いろいろあった2014年。
年の終わりにあなたに贈りたい…頑張ったね〜。
すごい!足立梨花が思わず涙したそのわけは…。
あれ?おいおいなんだよいいところで。
え〜?いいとこだったのにな〜。
・おそばできたわよ〜。
は〜い。
そばもいいけどテレビだよな。
あっ!
(ロボットの声)ヘイオマチ!そうこれから始まるのは…27年の歴史を持つビッグイベントです。
毎年全国の学生たちの手作りロボットがさまざまな競技でアイデアや技術を競ってきました!
(会場)出発!今年の競技はなんとロボットによるそばの出前!
(実況)小山きました25枚!ふにゃりふにゃりと角材をこの大きなオフロードバイクのタイヤで越えていきます。
積み上げられたそばのせいろ。
3分間でどれだけたくさん運べるかを競います。
学生たちの優れた技術と奇抜なアイデアが炸裂!いいぞいいぞぐるぐると回すようにして安定している。
せいろはピクリともずれない!そして今回ロボコンを一緒に見ていくのが…。
(吉田アナウンサー)足立梨花さんそして敦士さんです!うお〜!わ〜!見れば100倍楽しめる大会の舞台裏に徹底潜入!みんなすごい真剣に取り組みすぎてて私の存在に気づいていない。
そばのせいろに情熱を乗せて。
若きエンジニアたちのプライドを懸けた真剣勝負がいよいよ始まります!置いた44点!そして赤も置いた!逆転〜!さあ始まりました「高専ロボコン2014」。
大会の舞台は東京・両国国技館です。
選手の皆さんに登場して頂きましょう。
(吉田・森)選手入場!集まったのは北海道から沖縄まで8つの地区大会を勝ち上がってきた高等専門学校の学生たちです。
トーナメント形式でロボコンチャンピオンの座を競います。
今年の競技は名付けて…赤と青のゾーンに分かれロボットがせいろを運びます。
行く手を遮るのはさまざまな障害物。
まず最初が…ジグザグの細い路地をいかに素早く通り抜けるかが勝負どころ。
続いては…9センチ角の角材が不規則に並ぶ凸凹道。
ロボットはどうやって越えていくのか?最後の難所が…傾斜15度の急な坂道を上るとすぐに90度方向転換。
そしてまた15度の急坂を下ります。
せいろのバランスをどう保つかが見どころです。
出前先にせいろを置けたらその枚数が得点に。
何回出前を繰り返せるのか?制限時間はたったの3分。
これは大忙しだ!さあ若きエンジニアたちが丹精込めた手作りロボットの対決。
いよいよ幕開けです!赤ゾーン高知高専…
(拍手)青ゾーン…
(拍手)
(鳴き声)小山高専の出前ロボットはふくろう型の「ROCK君スインガー」。
このROCK君の特徴はこの6本足です。
このように前進する事また前後の4つの足をこのように90度に曲げる事でその場で横移動する事もできます。
旋回も足の向きを変えてこのようにスムーズに行う事ができます。
更に足回りには…。
「距離センサー」が取り付けられています。
このセンサーで角材を感知。
すると自動的に足を上げ下げして角材をよけます。
ご覧下さいこの滑らかな足の動き!一方せいろを積む台の下にはカーブ状のレールが。
車体が揺れてもせいろを載せる台車がゆらりゆらり。
スムーズに動いて揺れを打ち消しちゃうんです。
この仕組みを使えばこんなに大量のせいろを積んでも…ほ〜ら!とはいえ揺れが大きくなると…。
あちゃ〜!その売り物は…。
これは事前テスト中の映像です。
確かにこのタヌキすいすいと角材を乗り越えていきます。
そして出前先で待つ「受け取りロボット」にせいろを渡し…。
早くも8枚成功。
3分間で3回の出前。
合計24枚も運びきりました。
実はこのタヌキ角材ゾーンをまっすぐではなく斜めに横切って坂道までの最短距離を進めるんです。
そんな事ができる秘密がこちら。
車輪の前後に取り付けられたこの青いアンテナ。
最初のアンテナが角材に当たると…車輪が上がり次のアンテナが当たると…下がる。
この仕組みで車輪を別々に上げ下げして角材ゾーンを斜めに進むんです。
さあせいろを小分けに何度も運ぶタヌキか?それとも一度に大量のせいろを運ぶフクロウか?いざ勝負!
(会場)3・2・1出発!さあまず注目何枚出るかどうか。
小山高専注文は23枚高々と積む。
一気に運べるのか。
赤の高知タヌキは9枚。
尻尾に載せました。
せいろが揺れた。
スタートします。
小回りが利く。
スラロームゾーン後ろ向きに進んでいきます。
スムーズに角材ゾーンに入る。
いい調子だ。
斜めに進んでいく。
障害があると感じさせない滑らかさ。
一気に坂道だ。
スピードを緩めない。
方向転換もクルッときた〜!時間は30秒余りでしょうか速い!青ゾーンのフクロウはマイペースゆっくりと運びます。
赤のタヌキはスピーディーです。
受け取りのキツネロボに渡して置いた9点!高知先制!マイペースのフクロウ首をかしげながら角材ゾーン。
高々と23枚安定感はあるぞ!赤の高知高専2回目の注文も9枚。
次もスムーズにいけるかどうか。
こちらフクロウは角材から坂道へじわりと追い上げてきました。
坂道の安定感はどうでしょうか?なにせこの高さです。
一気の逆転も見えてくる23枚。
2回目の角材ゾーン高知のタヌキ。
…とがたついて倒した「リトライ」です。
角材ゾーンの初めに戻して再スタートになります。
再スタートまで20秒待たなければならないルールです。
この間に小山のフクロウ坂のてっぺんに来た〜!着実!堅実です!ゆっくりそしてじっくりと23枚を運ぶ。
揺れはしますがせいろはしっかりと安定しています。
逆転が見えてきたか。
時間はまだあります。
スピードを求めず1回を確実にという作戦小山高専!赤の高知タヌキは2回目坂道も越えてキツネのもとに来ている。
渡した!置いた〜!9点追加18対0!残り時間は20秒余りになってきた。
フクロウが自らきちんと置けるか!ミスは許されない時間帯だが揺らさないでスライドしていく。
置けたか?旗が上がった23点!逆転!小山高専逆転!
