(山口)さあ今回『グッと!地球便』は神奈川県とアメリカインディアナポリスを繋いでみたいと思います。
行ってみましょう!
海の向こうの大切な人に大切なものを届けます
今回の配達先はアメリカ合衆国の東部インディアナポリス
世界最高峰のオフロードバイクレース…
自然の地形そのままに道なき道を走破する過酷なレースに挑む1人の日本人がいます
日本のオフロード界で頂点を極めた彼
しかし2年前すべてを投げ打って家族と共に海を渡ったのです
彼は今35歳…
実は来季の資金調達のめどはまだ立っていません
選手生命が絶たれようとしている今共に海を渡った奥さんは…
崖っぷちの最終戦家族と共に追いかけてきた夢の行方は
こんにちは!すいませんお邪魔します。
お願いします『グッと!地球便』の山口と申しますどうも。
お世話になりますお願いします。
(母)よろしくお願い致します。
お願いしますお世話になります。
よろしくお願いします。
猛さん。
息子さん猛さんのこのオフロードライダーということですけどアメリカでやってらっしゃって今日はこの…何でしょうね何とも言えないわくわくする空間。
日本にいらっしゃる時はオフロードライダーとしてやってらっしゃったわけですか?
(母)ヤマハでプロでやってましたずっと。
行かれたのはいつなんですか?2年ぐらいですね。
2年前に…なぜアメリカに行くっていう風になったんですか。
自分を試したいというか日本人が一生懸命やってるんだよこれでも通用するかなとかそういう意気込みで行きましたけどね。
実際に行くってなった時はお母さんの気持ちはどういう気持ちでした?周りはねそんなんでバカじゃない…夢追いかけてとかあるじゃないですか。
そんなんで食っていけるのかとか。
なるほど家族養っていけるのかとか。
そうそう。
日本帰ってきてていう感じですね。
おぉ〜。
お母さんはそう思った…カッコイイっすねお母さん。
いやいや…。
今お母さんどういうとこ見てみたいですか?レースも見たいけど家族でうまくやってるのかとかね何て言うのかな…孫がね心配で。
そうかお母さんとしては息子さんの心配とお孫さんの心配もダブルできますからね。
分かりました。
じゃ見てみましょうかねはい。
行ってみましょう。
猛さんですアメリカ・インディアナポリスグッと!
五大湖の南に位置するインディアナポリスは古くから自動車産業で発展してきた工業都市
そんな街の中心部からはずれ田舎道を走ること1時間
広大な畑の真ん中に今回猛さんが参戦するレース会場がありました
猛さんが参戦しているのはGNCCと呼ばれる世界最大規模のオフロードレース
世界で最も過酷なレースの1つと言われており各国から集まったトップライダーが年間13戦を戦います
レースを翌日に控えた猛さんを訪ねました
(スタッフ)こんにちは!
(猛さん)あこんにちは。
(スタッフ)小池田さんですか?あはい。
(スタッフ)今回のレースをちょっと取材に来ましてすいません。
遠いとこから。
(スタッフ)すごいですねこれ会場。
高校在学中にヤマハとプロ契約しモトクロスの世界で日本チャンピオンにまで登りつめた猛さん
その後種目をエンデューロに転向してからも王者に輝くなど日本を代表するライダーでした
そして2年前家族と共に本場アメリカへ渡って来たのです
もう全然…。
エンデューロとは…
森を駆け抜け激流を渡り急斜面を登るというまさに大自然との戦い
技術はもちろん強靭な体力と精神力が試される鉄人レースなのです
日本では大手企業から万全のサポートを受けていた猛さん
しかし現在はプライベートチームとして参戦しているためレースをサポートするのは奥さんの綾子さんと8歳になる娘の冬乃ちゃん
昨年度の成績は総合11位
今シーズンは現在総合12位
日本で頂点を極めた彼には納得できる成績ではありません
家族と目指すのは悲願の表彰台です
(スタッフ)今から何ですか?
