エデュカチオ!「進路はひとつじゃない!定時制・通信制・フリースクールの今」 2014.12.27


まずは東山さんに問題。
中学校での数字。
一体これ何?37人に1人…先生分かりますか?クラスの1つの単位ぐらいよね人数的にいうと。
クラスの中で1人…90年代から急増し今中学生だけで……が学校に行く事ができないでいる。
そんな子どもたちが再チャレンジする場として注目されているのが…定時制高校ではカリキュラムの工夫が。
えっ?通信制高校では…フリースクールで大きな夢を持つようになった子どもの例も紹介。
我が子の進路に悩んだ時一体どうしたらいいのか?今回の「エデュカチオ!」は大きく変わろうとしている学びの現場を見てみよう。
僕らの時代からもありましたし。
ありましたか。
そう東山さんの頃は2クラスに1人ぐらいだったかも。
トータルすると約12万という数字で大体フラットで推移してますよね。
12万っていったら相当な数ですよね。
これは大都市ですよ。
30日以上学校に行けないと不登校。
例えば3日間以上ぐらい病気ではないけれども行きたくないなというので行けなかった子我々は「グレーゾーン」って呼ぶんですけど潜在的な意味での引きこもりの青年たちまで含めると155万って政府が言ってますから。
だから他人事の問題ではなくてみんなに共通する問題でみんなで考えなきゃいけないと思いますよね。
理由はいろいろあると思うんですけどどうして行けなくなっちゃうんですかね?僕も実際に不登校の子は何人も接してきましたけれども本人も分からないんです。
いじめや非行などが理由と思われがちな不登校。
でも先生の聞き取りによると…親としてはなんとなく行きたくないんだったら…いじめられてるとか理由がはっきりして親も分かればいいかとは思うんですけどただなんとなくおうちにいるんだったらもうちょっと何かどうにかできないのかって。
親はそれ見てて学校行かなきゃダメだダメだとあんまり押すんじゃなくてやっぱり基本的にはどうしたんだろう何の心の変化が生まれてるのかというのをつかむという方が大事ですね。
もう一つ大事なのは学校で何か様子変わった事ないですかって学校の先生と連絡とるの。
そしたらちょっと友達関係がうまくいってないかもしれないみたいな事をおっしゃったら家庭でどんな事ができるかなというのはまた子どもの話を聞いてあげるだけでもいいです。
何となくだとしても不登校になるっていうのは本人苦しむわけですよね。
勉強が嫌いでしたくないから学校行かないというのはほとんどいないですから。
今回紹介するのは…まずは通信制の高校を見てみよう。
ある高等学校。
今国語の授業中なのだが…。
先生が向かっているのは…パソコンの向こうには生徒たちがいる。
なぜこんな授業を始めたのか?通信制の…通常通信制高校で生徒は自宅で勉強した成果をリポートにまとめ郵送などで提出。
添削を受けて高校卒業のための単位を取得する。
ただし月に数日は登校しスクーリングと呼ばれる教師の指導を受ける事になっている。
しかし月に数回の登校も難しい生徒もいる。
そこでインターネットで指導を受けられるコースを作った。
登校する回数は年数回。
字もぼやけちゃって見にくいかもしれませんが…授業が終わると理解度を確認するため生徒はリポートを書きインターネットを使って提出する。
生徒のリポートがメールで送られてきた。
先生はこのリポートを見ながら生徒がどこまで理解しているのかを把握する。
高校2年生のA君。
中学生の頃学校に行けなくなったA君は両親に勧められてこのコースを選んだ。
担任の…A君からは頻繁にメールが届く。
先生とのメールのやり取りを通しA君にはある変化が起こった。
学校にもっと登校したいと先生に打ち明けたのだ。
桑原先生の勧めで今年の春卓球部に入部したA君。
友達もでき今では毎週学校で汗を流す。
副部長として後輩を引っ張る立場にもなった。
これはいい使い方ですね。
ちゃんと会話もできますしね。
実際会わなくても。
