(相良浩介)僕が院長になるよ。
(宮部佐知)えっ?堂上総合病院の…院長に…。
堂上総合病院の組織図だ。
院長は堂上たまき先生。
副院長は師長兼任の田村戸紀子さん。
先生…。
そして内科循環器内科消化器内科呼吸器内科外科消化器外科脳神経外科整形外科…。
相良先生…!耳鼻咽喉科眼科麻酔科総合診療科小児科産婦人科そして君がいる看護部だ。
どうしてこんなもの私に見せるんですか?ああごめんごめん!飲みながらでいいからさ。
私は先生に協力するとは言ってません。
枝豆も美味しいよ。
相良先生!宮部君…。
君は僕が院長になるのは反対なのかな?堂上総合病院は堂上家の方々が経営されてる病院です。
いくら相良先生がそう思ってもそんなの無理です。
じゃあやっぱり君も森山先生が病院を継ぐべきだと?どうして今なんですか?森山先生は最初からああいう人じゃないですか。
まあね。
なのにどうして今になって急に森山先生が病院を継ぐのはダメだなんて…。
いや別に急ってわけじゃない…。
(携帯電話)ごめん。
あっ病院からだ。
はい相良です。
えっ!?容体は?わかりました。
この話はまた今度にしよう。
何があったんですか?院長が倒れた。
えっ!?
(堂上たまき)ゆうべより随分楽になった。
(体温計のアラーム)
(たまき)はい。
(田村戸紀子)36度8分。
(森山卓)下がった…。
よかった。
(皆川和枝)きっと疲れがたまってらっしゃったんでしょうね。
でもCRPの数値は2.0ですから無理はダメですよ。
もう歳も歳だしね…。
本当にそうですよ院長。
そろそろ引退を考えてもいいんじゃないの?おばさん。
大事なお体なんですから気をつけてくださいね院長。
(桃井正一)いやあ…大した事なくてよかった。
本当によかった。
(PHS)あっ失礼。
いやゆうべはびっくりしたよ。
僕もですよ。
(たまき)私だってびっくり…。
(桃井)どうした?えっ!?あっあの…事務長の桃井でございます。
はい。
少々お待ちくださいませ。
院長!西都大学の松田教授です!松田教授?医学部長の?松田教授がなんで私に?
(桃井)ちょっといいからどうぞ。
もしもし堂上でございます。
(松田義雄)「あっ松田です。
どうもお久しぶりです院長」えっ?あっ…はい。
どうもご無沙汰致しております。
ご無沙汰?
(松田)うちに出入りされてるMRさんから堂上院長が倒れられたと聞きましてぶしつけとは思いましたがお電話してしまいました。
で大丈夫ですか?院長。
ご気分の方は。
あっあの…もう大丈夫でございます。
ちょっと疲れが出ただけで…。
どうぞご無理なさらずゆっくりお体を休めてください。
今や堂上総合病院は地域の中核病院なんですから。
ありがとうございます。
では失礼致します。
松田教授と面識がおありなんですか?院長。
お久しぶりって言われた…。
じゃああるんですよ。
え〜どこで会ったんだろう?覚えてないの?西都大学の医学部長だよ!?なんておっしゃってたんですか?松田教授は。
うちは地域の中核病院だからって。
(和枝)まあ!大事に思ってくださってるんですね。
(たまき)あ〜もうダメだ。
もう完全に忘れてる…。
やっぱりさ歳なんだよ。
でも森山先生からお礼を伝えた方がいいですね。
えっ?わざわざ電話をくださったんですからこういう縁を無駄にしちゃダメ。
そうよ!松田教授にご挨拶に行きなさい森山先生。
先生は次期院長なんですから!
(たまき)ね?皆川先生。
え…?ええ。
お付き合いってそういうもんでしょう!ねえ?戸紀子さん。
(戸紀子)そうですね…。
そのとおりですよ。
わかってますよそのぐらい…。
(笑い声)
(矢野倉実)先生堂上の院長と面識がおありだったんですね。
いやないよ。
はっ…?
