事件が起きた住宅の前には、きょうも花が供えられています。
今月16日、前橋市で高齢の夫婦が刃物で襲われました。
81歳の夫が死亡、80歳の妻が大けがをしました。
その事件から10日。
80歳の妻に対する殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、前橋市の無職、土屋和也容疑者です。
金が目的だったと、関与を認めているということです。
一方、現場の近くでは先月、1人暮らしの93歳の女性が刃物で殺害される、別の事件も起きていました。
このため近くの小学校では、集団下校が行われるなど、住民の間には不安が広がっていました。
大けがをした妻の目撃証言をもとに作られた男の似顔絵です。
逮捕された土屋容疑者は調べに対して、似顔絵が出たため、髪を短く切ったなどと供述しているということです。
高齢の夫婦が襲われた自宅がこちらです。
そこから1.6キロほど離れた所に、土屋容疑者は住んでいました。
自宅からは、凶器と見られる刃物が押収されています。
同じアパートに住む人は。
また土屋容疑者が、ことし6月まで働いていた飲食店の関係者は。
一方、93歳の女性が殺害された先月の事件。
今回の現場からは、僅か700メートルしか離れていない場所で起きました。
女性は首などを刃物で刺され、仏壇やたんすなどが荒らされていました。
いずれも高齢者が狙われた2つの事件。
どちらの住宅も平屋で、玄関には鍵がかかっていて、犯人は窓から侵入したと見られています。
よく似た手口。
土屋容疑者は、先月の事件についても、関与を認めていることが、複数の捜査関係者への取材で新たに分かりました。
警察は、高齢者が相次いで刃物で襲われた2つの事件について、動機やいきさつなどを詳しく捜査しています。
こんばんは。
高齢者を金目当てに狙った、極めて悪質な犯行でした。
夫を殺害され、みずからも大けがをした80歳の妻は警察を通じ、容疑者には正直に話してもらい、厳罰を受けてもらいたいと思いますとコメントしています。
東日本大震災に先立つことおよそ6年。
インド洋で発生した大津波をご記憶の方は多いと思います。
インドネシアなどで、22万人以上の死者・行方不明者が出た大災害。
きょうであれから10年。
共有すべき課題は多いようです。
祈りに包まれたインドネシアの被災地。
16万人以上が犠牲になった最大の被災地、アチェ州の州都バンダアチェで、犠牲者を悼む式典が行われました。
式典には、バンダアチェ市と交流を続ける、東日本大震災の被災地、宮城県東松島市の職員も出席しました。
インド洋大津波では、多くの日本人も犠牲になりました。
当時、新婚旅行で訪れたタイで津波に遭い、妻を亡くした、窪田将宏さん。
きょう、プーケットで行われた、日本人のための慰霊祭に参加しました。
タイでは、旅行などで訪れていた日本人28人が死亡し、1人が行方不明になっています。
久遠の凪を願うという文字が刻まれた慰霊碑。
家族たちは10年たった今、あの災害を風化させたくないという思いを、さらに強めています。
しかし、現地では復興が進む一方、記憶の風化も指摘されています。
JICA・国際協力機構の永見光三さんは、今月、バンダアチェの現状を調査しました。
沿岸には海外からの支援を受けて、津波の際、避難するためのビルが建てられました。
しかし窓が割れたり、扉が外れたりするなど、維持管理が十分でない建物も見つかりました。
避難経路を示す看板は、傾いて正しい方向が分からないものや、木の枝に隠れて、見えないままになっているものも。
津波への備えの意識を、どう持続させていくか。
課題が浮き彫りになっています。
来年度の税制改正の焦点となっている、法人税の実効税率。
自民党税制調査会は、2.51%引き下げる案で最終調整に入りました。
夕方、安倍総理大臣と会談した、自民党の野田税制調査会長。
法人税の実効税率。
政府・与党は、経済の好循環を実現するため、来年度から数年間で、現在の35%程度から20%台まで引き下げることを目指しています。
初年度となる来年度の引き下げ幅については、調整が続けられてきました。
