取引符牒(符丁)を教えてください
東京都中央卸売市場では、公正な取引を確保するために符牒などを使用しないように指導を行っています。
一般的に符牒とは、仲卸業者などが商品を購入するための値段を示す隠語で、市場の取扱部類や地域によっても異なります。
なお、参考までに東京都中央卸売市場で使われている水産と青果の手やり(注1)を紹介します。
(水産物部・青果部の手やり図)
(注1)手やり
せりの時、買い手が購入したい品物の値段や数量を指で示すこと。せり人は大勢の買い手の指のサインを見定めて、一番高い値段を示した人を指名してせり落とし人とします。
- 「11」、「22」、「33」など同じ数字が二つ並ぶ場合は、各々の手やりを左右に振る。
- 「12」、「13」など異なる数字が並ぶ場合は、各々の手やりを組み合わせる。
- 「101」、「203」、「305」などゼロ(0)表示が必要な場合は、「」と表現してから次の数字の手やりを出す。