(松田)あそこにはね素晴らしい先生がいるんだよ。
(たまき)小学生?はい。
地元の小学生に病院の中を見せてあげるんです。
それって社会見学って事?そうです。
病院ではどんなスタッフがどんな仕事をしてるのか。
いい社会勉強になるでしょう。
あっ血圧もよさそうですね。
もう大丈夫です。
退院おめでとうございます。
えっ?退院って…それほどの事じゃないけどね。
でも子供たちに病院見学させるなんてやった事ないしね…。
うん…どうして急にそんな事?今や堂上はこの地域の医療を担ってるんです。
もっと病院の事を知ってもらわなきゃ。
まあそれはそうだけど…。
誰が応対するんですか?小学生が何人も来たら…ねえ?それはもちろん僕が言いだしっぺですから僕が案内します。
見学してもらうのは外科に限るとかして患者さんには迷惑をかけないようにします。
とにかく地元に愛される事が大事なんです。
堂上が永遠に繁栄し続けるためにも。
あっ…。
そうね。
まあそういう事ならいいかもね皆川先生。
ええ。
ありがとうございます。
(佐々井圭)懇親会?はい。
病院見学のあとの懇親会でどなたかにドクターの仕事を説明して頂きたいんです。
(高泉賢也)小学生相手に?ドクターは病気やケガを治すんだよ。
そのくらい子供だって知ってるだろう。
僕らの常識が社会の常識とは限りませんよ。
(笑い声)じゃあ自分でやればいいじゃないですか?相良先生。
(佐々井)僕は嫌ですよ。
(段原保)ただでさえ忙しいのに。
じゃあ…。
千住先生お願いします。
(千住義郎)はあ!?千住先生は麻酔科医ですよ。
だからいいんですよ。
麻酔科医の仕事を知ってる小学生はいませんから。
いや…俺!?いいじゃない?地味な仕事を知ってもらういい機会だよ。
ハハハハ…。
じゃあよろしくお願いします。
あっちょっ…!千住先生に?ええ。
子供たちに一通り見学してもらったあと喋ってもらうんです。
麻酔科医の仕事をですか?はい。
(吉川みずき)また渋いところを…。
(相原亜美)子供たちにわかるのかな?皆さんも誰か協力してくれませんか?子供たちの案内役。
仕事がよくわかってる人がいいんだけど…。
じゃあ私が…。
宮部君お願い出来ますか?えっ?よろしくお願いします。
なんで私じゃダメなのよ!?子供受けしなさそうだから?ちょっ…相良先生!何を考えてらっしゃるんです?小学生集めて一体何をするんです?そんないちいちビクビクしなくったって…。
別にビクビクなんかしてません。
宮部君は普通にしてくれていればいいんです。
何かしてもらいたい時にはその時に言いますから。
何かって…?
(渋谷翔子)森山先生!これうちの新商品なんです。
グッドタイミング。
(翔子)なんですか?なんですか?いいからいいからいいから。
(翔子)西都大学の松田先生。
医学部長の松田教授だよ。
もちろん知ってます。
どんな人なの?いい方ですよ。
謙虚で人当たりもよくて…。
今ひとつ取っ掛かりがないな…。
例えば趣味は?ああジャズです。
ジャズ?それがどうかしたんですか?ジャ〜ズ。
「ツーツッツツーツッツツーツッツツー…」先生…どこかで一席設けましょうか?「ツーツッツツー…」そういう事でしょ?森山先生。
頼む。
その代わりうちのお薬を。
使うよ。
使いまくってやるよ!皆さんこんにちは。
(子供たち)こんにちは。
こんにちは。
(子供たち)こんにちは。
元気がいいね。
僕は外科医の相良浩介といいます。
看護師の宮部佐知です。
今日は僕たちがみんなを病院の色んなところに案内します。
患者さんもいるから大きな声は出さないでね。
(子供たち)はい。
さあここが手術室だよ。
(子供たち)うわ〜!
