この工場長への復帰がマッサンにとって大きな試練の始まりとなったのです。
愛車に乗って現れた一人の青年。
テニスの錦織圭25歳だ。
ちょっと1枚撮らせて頂いて…。
あっはいはい。
こんなにいっぱいいるんですね。
こんなにいっぱいいるんだよ。
今見据えるのは1週間後に迫った全豪オープン。
すごい。
こんなに…。
5人ぐらいかと思った。
日本選手初の四大大会シングルス優勝を狙う。
去年全米オープンで準優勝の快挙を成し遂げた錦織。
僅か1年で世界ランキングを17位から5位まで駆け上がった。
身長1メートル78センチと世界のトップ選手の中では小柄な錦織。
つい1年前までは深刻な不調に苦しんでいた。
そんな彼を変えたのはある男との出会いだった。
コーチの…小柄ながら世界ランキング2位にまで上り詰めた伝説のテニスプレーヤーだ。
僅か1年で錦織を躍進させたチャンの指導とはどのようなものだったのか。
これまで多くを語らなかったチャンが今回カメラの前でその秘密を明かした。
更に番組では錦織の進化を分析するためボールの動きを秒単位で記録したビッグデータを独自に入手。
そこから体格のハンデを強みに変えるチャンの周到な戦略が見えてきた。
体格はいくら小さくても少し工夫をして戦い方を変えたりショットを磨いていけば勝てるのがテニスなので。
どんなに強い相手でも必ず勝つ方法はある。
錦織圭。
チャンと共に歩んだ成長の軌跡だ。
錦織はなぜ急成長を遂げる事ができたのか。
その秘密を知るため私たちはアメリカに向かった。
約束の場所に現れたのは錦織のコーチ…これまでほとんどメディアの取材に応じていないチャン。
3か月に及ぶ交渉の末ようやく直接話を聞く事ができた。
(チャン)圭のテニスは進化しました。
相手のいいショットでコートの外に追いやられてもうまく打ち返しています。
更にこんな深いボールを返す事でチャンスボールを引き出し開いたスペースにエースを決めています。
頭を使ったいいテニスです。
チャンが錦織に授けたテニス哲学。
それは自らの現役時代に培われたものだった。
錦織より小柄な1メートル75センチ。
しかし持ち前の俊敏さを生かした粘りのテニスで17歳の時四大大会の一つ全仏オープンで優勝。
その後世界ランキング2位にまで上り詰めた。
テニスの勝敗に体の大きさなんて関係ありません。
誰にだって長所と短所があります。
自分の長所を生かせる戦い方を見つければいいんです。
更に大事なのは自分は世界一の相手でも倒せると信じる事です。
チャンはどう錦織を導いてきたのか。
その軌跡をたどるため私たちが注目したのがチャンが錦織に語ってきた言葉。
それを改めてつづってもらった。
丁寧に言葉を選ぶチャン。
最初はこんな言葉だった。
(場内アナウンス)「錦織圭〜!」。
(拍手)2人の出会いは2011年。
チャリティーマッチでの対戦だった。
当時錦織のランキングは25位。
17歳でプロデビューして以来天才肌のテニスで日本の男子としての最高ランキングを更新し続けていた。
しかしチャンは錦織の心の弱さを見抜いていた。
初めて会った時圭には自信というものが感じられませんでした。
驚いたのはフェデラーが大好きですごく尊敬しているという話を延々としてきた事です。
「戦う相手を尊敬なんてしていたら君は勝つ事はできない」と言ったんです。
プロの選手としてはあるまじきものの考え方です。
錦織はその後トップテンを目前に2年間にわたって伸び悩む。
「トップの世界で戦える心がない」というチャンの指摘が現実のものになっていた。
現代のテニスはベースラインで激しく打ち合うスタイルが主流だ。
パワーと体格で劣る日本選手が世界のトップと互角の勝負をするのは難しいといわれていた。
トップテンの壁に阻まれ続けた錦織はやがて自分のテニスを見失っていく。
2013年の全米オープン1回戦。
ランキングで大きく下回るイギリスの選手にまさかのストレート負けを喫したのだ。
多分テニス人生の中で初めてモチベーションを失ったというか試合に入っていって負けようとは思ってないですけど勝ちにいってなかったっていうの多分本音のところでちょっとこう試合をするだけになってたところがあったので。
そんな時錦織の頭に浮かんだのがチャリティーマッチで出会っていたチャンだった。
何かアドバイスだったり何かきっかけを探していて。
もちろんトップで何年もプレーしていた人なので経験だったり自分に必要なものをたくさん得れるかなと思って彼にお願いしました。
2013年12月チャンは錦織の求めに応じてコーチに就任した。
まず手を付けたのがベースラインからのストロークの改良だった。