政府内には、財源が全額確保できなくても、2.5%を上回る必要があるという意見がある一方で、与党内には、財政状況は厳しく、財源が確保される範囲にとどめるべきだとして、慎重な意見もあったためです。
自民党税制調査会は、政府内の意見も踏まえ、経済の再生を実現するためには、企業収益を拡大させることも欠かせないなどとして、来年度、法人税の実効税率の引き下げ幅は、2.51%とする案で最終調整を進めています。
野田税制調査会長は、きょう報告した線であれば、安倍総理大臣と今後協議しなくても、今月30日に、与党の税制改正大綱をまとめることができるのではないかと述べました。
引き下げ幅2.51%。
その効果は。
STAP細胞の問題を巡る最終的な調査結果について、きょう、理化学研究所の調査委員会が記者会見しました。
小保方元研究員が作製し、STAP細胞だとして、培養・凍結保存されていたものは、ES細胞だったことを明らかにしました。
ーしかし論文の著者たちは、いずれも故意に混入したことは否定しています。
今回の調査では、なぜES細胞が混入したのかは特定できていません。
大きな疑問が残りました。
画期的な成果として注目を集めたSTAP細胞。
あの会見からおよそ1年。
きょう、理化学研究所の調査委員会は、調査結果について会見しました。
小保方元研究員がSTAP細胞だとしていたものは、別の万能細胞、ES細胞だったことを正式に明らかにしました。
以前から混入が疑われていたES細胞。
なぜ混入したのかについて、調査委員会は。
これまで小保方元研究員らが保管していた細胞や、実験のオリジナルデータなどを詳しく調べてきた調査委員会。
調査の結果、STAP細胞だとして培養・冷凍保存していたものは、ES細胞だったということを明らかに。
STAP細胞の証拠とされた緑に光るマウスや、テラトーマと呼ばれる細胞組織などは、ES細胞が混入した可能性が高いとしています。
STAP細胞の作製に成功したという論文の内容を、全面的に否定する形となりました。
そのES細胞の混入。
複数の実験で起きていて、極めて不自然だと指摘されています。
調査委員会は、故意に行われた疑いが拭えないとしましたが。
当時、小保方元研究員が、作製中のSTAP細胞を保管していた部屋には、理研内部の研究者であれば、出入りは難しくなかったということです。
混入の経緯について、小保方元研究員は。
また論文の著者らは、故意の混入を否定したということです。
STAP細胞は、200回以上作製に成功していると主張していた小保方元研究員。
ことし4月の会見以降、公の場では説明していません。
代理人の三木秀夫弁護士は、小保方さんと協議しておらず、何もコメントできないとしています。
今後、小保方元研究員らの処分について検討するという理化学研究所。
さらなる調査については。
年末に記者会見を開き、調査の終了を表明した理化学研究所。
ES細胞が混入した経緯など、大きな疑問は依然、残されたままです。
特集です。
ニュースは常に現場にあります。
ニュースウオッチ9の目となり、耳となって取材に駆け回った3人のリポーターたちが、ことし、見て、聞いて感じたものは。
こちらは、3人のリポーターがことし1年、取材に出かけた主な場所です。
原発事故の影響を受けた地域のその後や、大きな自然災害に見舞われた現場、社会を揺るがし、考えさせられたニュース。
500か所以上の現場を取材してきました。
取材者の目で、この1年を見ていきます。
地震列島日本、そして気象庁が異常気象と認めた、例年にない豪雨などもありました。
数多くの災害に見舞われた1年でした。
井上リポーターに来てもらっています。
井上さん、8月の広島市の土砂災害を、井上さん、取材をしましたけれども、あのとき、実に74人の方が亡くなりました。
私も取材に行ったんですけれども、本当にその土砂の量が多くて、この災害に遭われた人たちのことを思うと、本当に胸が潰れるような思いがしたんですが。
そうですね、発生から4か月たった広島の現場、今週、行ってきたんですけれども、町を覆っていた茶色い土砂、これは各地できれいになっていたんですけれども、そして復旧も進んでいる所もありました。