(男の子)すげえ!すげえ!相良先生も手術とかするんですか?もちろん。
外科医だからね。
宮部さんも?私はここには入らないの。
手術を担当する看護師さんと入院してる患者さんをお世話する看護師さんそして外来の患者さんを担当する看護師さんは別なのよ。
(子供たち)へえ〜!初めて知った。
そうなんだ。
みんなここがナースステーションです。
知ってる知ってる!俺も知ってる!看護師さんがいっぱい!亜美ちゃ〜んそこの入院案内取ってくださる?は〜い先輩。
ありがとう。
萌ちゃんご苦労さま。
(松下萌)ありがとうございます。
ちょっといつもと違うけど…。
これはね体の中の写真が撮れる機械だよ。
これでどこに悪いとこがあるのかわかるんだ。
すげえ!こんにちは。
麻酔科の千住です。
(子供たち)こんにちは。
今日は千住先生が麻酔科医の仕事について教えてくれます。
麻酔?麻酔科医?じゃあお願いします。
あ…みんな麻酔って知ってる?痛くなくする薬。
虫歯治す時に麻酔かけてもらいました。
そう。
歯医者さんでも麻酔をかけるよね。
でも僕たち麻酔科医は色んなやり方で麻酔をかけます。
患者さんが手術の間全然つらくないようにその人にベストな麻酔のかけ方を選ぶんです。
(子供たち)へえ〜。
色んな技があるんですか?技?ウケる!いやあるんだよ技が。
例えばおなかの手術だったら全身麻酔。
足のケガの時は腰に麻酔薬を注射してここから下だけ。
手だったら脇の下に麻酔を入れれば手の痛みだけがなくなって手術が出来ちゃう。
不思議だろ?すげえ!すげえ!やばくない?でもね千住先生の仕事は麻酔をかけるだけじゃないんだよ。
手術中も僕らはずっと患者さんのそばにいて血圧や胸の動きで呼吸…あと顔色も見ながら今患者さんは大丈夫だって事を繰り返し確認してるんだ。
(子供たち)へえ〜すごい!つまり千住先生みたいな麻酔科の先生がいなければ外科医の僕らは手術なんて出来ないんだよ。
ねえ?はい。
麻酔科医すげえ!
(子供たち)すげえ!
(男の子)かっけえ!
(男の子)かっけえ!いやいやいや…それほどでもないけどね。
(男の子)かっこいいよ!
(男の子)すごいかっこいい!
(子供たち)ありがとうございました。
気をつけてね。
友達にも今日の事教えてあげてね。
患者で来るなよ。
(子供たち)はーい。
お疲れさまでした千住先生。
バッチリでしたよ。
本当。
まああれぐらいだったらいつでも喋るけどさ。
お願いします。
お疲れさまでした。
相良先生。
ん?今日の社会見学は千住先生を持ち上げるための企画だったんですか?ほう…。
千住先生をどうにかしようと…?なかなか鋭くなってきたじゃない宮部君。
やっぱり!院長はもういつ引退するかわからない。
このままじゃ近い将来森山先生がこの病院を継ぐ事になる。
なぜ今なのか?って君は聞いたけど今動かなきゃ堂上総合病院は変わってしまう。
悪い方に。
相良先生が院長になるために千住先生を?君に見せたここの組織図…。
この堂上総合病院という城を乗っ取るためにまず落とさなければならないのは…。
麻酔科だ。
どうして麻酔科?その理由はさっき子供たちに話したじゃない。
宮部君君には次のミッションがある。
ミッション!?患者さん大丈夫か?
(千住)今のところは。
よし。
超音波メス。
(看護師)はい。
段原先生洗浄して。
(段原)はい。
(千住)ん…?