(スタッフ)今からコース下見?はい行ってきます。
実はエンデューロには事前の練習走行がありません
しかも明確なコースの発表もないというのです
ライダーは山の中に設置された矢印に沿って進み方向さえ合っていればエリア内のどこを走っても構いません
そのためいかに自然を攻略して最短距離を見つけるかが重要
ありますはい…。
あぁ〜!と思って戻ってきたりとか…。
下見の最中に4輪バギーのレースが始まりました
おぉ〜。
うわぁ〜!こんなんなるでそら〜。
4輪バギーがどんどん観客の中に突っ込んで来ます
実はレースの邪魔さえしなければ自己責任でどこで観戦しようが構わないそうです
違う違う違う…あれ?向こう違うくない?向こうでしょ。
1台のバギーが転倒したようです
なんと観客が手を貸しバギーを引きずり上げています
そうですねはい。
助けて引っ張ったり。
観客が手を貸してもオーケー
この自由さがエンデューロの魅力なのです
こうしてバギーのレースを参考にしながらコースの難所を確認
猛さんは自分なりの攻略法をイメージしていきます
ああなるとヤバいです。
あれヤバいです。
広大な森に作られたコース
ついて行く奥さんと冬乃ちゃんも一苦労です
(娘)楽しい。
(スタッフ)楽しい?
(スタッフ)4輪の方よりも2輪の方が人気あるんですか?はい。
35歳のベテラン選手にはキツい戦いになりそうです
猛さんの自宅はレース会場から車で10時間
ノースカロライナの静かな田舎町にあります
全米各地で行われるレースに車で移動するのに一番便利な場所という理由でここを選びました
家賃はおよそ10万円
ここで親子3人で暮らしています
アメリカへ渡って2年
当初はまったく英語を喋れなかった冬乃ちゃん
(スタッフ)冬乃ちゃんのお部屋?英語英語
猛さんは日々の練習に加え週末になれば小さなレースに参戦とここで絶えずバイクと向き合う生活を送っています
彼がバイクと出合ったのは4歳の時
息子をどうしてもプロライダーにするという父の元毎日練習に明け暮れました
両親の離婚後もバイクを続け30年以上に渡りトップ選手とし走り続けてきたのです
そして30歳を過ぎて選手生命の残りが見えてきた時本場アメリカで走りたいという思いが湧いてきたのです
何もかも捨てイチからの挑戦
そんな思いを支えたのは他ならぬ奥さんでした
(妻)私は…。
猛さんの思いと家族の思いで実現させたアメリカでの挑戦
しかし熱い思いだけではどうにもならない現実もあるのです
猛さんの思いと家族の思いで実現させたアメリカでの挑戦
しかし熱い思いだけではどうにもならない現実もあるのです
日本から…。
ここにステッカー貼られてるんですけど…。
レース費用とアメリカでの生活はスポンサーから提供されるお金で成り立っています。
ところが来季のスポンサー契約はいまだ白紙のまま
家族3人の夢はここで潰えてしまうのかもしれないのです
レース当日。
早朝から選手達が準備を始めます
今シーズンは総合12位と不本意な成績の猛さん
これがシリーズ最終戦。
ここで何とか存在感を見せたい
そして来季も走れる状況を切り拓きたい
これまで共に走ってきた奥さんそして冬乃ちゃんもその想いは同じです
レース前冬乃ちゃんが幾度となく繰り返してきた清めの塩
やっぱりねホントに…。
スタート5分前。
相手は自分より遥かに若い勢いのある選手達ばかりです
35歳のベテランライダー猛さんの戦いが始まります
いよいよ…ねえ。
スタート目前に…。
上手くやってるなって。
家族頑張ってるんだって。
良かったです見せて頂いて。
やっぱり嫁さんのほんとの気持ちとかを…。
娘さんも塩をまいてこうやってるとことか見ると何かもうすごく可愛い。
お父さん大好きで。
でもそれとは裏腹に現実という壁が目の前にあると。
今回最後になるかもしれないどうなるか知らないという不安も抱えてらっしゃる猛さん。
なかなかね私も援助してあげられないしね。
でも周りの人に恵まれてずっとここまで来てるんじゃないかなって思ってます。
普段どんな感じの子だった…?子供の時猛さんは。
もう学校終わったらお父さんが門で待ってますね。
「行くぞ!走りに行くぞ」って?そう。
夏は川原にテント張って…私そこから仕事行きました。
で子供達を置いたり…。
え〜!帰ってきてガソリンが減ってるかどうか練習してるかどうか。
どんだけ走ったかガソリンの量チェックされる訳ですか。
チェックされますね。
もう見てられなかったですね。
このデカいレースをね目前にVTR止まりましたけどこの後レース見てみたいですね。
ありがとうございます。
引き続きVTRご覧頂きたいと思います。
いきましょう猛さんもう一度アメリカ・インディアナポリスです。
グッと!
