SWITCHインタビュー 達人達(たち)アンコール「東出昌大×朝井リョウ」 2015.01.12


近年朝ドラ「連続テレビ小説」で大ブレークする若手俳優が相次いでいる。
本日登場するのはこの人。
うちの嫁さんはなごっつかわいらしいんや!
(どよめき)ほんなもん心配なだけや!「ごちそうさん」で主人公め以子の夫悠太郎を演じた…とある日曜の朝東出はある人物に会うために都内某所にやって来た。
会うのは2年半ぶり?その相手とは?戦後最年少の23歳で直木賞を受賞した。
大学生の就活を描いた「何者」をはじめ一貫して現代に生きる若者たちのリアルな感情をあぶり出してきた。
デビュー作「桐島、部活やめるってよ」は62万部を超えるベストセラーとなり映画化もされた。
この映画で俳優デビューを果たしたのが東出。
桐島は?いやまだ。
ありがとう。
みずみずしい演技で一躍注目を集めた。
原作者の朝井は東出と映画の撮影現場で出会いずっとメールのやり取りを続けている。
初めて会ったのが2年ぐらい前なんですけどその時の印象から…いい人なんですけどね絶対もともと。
本来。
対する東出は…。
読んだ印象ですけど。
朝井が待ち合わせ場所に指定したのはファミリーレストラン。
会社勤めと作家業を両立している朝井がいつも執筆している場所だという。
(ウエイトレス)いらっしゃいませ。
何名様でいらっしゃいますか?こちらへどうぞ。
おはようございます。
うわ〜びっくりした。
おはようございま〜す。
お久しぶりです。
(2人)よろしくお願いします。
知ってるじゃん。
すごい。
改めて見ると…今日はすいません。
こんな…「こんな」って言っちゃった。
いえいえいえ。
ファミリーレストランに来て頂いて。
いえいえ。
そうなんですよ。
(呼び出しボタンの音)普通にいきましょう。
普通に食べましょう。
ご注文お伺い致します。
26歳と25歳。
若い2人の時に切実で時に青臭いトーク。
えっ!?いろんな所で言われる訳じゃん。
小学校に入ってから…随分ませてるね。
東出が出演中の「大河ドラマ」ゆかりの場所で本音さく裂。
あ〜いい。
でもいいよね。
僕すごい思う常々。
うわ〜もう…。
違う。
誰か助けて下さい!どうしようかな…オレンジジュースにしよう。
本当?うん。
そうなんだ。
うん。
よし。
よいしょ。
そうなんですよ。
下から撮られてるって事でしょこれって。
鼻毛とかバレるんですよ。
今日はよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ちょっと待って。
どうしようか何からしゃべればいいんだろう?まずさ今日のこの依頼が来てから…聞いてもらっていい?仏度?個人的に。
分かる。
分かってる。
僕も何かさやっぱり…そうだねそうだね。
でも実際…あっ。
(2人)ありがとうございます。
すいません。
自分に甘いところもあるしさだから何か…今日。
本当に?人間って前置きするじゃん。
「こんな事言いたくないんだけど」は…。
分かんない。
分かんないから…ここにね笛があるんですよ。
おお。
はい。
オーケーオーケー。
という事で相手の答えに納得いかない時はホイッスルを鳴らすというルールでスタート。
ありがとう。
インタビューとかでさ何か。
そういう時…結構読んでるんだね。
読んでる。
俺何て答えてた?すごかったんだよ俺びっくりしたんだよね。
何か適当な事言ってんだろうな多分。
言ってないよ。
言ってる。
見して。
あるある。
でもねその誌面をプリントアウトしたやつじゃないんだけど。
でもね俺ね大概適当な事言ってるんだよ。