(段原)これでいいですか?グッド。
森山先生…。
さあ腫瘍も含めて穹窿部を切除するぞ。
森山先生待ってください!ああ?急に頻脈に…。
血圧も低下してきました。
下がってる!?発作性上室性頻拍かも…。
ランジオロール投与します。
大丈夫だよ。
術前検査の心電図にWPW症候群はなかったんだろ?そうですが…。
森山先生が言ってんだから大丈夫だよ。
さあ一気にやっちゃうよ!はい!さすが森山先生!あんなのどうって事ない。
お疲れさま!お疲れさまでした。
(萌)千住先生。
相良先生が来て頂きたいそうです。
相良先生?じゃあ30分後に。
(萌)はーい。
(和枝)遠藤春夫さん50歳の男性です。
10日前下血と下腹部の違和感を訴えられて総合診療内科を受診されました。
大腸ファイバー検査により直腸に3センチ大の腫瘍があり病理検査の結果中分化型腺がんを認めた事から私は進行性直腸がんと診断しました。
これは早急にオペが必要です。
まあただ難しいオペにはなるでしょうが…。
でもやるしかないんだったらやりゃいいんじゃないですか。
でもこの患者さんは心臓に大動脈弁閉鎖不全症の持病があるんです。
大動脈弁閉鎖不全症!?ずっと薬による治療を受けてきたそうですが…。
つまり問題はこの患者さんの心臓がオペに耐えられるかどうか…。
うん…どう思います?千住先生。
どうって…。
麻酔科医がゴーサインを出せない患者さんのオペは出来ませんから。
ハッ…無理でしょう普通に考えたら。
心臓が悪いんですよ。
ここは普通に考えるっていうのはやめにしましょう。
患者さんは一人一人みんな違いますから。
え…?とにかく患者さんを診て頂けませんか?千住先生。
差し歯とかないですね。
(遠藤春夫)ええ。
(遠藤瞳)無理するからよ!
(遠藤由里子)お父さんは家族のために頑張ってきたんでしょ!
(瞳)そんなのわかってるよ!胸の音聞きますね。
ごめんな…。
ごめんな瞳…。
(由里子と瞳の泣き声)どうですか?先生。
難しいですね。
今は落ち着いてるけどオペ中に心不全起こしちゃうかもしれないし…。
でもご本人もご家族も手術を望んでらっしゃいます。
千住先生は…優秀な麻酔科医だと思っていますよ僕は。
先生が患者さんが手術に耐えられるとおっしゃってくだされば僕はオペを成功させる自信はあります。
(千住)心臓の持病いつからでしたっけ?この患者の。
(和枝)2年前です。
いいよ。
やれると思います。
えっ…?なんとかしますよ。
(和枝)千住先生…。
わかりました。
オペの準備にかかります。
でもね…。
僕に責任を押しつけないでくださいよ。
責任は僕が取ります。
なんだよ…。
急に優秀とか言っちゃって。
千住先生!あっあの…私たち今夜2人でご飯食べるんです。
ねえ〜。
はい。
何…?先生も一緒にどうですか?ね!は…はい。
なんで?子供たちに話してるのを見て先生の話もっと聞きたいなって思って…。
いや私はオペ室担当じゃないから麻酔科の先生の仕事を見る機会はめったにないんです。
亜美ちゃんもそうだよね?はい!じゃあ仕事終わったら医局に来てよ。
ありがとうございます!どうして…?どうして私も一緒なんですか?だって緊張に耐えられそうにないんだもん。
宮部君君には次のミッションがある。
ミッション!?千住先生は今変だおかしいと思っているはずだ。
なんで相良は急に自分の事を持ち上げ始めたのかって。
それが僕への不信感へと繋がらないよう君がガス抜きするんだ。
ガ…ガス抜き?不安や心配事を聞いてくれる相手がいると人って安心するだろ?よろしく。
不安なのは私よ!渋谷さんには今まで随分薬を買わされましたね。
そんな言い方はないでしょう。
松田先生。
君は仕事が出来るって話だよ。
(翔子)ありがとうございます。
はい森山先生。
松田先生とこのような形でお会い出来るとは光栄です。
堂上院長はすっかりお元気になられたとか。
ありがとうございます。
お見舞いのお電話まで頂いたうえ天下の西都大学医学部長松田義雄教授をわざわざお呼び立てして申し訳ありません。
いやいやいや…。
でもどうして今日は私を?大学病院だから民間病院だからと垣根を作っていては患者さんのためにならない。
そう思われませんか?ハハハ…そうですね。
まあまあ先生方とりあえず乾杯しましょう。
あっそうだ。
ああ。
プロースト!えっ?ああすいません。
ついドイツ語が…。
ああ…。
プロースト。
プロースト!ハハハ!