ただ、住民の皆さん、お話を聞いていると、町はきれいになったんだけれども、寂しいということばが非常に多く聞かれました。
住民の皆さん、4か月たった今も、不安な日々が続いています。
この辺り、安佐南区八木地区、大きな被害を受けた場所です。
当時はこの辺も入ることができませんでした。
見てください。
もうぐしゃぐしゃになった自動車、放置されたままです。
今もあのまま放置されているんですね。
そうなんですよ。
復旧工事が各地で行われてはいるんですけれども、一方で、こうした車ですとか、生々しく残っていました。
今も被害の痕跡が、各地で色濃く残っているんです。
住宅が流された跡地です。
こうして花がいくつも手向けられています。
本当に多くの方がここで亡くなったということを痛感させられます。
当時、この場所では家族ですとか友人を懸命に捜し回る方を、何人も見てきました。
大切な人を亡くした方たちが、こうして訪れているんですね。
そうですね。
こちらの方々、なかなかその現実を直視するのが怖いとおっしゃっていまして、この日初めて、この現場に訪れたと話していました。
たくさんの方にお話を当時、聞きましたが、その中でも気になる方に会いに行きました。
こちら、増田静美さん。
避難所の小学校で出会った方です。
大越さんもね。
私も小学校でお会いしました。
一人、非常に寂しそうにしていらした印象があったんですが。
そうですね。
もう皆さん、こうして災害現場のある方向を、窓から見つめていましたよね。
増田さんが話す大好きな友人。
近所に住んでいた宮村逸子さんのことです。
こちらの右の女性の方です。
近くに住んでらっしゃってて、なんでも相談できる掛けがえのない友人だったと話していました。
災害があって以来、増田さん、毎日欠かさず続けていることがあるんです。
こちら、宮村さんの自宅跡地。
この場所に毎日、大好きだった花を手向けているんです。
毎日。
傷を負ってらっしゃるんですね。
そうですね。
その傷、こちらの住宅街もそうですよね。
多くの住宅街が、この土砂災害で飲み込まれました。
今なお、この地域に戻れない方、別の場所で暮らしている人も少なくありません。
日がだんだん暮れているんですけれども、大越さん、見てください。
こちら側は全く明かりがないですね。
辺り一帯真っ暗です。
それから音というのもほとんど感じられないような状況でした。
災害の大きさというものを痛感しますね。
ですね。
ただ、こうした中で、地域の住民の皆さんが集まっている場所を見つけたんです。
こんにちは。
どうも、NHKです。
井上といいます。
こちら、土井勲さんです。
地域の住民が気軽に集まれる場所を作りたいと、毎日、自分の自宅の庭を開放しているんです。
こちらは土井さんが撮影した、土砂災害の様子です。
自宅前、こうして土砂が押し寄せています。
およそ1か月かけて、ようやく土砂は、こうして取り除かれたんですけれども、地域の住民の皆さん、減ってしまいました。
そうした中で土井さんは、この住民どうしの心のよりどころになってほしいという思いから始めたといいます。
それで自分の庭を。
つながりを取り戻したいと、一人一人の距離を縮めて、気持ちをつなぎ止めようとする住民の方々の思いを感じました。
非日常が続いているからこそ、こうした日常の何気ない会話も、ことさら大事になってくるということなんでしょうね。
そうですね。
私も行ったときに、感じたのがにおいだったんですよね。
ちょうど木と木がこすれ合うような。
恐らく災害の直前っていうのは、住民の皆さんも、あのにおいを嗅いだのかなというふうに思ったんですが。
そうなんですよね。
広島をはじめ、各そういった災害現場で皆さん、お話を聞くと、その前兆として、例えば、土臭いにおいがしたとか、あるいは視界が全く見えないくらいの白い雨が降った、あとはもう寝られないくらいの異常な雷音がしたと。
こういった小さな違い、現象を、やっぱり五感を生かして、ちょっとした変化に注意を払うということが大切だと改めて感じました。