それによって一歩ずつ一歩ずついけるという意味ではインターネットを利用するというのはとてもいいですね。
学びたい時に自分が自由に学んでいけるってそのハードルが非常に低くてだけど学びを濃くしようと思ったらできるじゃないですか。
特に不登校気味の子というのは…どうしても生理的に受け付けないという人がいるのでそれはいろいろな方法があるからどんどん試したらいいですよね。
彼の場合先生とメールでやり取りしてるうちに信頼感だとか迫ってくるものがあったんだと思うのね。
人間を育てるという事を考えたら先生の意味というのはここで感じられますよね。
そうですね大きいですよね。
続いては徳島のある高校の教室。
ぬいぐるみなんか持って…人形劇を練習中の彼ら。
実はこれ立派な高校の授業。
不登校の子が増えてきた事を受けて…定時制の…自分が通いやすい時間を選んで入学する。
生徒がさまざまな体験をする事ができる総合の授業。
この授業の立ち上げから関わった……という事でいろんな取り組みをしたんですけれども。
4年生の丸山君。
中学時代は不登校を経験し高校に入ってからも人間関係で悩んだという。
どうすれば観客に面白い劇を見せられるか。
仲間で意見を出し合う。
おじいさん役とうさぎ役をこなす丸山君。
練習をしてきた人形劇の今年初めての発表の場文化祭まで1週間。
お客さんを喜ばせる事はできるのだろうか?地元の子どもたちなどが足を運んでくれた。
いよいよ本番。
拍手に包まれとくしま中央一座の…こうした授業を通し自信をつけた丸山君。
専門学校への進学も決まり自立の道を歩み始めている。
特に不登校が長引いてると…学校行ってないわけだし家ではグダグダしてるみたいにして扱われてたら居場所が全くなくなってますから…それがあんなふうに子どもたちに笑ってもらえるんだもん。
超うれしくって自分に自信が湧いてきたって言ってましたもんね。
あれが一番大事ですよ。
あれは総合の時間という時にやっていましたけどその総合の時間というのは何に一番ねらいを定めてるんですか?総合っていうのはさっきの人形劇でいえば音楽もあれば美術もあれば国語もあるしいろんなものが含まれてるでしょ。
自分の好きな事をやっていく…例えば音楽担当だとか何でもやれるわけです。
そこから学びを広げていこうと。
ここで自信を持った事がいわゆる教科の抽象的な勉強にもチャレンジさせていく力になるしすごい重要ですこの総合というのは。
そもそもなんですけど…働きながら夜通うって……がしみついていたというか。
僕もそうでしたね。
定時制の大半が不登校の子が占めるようになってきて働いてる人がほとんどいなくなってきたの。
そしたら昼間部もやってみようかというので。
もちろん夜は夜でやっていくのは基本的に大事な事ですから。
だから3部制になったんですよ。
それと人数も少ないという事もあるんですけど先生方が…今日本の社会が求めてる一芸に秀でた人を入れるというその観点からもとても合ってる感じはしますよね。
合ってます合ってます。
それからお互い結構きつい思いをしてきた者同士だから認め合っていく事ができるからね。
変ないじめとかあまりないんじゃないかと…。
社会性ってそういう事ですもんね。
社会に出てない人たちの方が気付いた時には社会性が身についてるって事ですもんね。
だからいじめをしてた人たちの方が社会性がないんですもんね。
そのとおりです。
いじめをする事によって社会性が壊れてるので。
東京都の学びの現場も大きく様変わりしている。
2000年から新たにチャレンジスクールという高校を作ってきた。
2005年に開校したチャレンジスクール…ユニークな授業が用意された。
自分は何が得意なのか何に夢中になれるのかそれを少しでも見つけられる…大阪や神奈川のクリエイティブスクール埼玉のパレットスクールなどこのような再チャレンジの場は…なるほどチャレンジスクールというのは名称がいいですね。
一番大事なのはやっぱり人間好きな事をやれば夢中になってやっていけるでしょ。
才能なんですよ。
