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「表現活動に影響も…」波紋呼ぶサザン桑田さんの謝罪 膨らむネット反応
人気バンド「サザンオールスターズ」のボーカル桑田佳祐さん(58)と所属事務所アミューズが、ライブで十分な配慮をせずに紫綬褒章を取り扱ったとして謝罪した。インターネットなどで高まる批判を沈静化させる狙いがあるとみられ、識者は「ネットの反応が表現活動にも影響を与える時代になっている」と指摘する。(SANKEI EXPRESS)
紫綬褒章の扱いに抗議
問題となったのは、横浜市の横浜アリーナで開かれた年越しライブ「ひつじだよ!全員集合!」。桑田さんは昨年秋に受章した紫綬褒章をポケットから取り出し、観客に対してオークションに掛けるようなパフォーマンスをしたという。
ツイッターなどに「嫌なら辞退すべきだった」「失礼だ」などと批判する意見が出たほか、東京・渋谷の事務所前では抗議行動も。動画サイト「ユーチューブ」には「桑田佳祐は国民に対して謝罪しろ」などと声を上げる様子が投稿された。
NHK紅白歌合戦でのパフォーマンスも批判を高めた。ライブ会場から生中継で出演した桑田さんは付けひげ姿。ネットでは「ヒトラーのまね」と話題になったほか、「ピースとハイライト」の歌詞を政権批判と読み解く意見も。
桑田さんらは15日、紫綬褒章について「感謝の表現方法に十分な配慮が足りなかった」と謝罪のコメントを発表。紅白に関しても「お客さまに楽しんでいただければという意図で他意はない」と説明する事態となった。