しかし現実には、その兆候を捉えても、なかなかそれを防ぎきれないというのも、現実としてはありましたね。
そうですね。
ことしは戦後最悪の火山災害となった御嶽山の噴火ですとか、広い範囲で浸水被害がありました、京都府の福知山市の大雨もありました。
こうした予兆ですとか教訓というのも、当然、大切ではあるんですけれども、こうした経験したことのないような自然災害があるということも、同時に理解しておかなければいけないんじゃないかというふうに感じました。
井上リポーターでした。
その災害を片ときも忘れるわけにはいかないのが、私たちの国、日本です。
そして東日本大震災は、今もなお、深い傷を残しています。
そうした中でも、うれしい知らせとなったのが、ことし4月の岩手県三陸鉄道の全線再開のニュースです。
このときに出会った、ある若者がいました。
再び会いに行きました。
岩手県大船渡市出身の木川田諒平さん19歳です。
この春から親元を離れ、盛岡で暮らしています。
将来は公務員になって、復興に携わりたいと、専門学校で勉強中です。
諒平さんの祖父は、駅の待合室を20年以上管理してきました。
汽車が来るといいもんですか?
鉄道が使えず、高校3年間ずっと、父親の車で学校に通っていた諒平さんも、三陸鉄道の再開を待ち望んでいました。
おととい、ことしの授業を終えた諒平さんは、三陸鉄道で帰省しました。
盛岡から大船渡まで140キロ、2時間半の旅です。
夏休みなどの帰省には、三陸鉄道を使ってきた諒平さん。
そのたびに、車窓から見える町が変わっていくのを感じてきました。
ふるさとの駅では、祖父母が待っていました。
ただいま。
おかえりなさい。
疲れた。
迎えに来たの。
取材した児林リポーターです。
こんばんは。
諒平さん、あのときよりも、さらにいい笑顔になっていたように感じました。
そうですね。
4月に取材したときは、高校卒業直後でしたけれども、今は公務員になって、震災の復興に貢献したいという夢も語ってくれましたし、非常に、なんていうんでしょう。
たくましいなということを感じましたね。
ただ、東日本大震災、こうした前向きなニュースは少ないような、気がするんですよね。
9月に同じ岩手県の陸前高田市を取材しましたが、皆さんに話を聞きますと、やはりこう、今各地で、新しい町づくりを進めるプロジェクト、行われていますけれども、仮に数年後、新しい町が出来たとしても、本当にその若い世代が地域に残ってくれるんだろうかという心配の声が、たくさん聞かれたのが印象に残っていますね。
さて、この1年、気になる、こんなニュースもありました。
全身傷だらけだった、あの生き物の今です。
再び取材してきました。
こちら、多くの人だかりが出来ています。
先月初め、千葉県九十九里浜に流れ着いたこちらのトド。
ぐったり、衰弱していたところを、水族館に保護されたこと、覚えてらっしゃる方も多いんではないでしょうか。
トドの周りに近寄っていきます。
トドが網に向かっていきます。
そして、網に引っ掛けました。
その後、こうして24時間態勢で治療が行われたんです。
そしてですね、こちら、保護されてから1週間ほどたったときの映像なんですが、ようやく飼育員にも慣れまして、こうして餌もぱくぱくと食べるようになったんです。
今、ちょうどここで浮いている、背中の白っぽいトドがそうです。
元気になったんですね。
今、こうしてほかのトドと一緒に生活できるまでに回復してるんですよ。
体重も実に50キロ増えたんです。
捕獲された当初と比べますと、どうですか?首回り。
ふっくらしていますね。
そうですよね。
今後は、体調の回復も見ながら、自然に帰すことも検討しているということです。
よかったですね。
ここまで児林リポーターでした。
さて、ことしは科学技術で日本の存在感を示した1年でした。
ある研究開発の現場から、佐々木リポーターが中継です。
千葉工業大学の惑星探査研究センターです。
きょう、こちらで何が行われているかというと、仕事納めということで、皆さん、お疲れさま会を開いていらっしゃいます。
あっ、飲んでいらっしゃいますか?
