(太鼓)土俵に大歓声が戻ってきました。
大相撲人気の復活に沸いた2014年。
歴史に肩を並べた大横綱。
(実況)寄り切りました!白鵬が勝ちました!ついに大記録に並んだ白鵬です。
若い力。
新しいスター。
話題の尽きない今年の大相撲をこの人たちが斬ります。
辛口こそ大相撲への深い愛。
北の富士勝昭さん。
大相撲ファン歴24年。
力士ものまねが得意な松村邦洋さん。
愛読書は「力士名鑑」。
大相撲ファン歴22年の漫画家能町みね子さん。
土俵を見守り続けた3人が今年の大相撲を斬りまくります!今年の大相撲大変な盛り上がりを見せました。
記録の誕生そして若手の台頭と話題には事欠かない一年となりました。
そんな今年の大相撲を3人のゲストの方々と振り返っていきたいと思います。
まずは私のお隣…よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
北の富士さん今年の一年はどんな一年でした?いやぁとってもいい一年だったと思いますね。
新横綱誕生もありましたし大記録もありましたし。
若手も出てきましたしね。
お客さんも…。
ええそうですね。
それが何よりだったと思いますね。
そして今日はお二人のゲストをお招きしています。
まず北の富士さんのお隣が漫画家でコラムニストの能町みね子さん。
そしてタレントの松村邦洋さんです。
よろしくお願いします。
(能町松村)よろしくお願いします。
北の富士さん。
能町さんとは面識はおありですか?いや初めてお会いします。
大変な相撲ファンでですね…。
(能町)まあ相撲ファンであり北の富士さんのファンだと言っても過言ではないです。
初日と千秋楽の解説を何より楽しみにしています。
もう20年以上相撲を見続けていらっしゃると。
そうですね。
能町さん漫画家でいらっしゃるので今日北の富士さんのイラストを…。
お顔を描かせて頂いたんですけども。
こういった感じで。
(松村)あら〜。
俺こんなにいいかね?こんなにいいです。
(松村)なんか吉幾三さんみたいな雰囲気ですね。
そう言っちゃうとちょっとまた雰囲気が変わってきますけど。
これはですね夏場所ですかね。
舞の海さんに対して「舞の海くん?」と言って言って下さったひと言が大好きでですね。
これはいい言葉でしたね。
能町さん大変な相撲ファンですから我々も手ごわい相手を…。
ちょっとね。
とんでもない。
まだまだです。
楽しみにしています。
そして松村さん相撲界今年一年いかがでしたか?やっぱりお客さんがいっぱい入って頂いたのがうれしいですね。
90年代の若貴ブーム以上に来年またもっと盛り上がってほしいですね。
そうですね。
今日はこの相撲を愛する3人の方々とどんな話が展開していくのかこれから楽しみになってきました。
さあそれでは3人のゲストの方々に今年の大相撲キーワードで表現してもらいました。
まずは北の富士さんからですが北の富士さんこちらです。
3横綱時代に今年入りました。
久しぶり13年ぶりだという事ですけれど「綱の重み」というのは?何キロぐらいあるんだろうな?あっその重さですか?違うか。
(笑い声)白鵬が今年目指したのは32回の最多優勝記録。
(実況)上手出し投げ白鵬!優勝回数30回の大台に乗せました。
(実況)上手出し投げ!これが横綱の力!
(実況)白鵬勝って31回目の幕内最高優勝!大記録に迫った九州場所。
(実況)一発で決められるか白鵬。
(実況)まだ引かない。
厳しい攻めだ白鵬!寄り切りました!白鵬が勝ちました!
