阪神・淡路大震災からまもなく20年。
きょうはドラマや映画になったハゲタカなどの作品で知られる小説家、真山仁さんです。
真山さんは新聞記者として働いたあと神戸に移り住み、そこで震災に遭いました。
それから長い間、震災をテーマにした小説を書くことができずにいた真山さん。
去年、東日本大震災をテーマにした小説を世に送り出しました。
これまで書けなかった阪神・淡路大震災。
あれから20年、今、真山さんは、みずから経験した震災に向き合い正面から書くことを考えています。
小説家の真山仁さん。
20年前、神戸市垂水区の自宅で阪神・淡路大震災に遭いました。
真山さんは自宅周辺の被害を確かめるため近くの駅まで歩いてみたといいます。
神戸のときってせり出すように家がスライドして道路に出ていた所っていっぱいあったじゃないですか。
ここも何となく、ちょっとそういう所が一部あったり倒壊したりという所はこの商店街にはなかったんですよ。
でも、こうのぞくとのぞいた向こうの民家がバシャっとなってたりとか。
そういうのはすごくありましたね。
とりあえず駅がどうなっているかを見たくて何となく上っちゃったんですよね。
で、ここから見えるのでレールが、こんな状態であめのようになっていて。
すごい地震が、ここも来ていたんだって感じました。
平成7年の阪神大震災。
6434人が亡くなり10万棟を超える建物が全壊しました。
真山さんは震災の1週間後いったん大阪の実家に身を寄せることにしました。
やっぱり大阪に着いて落ち着いて、まず思ったんですよ。
あのタイミングで出てよかったのかなやっぱり曲がりなりにも短い間でも記者をやっていましたし社会派の小説を書きたいと思っていた人間からすると命懸けで、あそこに残ってそれを小説に書けばいいのにっていうのも、だんだん、こう生き残ったことによっていろんなことが出てきますよね。
いちばんあったのはテレビを見ていくと自分の所は震源地からおそらく10キロくらいしか離れていないと。
なのに30キロくらい離れた所で亡くなった方がいらっしゃると。
この差は何なんだろうかと。
そんなことを思っちゃいけないんでしょうけど結構、早い段階から生きててよかったのかなとかさらに逃げたお前は何なんだと。
一度、被災地から目を背けてしまった真山さんはこの震災をどう書いたらいいのかことばが見つかりませんでした。
それでも、いつか、このことを小説にできる日が来るまでと目の前の仕事に没頭していきます。
金融ビジネスや原発食の安全など社会的なテーマを扱う作品を相次いで発表。
小説家として注目されるようになりました。
そんなとき東日本大震災が発生します。
正直、ああ、起きてしまったと思いました。
自分が、いじいじしている間に95年の震災のことを1行も書けない間にまた大きな地震が起きてしまった。
で、それは正直ショックでしたし何やってたんだ、お前ってすごく思いました。
東日本大震災をきっかけに真山さんは阪神大震災と向き合うと心に決めました。
東北に何度も足を運びその惨状を目に焼き付けました。
前の阪神のときはいろんな意味で逃げてしまったんですね。
今度は、やっぱり逃げないっていうことですね。
向き合い始めて3年となる去年真山さんは震災をテーマにした小説を初めて出版しました。
これまでのイメージを覆す真山さんにとっての新たな挑戦でした。
物語は東日本大震災の被災地にある小学校に阪神大震災を経験した神戸の教師が着任するところから始まります。
被災地で心に傷を負った子どもたちに教師は、頑張るな、我慢するなもっと子どもらしくと励まし続けます。
子どもたちが自分の感情を抑え込む姿は真山さんが阪神大震災でも感じていたことでした。
この作品の中で阪神大震災から抱き続けてきた思いの1つを描いた真山さん。
しかし、神戸の震災を正面から描くことはいまだ、できずにいます。
20年たって何を書くのか書く以上東日本を書いてきたわけで書く以上、じゃあそれと同じ流れにするのかあるいは全然違うものを書くのか。
書かないことは、ないです。
もう、これは書くことは、もうマストです。
ただ何でしょう妙に書かないといけないからとりあえず書きましたはありえないと思っているので満を持してやる。
たぶん、そう遠くない将来に神戸を舞台にした阪神・淡路大震災の小説を書くことになると思います。
真山さんは震災をテーマにした小説の執筆を精力的に続けています。
今月末には東日本大震災を題材にした書き下ろしの小説が出版されることになっています。
真山さんのインタビューは来週月曜日、成人の日に総合テレビの番組でもお伝えします。
スポーツは中山さんです。