はい、おかげさまで楽しいお酒を飲んでます。
ありがとうございます。
楽しそうでいらっしゃいますね。
お集まりの皆さん、ことし、宇宙開発の分野で大活躍された皆さんです。
どんな研究開発をされたんでしょうか?
そうですね。
すい星探査機ロゼッタの着陸機に搭載されていた、粒子を観測するセンサーの開発をしていました。
ありがとうございます。
そして、お隣の方にも伺います。
はやぶさ2に搭載される、はやぶさ2で行う、目玉となる実験を撮影するためのカメラの開発を行いました。
皆さん、お酒を飲んでいらっしゃるとは思えないぐらい、さっとお答えいただきましたけれども、この2つのニュース、非常に記憶に新しいですよね。
先月、世界で初めてすい星へ着陸成功しました、小型探査機。
そして今月、打ち上げに成功した、日本の探査機はやぶさ2。
この観測機器の開発、そしてデータ分析に関わっていらっしゃるのが、こちらにいらっしゃる皆さんなんですね。
ことし、どんな年でしたか?
ことしはようやく、われわれの活動が花開き出した。
なおかつ、僕の子どもも生まれました。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
なので、来年はもっともっと飛躍できる年にしたいなと思います。
その一方で、こんなニュースもありました。
ことし10月、国際宇宙ステーションに物資を運ぶ予定だったロケットが、打ち上げに失敗。
このロケットにも、皆さんが開発した、流星を観測するためのカメラが積まれていたんです。
その宇宙に行っていたはずのカメラを制御するための部屋が、目の前にありますので、ここからは、こばやし上席研究員にご協力いただきます。
ご案内いただけますか。
お願いします。
もうガラス張りで、モニターがたくさんありますね。
そうですね。
壁に掛かってる大きなモニター、あるんですけども、真ん中にメトロプロジェクトのロゴが映っています。
本来であれば、あそこに観測された流星の映像が映るはずでした。
ことしはちょっと残念でしたが、来年、見通しどうなんでしょうか?
すでに、正式ではないんですけれども、6月の半ばごろに、打ち上げが予定されています。
それに向けて、今、着々と準備を始めているところです。
来年、忙しくなりそうですね。
そうですね。
すでに準備は始めてるんですけれども、年明けからますます忙しくなると思います。
ありがとうございます。
千葉工業大学、皆さんの打ち上げも、まだまだ続きそうです。
現場からお伝えしました。
打ち上げ中ですね。
ありがとうございました。
ノーベル物理学賞に、青い色を放つLEDの開発に成功した3人の研究者が選ばれたのも、記憶に新しいところですよね。
生活に身近な技術革新を実現した研究成果だけに、注目を集めました。
ただ一方で、ことし1月に華々しく発表されたSTAP細胞。
その存在が事実上、否定されることになりました。
科学技術がよって立つ信頼とはなんなのか、考えさせられる1年でもありました。
その研究開発にしても、日々の仕事にしても、一番大切なのは、誠実に目の前にある問題を克服していくことなのかもしれません。
こちらも佐々木リポーターがもう一度、訪ねたかったという現場です。
2月、山梨県では、記録的な大雪で、農業用ハウスのおよそ8割が倒壊するなど、大きな被害が出ました。
被害を受けたぶどう農家の一人、廣瀬金重さん。
40年以上ぶどう栽培を続けてきましたが、これからが一番大変と話していた廣瀬さんの今を取材しました。
ここですね。
あっ、この道も、前は雪がすごく積もっていて、もう道幅、見えないぐらいだったんですけども、こんなふうになってたんだ。
こんにちは。
お久しぶりです。
ご苦労さん。
よく分かったね、あそこのとこ。
前はもうこの道も入れないぐらいでしたよね。
そうそうそうそう、いっぱいでね。
全くまいったんですよ。
廣瀬金重さんのハウスは、大雪で4棟のうち3棟が倒壊。
ぶどうの木がすべて折れてしまいました。
