出典引用は「わが鬼剣舞の里」(門屋光昭著 トリョーコム)より。
「その反閉(←少し字が違うが)は、陰陽師や修験者の呪法の一つで、悪魔を踏み鎮め、邪気を祓う意味で行うものである。」 P324。
門屋先生は私たち踊り手に、「反閉は”鎮踏”である」と言っていた内容は、この文章のなかにも出てくる。
私ら踊り手は、その剣舞のもつ力強いイメージから「大地をバシッと踏みつける」が適当だと思っていたので、・・・意外だった。
だから、武光先生の「足音高く踏み鳴らす」の説のほうがしっくりいく。
本物の山伏の所作は、見たことはない。
ただ、そんな気がするだけ・・・なのだが。
門屋先生はその所作について、少年の日、息を詰めて垣間見た、榊鬼と呼ばれる鬼の「ヘンベ」であった・・・と、記している。
愛知県北設楽郡に伝承される「花祭り」での榊鬼は、全身を赤布で包み、祭を催す宿に出かけるという。
途中、新築の家や病人のいる家などに頼まれて、座敷にあがり、横になっているその家の方の体を踏みつけるというのだ。
これを「ヘンベ」と称するのだという。
この所作は、家の繁栄と悪気の追放を果たし、その威力は絶大であるという。
そのとき、榊鬼の足もとは、”丹念に踏みつける”ものであり、”足音高く大地を踏む”ものではない・・・のだそーだ。
しかし、どちらも陰陽師や修験者の呪法で、反閉であるとする。
それとも、反閉にはふた通りあるのだろうか。
・・・
「その反閉(←少し字が違うが)は、陰陽師や修験者の呪法の一つで、悪魔を踏み鎮め、邪気を祓う意味で行うものである。」 P324。
門屋先生は私たち踊り手に、「反閉は”鎮踏”である」と言っていた内容は、この文章のなかにも出てくる。
私ら踊り手は、その剣舞のもつ力強いイメージから「大地をバシッと踏みつける」が適当だと思っていたので、・・・意外だった。
だから、武光先生の「足音高く踏み鳴らす」の説のほうがしっくりいく。
本物の山伏の所作は、見たことはない。
ただ、そんな気がするだけ・・・なのだが。
門屋先生はその所作について、少年の日、息を詰めて垣間見た、榊鬼と呼ばれる鬼の「ヘンベ」であった・・・と、記している。
愛知県北設楽郡に伝承される「花祭り」での榊鬼は、全身を赤布で包み、祭を催す宿に出かけるという。
途中、新築の家や病人のいる家などに頼まれて、座敷にあがり、横になっているその家の方の体を踏みつけるというのだ。
これを「ヘンベ」と称するのだという。
この所作は、家の繁栄と悪気の追放を果たし、その威力は絶大であるという。
そのとき、榊鬼の足もとは、”丹念に踏みつける”ものであり、”足音高く大地を踏む”ものではない・・・のだそーだ。
しかし、どちらも陰陽師や修験者の呪法で、反閉であるとする。
それとも、反閉にはふた通りあるのだろうか。
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