じゃあ本番。
は〜い本番!シーン85カット3トラック1。
はいいきます。
よ〜いはい!で〜い!あ〜!
(鼓動)カット!
(山下)どうした?どうしたどうしたどうした?山下組『己斬り』間もなくアタリを開始します。
関係者の皆様はオープンにお集まりください。
慎之助は本当悪を斬るのが性だから。
本当に生まれもっての…。
もうそこに理屈はないと思ってて。
最後は自分がすごいいちばんの悪だと気づいたときに自分を斬らずにはいられない。
タイトルは俺が中2のときに考えて1回漫画にしたこともあるんだけど『己斬り』っていうのを思いついて。
はい大丈夫だと思います。
じゃああと本番前にこのへんを。
いちばんの悪は自分だったんじゃないかっていうことを徐々に気づきだす。
首に当てる…台詞。
ためてためてためて。
ためて一気に…はいはいはい。
そのあとは本番にとっておこう本番はグッと思い切り。
じゃあ本番。
は〜い本番!シーン85カット3トラック1。
はいいきます。
よ〜いはい!で〜い!あ〜!死に様!カット!台詞があれかな?あれか言いづらい感じが?
(山田)いいや。
台詞じゃないっす。
死ねない。
死ねないじゃないですか結局これがジュラなんで。
ジュラっていう…ああ。
そうだねうん。
こうやっても。
そうやっても…。
でも一応画としては慎之助は死んだっていうか自害したっていうふうには見えるから。
物語上ね慎之助は死ぬっていうラストになるというか。
そうなんですけども僕は死ねないじゃないですかだから。
そうだよねそう。
山田君は慎之助ではあるんだけど…。
そうなんだよねだから。
(笑い声)ちょっと奥うるさい。
奥うるさい。
慎之助が死んだ…死んだっていう体でいいや。
うんそういうことでもうやらしてもらうっていうか。
いや違うなごめん体はちょっと…。
いったん休憩します。
1回休憩入れますね。
1回切ります。
刀を用意してこれどおりタイトルありきで考えたこのラスト慎之助は自分で死ぬ。
うん死ぬ。
死ぬというのをやるのであれば本身をちゃんと…刀を用意してもらう。
だからそういうふうになってるじゃないですか台本が。
そうだね。
死ぬわけじゃないですか。
まあそういうラストだからうん。
だから…。
このラストもだから変わらないわけですよね?ラスト…ラストシーン?はい。
それは変わらないわけですよね?ちょっと両方とも厳しいかな。
じゃあ考えましょう。
ここ最近ドキュメンタリーじゃあ結構まだ今も増え続けてる感じ?最近が特にですね前までも観てはいましたけど。
俺あれですよ監督のヤツ持ってますよ。
おっありがとう。
あっありがとうありがとう。
この間の京都でラストシーンというかラストカットを撮影できなかったっていうことがあったんだけどあれについては今山田君はどう思ってるのかなっていうのを聞きたくて。
まあまあそうですね。
僕18のときから会社と話して縫いでということを決めてそこから基本的にそれをずっと守ってきていてただ今回山下さんのこの企画を聞いてポツポツと縫っていくかたちで今までとまた違う感じになってしまうけどもやっぱりやりたいなと思ったので今回やらせてもらうことになったんですけど自分と役がなんかこう半端にまざってるような状態になってしまって結局そこを切り離すことができなくてもうこれはムリだなとこのまま続けててももうムリだなと思ったんですよね。
それであのときに真剣…。
真剣というか本当に斬れる刀を持ってきてくれって言ったのはやっぱり役と同化しちゃったみたいなこと?そうですねそこを自分の中では一応気持をなんとか役と自分を切り離そうとは思ったんですけどそれがどうしてもできなくてなんかあんなふうになってしまいましたね。
先週くらいかなスタッフルームのほうに漫画を送ってもらったんだけどあれはどういう…?読みました?読んだ読んだ。
おもしろかった笑ったよ結構。
はい。
うんえっ?えっとえっなにを?あとあんま絵うまくないよねその人。
いやまあそういうことじゃないんですけど。
