Linus、オープンソースにおける多様性と感じのよい人であることについて語る 27
ストーリー by headless
好感 部門より
好感 部門より
本家/.「Linus On Diversity and Niceness In Open Source」より
Linus Torvalds氏がニュージーランドで開催されたオープンソースカンファレンスでの自身の発言に関するArs Technicaのリポートについて、長い回答を寄せている。ニュージーランドでの彼らしい発言の一つは、「私は感じのよい人間ではないし、あなたには関心がない。関心があるのはテクノロジーとカーネル、それが私にとって重要なことだ。」というもの。多様性については、「オープンソースで一番重要なのは、人々が自分の得意なことをすることが認められるということだ」「多様性などというものは細かいことに過ぎず、本当に重要なことではない」などと述べている。
メールによる回答では多様性について「私が言いたかったこと―そして明らかにぜひ言わなくてはならないこと―は、異なる人々がとても異なるというまぎれもない事実がオープンソースで素晴らしいことの一つであるという点だ。」と書いている。また、感じのよい人であることについては、「どのような基準で使っているのかは知らないが、『あなたは感じよくしなくてはいけない』というフレーズは米国で非常によく使われているように見える。」と述べ、その概念を「イデオロギー」とみなしているとのことだ。
きっとアメリカ人は (スコア:5, 参考になる)
フィンランド人の感覚が分からないだろう。
「フィンランド人は他人が嫌いなようだ…」世界中の人に驚かれていたバス停の写真
http://labaq.com/archives/51777669.html [labaq.com]
Re:きっとアメリカ人は (スコア:3)
ちなみに、現在の国籍状況はわかりません。米国に帰化してフィンランド国籍を捨てたか、二重国籍なのか、米国は永住権だけなのか、等々。なお、現在のフィンランド政権と日本におけるフィンランド研究者の多くは「フィンランド国籍スウェーデン人」という概念は認めておらず、「スウェーデン語を母語とするフィンランド人」と主張しています。(フランス等も同じ考え方。)それ以外の多くの欧州諸国の考え方では、彼は「フィンランド国籍スウェーデン人」となります。(日本では、あまり国籍と民族籍を区別しないので、通常は「スウェーデン系フィンランド人」と表現されます。ベルリンオリンピックでマラソンで金メダルを取った日本領朝鮮生まれの孫基禎氏を「朝鮮系日本人」ないし「朝鮮語が母語の日本人」つ表現するのか、「日本国籍朝鮮人」と表現するのかの違いを考えれば、わかりやすいかも。)
と言う分けで、欧州では、彼の民族籍を知らない者は「フィンランド人」と考え、彼の民族籍を知っている者は「スウェーデン人」と表現するのが一般的です。(移民国家の米国人の考え方まで考慮すると、もっと混乱しますので、ここでは置いておきます。)
Re:きっとアメリカ人は (スコア:2)
『ムーミン』の作者トーベ・ヤンソンもフィンランド国籍のスウェーデン人で、スウェーデン語で書かれています。交響詩『フィンランディア』を作曲したジャン・シベリウスもフィンランド国籍のスウェーデン人、フィンランド大統領だったカール・グスタフ・エミール・マンネルヘイム将軍もフィンランド国籍のスウェーデン人です。
Re: (スコア:0)
ウソばっかり
Re: (スコア:0)
アメリカで感じよくしないでいると、最終的に撃ち合いになるからじゃないの?