(実況)ついに昭和の大横綱に肩を並べました!「角界の父」と慕う大鵬さんに追いついた瞬間でした。
だからこの結果があると思います。
(歓声と拍手)2年ぶりの新横綱誕生。
鶴竜は春場所で初優勝し71代横綱に昇進しました。
しかし横綱になってからは一回も優勝がありません。
けがに苦しめられた日馬富士。
今年は6場所中2場所で休場。
優勝のないまま一年を終えました。
という3人の横綱のこの一年を振り返りましたが北の富士さん。
それぞれの横綱が綱の重みというのを感じた一年だったでしょうかね?それぞれその重さの感じ方が違うとは思いますけどね白鵬のこの記録は予測はできた事であったけどもいざやるとねやっぱ大変なもんだよね。
けががないという…いやけがはしてると思います。
白鵬だってあちこち痛いと思いますけどね大きなけがはないよね。
それが何よりだね。
能町さんどういう見方ですか?白鵬については。
何となく白鵬の相撲を見てるともう割と何が何でも勝ちにいく相撲を最近取ってるなって思うんですよ。
もう相撲の形とか美しさとかはちょっと捨ててでも絶対勝って優勝して32回いってやるっていう気合いをすごく感じてて。
九州場所の千秋楽を私生で見てたんですけど「勝とう!」っていう気合いが誰よりも強かったのかなって。
若手並みの「勝とう!」っていう気持ちでいってたんじゃないかという気がしますね。
松村さんその辺りいかがですか?なんかあれだけ強くてもねすごい貪欲じゃないですか。
ほんと「巨人大鵬たまご焼き」の時代から…。
なんかやっぱりすごい感じがしますね。
ただもうちょっとやっぱり鶴竜さんが一気にいってもらいたかったですけどなかなか今までどおりに鶴竜さんが進めないぐらいのなんかすごいプレッシャーを持ってきてる感じしますね。
日馬富士はどうですか?今年はいい事なかったですね。
まあけがが多いですね。
これは覚悟しとったと思います。
横綱になった時点からねやっぱ日馬富士の体ではそういうそれだけの成績を挙げていくのは苦しいだろうという見方はしてましたけどね。
続きましては能町さんのこの一年のキーワード。
お願いします。
(能町)まあ今年「レジェンド」というと40代のスキージャンプの葛西選手ですけども相撲界でも40代活躍しました。
旭天鵬関。
今年9月40歳になった旭天鵬。
秋場所。
力強い相撲で戦後初めて40代での勝ち越しを決めました。
(実況)上手投げ!旭天鵬!ついにつかんだ40歳での勝ち越し。
九州場所でもその勢いは止まりません。
10勝を挙げ40代で史上初の三賞を獲得しました。
自分でもよく分からないですけど。
信じられないですね。
でも…すごいですねもう…全然たるんでるように見えないですね。
普通40ぐらいになる…まあ30後半ぐらいのお相撲さんってけがも多くなりますし肌艶もやっぱりちょっと落ちますしなんかいろんなとこたるんでくるんですけどいつ見てもなんかツヤツヤしてて。
確かに。
インタビューとかもかなりこなれて気楽に受けてる感じがあって今すごく相撲を楽しそうに取ってるのが見ていてうれしいですよね。
僕も早くから「40まで40まで」って冷やかしていたけどもほんとやると思わなかったね。
(笑い声)九州場所は強かったですよね。
何食ってんだろうねあいつ。
(笑い声)さあ今度は松村さんキーワードをお願いします。
今年は土俵に2つの風が吹きました。
まず35歳豪風。
名古屋場所最年長の初金星を獲得。
ベテランのはつらつとした相撲で土俵に新風を吹き込みました。
もう一つの風は32歳嘉風。
秋場所。
持ち味の速い動きで2横綱2大関を倒し旋風を巻き起こしました。
(歓声と拍手)
(歌)土俵を離れるとサービス精神あふれる嘉風。
今年の大相撲を盛り上げました。
(松村)さあ今回はですね嘉風関に来て頂きました!ありがとうございます。
よろしくお願いします。
今年一年お疲れさまでした。
はいありがとうございます。
どうでしたか?今年一年振り返ってみると。