山梨県では、10か月がたった今でも、資材や人手が不足し、ハウスを再建できた農家は、先月末の時点で、20%余りにとどまっています。
収入が6割減った廣瀬さん。
仲間の協力や農協の支援もあり、壊れた3棟のうち、先月、ようやく1棟の再建にこぎ着けました。
そのハウスの中には、新たにぶどうの若木30本余りを植えました。
今はこの木が育つことを楽しみにしています。
さらに、廣瀬さんにはもう1つ、楽しみにしていることがあります。
山梨県の果樹試験場で、ぶどう栽培の勉強をしている、長男の和人さんです。
来年から、廣瀬さんと一緒にぶどうを栽培することにしています。
佐々木さん、再建に向けて少しずつ前に進んでいるようですね。
ただ、現場を歩いてみますと、まださら地になっていて、再建のメドが立っていないところも多いんですね。
お話を伺った廣瀬さんも、地域全体で再建することが大事なんだと、そのためにまだまだこれから頑張っていかなければいけないと話していました。
きょうは現場の今にこだわって、この1年を見てきました。
私もことし、数多くの現場を訪ねましたけれども、訪ねるたびに、抱える問題の大きさというものを感じたのが、東日本大震災の被災地です。
とりわけ、そこに原発事故が重なった福島での取材です。
時間が経過することで、問題がより複雑化していく現場が、そこにはありました。
世の中で起きるあらゆるニュースに対して、私たちが伝えることができる現場というのは、ごく限られたものかもしれませんけれども、それでも現場主義を貫いて、この目で見て、耳で聞いて、肌で感じたことを、これからも伝え続けたいと思います。
では、ニュースを続けます。
政府は、地方創生の実現に向けて、今後5年間の施策の方向性を示す、総合戦略をまとめ、総理大臣官邸で開かれた有識者会議に提示しました。
総合戦略では、いわゆる東京一極集中を是正するため、今後5年間で、地方で若者の雇用を30万人創出し、その後も年間10万人の雇用を安定的に生み出すとしています。
その上で、2020年の時点で、東京圏から転出する人口を、去年と比べて4万人増やす一方、転入を6万人減少させるなどとしています。
大阪府と大阪市を統合して再編する、大阪都構想を巡り、大阪市の橋下市長らと対立してきた、公明党大阪府本部。
きょう会合を開き、都構想実現の是非について、住民の意見を聞くことを拒む必要はないとして、住民投票の実施に賛成する方針を確認しました。
大阪府議会と大阪市議会は、大阪維新の会と公明党を合わせると、過半数に届くことから、住民投票の実施に向けて、前進することになりました。
日本郵政グループは、持ち株会社の日本郵政と、傘下にあるゆうちょ銀行、それにかんぽ生命の株式を、来年の秋以降、同時に東京証券取引所へ上場する計画をきょう、正式に発表しました。
日本郵政は、政府が株式を100%保有する会社で、傘下のゆうちょ銀行と、かんぽ生命の金融2社の株式は、持ち株会社の日本郵政がすべて保有しています。
上場後は、金融2社の株式について、当面、50%余りの売却を目指していて、これが実現すれば、政府の認可が必要だった、企業への融資などの新規業務への参入が届け出だけで済むようになり、2社の経営の自由度が高まるとしています。
東京電力福島第一原子力発電所で、トレンチと呼ばれる地下のトンネルに、高濃度の汚染水が流れ込んでいる対策として、トンネルの大部分をセメントで埋め立てたにもかかわらず、依然として水位の変動が続いていることが分かりました。
東京電力は、埋め立てた部分に隙間が出来ていると見て、今後、汚染水の流れを確実に遮断する方法を検討することにしています。
インフルエンザの患者が急速に増えています。
国立感染症研究所によりますと、今月21日までの1週間に、全国およそ5000の医療機関を受診した患者は7万4752人。
これをもとに推計した全国の患者数は72万人と、前の週の2倍以上に上っています。