泣いても笑ってもこれがシリーズ最後の戦い
来季も走り続けるためにはなんとしても結果を残さなければなりません
(歓声)
スタート直前
会場の盛り上がりは最高潮へ
スタートをサポートする奥さん。
そして…
いよいよレースが始まります
スタートをサポートする奥さん。
そして…
いよいよレースがスタート。
勢いよく飛び出した猛さん!
しかし前を行くバイクと接触
一気に順位を下げてしまいました
このレースは自然を攻略しながら走破する3時間の耐久レース
野山を駆け抜け川を突っ切り道なき道をゆく世界で最も過酷なレースの1つです
スタートで出遅れたものの懸命な走りを見せる猛さん
奥さんがドリンクを渡すためコース脇で待機。
…が受け渡しに失敗
すぐさま先回りして次のチャンスをうかがいます
またも失敗
暴れるバイクを全身で抑え込むため激しく体力を消耗するエンデューロ
こまめな給水が不可欠です
1周およそ30分一度受け渡しに失敗すると1時間近く給水なしで走ることになります
先頭のライダー達が順調に周回を重ねる中これ以上離されまいと我慢の走りが続く猛さん
レースが半分を経過したところで…
残り1時間半。
猛さんここから勝負をかけていきます
前を行く選手との差が次第に縮まってきました
ついに前を走る選手をとらえます!
タフなレースで他の選手がペースを落とす中35歳の猛さんが果敢に攻め続けます
絶対にこれを最後のレースにはしない!その強い思いが最後まで猛さんを支え続けました
そしてファイナルラップ!
猛さんがフィニッシュ!順位を大きく上げて8位
シリーズ最終戦で今季最高の結果を残しました
8位は今季最高の結果
しかしレース後猛さんが口を開く事はありませんでした
物心ついた時から走り続けて30年
今ライダーとして厳しい現実を突きつけられている猛さんにお母さんから届けものです
(スタッフ)預かってきたものが。
こちらお母さんから預かってきました。
物心ついた時から走り続けて30年
今ライダーとして厳しい現実を突きつけられている猛さんにお母さんから届けものです
(スタッフ)こちらお母さんから預かってきた…。
昔の…。
懐かしいですね鈴鹿の。
届けものは優勝楯
12歳の時猛さんが獲得したものです。
大人の選手ですら跳べないようなジャンプを見事に決め会場が大歓声に沸いた瞬間をお母さんはいまだに忘れられないといいます
人の跳べないような…。
それがやっぱりすごい…。
幼い頃からひたすらバイクだけに注いできた人生
「あなたが納得するまで思う存分やり遂げなさい」そんな母の想いが込められていました
来年ぜひ…。
1位になった時の優勝した時の楯送られましたけどもその時のシーンっていうのはもうお母さんの中で鮮明に?スゴかったね。
周りも「うわ〜スゴい!」って。
親としてやっぱ誇りに思う瞬間。
そうですよね。
無理なくもうちょっと…もうちょっと頑張ってやってみて下さいって感じかな。
(増田英彦)
青い海にぽつ〜んと浮かぶこの島どこか分かりますか?
2015/01/11(日) 06:30〜07:00
読売テレビ1
グッと!地球便【山を越え河を渡る…世界最高峰の過酷なレースに挑む息子へ】[再][字]
海外で頑張る日本人に家族の想いを届けます▽大自然の中を疾走!世界一過酷と言われるレースに挑む35歳▽日本チャンプが妻子を連れ決意の渡米…奮闘する息子に母の届け物
詳細情報
出演者
山口智充
海外で頑張る日本人
番組内容
日本を飛び出し、海外で生きる多くの日本人。その国にしかない技術を求め、修業に出る者。大恋愛の末、海外に嫁ぐ者。会社を辞めて、異国で第2の人生を送る者…。そんな彼らには遠く日本で暮らす家族がいて、お互いの間には様々な想いがあります。この番組では、そんな“想い”を、「日本の家族から贈り物を届ける」という方法で繋いでいきます。海外で奮闘する日本人の姿…、そして遠く離れたからこそ分かる家族の絆を描きます。
おしらせ
※2014年1月5日の再放送です。
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バラエティ – トークバラエティ
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日本語ステレオ
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