(拍手と歓声)タヌキはどうか。
尻尾に載せた水平安定化機構。
3回目に挑戦するもここでタイムアップ!23対18小山高専が勝ちました!
(拍手)その差僅か5枚!ゆっくりゆっくり確実にフクロウが勝利を収めました。
大歓声となりました小山高専の応援席です。
団長さんあまり最初は試合を見ずに応援団に向かって声を出してましたけれどもあまり見なくても心配なかったですか?はい。
絶対小山高専が勝つと思っていたので。
(廣瀬)では次に向けてのエールをお願いします。
小山高専勝つぞ!
(一同)オーッ!おっと敦士さん熱戦が行われている舞台の裏側へやって来たようですよ。
この部屋いつもは大相撲の力士の支度部屋なんだそうです。
でもこの日はほら!ロボットでいっぱい!
選手たちはここで出番の直前までロボットの配線やネジの緩みを入念にチェックしているんです
皆さんどうですか?本番を目の前にしまして。
「本番」って言葉を言った途端に急に顔がねこわばるんですよ。
でもこんな若い学生たちがどうやって自分たちでロボットを作っているのか気になりますよね?
どんなロボットなんでしょうか!?
実は僕全国大会の10日前にある学校を訪ねていました
こんばんは!
(一同)こんばんは!うわうわうわうわ!すんげぇ物ありますね!すんげぇ物がある!
やって来たのは東北地区大会の優勝校福島高専です。
高専生ってこんな専門的な道具に囲まれて学んでるんだ。
まさにエンジニアの卵ですね
皆さん学年は違うわけですよね。
そうですね。
一番上の方は?一番若い人はどの方ですか?塙君は今1年生です。
(敦士)1年生。
じゃお酒も飲めるわけですよね。
不思議な学校ですねやっぱりね。
ちなみに3人並ぶと…。
うわすごい年の差だ
気になる彼ら自慢の手作りロボットは…。
ありましたありました!実は僕バイクをいじるのとか大好きなんです!こういうメカを見るとワクワクしちゃうんですよね〜
(敦士)お〜!
(拍手)
何だかプシュプシュ音を立てながら角材を越えていますよね。
これ何の音だと思います?
この中に圧縮空気が入っていて圧縮空気の気圧の力を使って足の上下をさせて。
なるほどなるほど。
いろんなペットボトルで試したの?炭酸飲料のペットボトルなら何でもいいんです。
そうか強いんですよね。
そうです。
下がへこんでる理由も炭酸に強くなってるとかありますもんね。
丸いのが…。
なるほど。
へぇ〜こんな身近なものがロボットに使われていたんだ
このロボットを操縦するのが3生生の鳥羽祐丘さん。
責任重大な役目ですね!
あそうですか!緊張してて足震えてヤバイなって。
うんそれはまずい。
ならば僕が奥の手をお教えしましょう!
本番で例えば登場の部分あったじゃない。
あそこですげぇ大声で叫ぶとか。
鳥羽さん全国大会では大丈夫かなあ…
さぁ〜福島高専いよいよ本番だぞ!
青ゾーンは福島高専ロボット名「おトドけ・うけトリ」!
(拍手)うわ〜!いいよいいよいいよ!これで楽になるよ。
いいよ!
僕が見たあの出前ロボットなんとこんなトドのデザインだったんですね!
(森)赤ゾーン苫小牧高専ロボット名は「シルク・ド・ソバユ」!
(拍手)対する北海道地区代表苫小牧高専はせいろでせいろを運ぶという面白いデザインです。
(会場)3・2・1出発!まずせいろの注文の数は赤の苫小牧は3枚。
青の福島15枚。
青のトドが速い。
足回り。
すいすいと進んでいく。
まるで角材などないかのようなこの車輪の上げ下げ。
安定している。
角材ゾーンクリア。
赤のシルク・ド・ソバユ苫小牧。
ゆっくりとはしていますけれども確実性はあります。
今角材ゾーンに入っている。
福島のトドは坂道の上の方に入っている。
先行する青の福島トド。
受け渡しポイントで待つ受け取りロボット。
トドけてうけトリ。
この辺りうまくいくか…っと!トリが邪魔をした!あっ!トリが邪魔をした!あれ受けトリ…でも下ってるからもう受け取るだけ。
リトライになりました福島高専。
受け取るところから再びのスタートです。
今度はどうか。
ガチッとつかんだ。
置ければ先制です。
トリが…クルッと反転した。
あっさり置いた!福島先制15ポイント!赤の苫小牧もフィニッシュが見えてきました。
せいろロボがせいろを運んできた。
置ければ…。
得点!3点返した!苫小牧15対3!青の福島トドは2回目も15枚を注文。
今度もスムーズですが時間がなくなってきました。
ここでタイムアップ15対3!福島高専の勝利です!
(拍手)いいよいいよ!いいよ!叫びが一番よかった。
緊張でガッチガチだった福島高専のみんないい雰囲気になってきたぞ。
でも一人だけすごいこわばってるメンバーがいたんですよね…
せいろを受け取り損ねたトリロボットの操縦者…
どうしたんだよ!ハハハハハッ!はい大丈夫です。
私ももう一つの支度部屋をのぞいてみました
(足立)こんにちは〜。
こうなってるんだ…。
こちらでも皆さん最終調整の真っ最中!