(和枝)オペのプランですか?ああ。
遠藤さんの。
ええ。
高位前方切除法で肛門を温存しようと思って…。
相良先生…。
はい。
千住先生と何かあったんですか?えっ?何も。
なんかおかしい…。
気になる。
皆川先生…。
集中させてください。
あっごめんなさい。
じゃあお先に失礼します。
お疲れさまでした。
怖い怖い。
千住先生ってお酒飲まないんですか?飲めないんだよ。
でも森山先生たちといつも飲みに行ってらっしゃいますよね?俺だけジュースかウーロン茶。
じゃあストレス発散とかどうしてるんですか?相良先生の事とか色々おっしゃってるじゃないですか森山先生たちと。
相良先生?相良先生ねえ。
なんか気持ち悪いんだよな最近。
最近…?小学生の前で俺の事持ち上げたり急に治療の意見聞いてきたりしてさ。
アハハハッ。
まああの先生は前からよくわかんないとこあるから。
ね亜美ちゃん。
…はい。
でも急にだぜ。
どうぞ。
ああ…。
じゃんじゃん食べちゃってください。
パスタも美味しいんですよここウフフ…。
ぶっちゃけさ君らは麻酔科医の事どう思ってるわけ?
(2人)え?相良先生が言うほど認められてるのかな俺。
認められてますよ!もちろんじゃないですか!麻酔科の先生がいてこそ手術が出来るわけでしょ?今病院の一番の収入源は手術なんですから。
つまり堂上総合病院の経営は千住先生が支えているといっても過言じゃありません。
先輩…?ああ〜。
はっきり言ってね千住先生は大事な仕事をしてる割には冷遇されてると思います。
冷遇って?すいません!おかわりください。
腸間膜の剥離があって正中よりやや左の…。
下腸間膜動脈を…。
ほう。
森山先生もジャズが?はあ〜松田先生もお好きなんですか!
(翔子)まあ!それは偶然ですね!僕が好きなのはスイングジャズだけどね。
グレン・ミラー。
ああいいねえ。
イン・ザ・ムード。
最高!「シャバダバッパッパッパッパルバルルレバルルラルッパ」
(森山・松田)「タラタッタラダバダバダダバダバダッパーダバダバダダバダバダパッパー」「テルルレッテレテレ松田!」「シャバダバッダバダバ最高!」「テルルレッテレテレズバ!」ハハッズバ!?松田先生は最高最高!
(2人)「ダーダーラリッダラララララッター…」キャメラキャメラキャメラキャメラ!いい顔してくださいねー!はいチーズ!
(シャッター音)
(翔子)あーっ!最高!
