「HTML5日本コミュニティグループ」をW3Cが設立。参加者募集中!
W3Cが「HTML5 Japanese Community Group」を設立し、参加者を募集しています。
W3CのHTML5日本コミュニティグループが設立されました!参加者募集中: http://t.co/Tw1mnTfNJy
#w3ccommunity
— W3C (@w3c) 2015, 1月 15
W3Cは2009年12月に、HTML5について日本語で議論するW3Cのグループ「HTML5 Japanese Interest Group」を設立していましたが期限が切れ、それと入れ替わるように今回「HTML5 Japanese Community Group」の設立となっています。
「HTML5 Japanese Community Group」の共同議長である村上真雄氏に、メールで設立の経緯などをうかがいました。
──── HTML5日本コミュニティグループ設立の経緯は?
村上氏 HTML5日本コミュニティグループの設立にいたった理由は、W3C HTML5 Japanese Interest Group(IG)のチャーター期間が切れて、それに対してW3C側から次の相談があったことです。
私どもといたしましては:
- IG自体の活動はここのところ、あまり積極的に行われていないこと
- 一方でメーリングリスト(ML)では、いくばくかのメール議論が行われていること
- HTML5関連の議論を日本語で行い,日本のWebコミュニティとの情報共有をスムーズにすることが目的であること
等を鑑みまして,本グループはInterest Group(IG)としてではなく、Community Group(CG)として活動した方が適切ではないかと考えております。
そこで、IGを引き継ぐ形でまた矢倉さん(新野注:Interes Groupの議長だった矢倉眞隆氏)と私とで共同議長でCG設立となりました。MLも今までのIGのものを引き続き使うことになります。
また、同じく日本のHTML5コミュニティーであるhtml5jと、うまく連携ができるようにしたいと思っています。html5jがユーザーのコミュニティーであるのに対して、W3C HTML5JP CGは、HTML5関連仕様の標準化についてユーザーからの要望をもとに議論したりして、W3C標準化とユーザーコミュニティー(html5j)とをつなぐような役割かと思います。
──── どんな人に参加してほしいですか?
村上氏 W3C仕様について、最新の標準化動向を知りたい、日本語で議論して仕様への提案をしていきたいという人が参加してくれることを期待しています。
「HTML5」と名前はついてますが、より広くWeb標準技術(CSSやHTML5技術が使われている電子出版関連など)のいろいろなテーマで活動できればと思っています。
──── ありがとうございました。