すごい全部木だ。
みんなすごい真剣に取り組みすぎてて私の存在に気づいていない。
あれ?なんかそわそわと落ち着かないチームがいますよ
それもそのはず。
実はこの学校全国大会に出場するのは14年ぶりなんですって!
そんな彼らを私は大会の5日前に訪ねていました
(ノック)失礼しま〜す。
すげ!今何されてるんですか?えっと…ロボットの組み立てが今大体終わってこれから動かすところです。
お動かすところ!すごい!
ちょうどこの日は全国大会に向けてロボットの走行テストをやっているところでした
ここめっちゃ速くないですか?
車輪の前後に付いたセンサーで…
すごいでしょ!?更にここ。
取り付けてあるのがなんとそろばんなんです!そろばんの玉を転がして角材の上を滑るように進もう!っていう作戦。
ほらすいすい進んでるでしょ!
ほんとですか!?大丈夫ですか?ほんとにダメだったらほんとにダメって言って下さい。
特別に私も操縦させてもらっちゃいました
ちょっと待って…怖い!すごいこれ結構…。
ゆっくり前に倒してもらえれば。
(足立)ちょっと待って!だんだんスピード上げていけばいい…。
(足立)キャーッ分かんない!どっち?こっち?
前に進ませようとするだけでも…
このまま進んでいいんですか!?私このまま進んでいんですか!?勢いで乗り切って。
(足立)勢いで乗り切る…あああ〜っ!
ごめんなさい…簡単に見えたけどとっても難しかったです!
こんなに操縦が難しいロボットで山積みのせいろを運ぶんですよ。
人間の私でも難しいのに一体どうやってバランスを取るんだと思います?
これすごい大変!
実はそのバランスを取る仕掛けがロボットの後ろにぶら下がったハニワの「下」にあるんです。
これ鋼で出来たおもりです。
このおもりが動くとその動きは天秤棒みたいに…
斜面で傾いてもおもりが下がったハニワはまっすぐ立とうとしますよね。
これにつられて山積みのせいろも傾かずに済むんです
すご〜い!うわすご〜い!保ってる!
このロボットで勝ち上がった14年ぶりの全国大会。
気合でこんなVTRまで作っちゃいました
ハニワ君本番でも自慢のスピードを見せてくれるかな?
都立産業技術高専品川キャンパス…
(拍手)めっちゃ緊張してるやんみんな。
大丈夫か?
(森)赤ゾーン石川高専…対する石川高専は浮き輪を車輪に使って衝撃を和らげるという面白ロボットです。
(会場)3・2・1出発!手前は何枚赤は10枚。
青は…青も10枚だ。
同じ枚数でのスタート。
青の品川ハニワ飛び出しがいいクイックスタート。
小回りもいいぞ。
もう角材ゾーンに来ている。
速い!斜めに越えてきた〜!車輪の出し入れもピシピシと小気味がいい感じです。
スピードを緩めずに坂道勢いがある。
20秒もたたずにここまで来ました。
坂道ゾーン越えていく脱輪もしない!斜めに…あっとここで落とした!これは坂道からのやり直しという事になります。
あ〜!さぁリスタートになりました青のハニワ産技品川が15度の斜度坂道を下りてここはしっかりと下りて受け渡しはどうか?10枚をうまく渡せそうだ。
ここからは着実にしっかりと置く!青のハニワ先制10点!赤ゾーン石川高専カッパ角材ゾーンにやって来ました。
浮き輪がふにゃり越えた1本目。
後輪も越えていきます。
2本目に入る。
ふにゃり…っと倒した〜!衝撃吸収浮き輪も万全ではないのかリトライになります。
!青ゾーン品川ハニワは2回目のスタート。
やはり速い。
ダッシュ力がある。
斜め走りでもう坂に来ました。
緩めません勢いがある。
越えて…あっと危ない〜!焦ったかこれが国技館のプレッシャー!時間がなくなりました〜!
(終了ブザー)ハニワ産技品川全国大会の初戦で勝利を飾りました!
(拍手)
(足立)おめでとうほんとに!ありがとうございます!次も頑張れ!おめでとう!
やったねチームハニワ!次の試合も頑張ってね!
この日国技館にはさまざまなアイデアロボットが集結しました。
らせん状の不思議な車輪ですよね。
斜めに角材に当てるとするりと角材をすり抜けちゃう。
金沢高専も負けてはいません。
大きな車輪に付けられたこの溝にご注目。
角材の位置に溝がはまって段差などないかのように通過していきます。
お尻の部分を見ると…。
後ろ向きに強い風を吹き出しています。
角材ゾーンはなんとこの風の力だけで進んでいくんです!オフロードバイクのタイヤで衝撃を吸収。
せいろが崩れそうで…崩れない!30枚出ました!大分高専のロボットはルール上一度に運べる最大限の30枚に挑戦!ところが…。
どうにもまたいだ後が動かないぞ。
さまざまなアイデアを凝らしたロボットでも今年の競技はかなりの難しさ!坂道をうまく…下りきらないリスタート!ゴールまでたどりつけずにせいろを崩してしまうチームが続出。
津山高専角材ゾーンをうまく越える事ができるか?倒した。
そばなちゃんが今角材ゾーンうまく越えそうだがちょっとギクシャクしているがどうか…落とした!そんな中特にユニークな技を見せたのが仙台高専。
見て見て!せいろが斜めに傾いたまま!倒れない!実はこれ4方向から強い風を吹きつけてせいろを支えているんです。
斜めになっているが風で…風で倒れない倒れない!これが仙台高専!今回唯一の安定化機構風です!すご〜い!足立さんもびっくり!この後もスーパーロボットが続々登場!目が離せませんよ〜!
