日曜美術館 アートシーン▽“東京駅開業百年記念 東京駅100年の記憶”展 ほか 2015.01.11


5年がかりの復元工事によって創建当時の姿がよみがえった東京駅。
去年12月開業100年を迎えました。
東京ステーションギャラリーで東京駅の歴史をたどる展覧会が開かれています。
建設中の資料や駅をテーマにした作品などが展示されています。
鉄骨が組み上がった頃の写真です。
当時煉瓦造りの建物は壁で重みを支えるのが一般的でしたが鉄骨の柱や梁を使う事で強度を高めました。
設計したのは日本の近代建築の父辰野金吾。
「辰野堅固」と称される頑丈さとヨーロッパ留学で学んだ装飾の美しさを兼ね備えていました。
新しい駅舎が開業したのは大正3年12月20日。
「東洋一の駅」とうたわれ東京の新名所として絵葉書にもなりました。
近代国家の玄関口にふさわしい豪華な待合室。
エレベーターを備えたホテルも併設されました。
庶民にとって東京駅は誇らしい存在でもありました。
大正時代のスゴロクです。
当時雑誌の付録などでとても人気がありました。
振り出しはもちろん東京駅です。
展覧会場を囲む煉瓦の壁。
駅の中にあるこのギャラリー自体にかつての記憶が残されています。
こちらの壁なんですけれどもこれは創建当時の煉瓦。
ですから100年前のものなんですね。
これは「躯体煉瓦」といいましてですね建物自体を支えるために組んだ煉瓦ですね。
ですから本来はこの上に漆喰を全部塗ってたんです。
ここに細かい傷がいっぱいついてますけどもこれは漆喰の食いつきを良くするためにですねわざと傷をつけてるものなんですね。
それからこちらに鉄骨がありますけどこれももちろん創建当時のもので壁の厚さも非常に厚くてですね大変頑丈に出来てる建物ですね。
復元工事の際に見つかった駅の装飾なども初公開されています。
この階段の手すりは屋根裏でモルタルに覆われた状態で発見されました。
ドームの回廊を支えた部材。
鉄板をくりぬいて月の満ち欠けがデザインされていました。
戦後何度となく東京駅というのは建て替えの危機にあったんですね。
東京駅を潰して高層ビルにしたらいいというような意見もたくさんあって今非常に多くの方がですね東京駅を見にいらっしゃってるわけですけれどもこれはほんとに私が思うには奇跡的な事ではなかったかなというふうに思ってます。
100年の間に東京駅の周りの風景も大きく変わりました。
開業当時丸の内周辺は原っぱでした。
東京オリンピックが開催された…そして今では100mを超すビルが取り囲みます。
新春を喜ぶ作品やおめでたい作品を集めた展覧会です。
「源氏物語」の一場面。
光源氏が明石の君を訪ねた時の様子です。
新春いち早く花を咲かせる梅が彩りを添えています。
神前に供えられたとされる根来塗の瓶子。
ふくよかな曲線。
吉祥を示す亀甲文が施されています。
こちらは鼠の婚礼。
画面の右下から2匹の鼠がやって来ます。
杯を抱え何やら楽しげです。
ほほ笑ましい宴の光景。
内からあふれ出るイメージを描き続けた難波田史男。
およそ300点をえりすぐった展覧会です。
抽象画家難波田龍起を父に持ち19歳で本格的に絵を描き始めました。
26歳の頃学生紛争が激しさを増す中で精神のバランスを崩しました。
まっすぐだった線は震え空想の世界が心の奥深くへと広がっていきます。
不慮の事故により32歳の若さで亡くなるまで2,000点を超える作品を残しました。
仏師・江里康慧と妻で截金師の江里佐代子の展覧会です。
神代杉の一木からほり出された涅槃像。
台座まで流れる法衣にはプラチナ箔の截金が施されています。
こちらは江里佐代子の作品。
「截金」とは金箔などを細く切って文様を描く平安時代に発展した技法です。
高い技術で巧みなデザインを生み出した江里佐代子。
この衝立では筒に截金を幾重にも巻きつけ立体的な輝きを生み出しています。
日本画に描かれた雪景色を味わいます。
円山応挙は雪の風景を得意としました。
琵琶湖と見られる湖岸に降り積もった雪。
柔らかさや重みまで伝わってきます。
松の周りを白く残して雪を表しました。
こぼれ落ちる雪には白い胡粉を散らし全体に立体感と動きを与えています。
雪の中に立つ灯篭。
紙の白と墨だけで表現した日本画ならではの雪景色です。
明治から昭和にかけて活躍した洋画家二世五姓田芳柳。
五姓田はイギリス人画家ワーグマンらに洋画を学びました。
この歴史画は地元・茨城の名士の依頼で描かれたものです。
絹の地に洋画の技法で描いた「羅漢図」。
スーパーリアリズムを思わせる圧倒的な写実力です。
耳を澄まして下さい。
普通は屋外でうるさく鳴いている蝉の声が小さなイヤホンから漏れてきます。
(蝉の鳴き声)八木良太の音を使ったインスタレーションの世界です。
テーブルにヘッドホンが置いてあります。
(波の音)
(水中の音)音楽を奏でるたこ焼き器。
穴ごとに音階が決められていてボールの位置を変えると音楽も変化します。
カメラでボールの位置を解析して音に変換する仕組みです。
黒い球が浮かぶ不思議な空間。
表面にはさまざまな音を録音したテープが巻きつけられています。
テープに記録された情報をランダムに読み取る事で新しい音が生み出されます。
当たり前のように音が鳴ってるとか時間がたってるという事を突き詰めて考えていけばいくほどどんどん分からなくなっていくんですよね。
作品づくりしていてどんどんどんどん分かったような分からないようなでもやっぱりもっと分からなくなってるような感じがすごく自分の中にあって自分の足元をもう一回成立させているものというのが一体何であるのかという事を作品を通じて考えてもらえたら一番いいかなと思います。
2015/01/11(日) 09:45〜10:00
NHKEテレ1大阪
日曜美術館 アートシーン▽“東京駅開業百年記念 東京駅100年の記憶”展 ほか[字]

「東京駅100年の記憶」(東京ステーションギャラリー 12月13日〜3月1日)ほか、展覧会情報

詳細情報
番組内容
「東京駅100年の記憶」(東京ステーションギャラリー 12月13日〜3月1日)ほか、展覧会情報
出演者
【司会】井浦新,伊東敏恵

ジャンル :
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
情報/ワイドショー – その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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