それ見た時に感動してさ「何だ?この答え」と思って。
やった!ほら。
「僕がお勧めするお握りの具は」…あ〜本当だ。
これ何だろう?2013年11月11日です。
この時あなたは「しぐれ煮にする細い牛肉をすき焼きのたれで炒めて刻んだニンニクの芽であえて」…恥ずかしい。
すごいよこれ。
構成作家いるんじゃないかなと思ったもん本当に。
桐島が部活やめたんだって。
え〜っ!?朝井リョウ19歳のデビュー作「桐島、部活やめるってよ」。
学校のスター的存在である桐島がバレー部をやめるという噂が流れ同級生の日常に小さな波紋が広がっていく。
容姿や服装運動能力などでクラス内のヒエラルキーが決まる高校生活。
5人の生徒の視点から描かれる鮮烈な青春小説だ。
東出が演じた菊池宏樹はスポーツ万能のイケメン。
クラスの中心グループで一見何不自由ない毎日を送っている。
だから結局できるやつは何でもできるしできないやつは何にもできないってだけの話だろ。
野球部に籍はあるものの実際は幽霊部員。
これといってやりたい事が見つからない自分への焦りと不安を抱えている。
やっぱかっこいいね。
え?かっこいい。
いいよ俺は。
懐かしい。
でもすごい覚えてるよ。
俺もね覚えてる。
本当?屋上に行った時。
そう。
やっぱり…そうだよね。
そうだね。
いやねあの時22とかだったからね多分ね。
唯一って言っていいぐらい多分年上だったんだよキャストの中で。
すごい覚えてる。
すごい覚えてるそれ。
あ〜。
10代だったら分かんなかったかもなって思ったんだけど。
高校生の時?高校生の時。
でもそれ25ぐらいまで引っ張ってるね。
今でもさきざきは不安だけど。
不安は不安だよね。
一番初めに書き始めたのが。
その時は全然まだネズミが主人公みたいな話を書いてたから人間の事はあまり見て書いてるとかじゃなかったんだけど…その時から…どこかで「この場面を書くとしたらどうやって書くんだろう」というのが芽生えてしまった時から…でも分かる。
じゃあ精神的に青春が終わってるんだったら…すごい体を動かすポジションにつこうと思って体育祭の応援団長も高校の時やったし中学生徒会長やったし部活も運動部中高入ってっていう…そこまで考えられてたんだね。
いやでも…だからすごい体で払いますみたいなその代償をみたいな気持ちで中高を過ごしてたのをすごい覚えてるから今でも…プロットとかを…まず構成を立てる?でもさ…。
パソコン?パソコンのこの中に入ってるんだけど俺「桐島」のプロットを書いたノートとかをマクドナルドに置き忘れて。
大学生の時に。
すげえ電話したのマックに。
気付いた時に。
3時間ぐらいたって。
「すいません大学ノートなんですけどありませんか?」って言ったんだけど「ちょっと分かんないですね」って言われて。
もう一回行ったんだけどなくて。
誰かの手に渡ってるかマクドナルドの燃えるゴミの方に入ってる。
燃えないゴミと分かれて…。
うわっすげえ。
でもこういうの見せるのってどう思う?いやでも分かる。
あの多分…書き込んでるやつとかね。
そう。
書き込むし…そうだよねそうなんだよ。
そういう感じ。
じゃあそうしよう。
いいねそれアイドルの写真集見る時みたいな。
「お〜!」みたいなさそういう見方にしてじゃあ。
(笑い声)やってた〜やってた〜それ。
いやでもさこういうの見せるのってさ…。
あ〜でも書くんだねこんな。
どうなんだろうね?これ誰に教えられた訳じゃないの?びっしり書き込まれた創作ノート。
登場人物一人一人の生い立ちやあだ名小説には出てこないエピソードまで事細かに記されている。