また大きな流行が起きているおそれを示す、警報レベルを超える患者数の地域が、14の都道府県で出ていて、特に北日本や関東で患者の増加が目立っています。
国立感染症研究所は、年末年始の帰省や旅行で、流行が全国的に拡大するおそれがあるとして、手洗いなど、予防策の徹底を呼びかけています。
気象情報、井田さんです。
こんばんは。
こちら、東京・浅草のきょうの様子です。
もう多くの人でにぎわっていますよね。
そうですね。
あすからお正月休みという方も多いと思いますが、気になる天気を詳しく見ていきましょう。
まず注意点からです。
29日の月曜日、関東甲信の山沿いを中心に、大雪や吹雪のおそれがあります。
なぜかというと、太平洋側で発達した低気圧が発生するんですね。
この低気圧がどの程度、寒気を引き込むかによって、雪の降り方、変わってきますけれども、この低気圧が強い寒気を引き込んできますと、大雪や吹雪のおそれがあります。
そして発達した低気圧が、さらに北日本の東の海上へ進んでいきます。
30日の火曜日以降、1週間くらい、これ、長く続きそうです。
日本海側では大雪や吹雪に警戒してください。
しばらく真冬の寒気が居座りそうです。
ではそれを踏まえて、マークで見ていきましょう。
まずあすから日曜日、日中にかけては晴れて、比較的穏やかですから、お掃除にもよさそうですね。
そして月曜日は、広い範囲で雨が降ります。
ただ関東甲信の山沿いでは、大雪に注意が必要です。
そして火曜日以降です。
ずっと日本海側は雪のマークが並びます。
元日は札幌だけではなくて、名古屋や福岡でも雪の予想となっています。
初日の出を山のほうで見られるという方、荒れた天気となるおそれがありますので、計画は最新の情報、十分確認してください。
ではあすにかけての天気図、見ていきましょう。
あすは高気圧の中心が東へと移動してきそうです。
詳しく見ていきましょう。
このために、あすは広い範囲で、穏やかに晴れそうです。
日本海側の雪も収まりそうですね。
各地の天気と気温を詳しく見ていきましょう。
それでは気象情報、ではありませんでした。
スポーツです。
よろしいですか?こんばんは。
フィギュアスケートの全日本選手権が開幕しました。
ソチオリンピック金メダルの羽生結弦選手が、前半のショートプログラムに臨みました。
来年3月の世界選手権の代表選考も兼ねた大会。
羽生は男子シングルで大会3連覇がかかります。
冒頭の4回転ジャンプ。
完璧に決めました。
独特の緊張感があったが、それも楽しめたと羽生。
表現力も高く評価され、今シーズンベストの得点でトップに立ちました。
去年2位の町田樹。
初優勝を目指します。
こん身の演技を見せました。
ショートプログラムで2位につけ、あすのフリーに臨みます。
宇野晶麿は、今月行われたジュニアのグランプリファイナルで優勝した17歳。
大技に挑みました。
多くの観客を前に、滑っていて気持ちよかったと宇野。
期待の若手が前半3位につけました。
大相撲、来月の初場所を前に、横綱審議委員会の稽古総見が行われました。
初場所の注目は、横綱の白鵬。
単独で歴代最多、33回目の優勝がかかります。
きょうは軽めの調整でした。
最後のぶつかり稽古で、小結に復帰した高安に胸を貸し、感覚を確かめていました。
一方、関脇2場所目の逸ノ城。
立ち合いから一気に押し込まれる場面も多く、6番取って1勝と元気がありませんでした。
ことし1年、多くの選手を取材して、私が最も心を打たれたのは、どんな状況でも、最後まで全力を尽くす姿でした。
お伝えしてきた、ことし輝いた選手たち。
最終回の今夜は、自分を信じ、世界のトップで戦い抜いたアスリートの思いに迫ります。
2014年、錦織圭選手が、世界のトップ5に駆け上がりました。
準優勝した全米オープンで、世界6位のラオニッチ選手。
4位のバブリンカ選手を撃破。
上位にも勝ちにいく強い気持ちで戦いました。
ランキングが徐々に上がってくる相手と勝っていくっていうのは、ご自身の中で、どんな感覚が生まれてくるものなんですか?