今年はとっても充実してまして新三役小結に…だったり金星を獲得できたりととても充実したたくさんいい事を経験できた一年でした。
この一年で横綱から4勝。
(松村)ほぉ〜。
すごいですね。
ありがとうございます。
今我々映像で見てもやっぱり関取の相撲を見ると何かこう心が揺さぶられるといいますか…。
(能町)見てて楽しいです。
楽しいですか。
(能町)楽しい相撲ですね。
やってる本人はもちろん大変なんでしょうけど無責任なこちらのお客さんとしてみると…ありがとうございます。
そういう関取の中で一年を通して「この一番」って選べるんですか?名古屋場所で初金星を獲得した横綱日馬富士関と対戦した取組が一番よかったと思います。
やっぱりあの一番ですか。
(声援)
(実況)左からいなした!嘉風攻める!ここは前まわしを引いて残した!何とかしのいだ日馬富士!肩透かし!嘉風!日馬富士苦笑い。
嘉風金星です。
速いですよねやっぱり。
(松村)速い。
(能町)横綱が体勢を戻したんですけどそれでも全然攻め続けますからね。
胸が合いかけたんですけど横綱に右の上手を取らせなかったのと…。
常に横綱スピードがあるんですけど先に攻めたのがよかったと思うんですけどなんかこの一番は自分やってるのを…誰がですか?自分がです。
そんな感覚になる事あるんですか?いえ初めてなりました。
どうなったかってのは全然覚えてなくて最後の肩透かしの時だけ我に返って。
あとはもうこの辺はずっと横から見てました。
(三瓶能町松村)へえ〜。
北の富士さん。
はい。
嘉風関この一年の相撲界への貢献といいますか…。
こういう小さい力士がね活躍するっていう事はやっぱり相撲は面白いっていう事ですよ。
だからやっぱりどっかで応援するんでしょうね。
ん?「甘い」ってどういう事?あんまり辛口が出ないような。
引退してから元幕内…三役で終わるのとねやめてから全然違ってくるからね。
最後にはね一杯飲んだ時に「お前どこまでいった相撲取りだ?」ってこれを言えるからね。
それだけでも大きいと思う。
三役上がった事はこれは大したもんなんだよ。
40すぎまでやってほしいですね。
歌も聴かせて下さいよ。
いや歌はちょっと…。
さっきのVTRの歌は流さないでほしいとおっしゃってました。
そうなんですよ。
VTR使うんだったらもっとちゃんと歌えばよかったなと。
ここまでは今年の大相撲を皆さんのキーワードで振り返っていきました。
今年の大相撲は大変な盛り上がりを見せまして人気復活を印象づけた一年でもありました。
高まる一方の大相撲人気。
日本相撲協会は公益法人化も果たし観客動員は大幅に増えました。
初めて見ましたけど。
特に目立ったのが「相撲女子」と呼ばれる女性たちの姿です。
イケメン力士や個性派力士を目当てに相撲を見に訪れる女性ファンが一気に増えました。
(拍手)
(一同)乾杯!相撲雑誌が開いた忘年会。
ジャジャーン!・わ〜すご〜い。
参加者のほとんどは女性。
大相撲をこよなく愛する女性たちが大相撲への愛を語り合います。
6歳の小西伶奈ちゃんは大相撲ファン歴1年。
今年1月一緒に写真を撮ってもらった北太樹関の大ファンになりました。
キャー!すご〜い!そこへ現れたのは忘年会の開催を聞きつけた北太樹関。
伶奈ちゃんのお母さんも感激の涙です。
じゃあ…あっ違う。
(笑い声)あっ違う?あ〜ん。
(拍手)うれしいそうです。
・泣きっぱなしですよ。
(拍手)すごい人気ですね!すごいですね。
いいVTR。
相撲女子。
こんな事になってるんですね。
カープ女子どころじゃないですね。
あの伶奈ちゃんもなかなか渋いところを…。
北太樹関。
いかがですか?北の富士さん。
いやぁもうやっぱそういうもんじゃないですかね。
僕も…でも今年は放送席に座っていてもほんとに人気がまた戻ってきたなという感じ…。
熱気を感じますね。
嘉風関も土俵で感じるんじゃないですか?いや女性が多いなっていうのを感じる余裕はないんですけど今のを見たらたくさん女性ファンが増えてるんですけど…あぁ〜。
そんな事ないよ。
ないですか?
