無理してウイスキー売るからや。
(政春)おいどうしたんじゃ?
(俊夫)小野の弟がクビになったんでがんす。
弟?
(小野)ダックスモーカーの工場で働いとったんですけど昨日急に…。
(鴨居)ワインの次に安定して売れとるんはダックスモーカーやな?
(白井)はい。
商標ごと売却する。
(大宮)この分やったらわしらも…。
大将はわしら職人の事は道具としか考えとらんみたいじゃけんのう。
俊兄…。
(英一郎)おはようございます!どないしたんです?さあ仕事じゃ仕事じゃ!どけ!・「なつかしい人々なつかしい風景」・「その総てと離れてもあなたと歩きたい」・「嵐吹く大地も嵐吹く時代も」・「陽射しを見上げるようにあなたを見つめたい」・「麦に翼はなくても歌に翼があるのなら」・「伝えておくれ故郷へここで生きてゆくと」・「麦は泣き麦は咲き明日へ育ってゆく」もっともっと今の日本人に合わせたウイスキーにせな売れんいう事や。
わてらの方からお客に歩み寄らなあかん。
マッサン…もう一遍やってくれるな?
(俊夫)好きにすりゃええんです!あの大将に何言われようが。
わしはお坊ちゃまのウイスキー造りを手伝うために広島から出てきとるんです。
それができんようならここにおる意味ありまへん。
お坊ちゃま…旦那様は信念の人でがんす。
広島の柔い水でも灘・伏見の酒に負けんうまい酒造る言うて誰に何を言われようが信念を絶対に曲げんかった。
じゃけんわしら杜氏も蔵人も旦那様についていったんでがんす。
お坊ちゃまもものづくりしんさるんなら自分の信念貫いてつかぁさい。
俊兄…。
わしゃ好きじゃったのう。
あの大将に「なんとかせえ」言われてすぐに「できません!」言うたお坊ちゃまが。
胸がス〜ッとしましたわい。
じゃけん…その信念絶対に曲げんでつかぁさい!俊兄…。
わしゃ何があってもお坊ちゃまの味方ですけん。
(大宮)わしも。
わしもです。
(中村)工場長の造りたいと思うウイスキー造って下さい!みんな…ありがとう!
(俊夫)フフフッ…。
わしゃずっと考えとりました。
鴨居ウイスキーが何で売れんかったか。
…で?結論は…分かりません。
わしゃ精いっぱいうまいウイスキーを造ろう思うたし実際にうまいウイスキーが出来たと今でもそう思うとります。
じゃけど結果は売れんかった。
理由として考えられるのはやっぱり熟成が足りんかった。
それかわしの感覚技術が未熟じゃった。
それか大将の言うように…。
(鴨居)そやない。
スモーキーフレーバーや。
煙臭さを取り除いてまずは日本人の味覚に合わせたウイスキーを一緒に造っていこうやないか。
それはできません!わしゃ…自分の信念を曲げとうありません!信念?自分がハイランドケルトで学んできたウイスキー自分がうまいと思うた目指しとった味を捨てる事は信念を曲げる事になります。
お前は誰のためにウイスキー造っとる?お客に喜んでもらうためと違うんか?なんぼ自分がうまい思たかてお客がまずい言うもんは売れへん。
ウイスキーの味も分からん人に飲んでもらいたいと思うとりません。
何!?本物の味が分かる人にだけ飲んでもらえりゃそれでええ思うとります。
ほな作った商品が売れんでもええいうんか?客にこびてまで売れる商品を作る事にはわしゃ賛成できません。
工場長。
もうええ。
お前には頼まん!
(英一郎)お父さん。
お父さん!