(拍手)こんにちは。
こんにちは。
はいもう全て。
ハハハハッ!面白〜い!ありがとうございます。
そうなんです。
鈴鹿高専のこだわりは全自動ロボット!去年の大会でも全自動で縄跳びをするハイテクロボットで観衆の度肝を抜き見事技術賞を獲得。
全国にアピールしました。
全自動制御の立て役者がこの人…今年も全自動ロボでみんなをあっと言わせたいと制御プログラムとのにらめっこが続きます。
9月の終わり。
学校を訪ねるといつもパソコンの前に座っている磯村さんが何やら妙なものを手に歩き回っていました。
一体何をしているんでしょう?画面上の緑の点。
実はこれコンピューターが磯村さんの歩いている位置を自動で認識しているんです。
そんな事ができる秘密は出前先に置かれたこの受け取りロボット。
4台のカメラとまばゆく光るLED照明が取り付けられています。
そしてこちらは出前ロボットに取り付ける反射板。
これに反射した光を受け取りロボのカメラで捉え光の来る方向から出前ロボの位置を割り出す仕組みです。
この仕組みを使えば出前ロボットは常に自分の位置を把握できます。
それをもとにこの先どう進めばいいかを自動的に判断するというすごい仕組みを考えついたのです。
ところがこの日の実験では磯村さんが歩いた位置とコンピューターが認識した位置はこんなにずれていました。
う〜んよく分かんないけど高度な技術!いよいよ反射板を出前ロボットに取り付け全自動で動けるかどうかテストする事に。
でもなんか走りが不安定みたい。
全自動という難題に挑んだ鈴鹿高専。
あんまり時間ないけど大丈夫?磯村さん。
そして迎えた大会当日。
対戦相手はドラゴンのデザインが迫力満点の…
(会場)3・2・1出発!赤の呉高専がドラゴン。
そして青の鈴鹿高専がクジラのエールちゃん。
今15枚を載せてクジラが動きだしました。
全自動です。
誰も操っていません。
スラロームに入っていきます。
フィールドの外メンバーはそば打ち中だ。
操縦していない。
全自動だと必死のアピールです。
スラロームから角材ゾーンはどうだ。
少し斜めに入っていく。
出前先のロボットが放つ妖しい光青色LED。
この光を頼りに自らの位置を知りどこに行けばいいのかを判断するクジラ。
光を見ているようだ。
感じているぞ。
坂道に入る。
安定感が大事なポイントですが水平を保っています。
全自動クジラの実力!何かロボットに意思が気持ちがあるように感じてしまいます。
すげえぞ!自動で全部行ったぞ。
自動でここまで来ました15枚。
さあうまくあとは置くかどうか。
速いぞ速い。
1分少々というところで…。
あっと崩した〜!あ〜!鈴鹿高専最後に止まる位置がせいろを置く机から少しずれてしまったのです。
そのため伸ばしたお盆が机に届きませんでした。
う〜ん惜しい!赤ゾーン呉高専ドラゴン。
その表情。
迫力は十分です。
坂道ゾーンも安定感が…あります。
倒れません!全自動クジラ調整してリトライ。
置いた!先制15点!赤のドラゴンさああとはうまく載せるだけだがこの載せ方ご注目です。
ポンと置きます。
ポーンと置きますよ。
さあ最後スルッといくかどうか?10枚がうまく安定するかどうか。
いったか…っと〜!この辺りうまく調整できなかったか。
10枚最後のところスルッといってほしかった!残り時間がない。
リトライの時間もなくなってきました15対0!
(カウントダウン)
(終了ブザー)青ゾーン鈴鹿高専2回戦進出です!
(拍手)
全自動で出前!学生たちの技術力ハンパじゃないなあ!
続いては私が取材に行った産業技術高専品川キャンパスの2試合目
ハニワの下にぶら下げたおもりの働きでせいろの傾きを打ち消すおちゃめなロボットです。
みんな緊張してるかと思ったら…
対するは近畿地区大会の覇者…カニをあしらった巨大なフレーム。
一体どうやってせいろのバランスを保つのか注目です。
(会場)3・2・1出発!注文の数青の品川は10枚。
赤の神戸は22枚できた大きく出たぞ!品川ハニワはスタートダッシュ速さで勝負です。
早くも角材ゾーンまでやって来た。
小気味よく車輪を上げ下げする。
順調な斜め走りで坂の手前だ。
速い!今までで一番速いんじゃない?赤のカニ神戸高専トラブルでしょうか?スタートできない状態です。
大丈夫でしょうか?ハニワは坂道に入っている。
初戦でのミスが出た坂道ですが慎重に下りてきた。
せいろも無事です。
受け渡しはどうでしょうか。
いけるでしょうか。
さあちょっとぐらつきましたがセーフ崩れない!あとは置くだけだ。
着実に…置いた10点!品川先制!赤ゾーン神戸のカニ1分以上たってからようやく動きだしました。
22枚運べれば逆転はできる。
角材ゾーンカニの横歩きなかなかの速さです。
しかし時間との闘いになりそうだ。
青のハニワ2回目の注文は8枚。
今度も軽快。
速い!…っと崩した〜!あ〜。
焦る品川。
カーブの遠心力でおもりが揺れすぎてせいろを崩してしまいました。
痛恨のリトライ。
角材ゾーンの最初からやり直しです。
ちょっと焦ってきてる。
焦ってる。
神戸のカニ振り子を応用した機構。
安定感がある。
ゆらゆらとせいろは垂直を保っています。
坂道を下りてきた。
22枚が進んできたぞ。
ハニワはどうだ。
坂道を行く。
リトライからは順調です。
8枚は確実に置きたい。
時間がしかし迫ってきてる!カニが来たここまで来たぞ!一気の逆転が見えてきた!22枚だ。
置ければ置ければ丁寧に…。
置いた置いた置いた!22対10!逆転だ逆転!ハニワも2回目成功8ポイント追加!しかし追いつかない届きません!時間がなくなる〜!神戸高専ギリギリの逆転劇!勝利をもぎ取りました!