(笑い声)ありがとうございます。
取組にお客さんがたくさん戻ってくると影響があるって事はどうですか?勝ったというか…「やっぱこれだな。
あしたもこういう声援もらうために頑張ろう」って思うというのはあります。
それは相乗効果でいいふうに回っていってるかもしれないですね。
能町さんこの相撲人気どういうふうに捉えてらっしゃる…?そのキャラクターとして…体型とは関係なく土俵の上ですごくもうバチバチに戦ってる人が土俵を下りると意外とユーモラスな人だったりするっていうギャップにも「萌え」が生じたりして。
萌え?
(松村)今ものすごく萌えを感じますけど。
萌えですね。
さっき嘉風関が自分の歌ってる姿にてれてるのなんかはまさにあれが萌えですね。
北の富士さん「萌え」って分かります?大体分かりますよ。
そうですか!僕は留萌出身です。
あっなるほど。
(笑い声)
(松村)それで序ノ口とかその辺からず〜っと見とくとだんだん上がってくると中に女性ファンで「私が育てたのよ」って言うぐらいの育てた光線を出すぐらいの女の子が多いから…。
ほんとそういう気持ちになっちゃって。
いいのか悪いのか分かんないですね。
やくさんすいません。
関取こういう話を聞くとどうですか?すごいうれしいですしやっぱり言われたようにミーハーな気持ちから入ってその人たちを裏切らないようにするためには自分たちが…さあそろそろ嘉風関はお時間という事なんですけども北の富士さん。
関取に来年に向けてエールを送って下さい。
そうですねまあ体を早く治してね小気味いい相撲をまた見せて…みんなにまた見てもらってねまた三賞狙いましょう。
はい頑張ります。
ありがとうございます。
よく見てくれてる方に言われます。
やっぱりそうですか。
(笑い声)ありがとうございます。
嘉風関お忙しいところ今日はどうもありがとうございました。
また来年頑張って下さい。
ありがとうございました。
(拍手)
(実況)高〜く塩をまいた旭日松。
(どよめき)
(実況)輝はいつもの構え。
ほっ!ほっ!
(2人)ほっ!
(歓声)さあここからはゲストの皆さんが選んだこの一年で相撲界で印象に残った力士を挙げて頂きたいと思いますがまずは北の富士さん。
どうしますか?いいですか?いいです。
まあそうですよね。
(場内アナウンス)逸ノ城。
モンゴル出身湊部屋。
(3人)逸ノ城頑張れ〜!秋場所新入幕の逸ノ城はいきなり優勝争いを演じる大活躍。
(実況)上手投げ放り投げました!12日目豪栄道戦。
大関に真っ向勝負を挑み力でねじ伏せました。
(歓声)
(実況)新入幕の快進撃が止まりません!13日目新入幕力士としては7年ぶりの横綱戦が組まれました。
(実況)新入幕力士が横綱を破りますと41年ぶりの快挙という事になります。
モンゴルからやって来た21歳の若者が今夢の舞台に立っています。
(歓声)
(実況)叩き込み!41年ぶりの新入幕金星!なんか…土俵から下りると誰からも愛される優しい笑顔。
今や相撲界一の人気者になりました。
(泣き声)まあやはりこの人しかいないですかね。
まあ一人挙げれば逸ノ城でしょうね。
能町さん逸ノ城についてはどうですか?私もなんかえたいの知れないすごい人だなと思うんですけど逸ノ城関ってこう普通の三角形なんですね。
逆三角形じゃなくてこう下に向かって伸びていくすごく異様な足の太さを持ってて。
根が張ってるような?そうですね。
(観客)逸ノ城〜!