最近は慣れてきましたね。
昔はやっぱりトップの選手に勝つと、少し驚いたりとかしてましたけど、自分に言い聞かせる意味でも、勝てない相手はもういない。
迎えた準決勝。
世界1位のジョコビッチ選手が相手でも、思いは変わりませんでした。
自信にあふれたプレー。
粘り強く戦い抜いた錦織選手。
自分のテニスを貫き、快挙を達成しました。
浅田真央選手。
ショートプログラムでのミスで、金メダルは遠ざかっていました。
目指す理想の演技へ。
滑り終わってから、やりきったと言ってほしい。
トリプルアクセル。
下りた。
あとにもう、何も残すものがないというほどの滑りを見せたいという話をしていた上村選手。
いよいよ集大成の決勝です。
ソチでの金メダル。
19歳で栄光をつかんだ羽生結弦選手。
しかし、今シーズンは思わぬ負傷。
苦しい時期が続きましたが、羽生選手は、強い気持ちで戦い続けました。
今月、羽生選手はグランプリファイナルで、日本男子初の2連覇を達成。
きょうから始まった全日本選手権でも好スタート。
20歳はさらなる成長を目指します。
迎える2015年。
名実ともにトップ選手となった、錦織選手の新たな戦いのスタートです。
ことしもスポーツの新たな歴史が刻まれた1年ですが、廣瀬さん、僕、浅田さんのソチの最終演技を見たときには、やっぱりじーんときましたね。
浅田選手はソチオリンピックを、自分自身との戦いだったと振り返りました。
信念を貫いた戦いは、最後には私たちの想像をはるかに超えるプレーや演技となり、勝負や結果以上に、アスリートに心を揺るがされる瞬間でした。
それこそがスポーツのだいご味、存分に感じられた2014年でした。
ことしもあと僅か。
原発事故の影響で、町の大部分が避難区域となっている、福島県楢葉町の寺では、檀家や信者が大掃除をしました。
ささを使って、ほこりを落としています。
福島県楢葉町の広徳院。
大掃除をしたのは、檀家や信者およそ20人です。
避難先のいわき市などから集まりました。
門松も飾られました。
2014/12/26(金) 21:00〜22:00
NHK総合1・神戸
ニュースウオッチ9▽前橋老夫婦殺傷事件で容疑者逮捕▽あの現場は今・この1年[二][字]
▽前橋老夫婦殺傷事件で容疑者逮捕・近くの類似事件への関与は?▽来年度の税制改正・法人税実効税率引き下げ2.5%超へ▽今年を振り返る・あの現場は今どうなっている?
詳細情報
番組内容
【キャスター】大越健介,井上あさひ,【スポーツキャスター】廣瀬智美,【気象キャスター】井田寛子
出演者
【キャスター】大越健介,井上あさひ,【スポーツキャスター】廣瀬智美,【気象キャスター】井田寛子
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 天気
スポーツ – スポーツニュース
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日本語
英語
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