これはチャンの指導を受ける前の試合の映像。
ストロークでは相手を左右に振るのが攻撃の定石だ。
小柄な錦織はリーチが短い分振り回されると不利だ。
余計に走らされ体力も消耗する。
そこでチャンが指示したのがボールを打つ場所をベースライン後方から思い切って前に移す事だった。
前に出れば左右に大きく振られる前にボールを打ち返す事ができる。
しかも打ち返すテンポが速くなるため相手から準備の時間を奪いプレッシャーをかけられる。
チャンが錦織のために考えた攻撃的な前で打つテニスだ。
私が指導を始めた時圭は既に才能にあふれた選手でした。
しかし当時は自分の実力と才能を十分に生かし切れていませんでした。
彼の長所を生かしたテニスとは何かを考えました。
小柄ですがコートの上での動きは抜群に速い。
あの俊敏さを生かして少しやり方を変えれば前に出て打つ攻撃的なテニスができるはずだと思ったのです。
通常ベースライン後方で打つストロークを前に出て打つのは簡単ではない。
後ろにいればボールの軌道を見極めてから打つ事ができる。
しかし前で打つテニスでは相手のストロークにより素早く反応し不安定な体勢からバウンド直後の球を打ち返す必要がある。
前で打つテニスを完成させるためまず重視したのがジムでのトレーニングだった。
量を今までの2倍の一日2時間に増やした。
どんなボールにも素早く反応して安定したストロークを打つためには瞬発力と強い体幹が必要だからだ。
それまで基礎トレーニングに消極的だった錦織。
強くなるために何が必要かこれまで錦織を支えてきたスタッフと何度も話し合った。
自分はやってるつもりだけどそれ以上にもっとやらなきゃ。
はたから見るともっとやらなきゃいけないという状況だったという事ですね。
マイケルが「俺に任しとけ」って言ってるんで「嫌な事も全部俺が言うから」つって言ってるんで。
チャンの要求はそれだけにとどまらなかった。
錦織を戸惑わせたのが基礎の基礎ともいえる技術の反復練習だった。
あんまり好きじゃないですね。
反復練習は一番嫌いなので。
結構大変でしたけどすぐ飽きちゃうので。
更にステップやグリップの握り方に至る細かい修正。
初めは結構直す事に抵抗があったりしてたのでなかなか簡単にはできなかったですけど。
それでも厳しい練習についていった錦織。
チャンがコーチになって8か月。
転機が訪れる。
これから錦織圭さんのインタビューをさせて頂きます。
全米オープン開幕の3日前錦織は出場をちゅうちょしていた。
化膿した足の指の手術の痕が痛んでいた。
正直まだ出場も決めてないので試合ができるかどうかも当日にならないと分からないので。
しかしチャンは痛みを言い訳にする事を許さなかった。
きつく言いました。
手術は終わってもう回復に向かっているしこれはけがではない。
試合に出るべきだと。
初めは100%のコンディションではないかもしれないが1〜2回戦さえ勝てばそれ以降は可能性が広がってくると言って説得しました。
これまで自分がやってきた事に自信を持て。
そんなチャンのメッセージだった。
チャンの言葉どおり錦織は快進撃を始める。
4回戦では当時ランキング6位のラオニッチとの4時間を超える試合に競り勝つ。
翌日の準々決勝ではランキング4位のバブリンカと再び4時間を超える激闘の末勝利した。
(歓声)チャンの指導は錦織のテニスをどう変えたのか。
番組ではその変化を物語る貴重なデータを入手した。
ボールのインとアウトを判定するチャレンジングシステム。
その基となる秒単位のボールの位置情報。
10台のハイスピードカメラで記録したテニスのビッグデータだ。
このデータを基に錦織と対戦相手の攻防を再現していく。
すると錦織がチャンの教えを確実に実践している事が分かってきた。
錦織の打点に注目する。
黄色い点が打点だ。
このうち赤く変わったのがチャンの理想の打点。
グレーは一般的な打点だ。
2012年チャンの指導を受ける前の全米オープンでは半数以上をグレーのエリアで打っている。
前の赤いエリアで打ったのは1/3にすぎなかった。
ところが去年の全米オープンでは赤いエリアでのショットがおよそ半数に増加。
後ろからのショットを上回っていた。
前で打つテニスを身につけた事で体格で勝るトップ選手を相手に長時間のストローク戦を次々と勝ち抜く事ができた。
基礎トレーニングの成果も現れていた。
パワーでは随一といわれるバブリンカの打球速度が試合の経過とともに落ちているのに対し錦織は逆に速度を上げていたのだ。