(拍手)
品川のみんな。
負けちゃった…
(足立)ちょっと最後ね〜あれね。
でも…すごいいろいろと緊張したと思うし。
なんか…自分の事のようにね。
私がね泣いちゃダメなんですけどそういう感じな気持ちになりました。
ありがとうございました…フフフッ。
ごめんねなんか私が…。
憧れの国技館で全力を出し切ったみんな。
かっこよかったよ!
(「無我夢中」)・「一晩中考えて何のアイディアも浮かばず」・「ただ消しゴムのカスだけが机に残る」・「『そんな日だってあるよ、何も心配いらない』」・「誰かがきっとそんなふうに言うだろうけど」・「ひらめく挑戦失敗苦笑い」・「思いつく飛び上がる」・「さあもう一度」・「燃えているか
(僕は)笑っているか
(君は)」・「無我夢中ならかっこいいそれでいい」続いて2回戦。
地区大会最高クラス30枚以上を運んだ横綱同士の大勝負です。
こちらは全国大会で過去3回準優勝している強豪…今年こそは初優勝と意気込んでいます。
大会の3週間前彼らのロボット開発現場を訪ねました。
部室に貼られた現状報告表。
解決策の欄には「ひたすら練習」の文字が。
書いたのは出前ロボットの操縦者…目指すは20枚以上を2回運んでせいろのツインタワーを作る事。
ならばお手並み拝見!前井さん何やら数を数えています。
どうやら足を上げ下げするタイミングを図っているようなんですがって事はまさか…。
角材を乗り越えるのに…ほんと!?でも前井さん角材の間隔はだんだん狭くなるから見た目でタイミング図るのは難しくないですか?どれほどシビアか見てみましょう。
まず上げて下げて上げて下げて上げて下げて上げてあっここは同時に上げて同時に下げる。
更に上げて上げて後ろ下げて前下げるって…。
ひゃ〜これが全て手動のリモコン操作だなんて!すごすぎ!練習のかいあってロボットの動きは実に快調です!それを見ていたのが対戦相手…すげぇ滑らか。
なんかかっこいいね。
めっちゃかっこいいぞ。
実は水永さん2年前にここ国技館で悔し涙を流した思い出があります。
その年の水永さんたちは圧倒的な強さで決勝戦に進出しました。
ところが…。
僅かなミスで優勝を逃してしまったのです。
水永さんは卒業を控える5年生。
最後のチャンスになんとしても優勝を勝ち取りたい!そんな執念を込めて生み出されたのがこのロボット。
抜群のスピードとバランス感覚を併せ持っています。
足を上下する速さは僅か0.2秒。
更に大量のせいろを載せても崩さないバランス機構で坂道の通過もご覧のとおり。
せいろの揺れを素早く打ち消して水平に保ちます。
その秘密は…4層からなるこの安定装置にあります。
坂になるとここが回って回転して坂に対してここが常に水平になるようになっています。
その上側2層目にはゴムの伸縮で揺れの衝撃を吸収するダンパーが。
更に3層と4層には縦横の揺れを振り子の原理で打ち消すレールが取り付けられています。
この揺れないお盆その名も「超絶」!まさに鉄壁の揺れ対策です。
その水永さんたちが最大のライバルと見なすのが地区大会で自分たちを上回る33枚を運んだ和歌山高専のクジラロボットなのです。
巨大ツインタワーを完成させるのはどちらか?今大会きっての強豪が早くも2回戦で激突です!
(森)スタート5秒前。
(会場)3・2・1出発!さあまず注目何枚出るのか?青・和歌山が22枚大量注文。
赤の熊本は何枚…24枚!上回ってきました。
この高さ大丈夫でしょうか?スタートする。
和歌山へのプレッシャーとなるのか。
自らのリスクを背負ったのか運命の24枚。
そして和歌山22枚。
スラロームゾーンは両チームスムーズです。
先に角材ゾーンは赤の熊本鮮やかに越えていく。
青の和歌山クジラも入ってきました。
車輪の上げ下げは手動操縦集中力。
第2関門角材はほとんど同時にクリアしたか。
速さは互角。
しかし坂に入るのは熊本が少し速いか。
安定している熊本。
驚異の4層舟形安定化機構の実力!ゆらりゆらりと高いせいろは揺れますが問題ありません。
坂をしっかりと下りていきます。
受け取りロボットが待っている。
渡しに行く。
ここまでミスはない。
揺れていますがその揺れが収まるのを待ってつかんだ〜!先制するのは熊本になるのでしょうか?置きました24点!熊本先制!青の和歌山も続くぞ22枚を置いた!続いた24対222点差!うわ〜!五分だよ五分五分!両者ノーミスで2回目の出前へ。
熊本八代は再び24枚。
和歌山は22枚?和歌山高専またしても2枚少ないぞ。
さあ勝負の2回目に入ってきました。
先行するのは今度はクジラだ青の和歌山。
僅かに先に角材ゾーンしかし熊本も速い!追いつくか追い越したか?青のクジラはおっと坂道に入っている上っていく。
スイッチバックに入るところ。
22枚は安定しています。
先行して熊本にプレッシャーをかけられるのか。
時間はありそうです。
さあそして赤の熊本24枚だ。
慎重になるのも否めない。
スピードが落ちてきたかどうか。
和歌山は受け取りが速い!先に来たぞ!渡した!置きに行く!ツインタワーが完成した〜!22点×2!44点逆転したぞ!熊本はどうでしょうか時間が迫ってきた。
残りはもう10秒になる!揺れるこの揺れの時間がもどかしい!つかんだつかんだつかんだ!時間との勝負だ!どうだ渡して…。
赤も置いた!逆転〜!48対44〜!熊本八代3回戦進出!