(たまき)ええ!?松田教授と?ああ〜ゆうべは盛り上がっちゃったよ。
普通なら1対1で会食出来る方じゃありませんよ。
ノーノーノーノーもうそういうねジャパニーズスタイルの遠慮は時代遅れさ。
相手が誰だろうと趣味で意気投合すればすぐに友達になっちゃう!趣味?会社では社長と平社員の関係でもフィッシングになるとあだ名で呼び合うみたいな?ああそれは釣りバカなんとか…。
アハハハ…。
思いっきりジャパニーズの映画ですが。
俺と松田教授はもうマブダチ。
え〜とはいこれ昨日撮ったの。
松田ちゃんと。
松田ちゃん…あっ。
西都大学とのパイプも一気に太くなっちゃった。
素敵よ森山先生。
ハハハハハ…合体!なんつって。
(携帯電話)ああ!松田先生お久しぶりです。
(松田)元気にやってるそうだね相良先生。
ゆうべ君のところの次期院長と飲んだよ。
森山先生とですか?彼はジャズに詳しいねえ。
でも彼が院長になったら堂上はダメになるな。
患者が第一だとか色々言ってたがあれは上っ面だけだ。
医療に関わる人間としての誠意に欠けている。
厳しいなあ。
(松田)「相良先生君はいつまでそこにいるつもりだい?」君が活躍出来る場所は他にあると思うけどな。
松田先生…。
うちに来ないか?君なら教授として迎えてもいい。
またまたそんなご冗談を。
今度は君とゆっくり話がしたいな。
また連絡するよ。
はい。
じゃあ失礼します。
(電話を切る音)またご冗談を…か。
松田教授まさか本気で相良先生の事を…?手術は全身麻酔で行います。
眠ってる間に全て終わりますよ。
そうですか。
(瞳)そのまま目が覚めないって事はないんですか?大丈夫です。
手術が終わってしばらくしたら自然に目が覚めますから。
(由里子)ああ…。
よろしくお願いします。
お願い致します。
はい。
(遠藤)お願いします。
こちらこそよろしくお願いします。
千住先生の言葉に安心されてましたねご家族も。
患者さんに信頼してもらえると僕もやりやすいですよ。
相良先生。
はい。
ゆうべナースの宮部君とご飯食べたんですけどね…。
へえ〜。
妙に僕の事持ち上げるんですよ彼女が。
なんか相良先生と同じにおいがしたんだよなあ。
ハハッなんの事ですか?気持ち悪い事しないでくださいね。
森山先生に変な勘違いされたくないんで…。
チーム森山ですか。
相良先生とは仕事だけの付き合いですから。
あっ…あいた…。
(ガラスをたたく音)うん。
宮部君。
401の遠藤さんの看護記録見せてください。
遠藤さんの看護記録。
はい。
どうぞ。
ありがとう。
二日酔い?先生ミッションとかガス抜きとか私には荷が重すぎます。
千住先生絶対変だと思ったはずです。
そうだねえ。
バレバレだよ。
え?バレバレ?でも僕たちの計画まではバレてない。
君は堂々としてればいい。
無理です。
気がちっちゃいんだなあ。
だって…!普通のナースですよ私は。
オペを見に来てください。
は?今日の遠藤さんのオペだよ。
きっと難しいオペになる。
ええ…!?じゃあ心電図付けますね。
(看護師)ちょっと腕失礼しますね。
(ノック)見学させてもらってもいいですか?宮部さんの担当患者さんじゃないでしょ?あっ…あの私あんまりオペを見た事がないんで…。
あっ。
これから麻酔かけるところですか。
(和枝)うんそう。
じゃあ深呼吸してみましょうか。
緊張されてますね患者さん。
(和枝)手術台に上がるだけで怖いもの。
でもそれで心拍や血圧が不安定になったらオペに影響するから。
だから千住先生…。
(千住)じゃあ横になってください。
大丈夫ですよ。
ああ少しまぶしいですかね?はい。
(千住)よし。
(モニターの警告音)どうしたんだろう。
緊張で心拍が下がった。
え?下がった?