(能町)あれを見ると体重がある程度増えても全然けがしないんじゃないかっていう気がして。
けがさえしなければめちゃくちゃ強いまんまいっちゃいそうだなって思いますね。
なるほど。
あの素材はどうですか?どうもこうもないでしょ。
…になっても不思議じゃないよね。
はい。
いや笑ってるけどそうなりますよ。
なりますか。
うん。
私ずっと北の富士さんの解説を聞いてきて大好きなんですけど北の富士さんが……っていうジンクスたまに私感じてて。
稀勢の里の事言ってんじゃないですか?
(能町)そうですね。
すごいですね。
野球界の川藤さんの解説みたいですよね。
(川藤のまねで)「ここでホームランなんか出ません!」。
「打った〜ホームランです!」。
「そんな事もあります」って言いますからね。
…と言われてますけど。
いやいやおかしいなぁ。
舞の海じゃないですか?
(能町)基本的には当たるんです。
基本的には当たるんですけど自信を持って言っちゃうとなぜか外れてしまうっていう私の中でのジンクスですね。
でも逸ノ城の場合はちょっと違いますかね?まあできればこうならないようにね。
謙虚にね。
逸ノ城もなりますかね?やっぱり…なるね!もうそろそろなってるかもしれない。
そんな事はないか。
能町さんこういう見方面白いですよね。
いやぁ面白いですね。
続いては能町さん。
はい。
注目の力士という事で…。
安美錦関ですね。
ほう…。
私と同じ学年に当たるんですね。
なので初土俵からずっと注目していて。
何より楽しみにしてるのはインタビューで。
安美錦関です。
(聞き手)という話は別としてですね…
(聞き手)いやいや…。
(聞き手)いやいや…。
(聞き手)中盤から。
(松村)すごい面白いですね。
人柄というか…。
もうベテランの域に達してるのでもうインタビューも慣れっこでかなり軽い力で答えてるんですけどその分素が出てて…色気を感じます。
あの余裕ぶりに…。
我々から言わせてもらうとですねインタビュールームで安美錦が何を言うかって怖さはあるんですよ。
ああ…。
なんかごく普通の事言わないわけですね。
はい。
今日は何が来るのかなってちょっと怖さもありながら楽しみながらっていうとこがあるんですけどね。
はいはい。
(松村)将来…ああ安美錦関ね。
そうですね。
(松村)解説でずっといろいろと突拍子もない事とか…。
そうですね。
まあ今の解説者の話…。
はい。
ああそうですか。
俺もそろそろ年だからね。
いやいやいや…。
北の富士さんの向正面に安美錦っていうのは?
(松村)まずは…だけどいい味出してるよね。
そうですね。
俺も大好きだよ。
さあ最後は松村さんですが松村さんが選んだ力士は誰でしょう?僕が今住んでるのが中野新橋なんですけど24年住んでるんですよ。
ええ。
で中野新橋というとずっと僕応援してるのが貴乃花部屋なんですけど…。
家近所でよく応援に行ってるんですけど…その名のとおり岩のように力強い貴ノ岩。
貴乃花部屋初の幕内力士です。
(実況)右四つ左の前まわしいい位置を引きました。
春場所で10勝するなど幕内前半の土俵を盛り上げました。
まだ24歳。
伸び盛りの力士です。
…って言いたいですね。
「給金直しと言わず勝ち越しと言ってほしいです」。
(笑い声)いやほんとね美輪明宏さんになんかこう…。
(美輪明宏のまねで)「あなた岩みたいにゴツゴツしてるわね」って言われてから「そうだ。
名前はじゃあ貴ノ岩だ」となったという話ですけどね。
いやぁもうでもずっと応援してますね。
幕内に入った時一番うれしかったですね。
今年の初場所に新入幕…。
ええ。
いつも貴乃花部屋に挨拶行くんですよ。
そうすると…。
(貴乃花親方のまねで)「松村さんどうも。
お体いいですか?マラソンなんてやっちゃ駄目ですよ。
死んじゃ駄目ですよ。
おい貴ノ岩!死ぬ気でいけ!この野郎!回り込め!回り込めって言ってるだろう!松村さんよかったらお茶でもいかがですか?貴ノ岩。
なに水飲んでんだ!この野郎!水分補給なんて10年早いぞ!」。
やっぱりね自分のお弟子さんには厳しいですよ。
お弟子さんには厳しいけど僕には優しいっていうね。
これを朝稽古の時見るんですけどね。
ありがとうございます。
すみませんでした。
(実況)いったいった。
琴欧洲中に入った。
送り倒し!琴欧洲初優勝!
