諦めて向き合うのをやめてしまったら、関係は危機に向かう。ケンカは向かいあってるから出来ること。「喧嘩する程仲が良い」と言うけれど、ケンカ出来るうちに理解し合えば、絆は日を追うごとに強くなっていく。
何故、向き合うのを止めたら危機に向かうのか。
それは、改善のチャンスを失うからなのだけれど、では何故、改善のチャンスを失うと危機に向かうのか?
それは、パートナーと向き合うのを止めても、パートナーの意識の動きは止められないから。
そして、パートナーと向き合うのを拒否した方は、相手に責任があると考えてしまう事で危機に向かっていく。
改善すべきなのは相手だけで、自分は悪くない。だから自分は何もしなくていいと考える。
お互いの上位価値がその仮面夫婦のような生活状態の維持を望んでいるなら、その生活は続く。
けれど、向き合うのを拒否された方は、自分の意思で向き合うのを止めたのではないのだから、拒否されたら自分の受け入れ先を探しに行かなくてはならなくなる。
つまり、パートナーと向き合えないことの寂しさから浮気や仕事への没頭、趣味への逃避として意識の向かう先を設定しなければならなくなる。
そしてそこに生き甲斐を、見出してしまったとき、例えば浮気相手に本気になってしまうなどの状況になってしまうと、そのパートナーは現状維持より新しい未来の可能性への価値を高めてしまうから、二人の関係が危機に陥ってしまうとう事態になる。
最悪の状態になってから、「貴方が悪い!」と相手を責めたところで、「では何故その時に言ってくれなかったのだ!」となり益々破局の方向へ。
パートナーは自分で気がついてあげられなかった自分の愚かさと、相手からの攻撃で益々その状態から脱出したくなり、別れた後のパラダイスを夢みるようになるので現状回復ができないところにまで進んでいってしまう。
そうならない為には、気づいた方がすぐに相手に今の状態に問題があることを伝えるしかない。
今まで言えなかった人がこれをするのは大変な勇気だけれど、改善したいのなら勇気を出してがんばるしかない。
そして相手と向き合う時間を持って改善を挑む。お互いのぶつかる価値観に、折り合いをつける妥協点をみつけて改善していく。
そこで乗り越えられたら2人の絆は強化されていく。