリング
 それとこれらの筋肉を結ぶ腱(けん)が互いに連携することで動く

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・ハムストリングが縮み、大腿四頭筋が伸びることでひざが曲がり、逆に
 大腿四頭筋が縮み、ハムストリングが伸びることでひざが伸びるが、
 中年太りになったり慣れない仕事でひざに負担がかかると腱の内側で血流が悪化、
 次第に慢性的なコリを引き起こし、それを痛みとして感じる

 
・この筋肉や腱のコリは殆どの変形性ひざ関節症の患者で確認されており、
 潜在的に変形性ひざ関節症の多くの人は筋肉や腱のコリの痛みも感じており、
 ひざ痛の患者の痛みが発生してる部分は(↓ではシール部分)、
 ひざの中心よりその周辺に集中し、その場所は筋肉や腱の位置と一致する

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・こうした筋肉や腱のコリはレントゲンに映らない為見過ごされやすいが、
 コリは少しずつ大きくなり、やがて筋肉全体が縮こまり硬くなり、
 ひざは硬く縮こまった筋肉に引っ張られ、曲がったままの状態になる

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・その結果、軟骨と軟骨が接する面積は健康な人に比べ著しく小さくなり、
 僅か一点でぶつかるようになり、この状態で身体を動かすと軟骨はカンタンに削れ
 急速な軟骨の破壊に繋がる

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・健康な人と変形性ひざ関節症のひざの関節内を比較すると軟骨がボロボロに
 なっているのが判る

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ということでしたが、以下は症例として取り上げられていた田中慶子さん(50 仮名)
って方の症状の経過です。思い当たる人は注意ですね。
@肥満と家計を助けようと始めた不慣れな清掃のアルバイトが原因で、
 最初はベッドから起き上がって立ち上がるとひざが痛む
Aイスから立つとひざが痛む
Bしゃがむ時にひざが痛むようになった
C1年後、それまでは動き出すと痛むが痛みが長くは続かなかったのが
 次第に長い時間ひざの痛みが続くようになったり、不安を感じて近所の
 整形外科に行ったがレントゲン撮影で関節に問題は見つからず、
 「そんなに痛いはずはない」と痛み止めと湿布を処方された
D階段の上り下りでピリッと痛みを感じるものの、異常なしと診断されてた為
 安心していた
Eひざを動かさなくてもじんじんとした痛みが出るようになった
F更に4年後、階段を下りている時にひざから脳天に突き抜けるような激痛を感じ
 一人では歩けなくなり病院に行きレントゲン撮影したところ
 痛みが始まってからわずか5年で軟骨がすり減り変形性ひざ関節症になっていた

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自宅で出来る膝痛の予防改善法 ひざのコリ1分マッサージ
(ひざ周辺の筋肉や腱のコリによる痛みを改善し、軟骨すり減りを予防)


コチラは膝周辺の筋肉や腱の凝りや痛みを抑えるマッサージですから
既に変形性膝関節症になってしまった人は最初のストレッチを試すことになるかと
思いますので、痛みを感じ始めた人の変形性膝関節症の予防向きですね。


膝のお皿(膝蓋骨 しつがいこつ)のチェック

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@床に足を伸ばして座り、太ももの力を抜く
A膝のお皿(膝蓋骨)を持って前後左右に自由に動くかチェックする


上の写真では判りづらいかもしれませんけど、御自分でやってみると判りますが
足の力を抜いているとホントにかなり自由に浮いてるように動きます。
石橋恭之先生によれば
ひざのお皿が健康な場合は自由に動く」んだそうで、
動かないとどうなのかは言ってませんでしたが、一応チェックって感じでしょうか…。


ひざのコリ1分マッサージのやり方
※膝の周辺を押すマッサージで小さい画像では判りづらいので繋げた写真じゃありません。
また、結構強く押さないとダメみたいで、たけし院長(ビートたけしさん)は
自分で押した時は「全然痛くない」って言い張ってたのに石橋先生に押されて
「痛ぇ〜、痛ぇ〜」と大騒ぎでしたので、いきなりじゃ恐いかと思いますので
徐々に力を入れて強めに押すと良いかと思います。

@両手の親指をお皿のふちにかけ、
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Aつま先に向かって5秒ほど押す
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B左上から斜めに押す
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C右上から下に押す
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Dつま先の法から体の方に向けて押す
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E8つの方向から押して痛む所を探して、重点的にマッサージする
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ナレーションの説明によれば、
・マッサージする場所はいわゆるひざのお皿(膝蓋骨 しつがいこつ)の部分
・ひざのお皿は大腿四頭筋とすねの骨を結ぶ腱にくっついていて、
 膝の曲げ伸ばしを行う際に支点の様な役割をしており、お皿の周りの
 筋肉や腱は負担がかかりやすくコリやすい

とのことでした。

ということで、軟骨をすり減らさないようにする方が重要なんでしょうけど、
すり減っちゃっても案外なんとかなるってことで、膝痛の方は諦めず色々試して
みると良いんじゃないかなぁと思いました。







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