(拍手)すごい試合だよこれもう!ほんと決勝戦と言っていいですよね!熊本八代の水永さん悲願の優勝へ一歩近づきました。
確かに2回目の出前成功は試合終了の僅か3秒前。
一方の和歌山高専。
自己ベストの44枚を運びながらまさかの2回戦敗退です。
いや〜…
(取材者)24はすごいと思う?続いて戦いの場に向かうのは鈴鹿高専。
あの全自動ロボットです。
ただいま作戦会議中。
気になる対戦相手はスピード自慢の旭川高専シロイルカロボット。
北海道地区の優勝校です。
旭川は前日のテスト走行で10枚を積んで2往復を成功させていました。
これに勝つには鈴鹿高専何枚で挑むのか?
(森)スタート5秒前。
(会場)3・2・1出発!さあ海の哺乳類対決となりました。
赤のイルカが10枚。
そして青のクジラが21枚!21!挑戦したか。
1回戦では15枚を自動で運びきりましたこのクジラ。
今度は21枚を積んでのスタート。
スラロームゾーンを越えてほとんど同時に角材ゾーンに来ました。
青の鈴鹿自動操縦です。
青色LEDを感じて運ぶクジラ。
LEDもクジラを見つめて角度を変えてサポート。
一方赤の旭川イルカも順調です。
坂道に来ています。
10枚のせいろは安定しているようです。
坂道を越えていく。
順調だ。
水平安定化もうまくいっている。
さあ前向きにそのまま下りてスピーディーに駆け抜けるように受け渡しロボットに渡した。
速い!旗が上がった10点!青の鈴鹿高専クジラ。
受けロボットの青いLEDを頼りに今そこに向けて下りていく。
あ〜っと落としてしまった!坂道リトライ!逆転に向けてリスタートの青鈴鹿高専全自動で届けに行きます。
坂道に入る。
今度こそはいけるかどうか。
ここは安定しているぞ。
時間は僅かにありそうです。
届けたい鈴鹿ミスは禁物ですが下りていく。
坂道最後が…ガタッときてしまった〜!残り10秒!10対0。
10点を先制している旭川高専がこのまま…いけそうです。
時間がなくなってきましたが2回運ぶのは無理だ10対0!旭川高専3回戦進出です!
(拍手)このロボコン部のOBでいらっしゃる仲吉さんです。
あえて聞きたいと思います。
相手の鈴鹿高専自動制御でかなり注目していたそうですね。
はい。
鈴鹿は自動制御にこだわったすばらしいマシンを使ってくるんでそこで鈴鹿と当たって勝った事をすごく誇りに思います。
(打越)メッセージをお願いします。
勝利の波を越えてゆけ!
(一同)ベルーガ!
(拍手)ありがとうございました!
(拍手)敗れた全自動の鈴鹿。
原因はスピードが出すぎた事でした。
でも開発した磯村さんどこか満足そうです。
難しいとは知りつつも全自動に賭けた鈴鹿高専。
見事なチャレンジ魂をロボコンの歴史に刻みました。
さあここからは準々決勝。
まずは香川高専詫間キャンパスと福島高専の対戦です。
選手の入場です。
(拍手)
(森)赤ゾーン…香川詫間はこれまで2回の出前で25枚を運び勝利しています。
青ゾーン…うお〜っ!一方敦士さんが見守ってきた福島高専。
まだ3分内に1回の出前しかできていません。
この試合どちらも二度の出前を果たせるかどうかが鍵になりそうです。
(会場)3・2・1出発!まず何枚か。
青の福島16枚。
そして赤の香川高専詫間も16枚。
同じ枚数でのスタートとなりました。
スピード勝負となりそうです。
速さはほとんど同じぐらいでしょうか。
角材ゾーンに入りました。
斜めに進むのが赤の香川高専だ。
坂道ゾーンはその分早くたどりつきました。
坂道の安定度はどうでしょうか。
16枚は大丈夫そうです。
スイッチバック進行方向を坂の上で変えて後ろ向きに慎重に下りていく。
ここまで順調にやって来ました。
もうあとは置くだけになるでしょうか香川高専詫間…。
倒しました!さあ青の福島トドは遅れて坂道ですが…っと揺れましたがセーフ倒れません!渡しに行きます。
さあ受け取りがどうか。
先ほどはこの受け取りがうまくいかずにいった青ゾーンのトドとそしてトリ。
トリは今度は慎重だ。
先ほど2回失敗した所ですが16枚つかんだつかんだ!今…これはミスなくいけそうだ!置いた〜!16ポイント先制!
(拍手)よ〜しよし!これよこれよ!うわすげぇ鳥肌立ってる俺!赤の香川高専もリトライから16枚置けそうです。
滑るようにスライド16点!同点になりました!2回目は青の福島16枚です。
赤の香川も同じ16枚の勝負!さあトドが…置ければ置ければ30枚という大台達成という事になります福島高専。
これまで2回運びというのはどうかこのガッタンがどうか…っと〜!うぉ〜!あ〜!うわ〜!惜しい!さあ落ちてしまった!16対16のまま。
どうかあと3秒角材ゾーンは越えられるか?旗は…上がったところでタイムアップ!16対16!これは判定が難しいところですが審査員の皆さんどうでしょう!?同点の場合勝敗は審査員判定で決まります。
どうぞ!青4つ赤1つ!勝ったのは福島高専!3年ぶりのベスト4!