中でも朝井が執筆に取りかかる前に徹底的に考え抜くのがキャラクター同士の関係性だ。
俺いつも話考える時に1人…分かりやすく言うとちょっと美人な女の子がいたらちょっとあんまり美人ではない女の子を横に置いたりとか。
それで何か…そういうシーンを書きたいなって思うからそういうふうに決めてくんだけど…。
作家小説家さんってみんなこうやって書くのかな。
いや中には天才がいてね座ってパソコンを開いていつも使っているマグカップにいつも使ってる豆でひいたコーヒーを一口飲めば登場人物たちが自由に動き出すっていう天才がいるんですよ。
へえ〜でもそれもさ物語を作った裏の物語として創作してるのかもしれない。
言ってるのかもしれないんだけどでも本当にそういう人も多分いるんだよね。
本当にそういう事ができてしまう。
へえ〜。
推こうしないって。
くそほど書き直すよ俺。
ああそう。
くそほど書き直す。
よく覚えてるよね。
分かったふりしただけだけど。
なるほど分かんねえと思ったけど。
これもすごい難しい問題なんだけど…よく感想であるのが…ドラマでも映画でも本でも。
そういう意見ってすごいあると思うんだけどそうなると…「何でこんな事をしてしまったんだろう」。
そういうところに人って没入していくのかなって思うんだけどフィクションを見る時に。
どこかで1ミリでもずれるとっていうのは「この人何でこういうふうに生きてるんだろう」とか「何でこんな事言ったんだろう」っていうきっかけみたいなところが…このセリフ何でこのタイミングで言うか分かんないなっていう事があったとしてもやるじゃん。
う〜んでも何か結局そこで言ってるからさ台本の中で。
「このセリフ言えない」っていうのがよく分かんないんだよ。
だって言ってんじゃんもう。
「何でここで?」っていうのとかないんだ?「何でドラマって47分ぐらいで走り出すの?」とか。
何か本当ベタな言い方だけど…監督と脚本家さんがもう世界を作ってて材料になるだけだから。
ただこのセリフが出てくるまでに「何でこういう展開だったのに出てきたんですか?」って相談をし合って納得するまで「いやちょっと分からないです」って言い続けるのはいいと思うけど「言えないです」っていうのはそれはすごい事だなって思う。
監督側の人だなみたいな。
演者というよりは。
俺さ…めちゃくちゃうれしい。
これいきなりさ難しい話になるけどさ。
くわえてていい?じゃあ。
いいよいいよ。
お待たせしました。
(2人)ありがとうございます。
笑って吹いちゃった。
本当に?東出が衝撃を受けた朝井の最新作「スペードの3」。
36歳のミュージカル女優とそのファンクラブのリーダー。
そして新たにファンクラブに加入したリーダーの元クラスメート。
女性同士の悪意や嫉妬プライドとコンプレックスが交錯する。
仕事が減る一方のつかさ。
同期のライバル女優の刺激的な生い立ちに嫉妬する。
ファンクラブのリーダー美知代。
しがない会社員として働く彼女はファンクラブのメンバーへの優越感だけを生きる糧としている。
中学時代は仲間外れにされていた地味でさえないむつ美。
自ら髪を切り外見を変える事で劣等感の塊だった自分に打ち勝とうとする。
人間の秘めた感情があふれ出す瞬間を朝井の筆はえぐり出す。
あれは何で知ってんの?でもそのとおりでやっぱね…ごめん今笛持ちかけちゃった。
家でさセリフやったりしてる時に何か一人で本意気で読んだりすると…見てて怖かった。
嫌だよね。
多分俳優さんはすごい嫌なんだろうなって思いながら書いてた。
分かんないんだよ。
最近辻村深月さんと桐野夏生さんの対談を読んでた時に辻村さんが桐野さんに聞いたんだよ確か。
