本日(1月18日)行われた代表選挙に向け、民主党の藤末健三議員が投稿した「カツカレー画像」をめぐって、ちょっとした騒ぎが起こっています。
カツカレーと言えば2012年、安倍首相が自民党総裁選に臨む前、都内のホテルで食べたという「3500円のカツカレー」が話題になったことがありました。
藤末議員が写真を投稿したのも、おそらくこれと同じもの。その後、藤末議員のツイートには「このカツカレーの値段が知りたい」「同じもので安倍さん叩きませんでしたっけ」とたちまち批判が殺到します。さらにこうしたツイートを拾い、一部まとめサイトが「民主党が決起集会で『安倍総理が食べた3500円のカツカレー』を食べてると話題にwwwwwwあんなに叩いてたのにwwwwwwwww」といった記事を投稿したことで、さらに騒ぎが拡散されます。
――が、少し経つとこの「民主党が叩きまくっていた」という部分はデマではないか、という指摘がちらほらと出てきます。ねとらぼでも当時の「カツカレー騒動」は記事にしましたが(関連記事)、批判していたのは主にニッカンスポーツ(関連記事:安倍新総裁、高級カツカレーにネット非難)などの一部マスコミで、民主党が叩いていたという履歴や根拠は見つけられませんでした。「民主党が叩きまくっていた」という人は、おそらくこのあたりを混同しているものと思われます。
いくつかのまとめサイトはすでに謝罪し、記事を訂正。なお新代表選は投票の結果岡田克也氏が新代表に選ばれており、「勝つカレー」でゲンをかついた藤末議員ら長妻昭陣営は残念ながら敗れてしまったようです。
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