(拍手)
(森)惜しかった…。
やっぱり緊張しちゃった?
(拍手)続いて登場するのはなんと48枚の出前記録を誇る…対するは着実な足取りで大量のせいろを運びきる小山高専ROCK君スインガー!これまで小山のフクロウロボットは一度に23枚を運んで勝利を収めています。
20枚以上を二度も運べる強敵を相手に小山高専にはある作戦がありました。
それは…。
(森)スタート5秒前。
(会場)3・2・1出発!さあ何枚の指示が出るか。
おっと赤は24枚先ほどと同じ。
そして小山きました25枚!25きた!この高さ小山高専試合では挑んだ事のない枚数。
25枚です。
賭けに出たのか一発勝負の大台!熊本の24枚を上回る数でプレッシャーをかけにいく。
決死の作戦に出たと言える数字です。
赤の熊本高専八代は速さそして坂道に行っている安定度もあるぞ。
マイペースのフクロウに差をつけている。
青の小山高専フクロウは25枚でも安定しています。
速さを求めずに確実に多く。
それがここまで無敗のフクロウの作戦。
赤の熊本八代は坂を下りていく。
確実でそして速い!さあそして八代が24枚。
坂道を下りきって落ち着いたところで受けロボットに渡した。
うまくいくか?いや今ストップが入った。
うまくつかめていないかどうか?さあ持ち上げた。
24枚を…。
あっと1枚落とした!どうかこれはリトライという事になる!熊本八代高いせいろの山をつかみきれず上の1枚を落としちゃった!もう2回目の出前をする時間はないかも!?これはフクロウにチャンスが回ってきたか?2回運べなければ1回の枚数の差になる。
運んでいる枚数が多いのは青の小山高専フクロウです。
赤の熊本リトライから今度は慎重に置きに行く〜!置いた置いた〜!24点先制は熊本!追いかけるフクロウは変わらずのゆっくりペースだ。
これさえ運べれば逆転そして勝利も見えてくる!届けられるか。
頂上に近付いてきたぞ〜!倒した〜!せいろが!逆転の夢が崩れたか!坂を上りきった時の僅かな衝撃でせいろを崩してしまいました。
これは痛い!リトライに行く小山高専しかし残り時間がありません!1回のミスが響いてしまったフクロウ。
抜群の安定感でしたがやはり25枚は大きな賭けでした!10秒を切ってきた時間が時間がない!
(カウントダウン)3秒…。
(終了ブザー)ここでタイムアップ24対0!熊本八代1回運びでベスト4!
(拍手)大きな賭けに出た小山高専。
あと一歩だったのに…。
(拍手)いよいよ大会も大詰め。
足立さんも何だか興奮気味です。
なんかすごく急がなきゃいけない気分になっちゃったんですけど。
いよいよ準決勝が始まります。
ベスト4に選ばれたのはこの4チーム。
まず登場するのは先ほど全自動制御の鈴鹿を倒した旭川高専。
ロボット名はベルーガ。
シロイルカをモチーフにしたスピード自慢のロボットです。
今年の旭川高専のチームは8人中6人が卒業を控えた5年生。
全国大会での優勝は彼らにとって長年の夢でした。
実は旭川高専11年前の全国大会で優勝した事があります。
旭川高専優勝!その頃今年の選手たちはまだ小学生。
当時テレビで旭川高専のロボットを見てずっと憧れてきたんですって!2003年の優勝した…
(森)さあここまでロボット製作に携わってきたメンバーたちに迎えられての入場です。
対するは3年ぶりの決勝進出なるか福島高専。
うお〜っ!気合も十分!どちらもスピードを生かして2回の出前を狙います。
(森)スタート5秒前。
(会場)3・2・1出発!さあイルカ対トド。
最初の枚数はどうだ。
10枚対15枚。
これまでとほとんど同じような枚数できました。
ベルーガは10枚でいって数を重ねようという作戦だ。
そしてトドは15枚。
これも2回運び。
ベルーガが先ほど達成している事を考えると2回は運ばなければいけない。
スピードは両チームあります。
もう既に角材ゾーンをトドが先に越えた。
そしてイルカも今越えました。
さあこの後坂道がどうか?ミスは禁物決勝に向けてのミスは禁物です。
さあここでも海洋生物の対決となりました。
シロイルカのベルーガが先に坂道を下りていく。
速いぞ速いぞ10枚をさあ頭から下げて今受け渡した速い!この辺りが速い!48秒で10点!さあ青ゾーンのトドが少しゆっくりですけどもこの辺りは慎重。
きちっと15枚を運べればどうか。
この辺りの揺れが揺れが〜!落とした15枚!さあ坂道最初からという事になりました!さあ2回運ぶには時間がなくなってきた。
15枚はまずは運びたいところトド。
そして10枚を運んだあとまた10枚できたイルカのベルーガ。
出発をしていく。
スラロームゾーンに入っている赤のイルカ。
そしてトドはうまくガッタンと…いってしまった〜!さあイルカのベルーガは10枚を坂道順調に下りてきて運べそうだ。
2回運びうまくいきそう。
さあ残り10秒。
ここからが速い!追加した〜!残り5秒で20対0!
(カウントダウン)11年ぶり3回目の決勝を決めたのは旭川高専です!