「何で自分の立場じゃない人の話をこんなにも書けるんですか」って。
辻村さんもすごい書く人なんだけど桐野さんに聞いてて…「これじゃん!ベストアンサー」と思って。
あ〜。
だからそれいつかねバシッと言いたいんだけどさ。
謙虚じゃないんだって。
それ誰に言われたの?自分で思った。
(笑い声)「スペードの3」の中でさ人気商売な訳じゃん。
ワ〜ッて言われる事によって…東出が読んでいてドキッとしたという一節がある。
えっ!?いろんな所で言われる訳じゃん。
すごい欲しい。
謙虚でなきゃいけないしさ…異常に求められない?まあね。
まずそこの色眼鏡で見られてる感もあるもんね最初から。
表に出てる人だし。
俺ね何か分かんないけど20代の俳優の中で…それもあるかもしれない。
多分できる人だと思われてるんだと思うんだよね。
この人は謙虚でいられる人だみたいな。
似合いそうみたいな。
「朝ドラ」っていうのもあったかもしれないけど。
何かあるよね。
あると思う。
「何で?」って思ってる事とか。
いやでもそれはさ上の世代が勝手にくくるものであってさ何かどっちでもいいやって思うんだけど。
本当?やばい。
俺ぐらいから。
サトリ世代として話を聞きたいみたいな。
めちゃくちゃ僕も負けず嫌い。
「あっ『桐島』借りられてる」「あっこっち余ってる」とか何か思っちゃう。
エゴサーチする俺も。
すんごいする。
作品名でもするし名前でもするし。
俺今日ここに来る途中にさ…最近俺アイドルの話書いてて「武道館」っていうねこれ是非読んで頂きたい。
アイドルの話を書いていてそれでちょうどそういう事を書いてたんだけど人の幸せを願う人と…。
めっちゃこぼした。
ででで?でもエゴサーチって何か言いたい人が書いてる訳であって…っていうのも自分を慰めるために考えてたりするけど。
怒るって事はそういう事じゃない?何か。
カチンとくる事ってそういう事だから。
そういうためにエゴサーチはやめないようにしてる。
むしろ。
でも学生時代から書く事を休む事全然ないでしょう?もちろんちょっと間隔空けるけどさ作品を発表し続けてるじゃん。
こういう人すごい嫌だけどこういう人もいるよねとか…。
この人何でこのタイミングでこんな事言うんだろうっていう事だったり…それもあるのかな。
(ホイッスル)何?そうだねひと言じゃ絶対言えないよね。
すごいかっこいい事言うよ今から。
うん。
あ〜すごいかっこいい事言うよ今から。
(笑い声)
(2人)あ〜。
あ〜。
(ホイッスル)今の駄目だな〜。
後半は舞台をスイッチ。
洸!出演作が次々と封切られている東出昌大。
いきなり呼び捨てかよ。
少女漫画原作の甘酸っぱい青春ラブストーリー「アオハライド」。
かと思えば人間と謎の寄生生物との対決を描く「寄生獣」。
東出は寄生生物に体を乗っ取られた高校生を演じる。
(悲鳴)一瞬で済む。
動くと余計痛いからさ…。
お願いだからじっとしていて。
今年の大河ドラマ「花燃ゆ」では初めての時代劇に挑んでいる。
久坂。
ナポレオンと豊臣秀吉が戦うたらどっちが勝ったと思う?武器も時代も違う。
比べられん。
僕はナポレオンじゃと思う。
何故じゃ?吉田松陰が主宰する松下村塾の塾生久坂玄瑞。
という訳でやって来たのは吉田松陰を祭った松陰神社。
東出はこれまでに2度訪れたという。
社殿の隣には松下村塾を再現した建物が。
入りますか。
入っていいんですか?これ。
よいしょ。
いやすげえちゃんと何かレプリカとはいえすごい!本当だね。
どうぞ奥に。
あっ失礼致します失礼致します。
これはすごいな。
やっぱり何か変わったもん。
言葉遣いも…。
何かぬるっとしちゃった。
