生字幕放送でお伝えします岩渕⇒今ご覧いただいているのは去年行われたラグビー日本代表対サモア代表の強化試合のもようです。
♪〜こんにちは。
「くらしきらり解説」です。
きょうはラグビーワールドカップをわが町で、という話題です。
担当は西川龍一解説委員です。
迫力ありましたね。
西川⇒今の日本代表は意外と強いんですよ。
サモアとかイタリア去年はこの強豪国を破りまして世界ランキングも一時9位まで上がりました。
ほんとに恥ずかしい話ラグビーというとドラマの「スクール・ウォーズ」を見たぐらいの知識しかないんですが、そんなに強いんですね。
この時期、おととい全国高校ラグビーの決勝が行われて東福岡高校が優勝しました。
あすは全国大学ラグビー選手権帝京大と筑波大の組み合わせで行われます。
社会人のトップリーグも今佳境を迎えています。
今盛り上がる時期なんですね。
残念ながら正直国内では人気の低迷が続いていまして、かつてのような盛り上がりに欠けるラグビーなんですけれどもことしはラグビー界にとって4年に一度の特別な年なんです。
ワールドカップですか?そうです。
ことしのラグビーワールドカップはイギリスの、イングランドを中心に20の国や地域が出場します。
試合数でいうと48試合およそ7週間にわたって行われます。
そして会場に足を運ぶ観客数は200万人を超えるというふうに言われています。
大きな大会なんですね。
国内での知名度はいまひとつなんですが夏のオリンピックサッカーワールドカップに次ぐ規模で行われましてこの2つと合わせて世界三大スポーツイベントともいわれています。
世界ではそんなに注目されている大会なわけですね。
このワールドカップ、これまでに開催されてきたのは黄色くなっている地域です。
4年後の2019年第9回の大会は日本で開催されます。
日本代表はこれまですべての大会に出場しています。
予選に勝ち抜いているわけですね。
そうです。
今度は生でワールドカップの試合が自分の町で見られるということになるかもしれません。
2019年というと東京オリンピックパラリンピックの前の年ですよね。
2年連続で、そんな大きな大会スポーツイベントが日本で開かれるわけですか。
ラグビーワールドカップのほうが先に決まっていたんです。
新国立競技場はラグビーワールドカップの開幕戦がこけら落としということになっています。
オリンピックは基本的に都市開催ですので競技は開催都市中心に行うことになっています。
東京や北京という名前ですもんね。
これに対してワールドカップは国が開催しますので全国各地で試合ができるんです。
日本中どこでも大丈夫なんですね。
その開催地を決める作業が大詰めを迎えています。
ワールドカップを主催しますワールドラグビーというサッカーでいうFIFAのような組織ですが、この組織と大会の準備を進めています日本の組織委員会による現地視察があすから始まります。
試合はどのぐらいの会場で行うんですか。
開幕戦と決勝戦は新国立競技場で行うことになっていますが、それを除いても40試合以上あるわけです。
組織委員会によりますと12の会場を予定していまして北は北海道札幌から、南は九州の熊本まで15か所が候補地として名乗りをあげました。
注目したいのは岩手県の釜石市です。
東日本大震災の被災地ですね。
津波の大きな被害を受けた釜石市ですがラグビーとの関係が非常に強いところなんです。
ラグビーファンなら誰でも知っていると言っても過言ではありませんけれどもかつて日本選手権7連覇を果たした新日鉄釜石の本拠地になっています。
その流れを区部くむクラブチーム釜石シーウェイブスが拠点としていましてトップリーグ復帰を目指しています。
ラグビーが盛んな場所なんですね。
復興に向けた町づくりの基本計画もスクラムかまいし復興プラン。
鉄とラグビーの町といわれた釜石でワールドカップの試合をするということを目指しています。
試合を誘致できると、どんなメリットがあるんですか。
何よりも大きいのはワールドカップの誘致を復興の起爆剤にということです。
こちらは7連覇を果たしたときの同志社大学との試合の様子です。
新日鉄釜石です。
やはり強いですね。
いいトライですね。
大歓声ですね。
新日鉄釜石7連覇の当時ですが町はラグビーを通じて一丸となって盛り上がりました。
そのときの様子を鮮明に覚えている市民も多くいらっしゃって試合が決まることで住民の気持ちがまとまって停滞している復興を一気に進める足がかりになると期待しているといいます。
世界中から訪れる多くの方々に復興した町の姿を見せるという目標もできるわけです。
またラグビーというのは1チームの選手が15人と最も人数の多いスポーツです。
選手団はリザーブを含めますと50人規模になります。
一流のラガーマンとの交流ということも考えられます。
2002年のサッカーワールドカップをきっかけに大分県中津江村とカメルーンの交流が始まったということを記憶してらっしゃる方もいると思います。
そういうふうになれるかもしれませんね。
そう考えるとメリットは大きいですね。
ただ市内には会場となる競技場がないんですね。
これから整備する必要があります。
釜石市の計画では町づくりのシンボル的な施設として津波の被害を受けた小学校と中学校の跡地に新しいスタジアムを建設する計画で、およそ12億円の費用はスポーツ振興の助成金や全国からの寄付などで賄いたい考えです。
ただ一方で、まもなく震災から4年ということなんですが今も市内には仮設住宅での暮らしを余儀なくされてらっしゃる方々が4600人ほどいらっしゃいます。
復興予算でスタジアムを建設するというわけではないにせよ住居を建てるのが先だと考える人たちもいらっしゃいます。
その気持ちももっともですね。
さらにたとえワールドカップとはいえラグビーの試合を誘致しても国内の人気の低迷で観客が集まるのかといった不安があることも事実です。
せっかく試合があってもお客さんが来ないとどうしようもないですね。
ほかの開催を目指している地域でも同じなんですけれども組織委員会のほうは、ラグビーを国際交流の1つのツールとしての取り組みを進めることですとか翌年の東京オリンピックパラリンピックとの連携という視点で国内でPRを進める考えです。
ラグビーワールドカップのヨーロッパからの観戦ツアーというのは平均で2週間から3週間。
利用するのは富裕層の人たちといわれています。
中には、開幕から決勝戦まで滞在しまして試合と試合の間はゆっくり観光を楽しむという人たちも少なくありません。
観光立国を目指す日本としてはこうした機会を利用しない手はないわけです。
オリンピックとの連携は何が考えられますか。
ボランティアの養成です。
これだけの選手や観客がやってくるだけにボランティアの役割は重要です。
ワールドカップで経験を積んでオリンピックで生かすということです。
何より日本に住むわれわれが競技場で楽しめなければ日本で開催する意味がありません。
誘致する自治体の不安を払拭するためにも、日本代表がことしのワールドカップで活躍をして多くのファンを獲得しラグビーのすそ野を広げるということだと思います。
試合の開催地が決まるのはことし3月の予定です。
ワールドカップとオリンピックが2年連続して開催される。
この好機を生かすためにも組織委員会にはアジアで初めて行われるラグビーワールドカップの認知度を高める取り組みを進めてほしいと思います。
西川龍一解説委員でした。
次回は藤野優子解説委員とともにお伝えします。
ぜひ、ご覧ください。
2015/01/09(金) 10:05〜10:15
NHK総合1・神戸
くらし☆解説「ラグビーW杯を我が町で!?」[字]
NHK解説委員…西川龍一,【司会】岩渕梢
詳細情報
出演者
【出演】NHK解説委員…西川龍一,【司会】岩渕梢
ジャンル :
ニュース/報道 – 解説
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – 健康・医療
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