はじめはプロ野球、この選手、ついに決断ですね。
阪神からフリーエージェントを宣言し大リーグ移籍を目指していた鳥谷敬選手、阪神への残留が決まりました。
33歳の鳥谷選手はプロ野球歴代3位の1466試合連続出場を続け去年はキャプテンとして9年ぶりの日本シリーズ進出に貢献しました。
シーズン終了後に大リーグのチームでレギュラーとしてプレーすることを目指しFA宣言して複数の球団と交渉を進める一方阪神からも残留要請を受けて去就が注目されていました。
球団によりますと昨夜、鳥谷選手から大リーグ移籍を断念し阪神に残留すると伝えられたということです。
鳥谷選手は熟慮に熟慮を重ねた結果残留を決意しましたリーグ優勝と日本一を勝ち取りその喜びを分かち合えるよう全力でプレーしたいとコメントを出しました。
阪神の和田監督は新たな気持ちで中心選手として頑張ってくれると思うとコメントしています。
阪神は鳥谷選手と近く正式に契約を結ぶ予定です。
続いて、あさって京都で行われる全国女子駅伝です。
関西勢の活躍が期待されるレースの見どころをお伝えします。
全国女子駅伝は京都市の西京極陸上競技場をスタート・フィニッシュにマラソンと同じ42.195キロを中学生から社会人までの9人が走ります。
去年、3年ぶり15回目の優勝を果たした地元、京都。
注目は5大会ぶり出場の小崎まり選手。
6回の優勝を経験した39歳のベテランが連覇のカギを握ります。
去年、9位と入賞を逃した大阪。
先月の全国高校駅伝で初優勝を果たした大阪薫英女学院の選手を中心に3年ぶりの優勝を目指します。
さらに中学3年生の高松智美ムセンビ選手は去年の3000メートル中学生ランキング1位。
姉の望選手と共に姉妹の活躍に期待です。
去年6位の兵庫。
注目は高校1年生の高橋ひな選手です。
高校総体の800メートルを制し西脇工業の21年ぶりの全国高校駅伝出場にも貢献。
阪神・淡路大震災から20年目の節目の大会で11年ぶりの頂点を目指します。
NHKでは総合テレビとラジオ第1で中継でお伝えします。
ことしにかける思いを聞くシリーズ。
きょうはサッカーで去年3冠を達成したガンバ大阪のエース、宇佐美貴史選手です。
宇佐美選手はプレースタイルに幅を持たせ昨シーズン10だったゴール数を増やしたいと考えています。
今シーズンの目標を宇佐美選手は迷いなく色紙に書き込みました。
初のJ1得点王です。
ガンバの下部組織時代から注目され続けた宇佐美選手。
巧みなドリブル突破。
そして両足からの正確なシュート。
ドイツから復帰して2年目の昨シーズン。
高い個人技で3冠達成に貢献しました。
宇佐美選手は今シーズン目標とする得点王を目指しプレーに幅を持たせたいと考えています。
去年は開幕直前のけがで出遅れたもののチームトップの10ゴール。
それでも満足していないからです。
ゴールを増やすカギというプレーが昨シーズン最後の試合天皇杯の決勝でありました。
この試合、ツートップを組む長身のパトリック選手が競り合ったあとのボールを狙っていました。
開始直後の前半4分。
キーパーのフリーキックから。
チームに流れを引き寄せる先制点を挙げました。
この場面。
パトリック選手が競り合う前裏のスペースを確認します。
スペースに走り込んだ宇佐美選手。
パスを受けたときには目の前にゴールが。
個人技だけではなく味方との連係を生かして得点につなげました。
そして宇佐美選手がチームでの活躍の先に見据えているのは日本代表でのプレーです。
課題といわれている守備への意識を高めていくことでチャンスをつかむことができると攻守両面で、さらなるレベルアップを誓います。
2015/01/09(金) 18:10〜19:00
NHK総合1・神戸
ニュースKOBE発▽宝塚で震災語り継ぐつどい▽小説家真山仁氏・震災への思い▽気象
▽震災20年「真山仁氏インタビュー」「宝塚で震災語り継ぐつどい」 ▽関西のスポーツ ▽県内の詳しい気象情報 キャスター:内藤雄介、垂水千佳
詳細情報
番組内容
▽震災を語り継ぐつどいが宝塚で開かれる。神戸大の室崎名誉教授の講演や宝塚歌劇団OGによるパネルディスカッションなどが行われる。 ▽「ハゲタカ」などの経済小説で知られる神戸在住の小説家・真山仁氏が、震災の経験をもとに新しい小説を出版した。震災への思いを胸に新たな境地を開く真山氏の思いを聞く。 ▽関西のスポーツ ▽県内の詳しい気象情報 キャスター:内藤雄介、垂水千佳
ジャンル :
ニュース/報道 – ローカル・地域
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