「大河」俳優の言葉遣いになっちゃって…。
いやいや。
セーター脱いじゃっていいですか?そうなんだよね。
松陰先生が見守る中大河ドラマ「花燃ゆ」の撮影風景を見る事に。
うわっ!これってスタジオ?これスタジオだね。
これが…本当に本当にすごいと思うよ。
「花燃ゆ」は吉田松陰の妹文の目を通して激動の幕末を描く物語。
皆さ〜んごはんですよ〜!新しい時代が来ます。
東出演じる久坂玄瑞は松陰から天下の英才と称された長身の美男子。
そのために武士として戦いたい。
18歳で主人公文と結婚する事になる。
うちはそういう人が好き。
えっ?す…す好き?ドラマの幕開けは松下村塾でのシーンだった。
えっそうなの?うん。
いやいきなりだったの。
このシーンアドリブがすごい多かったの。
何か「ナポレオンと秀吉の事について言い合う。
以下アドリブで」って書かれてた。
あっそんな事あるんだ。
うん。
第3話のワンシーン。
地元長州に外国船が来港したと聞き久坂は一目その姿を見ようとするが…。
くそ…。
くそ〜!どうせこねなもんじゃ!俺の人生なんて…。
(ため息)
(パソコン・スタッフ)「カットOK!」。
「大河」ですよ。
でも知れば知るほど「こんな一面あったんだ」という事をすごい知るようになるのよ。
時代小説もともと好きなんだよね?好き。
じゃあ「大河」も「えっこんな事するの?」っていう感じにはあんまりならなかった?来た時に。
「できるかな?」とか…。
所作もさ何も全部違う訳じゃない。
あ〜でもこれもう本当…何か刀を腰に差して歩くって腰が落ちたりその時代に生きてるから…あっそうなんだ。
礼儀作法で。
あとはやる事だけど例えば「ご無礼の段平にご容赦願いまする」なんて言葉遣いした事ないのに…。
そうだよね。
何かしてるかもなって思ったけどね。
いやいや。
周りからするとさ「大河」に出るって聞くとさ「あっ何か一個…行ったな」みたいな事勝手に思うけどさもう本人はどうなの?2012年が「桐島」だから2015年が「大河」?3年目でしょ?でもさ変わんないじゃん。
変わんないよね自分は。
本当に思うよね。
うん。
本当に切に思うから。
本当に思うよね。
変わんないよね。
本当に思う。
でもやっぱ顔が似合うよね。
バカみたいな発言だけどさ。
いやそれが超武器だなと思って。
今ちゃんと時代劇やってるの見て…現代の映画に合わないとか言ってる訳じゃなくって。
もうやめよう。
いいよいいよ。
本当。
恥ずかしい。
食べていけるかどうか分かんないっていう話にもつながるんだけどさ…でも何かで読んだんだけどモデルは一生していく仕事じゃないって当時から思ってたって書いてたんだけど…うん。
…だね。
あっやっぱそれはそうなんだ。
別にモデルっていう仕事が悪い訳じゃなくて一生モデルさんをなさっている男性の方もいらっしゃるしただやっぱり狭き門だし…。
へえ〜そうなんだ。
やっててすごい生きがいやりがいを感じてた訳じゃなかったから。
東出の芸能界入りのきっかけは高校2年生の時。
男性ファッション誌のオーディションでグランプリを獲得した事。
パリコレクションにも出演するなどモデルとして順調にキャリアを積んでいた。
しかしどこかでモデルの仕事に夢中になれない自分がいた。
見た目があったりする訳じゃん。
まあ役者も通ずる部分がもちろんあるんだけどもし転んで顔に大きな傷作ったとかやったらそれだけで食っていけない訳じゃん。
あっそうなんだ。
じゃあまた転身するかもしれない?いや〜その気もないけどやっぱり本当に何だろう…仕事があるから食べていける仕事な訳じゃん役者って。
だから仕事し続けたいなとは思うけど…。