それを後押ししていくのが親御さんの役割なの。
それきっかけで他へのやる気も出てきたり意欲が湧いたり…。
それから基礎的な力がつくんです。
人間関係の力とか何かを学んでいく方法論だとか。
そこから広がるものがいっぱい多分あると思うので。
まずはそれを一生懸命やって。
定時制高校って入り方っていうんですか入学とかもだいぶ前とは変わってきてるんですか?いわゆるペーパー試験じゃなくて内申なんかもあんまり見なくなってきたりとかしてきてるんですね。
特にチャレンジスクールなんかは…これぐらいですね。
だってチャレンジして新しく生まれ変わって…かえってそっちの方がいいんじゃないかって気になってきました。
だからよく考えたら…何点取れたかじゃない。
これからの意欲を聞きますよというのをね。
僕も行きたくなってきましたチャレンジスクール。
チャレンジしません?チャレンジして…若い人と恋愛したいですね。
えっそっちですか?最近通信制高校の数は増加している。
不登校経験者の入学希望が増えている事などが背景だ。
一方で通信制高校の中途退学者の数は入学者の5%以上。
これは全日制の高校のおよそ4倍。
定時制高校の中退者数は更に多く11%以上。
9人に1人は卒業せずにやめてしまうのだ。
昔親に言われましたもんね。
高校だけは出てくれって。
大学行かなくても。
一般社会で就職しようと思ったら高卒の資格がないとダメなんです。
いろんな資格試験だとか全部高卒資格なんですよ。
親としてどういう学校選びを考えてあげたらいいですか?これが実は結構大事なんですよ。
これもあんまり大きな声で言えないんですけど通信制の中にはいろんなところがあってね今文科省も問題にし始めて動きを出始めてきたところです。
親にとっては今話の中にあったように高卒の資格がどうしても欲しいんですよ。
本人だってそうだし。
そこのところを援助するっていえば聞こえはいいんですけれども高校3年生の例えば11月12月に転校というか編入試験というのかなやって受け入れて3月の卒業式に出しちゃうようなほんとにちゃんとその子をサポートしてくれる期間もないのに免許状だけ出しちゃう卒業証書だけ出しちゃうというような事になると結局言葉は悪いんですけど高卒の資格をかなり大枚のお金ですけど払って買い取ったみたいになっちゃう。
確かに資格はもらえたと。
履歴にも書けると。
でもそれっていいのかな?というのはありますよね。
パンフレットに書いてるだけではなくて…うちの子どもに合ってるか…そんな時にはフリースクールという道もある。
山あいの小さな集落にひときわ若者の声が響く場所がある。
農家を改装した建物。
いじめや非行などさまざまな理由で学校に行けなくなった若者のための全寮制のフリースクール…フリースクールは学校ではないので高校などの卒業資格を取る事はできない。
このフリースクールを作った…自らも中学時代不登校になりフリースクールでの生活を通し自立できたという。
このフリースクールには特別なカリキュラムはない。
規則正しい生活習慣を身につけて農作業や林業で体力をつけ集団生活でコミュニケーションの力を身につけるのだ。
現在ここで暮らす寮生は中学2年生から26歳まで8人。
ここで二十歳の一人の青年と出会った。
稲井大介君はかつて…中学3年で入寮して6年がたつ大介君。
まず行ったのは…農作業や動物の世話なども任された。
しかし3年間引きこもっていた彼にはなかなか難しい作業。
失敗も多かったという。
フリースクールに入って2年後自ら望んで定時制高校に進学。
毎日片道2時間かけて通っている。
学校での友人もできた。
フリースクールに来て動物や植物の世話が好きだという事に気が付いた大介君。
今大きな夢ができた。
不登校だった頃自分の未来を考えられなかった大介君。
さまざまな経験が少しずつ彼を変えているのだ。
いい青年でしたね。
大介君ね。
フリースクールって私あんまり聞き慣れないんですけど東山さん…。
聞いた事はありますもちろん。
学校の単位とかではないんだけれども…。