(千住)アトロピン0.5ミリ入れようか。
はい。
(和枝)大丈夫よ。
千住先生はわかってる。
じゃあ硬膜外麻酔始めます。
はい。
(看護師)ちょっと体曲げますね。
ありがとうございます。
千住先生患者さんの状態は?安定してます。
ではこれから高位前方切除法による直腸がん根治術を行います。
患者さんは大動脈弁閉鎖不全の持病を持ってらっしゃいますから心臓など循環器への負担は最低限に抑えなければなりません。
え…?出来るだけ早く手術を終えられるよう皆さん無駄な動きが一切ないよう努力していきましょう。
(一同)はい。
じゃあビデオ回して。
はい。
それでは始めます。
メス。
はい。
電気メス。
(看護師)はい。
え!?千住先生が?
(段原)ナースと?マジで!?急にモテ期に入っちゃったわけ?千住先生。
でも相良先生からも色目使われてるらしいですよ。
相良?言ってた。
最近なれなれしいって。
友達いないんだあいつは。
森山先生なんて松田教授と友達ですもんね!友達じゃない。
マブダチ。
直腸の腫瘍を切除します。
電気メス。
はい。
腸間膜内の腫大したリンパ節を触知しますね。
ああ…側方リンパ節郭清を追加しましょう。
(千住)相良先生。
はい。
血圧が下がり気味です。
続けても大丈夫ですか?今のところは。
忙しいんですね麻酔科の先生って。
患者さんの容体は刻々と変わっていくのよ。
今は大丈夫でも1分後にどうなるかはわからないから。
千住先生を食事に誘ったんだって?え?もしかして婚活?いや…そういうんじゃありません。
じゃあどうして?どうしてって…。
相良先生でしょ。
やっぱりね。
千住先生自動吻合器で直腸を吻合しますよ。
どうぞ。
宮部さんに何言ったの?相良先生。
皆川先生は相良先生の味方ですよね?もちろんよ。
あの先生がこの病院を支えてるんだもの。
相良先生は自分が院長になるって…。
え?そのためにまず麻酔科の千住先生を落とすんだって…。
落とす!?
(千住)相良先生。
血圧低下。
(千住)輸液速めて昇圧剤入れます。
(千住)先生。
はい。
終了までどのくらいかかりますか?あと40〜50分です。
(千住)99の66。
続けても大丈夫ですか?
(千住)はい。
(モニターの警告音)なんだよ!どうしたんですか!?
(千住)血圧79の46。
酸素100パーセントにします。
昇圧剤持ってきて!はい。
心臓の持病と関係があるんでしょうか。
だと思います。
カテコラミン始めます。
オペは中止ですか?千住先生。
ここまできてそれはないでしょう。
それは患者さんがそうおっしゃってるんですか?患者さん…?遠藤さんはもうやめてくれと叫んでるかもしれない。
僕はオペを続けたい。
当然です。
でも千住先生は外科医によって体にメスを入れられるという大きなストレスから患者さんを守ってる。
遠藤さんを眠らせ痛みから体を守ってる。
100パーセント遠藤さんの立場に立って命を預かってる。
遠藤さんが危機的状況にあると先生が判断されるなら僕はやめます。
それは麻酔科医の言葉であると同時に遠藤さんの命の叫びなんですから。
わかってるよ!
(看護師)血圧90の50です。
相良先生続けてください。
いいんですか?ただし30分で終えてください。
その間僕が患者を守ります。
わかりました。
側方リンパ節郭清再開します。
電気メス。
(看護師)はい。
(瞳)父さん!