(秀男)東〜!白鵬白鵬〜!
(歓声と拍手)今年の大相撲では数多くの名勝負が生まれました。
ここからはゲストの皆さんに今年の一番の勝負を選んで頂きました。
(実況)引っ張り込みにいった。
攻めるのは…勢。
しかし上手投げ。
勢崩れない。
攻め込んだ!しかし上手!これで逸ノ城戦えます。
十分に上手は引いています。
勢の攻めが止まりました。
(実況)おっとここは正面審判長が止めました。
そして行司が止めた。
鼻血でしょうか?あっ勢にです。
ちょっと両者この熱戦になるかというところで止まりました。
(実況)再開!動きは止まっています。
(実況)攻め込んだ!上手投げ。
ちょっと強引に投げた。
ここはしのげるか?攻めは勢!勢が勝った!
(実況)逸ノ城ついに敗れました!
(歓声と拍手)大熱戦でしたね。
そうですね。
やはりこう出る杭は打つと。
もう勢が血だらけになってですね…。
行司さんが…後ろの…「おっおっどうすりゃいいんだ!?」ってこうね拭いてからまたこう…。
「ハイ!」って言ってこうね…。
プロレスのレフェリー思い出すような感じになってるっていうのがね。
で勝った時のね「ふん」って血出しながら勢さんがクッてやってるのがうれしかったですね!「どうだ見たか!」ってこれはすごいベストバウトですね。
でも勢がああやって逸ノ城をあそこでまず止めたわけで勢の功績も大きかったですね。
ですよね。
はい。
名勝負というか忘れられない一番ですね。
多分一生忘れないと思います。
里山が技能賞の懸かった7勝7敗での一番ですね。
(三瓶松村)ああ…。
(実況)潜れるかどうか…。
(解説)安もこわごわ突っ張っている感じですが…。
(実況)まだ潜れない。
(実況)なんとか離れて取りたい安ですが…入ってきた。
右がまず入りました。
決められるか?左が入れば里山十分ですが左からおっつける!
(実況)崩したい。
中に入れるか…入ってきた。
徐々に入ってきましたがまだ完全には入っていません。
下手出し投げ下手出し投げ!
