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日本・イスラエル テロとの戦いで協力1月19日 5時20分
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安倍総理大臣は訪問先のイスラエルで、ネタニヤフ首相と会談し、フランスで起きたテロ事件に関連し、卑劣なテロはいかなる理由でも許されないと非難したうえで、国際社会と緊密に協力しながらテロとの闘いに取り組みたいという考えを伝えました。
中東を訪問している安倍総理大臣は日本時間の18日夜、イスラエルに到着し、ネタニヤフ首相と会談しました。
この中で安倍総理大臣は、フランスで起きたテロ事件でユダヤ人4人が殺害されたことにお悔やみのことばを述べたうえで、「このような卑劣なテロは、いかなる理由でも許されず、改めて断固非難したい。イスラエルをはじめとする国際社会と緊密に協力しながら、テロとの闘いに取り組んでいきたい」と述べました。
これに対しネタニヤフ首相も、「現在のテロの動きは、世界に広がる可能性があり、このような地球規模のテロは今止めないといけない」と述べ、両首脳は、この問題で緊密に連携していくことを確認しました。
また安倍総理大臣は、パレスチナ暫定自治区のガザ地区で去年、イスラエルと、イスラム原理主義組織ハマスとの間で激しい戦闘が続いたことを念頭に、「去年夏以降の暴力と不信の連鎖に懸念している」と述べたうえで、イスラエルとパレスチナの和平の実現が中東地域の安定につながるとして、暗礁に乗り上げている和平交渉の再開を呼びかけました。