(由里子)お父さん!大丈夫だよ。
ああ…。
手術は予定どおり無事に終わりました。
経過がよければ明日には術後管理室からご自分の部屋に戻れると思います。
ありがとうございました!ありがとうございました先生!こちらこそありがとうございました。
(ため息)疲れたあ…。
フフッ…。
本当お疲れさまでした千住先生。
はあ…。
僕がオペをやめなかったのは相良先生の顔色を伺ったわけじゃありませんからね。
わかってますよ。
僕は森山先生じゃないんですから。
千住先生って二面性がありますよね。
はあ?どんなに優れた腕を持つ外科医がいても患者さんの命を守る者がいなければ手術を成功に導く事は出来ない。
それが麻酔科医だ。
…みたいな千住先生と森山先生の取り巻きになって患者さんを見下してる千住先生。
フッ…。
全然意味わかんない。
(高泉)ポジション?ポジション。
(段原)麻酔科医の?そう。
病院の中でのポジション?なんだと思います?そりゃ大事な存在だよ千住先生は。
森山先生…。
でも手術を執刀するのは外科医だから…うん。
外科医がピッチャーだとしたら麻酔科医は…キャッチャー!いやキャッチャーは第一助手でしょ。
外科医ですよ。
じゃあ麻酔科医はサードコーチだ。
ああサードコーチね。
うまい!サードコーチは大事だぞ。
サードコーチが止まれって指示出したらランナー止まるもんな。
ハハハハ…。
(千住)止まんないじゃないですか森山先生は。
ボトル入れてちょうだ〜い!…つかサードコーチはプレーヤーじゃないですよね?
(佐々井)もうロックでいっちゃうか!
(段原)ああいっちゃえ〜!
(高泉)ロックロック!おちゃけはおいちい!「ロックロックロックヘイ」「おちゃけはおいちいおちゃけはおいちい…」あれ?皆川先生。
先生も今お帰りですか?相良先生。
先生がここをいい病院に変えたいと思ってらっしゃる事はよくわかってます。
でもそれはこの病院をご自分のものにしなくても出来る事でしょ?自分が院長になるなんてそれは違うと思いますよ。
やっぱり喋っちゃったか宮部君。
どうして急にそんな事言い出したんですか?大体千住先生を味方にしてどうして院長になれるの?千住先生だけじゃありませんよ。
いずれは他の先生方も引き込むつもりです。
もちろんチーム森山も。
チーム森山!?まあ森山先生は難しいでしょうけど…。
でも皆川先生は味方になってくれますよね?
(ため息)院長の気持ちはどうなるの。
院長?あの方は森山先生に堂上を継がせるおつもりですよ。
一般企業だって大きくなれば創業者一族のものではなくなります。
ごく当たり前の市場原理でしょう。
三代続いた病院を甥御さんに継がせたいのは人として当たり前の事です。
院長だってわかってますよ森山先生に問題がある事ぐらい。
でもそれを相良先生にサポートしてほしいと望んでらっしゃるんでしょう?そっか…。
皆川先生は院長と仲がいいからなあ。
相良先生。
人をサポートするぐらいなら自分でやりますよ僕は。
今やこの堂上は地域の中核病院なんです。
患者さんへの責任を考えれば世襲なんてどうでもいい。
全ては患者さんのためです。
相良先生。
本当は違うんでしょ。
相良先生は森山先生を変えたいんでしょ?あの先生を院長にふさわしい人に変えたくてライバルになろうとしてるんでしょ?そんな事を言ってる時間はもうないんですよ。
お疲れさまでした。
(携帯電話)はい。
ああ皆川先生?ねえ今晩一緒に食事行かない?私なんだかすごく食欲出てきて美味しいお寿司食べたくなっちゃったの。
すいませんあの院長今日はちょっと…。
ああ…あっそう。
わかったわじゃあまたね。
ああ…。
2015/01/09(金) 16:00〜16:58
ABCテレビ1
DOCTORS2 最強の名医[再][字]
「今夜、クーデターが始まる!!」
詳細情報
◇番組内容
スゴ腕外科医・相良浩介(沢村一樹)が帰ってくる!
今度はクーデター勃発!新たな衝突や葛藤、最強の外科医・相良の企てが辿り着く真の狙いとは?理想の組織の姿とは?
◇出演者
沢村一樹、高嶋政伸、比嘉愛未、黒川智花、宮地雅子、正名僕蔵、滝沢沙織、敦士、斉藤陽一郎、尾崎右宗、阿南敦子、藤原令子/小野武彦、伊藤蘭、野際陽子
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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