あっじゃあ仕事があれば一生やり続けたい仕事だなって思ってるって事?うん。
じゃあもう全然違うよね。
モデルをやってた時とは確かに。
違うね。
結局メンズモデルってそれも波…人気商売だけど女の子のモデルさんってさすごい名前だったりでさあの人が着てるから着るとかあるじゃん。
メンズモデルってあんまり続かない訳よ。
う〜ん。
まあそうかもね。
印象は確かに。
役者の仕事は「いつが引き際だろう?」とか。
ないね。
そうなんだ。
何でなんだろう?気付いたら。
え〜っとね単純に…こっちの方がチャンスだろうしって。
てんびんにかけてやっぱりこっち。
面白そうだからとりあえずやってみようと思って…で始めたっていう感じで。
面白そうっていうのはさ苦労が多そうとか?そういう事ではなくて?出会い!こっちの方が…出会うのうまそうだよね。
でもそれが「桐島」のあの現場。
俳優デビュー作となった朝井リョウ原作の映画「桐島、部活やめるってよ」。
オーディションで600人以上の中から勝ち取った役だったが撮影現場では戸惑いの連続だった。
もう時間足んねえんだよ。
演技経験がない東出を抜てきした監督の吉田大八。
結局キャスティングってやっぱ第一印象を超える事がなかなかなくて。
何かこういう…宏樹って役なんですけど…直感を外して例えばもう少し演技が様になるとかいろんな客観的な条件で自分を説得しようとしてもやっぱ直感で一回もう行かれちゃってるからなかなかうまくいかなかったですよね。
(吉田)むしろ彼のポジションっていうのはきっとねそういうとこにあってそこを求められてるって事ですよね。
急に環境変わったからね彼が。
この何年1〜2年ぐらいで。
だからそこで…この間ちょっと久しぶりに会ったんですけど…俳優としてどうこうっていう以前に…出会いか〜。
出会い。
それね本当に羨ましい。
でも多分それ相応の苦労あるんだろうけど絶対に。
3か月1年とかで。
そっか〜。
全く同じキャストスタッフでもう一作品作るって事まずないから。
ないよね〜確かにね。
仲良くなり過ぎないようにしてるとかするの?じゃあ。
ううん。
もうそれは…自分の仕事をしててすごい思う。
でも何か俳優さんって自分の言いたい事をすごい言っちゃ駄目感があるなと思うんだよね何か。
何て言うんだろうな…世間に対して思う事とか作家って作品の中に書けるんだけど俳優の人って何かそういう事は言わないでほしいみたいなものがあるような気がしてて何がモチベーションになってるのかなというのはすごい気になる。
人それぞれだと思うんだよ。
表現っていう言い方してさ…やりたがりっていう方もいるし。
でも…あっ何か意外!あっそうなんだ。
意外?意外だった!あっそうなの?ただ全部作品のパーツの一つ材料の一つとなって見終わった時に…あ〜だからか…。
いや何かさ〜「見たよ」とか送って褒めるとさ「褒めないで」って返してきた事があってさ「えっどうしよう」ってなったんだよね。
「いやいや…」って言いたくなる気持ち。
褒めればいいのっていうかやってる時にさすごいその演技に夢中になってそのシーンの中の役として生きる事ができたみたいな喜びよりも終わったあとの作品全体の評価が高いって事がうれしいんだ?あ〜そっか。
できてない時あるよね。
めちゃくちゃできてなくて…僕は「昼」っていうのが…「スタンド・バイ・ミー」のラストシーン思い出す。
そうそうそう。
あ〜そういうのあるよね。
今日もおいしかったです。
昨日もおとついも最初の一日を除いてまずい日は一日としてなかったです。
あなたのおかげで僕はとても昼が幸せでした。
そやから大丈夫やと思います。