しっかりしたウエイトトレーニングも結構やってましたしジムでの時間っていうのも以前よりも増えてきてると思うので体も強くなってきて体の心配をしなくても何試合も戦っていけるというのは以前にはない強みだと思います。
特にUSオープンで5セットの試合を2回連続やってもうそれは…積み重ねた練習は錦織の心も変え始めていた。
そしてあの言葉…。
(場内アナウンス)「ケイ・ニシコリ!」。
日本男子初のシングルス決勝進出を懸けた戦い。
(場内アナウンス)「ノバク・ジョコビッチ!」。
立ちはだかったのは世界ランキング1位の…第1セットは錦織。
第2セットはジョコビッチが取り返してセットカウント1対1。
第3セットゲームカウント1−1で迎えた錦織のサービスゲーム。
あと1ポイントでジョコビッチにブレークされ一気に流れが傾きかねないピンチ。
(観客)ケイケイケイケイ…!ここで錦織の自信の象徴ともいえるプレーが生まれた。
ジョコビッチのバックハンドを執ように攻め深いコーナーに追い込んだその瞬間…。
(拍手と歓声)それまでのクロスから一転錦織のストレートがジョコビッチの裏をついた。
バックハンドのダウンザラインだ。
バックハンドのダウンザラインはテニスのストロークの中でも難しいショットの一つ。
クロスに打つよりも距離が短いためアウトになりやすくまたライン際を狙うためサイドにもアウトする危険がある。
ネットにも掛かりやすい。
両端は中央よりおよそ16センチボール2個分以上も高いからだ。
難易度が高いだけに打つ機会は限られるが成功すれば相手の意表をつく一撃必殺のショットだ。
しっかり体重をかけて打たないといけないのでよりちょっと難しいショットだったり大変なショットだったりするので…。
自分を信じるというところを本当に何回も言われたので。
特にジョコビッチと対戦する前の日から…絶対に勝てるというのを多分一日に5回ぐらい言われて。
すごく自信をつけてきたのでそういうタイトなポイントでも打っていけばより自分のいいテニスが生まれてたのでそれで強い気持ちでいけたんだと思います。
錦織が自信を持って打ち込んだこのショットこそあの退屈な反復練習の成果だった。
初めはあまりに多くの課題に取り組んだので少し圧倒されてしまったかもしれません。
同じ事を何千回も練習させたのは試合でプレッシャーがかかる場面でも迷いや疑いなくショットを打てるようにするためです。
(歓声)日本選手初の四大大会シングルス準優勝の快挙。
しかしこの時足を踏み入れた別次元の世界は錦織の想像を上回る厳しいものだった。
世界ランキングを5位に上げた錦織が昨シーズンの最後に臨んだのがツアーファイナル。
ランキング上位8人が年間王者の座を懸けて戦う頂上決戦だ。
(場内アナウンス)「フロムジャパン!ケイ・ニシコリ!」。
予選を勝ち抜き準決勝で当たったのはまたしてもあのジョコビッチだった。
序盤主導権を握ったのはジョコビッチ。
力強いストロークで錦織を圧倒した。
(拍手と歓声)全米オープンの雪辱を期するジョコビッチは周到な作戦を練っていた。
データからその作戦が見えてきた。
黄色い点はジョコビッチがボールを打ち込んできた地点。
コートを4分割してショットの深さを分析する。
第1セットジョコビッチはコートの最も深いエリアに33%のボールを集めていた。
全米オープンの時と比べると2倍近くのボールを深いエリアに集めている事が分かる。
錦織の前で打つテニスを封じる作戦だ。
ジョコビッチは頭のいい男です。
全米で敗れ自分のテニスを修正してきました。
そうじゃなければ世界一になれません。
第1セットたった1ゲームしか取れなかった錦織。
必死に打開策を考えていた。
何か自分から仕掛けていけるようにほとんどリスクを背負って打っていきましたね。
第2セットに入ると錦織のストロークがジョコビッチを押し始めた。
(拍手と歓声)データが錦織の変化を捉えていた。
球速が第1セットに比べて平均で3キロ上がっていたのだ。
錦織はボールの回転を変えていた。
フラットで思いっきり打っていきましたね。
それが相手の心境を少し変えれたので少し彼も硬くなって浅いボールを導く事ができたので。
錦織が打ち始めたフラットショット。
回転の強いスピンに比べて弾道が低いためネットに掛かりやすくボールが落ちにくいためアウトにもなりやすい。
しかし回転が少ない分スピードが速く相手を押し込む事ができる。
錦織の作戦変更がジョコビッチの動揺を誘った。
第2セットジョコビッチのボールが浅くなってきたのだ。
深いエリアに入るボールが第1セットの半分以下に減っていた。
第2セットの圭のプレーを見て興奮しました。
自分で考えてプレーを変えジョコビッチと互角の打ち合いを始めました。