(拍手)
う〜ん…福島のみんな決勝進出はなりませんでした
お疲れさまでした。
悔しいね。
いや見事だったと思うよ。
ほんとに。
すげぇ感動した試合でした。
いろんなね事はトラブルはあったかもしんないけど。
あ〜!悔しい?悔しいよね。
そりゃ悔しいね。
悔しいです。
悔しいよね。
いつもどおり2回の出前ができていれば…ね
ここまで何かに夢中になれるってすごいよ!福島高専のみんなありがとう
続く準決勝第2試合は…瀬戸内の島から国技館へやって来た大島商船。
初のベスト4進出です。
おっと!このロボット木で出来てるぞ!グソクムシという深海生物をかたどったデザイン。
一生懸命に角材を越えていきます。
ところが…。
あ〜!最後の角材でコケちゃった!この間に熊本八代は二度の出前で40枚を運びきり40対0の圧勝となりました。
(拍手)それでもユニークな木製ロボットの健闘に温かい拍手が送られました。
(森)大島商船高専の皆さんでした。
(拍手)「高専ロボコン2014」全国大会。
いよいよ最終決戦です!全国の高専生の頂点に立つのは果たしてどのチームなんでしょうか?最後の戦い…決勝戦です!2年前のリベンジを果たすためこの場所に戻ってきました。
作り出したロボットは48枚のせいろを3分で運びきるというモンスターマシン。
対するは11年ぶりの決勝進出北の国の勇者旭川高専。
スピード自慢のイルカロボットとメンバーの固い絆で勝利の波に乗れるのか!?全国制覇に向けて笑うか泣くか。
熱きロボット魂を歓喜に変える気持ちの強さを発揮するのはどちらのチームか。
天下分け目の決勝戦です!
(森)スタート5秒前。
(会場)3・2・1出発!まず何枚か?ベルーガ12枚。
これまで成功してきたのは10枚だ。
12枚を出してきた。
そして最高の24枚を掲げたのが熊本八代。
八代はうまく運んでいる。
速さではしかしベルーガだ。
ベルーガが行くぞ。
(観客の悲鳴)あっと〜!角材を倒した〜!3回運びはこれで難しくなったか!しかし2回を運ぶ時間は十分にある。
八代は今着実に越えてきた。
まだ時間は30秒。
坂道ゾーンに入る。
宅配便はどうか?今坂を上っていく。
着実に今までと同じようにスイッチバック。
赤に点灯させて今モードを切り替えた。
緑のランプに替わって今下りに入る。
24枚。
これをしかし着実に受けのミスがないようにしたいところだ。
ベルーガは12枚を今抱えて坂に入った。
スイッチバックをする。
ここで追い上げてきた。
さあ24枚をうまく受け渡せるか。
揺れているぞ。
受け渡しがうまくいくか。
赤ゾーンの熊本八代うまく挟んだ。
落ち着いて置けばというところですが…24点!1分15秒!先制したのは横綱・熊本高専八代!しかしここで青が追いついたベルーガ12枚!さあ2回目は熊本は20枚だ20枚!一方の青の旭川は13枚。
逆転に必要な12点を1枚上回る13枚です。
速さは熊本を上回る旭川イルカのベルーガ。
逆転に向けてのスタートだ!熊本は20枚優勝を確実にする事ができるかどうか。
2回目の出前はどうでしょうか?間に合うかどうかという時間帯になってきた。
逆転の望みをつなぐ13枚イルカのベルーガ。
いいスピードだ斜めに来たぞ!スピードはあるぞ!坂道ゾーンにこのまま入っていくが傾いた倒した〜!ベルーガここへきて痛恨のミス!残り15秒。
きちっと受け渡して終わりたいところだが熊本八代どうか受け渡しがうまくいくかどうか。
残りが5秒に迫る!さあ今置けるかどうか!残り3…ああっとここで44対12!熊本高専八代初優勝です!
(拍手)
(拍手)最後の最後まで強かった!熊本高専八代キャンパス初めての優勝!完璧な試合運びで勝ち取りました!ありがとうございました!
(拍手)
(拍手)熊本高専八代キャンパスの優勝で幕を閉じた「高専ロボコン2014」。
誰よりもすごいロボットを作って見る人を驚かせたい。
楽しませたい。
ただその思いだけで駆け抜けた1年間でした。
(敦士)あれだけ元気に送り出したみんながあの顔でしょんぼり帰ってきたのはやっぱり僕にとっても衝撃的でしたね。
そういう悔しさって僕スポーツやってた時に感じた事あるなって。
なかなか大人になるとそういう事なくなってくるじゃないですか。
みんな。
でもそういった感情をもう一回思い出させてくれたなってそんなふうに思いますね。
(足立)負けた人も勝った人もみんなここに並んだ時はすごいいい表情をしててもうやりきったというかそういう表情が見れたのでほんとに良かったです。
青春って素敵だなって。
仲間と積み重ねてきた汗と涙の日々。
いつしかその胸には崩れる事のないエンジニア魂が生まれていました。
来年はどんなドラマを見せてくれるんでしょうか?
(会場)3・2・1出発!2014/12/29(月) 22:40〜00:00
NHK総合1・神戸
出前迅速!高専ロボコン2014 全国大会「“ソバの出前”で真剣対決!」[字]
ユニークなハイテクロボットが国技館に大集結!山積みの「そばのセイロ」をいかに早く出前できるか真剣対決する。笑いあり涙ありの熱戦を、敦士・足立梨花が密着リポート!
詳細情報
番組内容
全国の高等専門学校生たちが半年がかりで製作した独創的なロボットが、デコボコの角材や急坂を乗り越えて、3分以内にどれだけ多く「そばのセイロ」を届けられるかを競う。見上げるほどのセイロの山を崩さず運びきれるのか、試合はハラハラドキドキの連続!ゆるカワロボから超ハイテクロボまで25チームが競演。ロボット製作にすべてを賭けてきた学生たちの、汗と涙の舞台裏にも完全密着!王者に輝くのはどんなスゴ技ロボットか?
出演者
【司会】吉田一貴,森花子,【実況】長野亮,【リポーター】足立梨花,敦士,打越裕樹,廣瀬雄大,【語り】服部伴蔵門
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学
情報/ワイドショー – イベント
趣味/教育 – その他
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