山下さんここに出てくる人たち見てどう思いますか?まあ…。
ちょっと変わった人が多いよね。
ここに出てくる人たちってすっごい人間らしいと思わないですか?ありのまま生きてるじゃないですかみんな。
ああなるほどね。
山田君って俺個性的だと思うけど十分。
僕は今まで…。
いろんなこういう役やったりこっちの役やったりこっちの役やったりとかするじゃないですか。
はいはい…。
でもこれって結局この軸があることによって限界があると僕は思ってたんです。
なるほど。
だから軸はないほうがいいと僕はずっと思ってたんですね。
でいろんな役をこうやってやってきてたんです。
だから全然違う役もできるけどね。
と僕はそうずっと思ってそれを信じてやってきてたんですよ。
でもやってきてた結果今回こうやって自分と役のこの境目がわからなくなって切り離すことができなくなってしまったんですよ。
それはやっぱり軸がないからってこと?一度自分らしく軸というものを作る作業をやってみようかなと思ったんです。
そうしたときにここに出てくる人たちって…。
自分らしく生きてるじゃないですか。
だから赤羽に行こうと思ったんです。
山田孝之というこの軸ができる瞬間って僕から見てると僕の主観だとわからないと思うんです。
それを客観的に見てくれる人がいないと。
だからそれを山下さんに見ててもらいたいんです。
記録してもらいたいんです。
まぁいいんじゃない行くのはすごいいいと思う。
赤羽で生きていこうと思ったんです。
えっちょっと待って生きていくっていうのは引っ越すってこと?奥さんには話したの?家族には話した?赤羽…。
それは話してます。
ああそうそう…。
ちょっとカメラここから回させてもらって。
住むっていう話はまだしてないんだよね?これからするんだよね?そうですねはい今からです。
たぶん俺横にいたほうがいいと思うけど。
ちょっとフォローというか。
いやいやそれは大丈夫です大丈夫です。
だって仕事も自分で選んでますし…。
それはどうこうたぶん言わないと思います。
すぐ戻ります。
すぐ…えっとじゃあまた終わる時間わかったら連絡ください。
おはようございます。
朝飯食べた?ご飯。
まだです。
これ荷物すごいね。
誰あれ?あっマネージャーだ。
やっぱりもめてんじゃん。
役者の意向を全部くむとか理解があるって言ってたけど。
さすがに赤羽に住むっていうのは通用しないよね。
大丈夫?大丈夫です大丈夫です。
大丈夫じゃないでしょ?いいえ大丈夫です。
もう納得してくれました。
納得したの?あれ。
はいしましたしました大丈夫です。
すっげえ見てんだけど。
ちょっと今日今から会わなきゃいけない人がいてなので約束してるのでちょっといいですか?いや誰それ?まぁ誰っていうかこの一帯仕切ってる…。
じゃあ俺が金払っとくわ。
先にじゃあ山田君追って。
すっげえ見てんだけど。
大丈夫なんで。
大丈夫?すっげえ見てんだけど。
大丈夫です行きましょう。
すっげえ見てるよ。
いやもういいですいいですここいるから見てるだけです。
失礼します。
ああどうも。
山田ですよろしくお願いします。
今日はなんか突然おいでいただいて。
いやとんでもないです。
どうも。
いやあの…。
僕あのですね「東京都北区赤羽」という清野とおるさんの漫画を読んでここに赤羽に来たんですが。
今後ちょっとああそうですか。
はいよろしくお願いします。
この清野さんってどんな方ですか?普通の青年ですね。
普通の青年ですか。
そうだよな。
そうですね。
ああお茶いれてくれや…いれてくたんだありがとう。
俳優をやっていていろんな役を今までやってきてたんですけどなんかこうちょっと…。
自分ってなんなんだろうなというような気持になってきてそれでこの漫画を読んでやっぱすごく自分らしく生きてる人たちが大勢いたのでこの街に行きたいなと。
そうですね。
いろいろと何か…。
ここに行けば何か見つかるかなと思ったんですね。
赤羽は気楽に住んでいただければ。
