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葬儀代3千万円超を着服 JA子会社嘱託社員を刑事告発へ

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葬儀代3千万円超を着服 JA子会社嘱託社員を刑事告発へ

 JA全農長野の子会社、長野エーコープサプライ(長野市)は16日、長野県松本市にある同社の事業所「JA葬祭松本」に勤務する50代の男性嘱託社員が、客から葬儀代などとして受け取った現金計約3500万円を着服していたと発表した。

 同社によると、男性は葬儀代金の回収を担当。昨年3~12月、客から葬儀や法事の代金を受け取って領収書を渡し、会社には未収と報告する手口で23回、計約3500万円を着服したという。

 着服した代金は他の代金の穴埋めに充て、会社の損害は計約1600万円に上る。葬儀や法事は行われ、客への実害はなかった。

 今月4日に長期間にわたり未収状態の客に上司が確認し、支払い済みと分かったため発覚した。男性は「遊興費や借金の返済に使った」と着服を認めており、同社は刑事告訴する方針。

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