(実況)あっと!自分からいって腰が砕けた。
里山勝ちました!勝ち越し!勝ち越しと同時に里山の技能賞決定かと思いましたが物言いです。
(審判長)勝負が決まる際に里山ちょんまげを持っていたので反則負けといたします。
(実況)いやぁこれは気の毒です。
(解説)う〜んこれはね…。
(実況)なんと里山これで負け越し。
そして技能賞もなくなりました。
やっぱり小兵力士はどうしてもひいきしちゃうんですよ。
で里山関ってなかなか幕内にも定着できずついに幕内で勝ち越ししかも三賞が懸かっていてもうなかなかこんなチャンスがないって時に…もうほんとにどうにかならなかったのかってずっとまだ思い続けてて…。
あれだけ頑張ったのに技能賞がもらえなかったっていうのが…まあでも北の富士さんマゲの問題っていうのは…。
まだ解決してないね。
これはなかなか…。
北の富士さんのお考えはどういうお考えですか?マゲをつかんだら取り直し。
だけど昔はこんなにちょんまげを引っ張る力士は入ったにしろ少なかったよね。
うん。
引く相撲が多いからですよ。
なるほど。
ああそういう事ですね。
なるほど。
さあ…もうそろそろ番組も終わりに近づいてまいりましたが。
新年2015年ですけども相撲人気が…大相撲戻ってきました。
更に相撲を楽しむための皆さんの言葉を書いて頂きました。
まず北の富士さんからお願いいたします。
こちらですね。
あっすみません。
相変わらずまずい字で…。
いえいえいえ。
これ横綱とは言わんけどねやっぱり優勝…。
優勝ですねぇ。
琴奨菊はどうかなぁ?まあ大関ですから。
だからチャンスはあると思うんですけどね。
何とかお願いします!さあ能町さんお願いします。
はい。
私も優勝がらみなんですけど…。
おお〜!あっまだない…。
(能町)ないです。
平成もう来年で27年なので要するに26歳以下の人が優勝してないって事でちょっと遅すぎると思うんですよね。
そんな24〜25なんて一番体が動く時期だと思うんですけどそれをまだ白鵬とか今の横綱に譲ってしまっているっていうんで平成生まれの力士ももうそろそろ三役に定着したり優勝したりしてほしいなと思いまして…。
なるほど。
平成生まれ。
確かにそう考えると北の富士さん。
いやぁ…いえいえ。
大したもんだ。
さあ最後に松村さんお願いします。
やはり…。
小兵力士っていうのは…。
(松村)やはり舞の海さんみたいなね。
相撲人気が来てるんですけど舞の海さんのようなちょっと小兵力士で大きな武蔵丸さんとかを足持ってこうパッとやっていくようなそういう姿もちょっと見れると更に90年代のようにいろんな幅広く相撲ファンがたくさんつくんじゃないかなと。
長い時間相撲を愛する3人のゲストの皆さんに今年を振り返って頂きました。
はい。
北の富士さん新年に入りますけれども来年の大相撲界相撲人気もこうまた戻ってきましたので…。
戻ってきましたねぇ。
戻ってきましたけどねやっぱりそうなった以上はね力士も相撲協会親方衆もねもう一回きちんとふんどし締め直してねやってもらいたいね。
今日はほんとに皆さんお忙しいところ長時間にわたってどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
どうも。
今年は見応えのある手に汗握る熱戦がたくさんあった一年でもありました。
この相撲人気を更に推し進めるために来年も土俵上の熱戦に期待したいと思います。
(実況)優勝32回。
昭和の大横綱に肩を並べました!
(行司)はっけよい!
(歓声)2014/12/29(月) 18:05〜18:50
NHK総合1・神戸
大相撲この一年[字]
▽北の富士が今年の土俵を斬る! ▽嘉風登場 ▽能町みね子の絶妙トーク!
詳細情報
番組内容
大相撲にそれぞれの立場から親しんできた三人の出演者が今年一年を独自の視点で振り返ります。32回目の優勝を達成した白鵬、旋風を巻き起こした逸ノ城、40歳幕内力士・旭天鵬など土俵を沸かせた力士はもちろん、意外な注目力士もご紹介します。【出演】北の富士勝昭(NHK大相撲解説者)、松村邦洋(タレント)、能町みね子(漫画家・コラムニスト)、嘉風雅継(幕内力士)【司会】三瓶宏志アナウンサー
出演者
【出演】NHK大相撲解説者…北の富士勝昭,タレント…松村邦洋,漫画家…能町みね子,幕内力士…嘉風雅継
ジャンル :
スポーツ – 相撲・格闘技
ドキュメンタリー/教養 – スポーツ
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