引きこもったり不登校になった子たちがたまってきてその中に同じ仲間がいるから…そこで自信を持ったりして学校に行きたいなと思ったら大介君みたいに定時制高校に行き始めたりとかそういう事が…成長というかな。
2時間かけて通うって相当な気持ちですよね。
でもそれによってまた夢ができましたもんね。
農業系の教員免許が欲しいという。
尾木さんが「今のうち失敗しておこう」って大介君が言ったの「大事な事ね」っておっしゃってましたが…。
やっぱりそこで大事なのは全力を尽くしてるかという。
それから…また失敗するかも分からないけどそれ全部財産になってくるって気がしますね。
あとで笑えるっていう。
だから僕も年取ってきて分かったんですけども年取って輝いてる人というのは失敗ばっかりしてますもん。
そうですね。
尾木さんも意外と失敗してる…。
意外とじゃないわ…それがこんなに人様に役に立つと思いもしなかった。
でも大介君を「マクドに行くよ」って連れていったお母様の…。
すごい知恵だね。
あの選択は大介君にとってはとても良かったという事ですよね。
その時は怒ったと思いますよ。
違うじゃねえかおい!って。
でも来てみたら大介君にとっては…それだけでも恐らく1週間ぐらいで来て良かったと思ったかも分かりませんよね。
ただこのフリースクールも気を付けてほしいんですけど変なのって言ったら失礼になるんですけどやっておられる方は一生懸命ですから。
ガンガンしごいて立ち直らせるんだっていうフリースクールもあるんですよ。
じゃあほんとにさまざまなんですね形は。
もっと地域で6畳一間ぐらい借りてねお母さんたち3〜4人で運営してるようなフリースクールもそれの方が圧倒的に多くて生活まで面倒見てくれてという方が数的には少ないんです。
だからもっと本当は社会的な支援が公的にもいろいろあるような時代になってほしいなって僕は思うんですけど。
今回進路不登校になってしまった場合のお子さんにいろんな選択肢があるという事を中心にお伝えしてきましたが東山さんはどう感じられましたか?進路ってほんとに一つの世界の中でも多様にあるんで逆にいろいろあるのを見たらどうかなと思って若いうちは。
失敗してもいいわけですもんね。
いろいろ見るその中でチョイスしていくっていう。
つまずいたかもしれないけどそれは不登校になってじっくり時間があるわけですから将来の進路だとか自分を見つめたりとかですね。
それは深くできてるから生きてくるのよ。
下手に意味分からなくて学校毎日行ってる子よりはるかに深みのある人間になります。
次回もお楽しみに!福島第一原発の事故で2014/12/27(土) 12:00〜12:30
NHKEテレ1大阪
エデュカチオ!「進路はひとつじゃない!定時制・通信制・フリースクールの今」[字][再]

現在中学生の約37人に1人が不登校だ。今回のテーマは彼らの進路。不登校の生徒を受け入れる定時制や通信制の高校、さらにフリースクールの取り組みを紹介する。

詳細情報
番組内容
現在中学校の不登校の生徒の数は全国で約9万5千人にのぼる。そんな彼らの進路として注目されているのが定時制や通信制の高校だ。番組では、一人ひとりの個性に合わせた「総合」の授業を行う定時制高校や、登校回数が少なくてすむコースを新設した通信制高校などを紹介。さらにフリースクールの取り組みを紹介することによって、不登校の生徒の再チャレンジ支援に何が大切なのかを考える。【出演】尾木ママ、東山紀之
出演者
【出演】NHK学園高等学校教諭…桑原慶子,県立徳島中央高等学校教諭…辰巳敏夫,東京都教育委員会…山川浩子,フリースクール「NOLA」前代表…佐藤透,教育評論家、法政大学教授…尾木直樹,東山紀之ほか

ジャンル :
趣味/教育 – 教育問題

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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