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【東京】

旅のお供に楽しむ 旅屋・文房具ステッカー

ステッカーを持つ旅屋本部長の三森登さん=中野区で

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 中野区新井の商店街の一角にある「旅屋」。「旅先で使える」あるいは「旅の思い出を記録できる」といった旅にまつわる文具や雑貨を扱う店だ。さまざまな商品が並ぶ店内の一角に置かれた「文房具ステッカー」が、静かな人気を呼んでいる。

 「もともと好きだった旅と文房具を組み合わせたお店をやったら面白いはず」と、店主の長谷川淳子(はせがわじゅんこ)さん(39)が、五年前に開店した。「長く使えるもの」をコンセプトに、欧州ののみの市で買い付けた商品などを販売している。

 オリジナル商品も開店当初から手がける。店の近くに工房を構える革細工職人と共同で作った革の手帳カバーや、旅で訪れた先について書き込める「白地図」が描かれた絵はがきは、安定した人気を保つ。

 文房具ステッカーも旅屋オリジナル商品として約一年前から販売されている。「重量オーバー」「良い旅を!」といったドイツ語のコピーと、旅を連想させる図柄が特徴だ。文字の大きさなど細部にいたるまでデザイナーと打ち合わせを重ね「流行に左右されない図柄」を心がけた。

 「トランクに貼れるよう、耐水性があり、色あせしにくいものを使うなど、素材にも気を配った。自分たちも使いたいと思えるものになった」と本部長の三森登(みつもりのぼる)さん(55)は胸を張る。

 どこか懐かしさを感じさせる独特の品ぞろえを好むリピーターも多い。「飽きのこないデザインと高い品質の商品をこれからも紹介していきたい」と長谷川さんは語る。 (服部夏生)

     ◇

 ステッカーの文字をドイツ語にしたのは「質実剛健なイメージが好きなドイツ製品にあやかりたかったから」と長谷川さん。オリジナル商品は「便せん」もある。中野区新井1の37の2、旅屋=電03(5318)9177。

 

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