え…?あなたはもう何もできない何もしない子どもやない。
今のあなたは幸せを作り出す力を持った女性です。
そやから幸せになれると思います。
ごちそうさんでした。
芝居するじゃん。
で監督がOKって声出す時にもうノリノリで遠くから「はいOK!」ってすぐ声が聞こえる時と「はいカット!」って言ってすごい時間かかってから「はいOK!」って声が聞こえる時と一番分かりやすい。
なるほどね。
オンエア見て「これ駄目だったのか」とか何か思ったりする。
だから最初は主観的に見れない。
そうだよね。
違う客観的に見れない。
主観でしか見れない。
最初は自分のシーンがどうだったかって事しか見れない?そう。
映画「アオハライド」。
運命の再会を果たした高校生の胸キュン青春ラブストーリーだ。
中学時代互いに思いを告げられないまま離れ離れになった2人。
空白の4年間を経て再び恋が動き出す。
アホか。
まだ何も終わっちゃいねえよ。
てか始めてもねえじゃんお前。
それからいい加減田中って呼ぶのやめろ。
原作は中高生に絶大な人気を誇る累計800万部の少女漫画。
東出が演じた馬渕洸はクールでちょっと意地悪なキャラクターだ。
かと思えばドキッとするセリフを平気で口にする。
どうなんですか?正直。
それを脚本家の人とか俺すごい悩むと思うんだ。
漫画のセリフって現実に…漫画のセリフってあんまり声に出す事考えられてる訳ではないような気がするから。
実際セリフに落とすにあたってどうすればいいか。
でもキラーフレーズは漫画のファンのために生かさなきゃいけないとかあると思うんだけどそういう事を演技でする時ってどんな感じ?あと原作っておしゃれなスタイリッシュな漫画だからそこ引っ張ってこれるだけ引っ張ってくるっていうのがビジュアル面での役作り。
あと言ったら胸キュンさせるようなセリフって俺今回初めて知ったんだけど…かっこつけて「お前さ俺の事好きなの?」とか言うと「え…」ってなる訳よ。
今何見たのっていう…。
そうそうそうそう。
それ昔と同じ癖。
えっ?お前さ…。
ん?俺の事好きなの?えっ!?何言って…!そういうんじゃなくって…。
昔と全然違うから何でそんなに変わっちゃったのかななんて…。
ただ僕のやってた役が…そんな事をまじまじと聞いちゃうぐらい不器用なやつ。
自分でとにかく落としどころをやっぱ探す訳ですよね漫画的な。
改めて気付かされた。
「寄生獣」を見て。
笑顔のシーンがいっぱいあるけど「人間より遠いんだ東出昌大」って思った何か。
「寄生獣」で東出が演じたのは謎の寄生生物に体を乗っ取られた高校生。
不自然な表情が印象的だ。
どうしたの?何?じゃあ。
東出昌大がやるにあたって「寄生獣」の笑顔が気持ち悪い役ってめちゃくちゃいいなって思ったんだけど…もしあってさすごい面白そうだったら勝手に当て書きするからどっかで。
そうなんだ。
あ〜。
何だろうと思うんだけど久坂もそうだし「アオハライド」もそうだし「クローズ」もそうだし「ごちそうさん」もそうなの。
あ〜そっか。
何かね僕多分…本当はね。
東出は。
そうかもしれない。
あ〜やってみたい。
突っ込み役みたいな。
何で陰と陽だと陰なんだろうね?割とほかの周りの役者さん見ててもめちゃくちゃネクラな子がすごい明るい役やってたり結構ある。
逆のパターンが。
周りの役者さん同年代の人も多いと思うんだけどさ一緒に仕事する事も多いと思うけど…まあ全員は全員ですけど具体的にこの人っていうのはないのかな?あ〜そうだよねこの世界っていうか表に出て作品を発表していく立場ってそうなるよね。
あ〜どうしようちょっと一回吹いていい?
