さらに、こんな声も。「見本盤を持って売り込みに来るレコード会社のプロモーターもいますが、何を考えているのか見本盤をケチるんです。番組の偉い人には渡しますが、現場のディレクターには渡さない。それでは現場から『取り上げましょう』と声は上がらない。もっといえば、ウェブ媒体の記者には見本盤すら届けやしない。記事がウェブにアップされれば、局内のプロデューサーも目を通すんですが、そういうことすら考えないプロモーターが増えています」と別の情報番組デスクは明かす。
一方、エイベックスのプロモーターは、どんな相手にもCDの見本盤を配り、その過程で聴きどころを一声かけたうえで、「よろしくお願いします」と宣伝して回っている。メールではこうはいかない。「宣伝マンは顔を合わせてなんぼ。貪欲さが違います」と先の情報番組デスク。
大手レコード会社のプロモーターも見習う必要がありそうだ。