こんな所に追い込まれたら普通は浅い所にボールを返すのが精いっぱいでジョコビッチに反撃されて終わりです。
圭はすばらしいテニスをしていました。
ジョコビッチのボールが浅くなってきたのを見逃さずすかさず決める。
前で打つテニスで第2セットを取り返した。
セットカウント1対1で迎えた第3セット第1ゲーム。
錦織はあと1ポイントでジョコビッチのサービスゲームをブレークできるところまで追い込んだ。
これを取れば試合の流れは一気に錦織に傾く。
誰もがそう思った。
ジョコビッチのボールがやや浅い所に落ちた。
打ったのは自信の象徴あのバックハンドのダウンザライン。
しかし今度はそれが裏目に出た。
ここは打つべきところじゃないと心の中で叫んでいました。
攻めてはいけない時でした。
あの時もう少し自分の心を抑える事ができたならあのゲームは圭のものだったでしょう。
この1年前に出て攻撃する事を教えてきたチャンがこの時なぜ待つべきだと考えたのか。
その答えはチャンの戦略が最もうまくいったという全米オープンのジョコビッチ戦にあった。
ジョコビッチに勝った全米オープンでの錦織の打点。
ブレークチャンスで錦織は完全に後ろに引いてプレーしていた。
チャンスにもかかわらず全く前に出ていなかったのだ。
逆に相手にブレークポイントを握られたピンチでは積極的に前で打っていた。
前で打つ攻撃的テニスを教えてきたチャン。
実はチャンスの時にはあえて後ろに下がる事も必要だと錦織に教えていたのだ。
追い込まれた相手に攻めさせる事でミスを待つという戦略だった。
ツアーファイナルでのダウンザラインの失敗はあと1ポイントでジョコビッチのサービスゲームをブレークし勝利を引き寄せられるチャンス。
攻めるのではなく相手のミスを待つべき時だった。
一番の原因は早く取りたいと思ってしまったのが原因だったと思うのでそのせいで焦ってしまいましたし。
1セット目は本当に何も手が出ずにこんなに強いのかっていうぐらい威圧感も感じましたし。
まあその感覚っていうのはちょっとファイナルセット思い出してしまったので。
相手がナンバーワンの選手で自分が何か違う事をしないと勝てないと少しでも思ってしまったのが引き金になって…敗因の一つだと思います。
自分のテニスを忘れてしまった瞬間勝利は錦織から逃げていった。
コートに立てば皆一人きりです。
それがテニスを特別なスポーツにしています。
テニスは人生そのものだと私は思います。
成長するに従って次々と壁が立ちはだかります。
そしてある日独り立ちしてあらゆる問題に自分で答えを出さなくてはならない時が来ます。
でもいつも正解ばかり出さなくてもいいのです。
人間なんですから。
勝った時には謙虚さを。
負けた時には潔さを学べばいいのです。
錦織の2015年はオーストラリアで始まった。
目標は四大大会での優勝。
その初戦となる全豪オープンは最も過酷といわれる真夏の大会だ。
長く孤独な戦いが待っている。
やっぱりテニスの場合一人で1試合を戦いきらないといけないので自分の中で悪いところを整理して悪い流れの時でもいい流れに変えていかないといけないしそういうのを自分自身で何もかも決断できて決めれてもう悪い時は全部自分のせいなので。
1試合を戦い抜くっていう事でいろんな気持ちのアップダウンがあってそれも試合中はつらいですけど試合が終わってみれば楽しんでやってるとは思います。
(取材者)一つ変な事聞いていいですか?初めて…初めて聞かれましたね。
女性に例えると。
え〜まあ気難しい女性かな。
自分を知り自分を信じる事ができれば勝てない相手はいない。
チャンの教えを胸に錦織が挑む大舞台が間もなく始まる。
2015/01/12(月) 08:15〜09:00
NHK総合1・神戸
勝てない相手はいない〜錦織圭 成長の軌跡〜[字]
テニスの全豪オープンで初優勝をめざす錦織圭。この一年の急成長を支えたのが、コーチのマイケル・チャンだ。二人へのロングインタビューで、錦織の躍進の秘密を探る。
詳細情報
番組内容
まもなく始まるテニスの全豪オープンで初優勝をめざす錦織圭。この一年で、世界ランキング17位から5位に急成長を遂げた。支えたのが、コーチのマイケル・チャンだ。錦織同様、現役時代、周囲のトップ選手に比べ体格が劣っていたチャンが、錦織にたたき込んだのは、「前で戦う」攻撃的なテニス。そして、どんな相手にもひるまない「王者のメンタリティー」だった。二人へのロングインタビューで、錦織の躍進の秘密を探る。
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