(ホイッスル)はい。
仕切り直そうと思って。
オーケー。
いやいや。
よし俺言おう。
めちゃくちゃ負けず嫌いだから全員ってたやすく言ったけど…あ〜いい。
でもいいよね。
名前はやっぱ出ないよね?ハハハハハ!そっか。
言いたくないよ。
何が違うんだろうと思うんだけど何が違うのかな?「何?この質問」って感じだけど。
俳優さんに対してそんな事聞くの今すげえ失礼だなと思ってるんだけど。
ううんちょっと待ってね。
これねめちゃくちゃ難しい話になるよ。
いいじゃんその方が。
俺が始めて1年ぐらいの頃共演した時に。
でもさ彼がやってるのはハッタリじゃない訳よ。
何か右手に寄生されたあとうわ〜ってなってるけど…。
あれさ自分で動かしてるんだよね。
まあでも下手だったけど。
下手だったけど。
分かる分かる。
え〜またそういう難しい事言われるんだ。
「うまくなろうと思うな」って結構方々で言われるんだけど…お芝居してるこのお芝居がうまきゃいいんでしょってさ…お芝居をしてる俳優であって。
難しい事を言うね。
でも割と業界で「あの人うまいよね」ってすごい褒め言葉なんだけど何だろうな…。
「あの人うまいよね」っていうのは「どこに掛かってるうまいだ?どの文節だ?」みたいな事?うんうんそういう意味も多分にあると思う訳。
あ〜そういう事ね。
何だろうな何つっていいんだろう俺何言おうとしてたんだろうな。
ちょっと一瞬待って。
全然待つ。
なりたいと思う。
そういう意味の?そうなんだけどね。
ただうまい下手っていうのは…どうなんだろう?あれ。
あ〜そうか仏度を下げるのか。
そうそうそうそう。
今日気付いたわ。
何?それ。
これ褒めてるんだよとっても。
僕すごい思う常々。
うわ〜もう…。
違う。
おい!いや俺本当に甘いのよ。
何がさ!やってる風だけどやってない。
「まじめ系クズ」ってあれドキッとする言葉だよね。
本当まじめ系クズ。
11時からちゃんとセリフやろうと思っても昼の3時ぐらいまでネットサーフィンしちゃったりするから。
それはみんなしてるんだけどさ。
まじめ系クズって気付いてるって事はまじめだよ。
でも何だろう…。
まじめ系クズをいろいろ変えてズボラ神経質になったの?それがず〜っと繰り返されてるんだ。
うん。
でも常々思う。
俺自分に甘いなって。
マジ?ちょっと駄目だよ。
あ〜ちょっとつまんないね。
難しいんだよ本当に難しい。
(ホイッスル)初めて吹いたね。
かわいそうだなと思ってたんだよその笛が。
あ〜でもすごい…。
分からないですね。
「SWITCH」…とりあえず…会社勤めのかたわら旺盛な執筆活動を続ける朝井リョウ。
今後も出演作がめじろ押し。
更なる飛躍の時を迎えている東出昌大。
また会う日まで2人は走り続ける。
2015/01/12(月) 10:50〜11:50
NHK総合1・神戸
SWITCHインタビュー 達人達(たち)アンコール「東出昌大×朝井リョウ」[字]

「ごちそうさん」以来大ブレイク中の俳優・東出昌大の「本当の顔」を暴く!25歳の直木賞作家・朝井リョウが宣戦布告。丁々発止のやりとりから互いの意外すぎる一面が…。

詳細情報
番組内容
朝井の小説デビュー作を映画化した「桐島、部活やめるってよ」で俳優デビューした東出。撮影現場で出会って以来メールのやりとりを続けてきた。さわやか好青年の別の顔を引き出そうと、警告用ホイッスルまで持参して迎え撃つ朝井。一方東出も、小説でブラックな女性心理をえぐり出す朝井の秘密に迫ろうと逆襲する。「器が大きくなったら終わり」「物欲がないからこそ欲深い」「マジメ系クズ」など、他では語らぬ本音が飛び交う!
出演者
【出演】俳優…東出昌大,作家…朝井リョウ,映画監督…吉田大八,【語り】吉田羊,六角精児

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化

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