もうほんとにね構えることないですからね。
赤羽の人たちを見るとなんかすごく自由でアメリカ人を見ているような感覚になってですねいろんな文化がまざってもそれが共存できるっていう。
ええそうですね。
近いのかもしれないですね赤羽も。
ああほんとですかはいはいはいぜひ。
いやもうぜひお願いします。
失礼します。
はいごめんください。
えっとですね…。
ああそうか山田さん悪いな色紙サインしてくれる?サイン。
いなくなっちゃった?ここですね。
ここ?はい。
幼稚園?あれなんだろう?教会…教会。
こんにちは。
(清野)どうもどうも。
ボーイ君ボーイ君…ナイザー君。
あれ?こんにちはこんにちは。
どうもはじめまして。
漫画家の「北区赤羽」を描いてる清野さんです。
ああどうも。
山下監督です?監督の山下です。
映画結構観てます。
ありがとうございます。
エレカシのDVDとかも観ましたし。
ありがとうございます。
あっどうも。
いや嬉しいっす。
なんかあれですねちょっとイメージ違うんですね。
そうですか?漫画と。
マスクしてるからじゃないですかね。
ウエルカムホースです。
どこから連れてきたんですか?いやまあちょっと。
こっちがボーイ君でこっちがナイザー君ですね。
両方ともオスです山田さんのために。
ありがとうございます。
この子お辞儀できるんですよ。
この子は左脚を…。
へぇ。
ちょっと持っててもらっていいですか?はい。
こんにちはこんにちは。
やらないですね。
赤羽ではよくこういう出迎えはされてるんですか?赤羽では。
いや今回は山田さんということで特別に…。
特別…別に赤羽で…。
赤羽の名物とかってわけじゃない?ではないですね。
もっと食べる?はい。
はいたくさん食べるね。
山田さんこの子山田さんにお辞儀してくれたの見てくれました?ああわかりましたすごいですね。
こんにちはこの子のお尻すっごい気持いいですよ。
ちょっと触ってみてください。
やわらかいんですか?すっごいやわらかいです。
嫌がらないですか?今まで触ったことのない質感です。
ここ。
ああ本当だ。
はいはいはい。
2015/01/10(土) 00:52〜01:25
テレビ大阪1
[新]山田孝之の東京都北区赤羽 第一話「山田孝之、芝居が止まる。」[字]
2014年夏に俳優・山田孝之が赤羽で過ごした様子を記録したドキュメンタリードラマ。“本当の山田孝之”を求めて葛藤する“誰も見たことのない山田孝之”を映し出す。
詳細情報
◆ストーリー
2014年の夏、ある映画の撮影中に、役と自分を切り離すことが出来なくなり苦悩していた山田孝之は、赤羽に実在する個性的な人たちを面白おかしく描いた漫画『ウヒョッ!東京都北区赤羽』に出会い、感銘を受ける。「ここに行けば、見失った本来の自分を取り戻せる」と直感した山田は、映画監督の山下敦弘を自宅に呼び出し、赤羽に向かうことを告げる。そして、赤羽での自分の姿を撮影してほしいと依頼する。
◆出演者
山田孝之
◆監督
松江哲明、山下敦弘
◆音楽情報
【オープニングテーマ】
「中庸平凡パンチ」スチャダラパー
(ZENRYO RECORDS/SPACE SHOWER MUSIC)
◆関連情報
【番組公式ホームページ】
http://www.tv-tokyo.co.jp/akabane/
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【番組公式Facebook】
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ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
ドキュメンタリー/教養 – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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