日本の同調圧力とは違う感じがする。
Re: (スコア:0)
日本人だと斬り合い(武家出身者)、村八分(農民)だな
Re: (スコア:0)
未だに、タネンバウム先生に突然噛み付いた得体のしれない人間ってイメージが消えないなあ。
Re:きっとアメリカ人は (スコア:1)
x タネンバウム先生に突然噛み付いた
o タネンバウム先生に突然噛み付かれた
#そのおかげで名前がより広まったという面も否定できないような気がする
Re:きっとアメリカ人は (スコア:1)
そうですね。
ただ、邦訳を見たんですが、会話が成り立っていないというか…
Re: (スコア:0)
カーネルは小さい方が良いと主張する学者が小さなカーネルの素晴らしさについて滔々と書いた本のおまけをおデブちゃんに改造されたのが気に食わなかったんだろ。
Re: (スコア:0)
"小さくない"カーネルに改造されていなかったら噛み付かなかったと思いますけどね
systemdについて聞いてみたい
日本風に言えば (スコア:1)
> 「どのような基準で使っているのかは知らないが、『あなたは感じよくしなくてはいけない』
> というフレーズは米国で非常によく使われているように見える。」
空気読めってことですよねー、コレ。
Re:日本風に言えば (スコア:1)
米国の同調圧力は日本の比ではないですからのう
Re: (スコア:0)
私にとっては、圧力を掛けてくる主体が不明で、拒否する自由のない圧力のほうがより強力な気がします。
# アメリカでは圧力と戦うと会社から放り出される感じ。別の会社に行けば圧力はなくなる場合もあるし、自分が圧力を掛ける側にもまわれる。
# 日本だと圧力と戦うと社会からはじき出される感じ…。別の会社に行くのも難しいし、"空気"を作り出すのは難しいしコントロールも不能。
Re: (スコア:0)
それはあなたの実体験によるものですか?
そういう話が大好きなんで是非聞きたい
Re: (スコア:0)
日米両国で知見をお持ちのようですので、私もぜひ伺いたいですね。
私自身は、米国のことはもちろん存じませんし、日本でも元コメが書かれたような経験は率直に言ってありません。
Re: (スコア:0)
> 日米両国で知見をお持ちのようですので
空気を読まれたのですか?
行間を読まれたのですか?
Re: (スコア:0)
横レスだけど、アメリカでは住宅街のローカルルールみたいなのが地味に有名だよね。
単位の話もそうだけど、歴史が短いが故か短いながらも一度形成された伝統に対して奇妙なほど(この「奇妙」という印象こそ文化の根源なんだろうが)固執する文化がありそうな感じ。
ローカルルールはそのコミュニティ自体が同調を強烈に要求するようだけど(よくあるらしいローカルルールの代表格として洗濯物の屋外干し禁止がある詳細はググれ)、ローカルルールだから同一ルールを持たないコミュニティに移籍したり、逆の規則を標榜とするコミュニティを立ち上げたりで回避できるんだろう。
日本の場合、明文化もされず、通用する領域も不明(コミュニティ単位より広い)なルールが空気という名のもとに強制され続けてる感がある。
「お客様は神様です」というイデオロギー (スコア:0)
"being nice"には、「下手に出る」という意味もあるらしいのだが、それだと
日本には「お客様は神様です」という強烈なイデオロギーがあるな。
Linusは売り物としてカーネルを開発している訳じゃないので、
芸術家に近いスタンスを持っているというだけの気もする。
しかしそもそも、三波春夫が「お客様は神様です」と言っていたのは、
芸を奉納すると考えると、客が神に相当するという話だった。
そして、「これは売り物じゃない」という物を何故作るかと突き詰めると、
「神に捧げる」という話になってくる。
つまり、オープンソースソフトウェアを使う俺はネ申だったんだよ!!!
ΩΩΩ<な、なんだってー!?
Re: (スコア:0)
まあ実際客の立場になると偉そうなことを言う馬鹿な日本人ばっかりだからな
Re:「お客様は神様です」というイデオロギー (スコア:1)
Re: (スコア:0)
それでは正しい訳を頼む
Re: (スコア:0)
headlessも読めないのか
Re: (スコア:0)
文脈を考えたらアメリカじゃお行儀よくしなければならないってのが人気とかそんな訳の方がしぜんだろう。
Re: (スコア:0)
え、niceとかnicenessってそういう意味じゃないの?どういう意味だったっけnice nice nice niceと繰り返しているうちに。
村西とおるが頭の中に降臨しました。
ナイス、ナイスですねえ
# わかる人は歳がバレる