(「私の青空」)お〜!大したもんですな。
さすが鴨居さんや。
ありがとうございます。
ほなこちらへ。
ご苦労さん。
(2人)・「我が家愛の灯影」あ〜やかましい!いつまでそがな歌歌うとるんじゃ!・「せまいながらも楽しい我が家」何じゃもうっ!・「愛の」バカタレ!もうっ!おはようございます。
おっ。
工場長はまだ…。
さよか。
ほな待たせてもらうわ。
行くど。
ああっそや。
君らにも紹介しとこ。
今日からブレンドを手伝うてもらう京都帝大の久我山先生。
先生!初めまして。
いろいろと助けたってや。
おはよう!おっ工場長。
大将…。
こちら久我山先生。
醸造学の権威や。
久我山と申します。
工場長の亀山です。
今日から先生にも知恵貸してもらおう思てな。
この際わてらとはまた違う外の人の新しい感覚でブレンドしてもらうのも手やと思うんや。
わしのウイスキーをその人にブレンドさせるいうんですか?どこにお前のウイスキーがある?ここにあるのは皆鴨居商店のウイスキーや!あっ先生…どうぞどうぞ。
紺野お茶頼むわ。
(紺野)はい。
(紺野)工場長大変や!え?
(俊夫)来るな〜!ここは立ち入り禁止じゃ!こら出ていけ!早よ早よ出ていけこら!俊兄…。
ここにある樽は全部お坊ちゃまとわしらのもんじゃ。
大将や大学教授なんぞに一滴たりとも渡しゃぁせんど!アホな事はやめろ!アホはどっちじゃ〜!大将あんたひきょうじゃ。
ウイスキー造りは全部お坊ちゃまに任せたんじゃなぁんか!何で訳の分からん先生なんぞ連れてくるんじゃ!
(一同)そうじゃ!なんとかせえ。
俊兄!落ち着いてつかい。
これが落ち着いてられますか?
(紺野)ええ加減にせえよ!こら完全な犯罪や。
警察呼ぶぞ!ブタ箱放り込まれたいんか?放り込めるもんじゃったらやってみい!どうじゃおら〜!ええ?こら〜!分かった!ああ?お前ら全員解雇。
クビや!一遍は許したる。
明日から職なしになりたない者は今すぐ出てこい。
工場長あとは任せた。
(エリー)みんなクビにならない?明日大将にちゃんと話してみる。
とにかくみんなの生活だけは何としても守ってやらんと。
じゃけど…わし自身どうしたらええか…。
どうして?わし自身…よう分からんのじゃ。
マッサン…マッサン落ち着いて話して。
ねっ。
どうしたい?「どうしたいどうしたい」いうて分からんて!もうええ!マッサン!もうええ言うとろうが!
(エマ)けんかやめて!エマ…。
エマええ子にするから。
エマ…。
ニンジンちゃんと食べる。
ごはんの前はおやつ食べへん。
せやからもうけんかやめて!エマ…エマ大丈夫。
ほんま?ほんまじゃ。
へじゃそういう事で。
俊兄!大将これどういう事ですか?昨日の一件は全て自分が言いだしてみんなを唆してやった事やから工場長やほかの奴らを処分するのは勘弁してくれいうこっちゃ。
長い間お世話になりました。
待ってつかぁさい!お坊ちゃま…お坊ちゃまはこのまま大阪に残ってつかぁさい。
何があっても信念だけは曲げたらいけん。
信念曲げたら男はしまいじゃ!それが旦那様の教えでがんす。
お前はどないするんや?鴨居商店に残るんか?もしうちに残んなら営業に回れ。
営業?工場の方は今後英一郎に任せる。
お前は当面鴨居ウイスキーの営業に回れ。
あ〜エリーちゃんマッサ〜ン…。
2014/12/27(土) 08:00〜08:15
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 マッサン(78)「急(せ)いては事をし損じる」[解][字][デ]
ピート臭が販売不振の原因だと主張する鴨居(堤真一)と対立するマッサン(玉山鉄二)。鴨居は京都帝大の教授を招き、ブレンド作業を手伝ってもらうと告げるのだが…。
詳細情報
番組内容
ピート臭を抑えたウイスキーづくりに思い悩むマッサン(玉山鉄二)に、俊夫(八嶋智人)は政志(前田吟)がそうであったように、何があっても自分の信念を貫き通すべきだとマッサンを励ます。ピート臭が販売不振の原因だと主張する鴨居(堤真一)に対し、客にこびてまで味を変えたくないとマッサンは主張し、二人の間に亀裂が生じる。そんな中、鴨居は京都帝大の教授を招き、ブレンド作業を手伝ってもらうと告げるのだが…。
出演者
【出演】玉山鉄二,シャーロット・ケイト・フォックス,八嶋智人,浅香航大,堤真一
原作・脚本
【作】羽原大介
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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