白昼、パリの中心部で起きた凶悪事件。
武装した男たちが、新聞社に押し入って銃を乱射。
12人を殺害しました。
さらに、新たな発砲事件も。
パリは厳戒態勢が続いています。
こんばんは、ニュース7です。
フランスの首都パリの新聞社で、武装した男たちが銃を乱射し、12人を殺害した事件。
捜査当局は、かつてイラクに戦闘員を送り込んだとして、有罪判決を受けた男と、その兄の2人が、銃撃を行った可能性が高いと見て、名前と顔写真を公開して、行方を追っています。
事件から一夜が明けたパリ。
朝から議会や省庁など、公の建物に半旗が掲げられ、事件の犠牲者を追悼しています。
市内は厳戒態勢が敷かれ、鉄道の駅では、銃を持った兵士が警戒に当たっているほか、報道機関の建物でも、警察官が厳重に警備しています。
事件が起きたのは、現地時間の7日午前11時半ごろでした。
新聞社が入る建物の屋上に、記者たちが逃げてきます。
そこに自転車に乗った警察官が到着。
犯人の男らは、こう叫びました。
アラーは偉大なりと叫んだ男たち。
黒い車に乗って逃走します。
襲撃を受けたのは、新聞社、シャルリ・エブドの本社です。
男らは、編集会議が行われた部屋で銃を乱射し、新聞社の幹部や風刺画家など10人と警察官2人の、合わせて12人を殺害しました。
パトカーのガラスには、多くの銃弾の跡が残されています。
一度乗った車から降りてきた2人の男。
覆面をして、自動小銃のカラシニコフを持っています。
近くでは、車の間に身を伏せる人の姿も。
2人は再び車に戻り、逃走。
2人が預言者の復しゅうをしたと叫んでいたことや、自動小銃の扱いに慣れていることから、イスラム過激派組織に関係する者が絡んだ犯行の可能性が高いという見方が出ています。
事件が起きたのはパリの中心部です。
周辺には、美術館や博物館も多く、多くの観光客が訪れる、バスチーユ広場もあります。
フランス政府は、パリと周辺地域のテロ警戒レベルを最高レベルに引き上げました。
捜査当局は、目撃者の証言などから、犯行グループは、銃を乱射した2人を含む3人と見て、行方を追っていますが、このうち2人の犯行を助けたと見られる18歳の男が、7日夜、警察に出頭し、身柄を拘束されました。
残る2人については、逃走に使われた車に残されていた身分証明書などから、18歳の男の親戚の、34歳と32歳の兄弟と見て、行方を追っています。
フランスのメディアによりますと、このうち32歳の弟は2008年、イラクに戦闘員を送り込む組織に関わったとして、執行猶予付きの有罪判決を受けたということです。
テロ組織を研究している専門家は、次のように指摘しています。
パリ南部では、日本時間のきょう夕方にも、新たに警察官ら2人が、男に自動小銃で撃たれる事件が起きました。
警察は、現場から逃走した男の行方を捜査するとともに、新聞社での乱射事件との関連を調べています。
現場近くには、権平記者がいます。
権平さん、新聞社で銃を乱射した2人の行方について、何か手がかりはあるんでしょうか。
逃走している2人の行方は、今も分かっていません。
2人はパリ出身の34歳と32歳の兄弟で、このうち32歳の男は、7年前、イラクに戦闘員を送り込む組織に関わった罪で、執行猶予付きの有罪判決を受けています。
警察では、関係者に事情を聴くとともに、2人の顔写真を公開するなどして、全力で追跡しています。
そして8日にも、パリ南部で、銃撃があったということですけれども、これ、前日の新聞社の事件との関連はあるんでしょうか?
今のところですね、きのうの事件と関連があるかどうかははっきりしていませんが、この事件では、撃たれた2人のうち、1人の死亡が確認されました。
ところが、フランスのメディアによりますと、中部リヨンのモスク近くのケバブ店で、爆発があったほか、モスクで銃声が聞こえる事件が起きています。
こうした一連の事件に、フランスでは憤りと不安が広がっています。
銃撃の標的になったシャルリ・エブドは、週に1回発行される新聞です。
イスラム教を風刺する漫画や記事をたびたび掲載し、事件の直前には、ツイッター上に、イスラム過激派組織の指導者のイラストを公開していました。
これがそのイラストです。
イスラム国の指導者、バグダディ容疑者が、新年のあいさつをする姿が描かれています。
このイラストと事件とのつながりは分かっていませんが、銃を乱射した男らは、預言者の敵討ちだと叫んでいたと伝えられています。
事件のあと、イスラム国の支持者と見られる人物は、ツイッターにこのイラストを載せ、これが報復だというコメントをつけました。
銃撃の犠牲になった新聞社の編集長、シャルブさんは、3年前、NHKのインタビューに答えていました。
当時、イスラム教の風刺画を掲載したことで、イスラム教徒の団体から非難されていたほか、その前の年には、編集部の建物が何者かに放火される事件が起きていました。
しかし、表現の自由が狭められていくとして、風刺を続ける考えを強調していました。
今回の事件に、世界各地で抗議の声が上がっています。
ロンドン中心部では、私はシャルリと書かれたプラカードを掲げ、襲撃されたシャルリ・エブドへの連帯を示し、言論の自由の大切さを訴えました。
ワシントンでも、およそ500人の市民が、事件に抗議しました。
捜査当局が行方を追う兄弟。
フランスのバルス首相はラジオ番組に出演し、捜査当局が事件前から兄弟の行動を監視していたことを明らかにしました。
捜査当局は、複数の人物から事情を聴くなどして、ほかにも事件に関わった者がいないかどうか調べています。
次は、取り組みが急がれる地方の活性化です。
今、あるデータが注目されています。
こちらは民間の信用調査会社のデータですが、倒産した企業の数は減少していて、景気の回復を反映しているとされています。
一方、こちら。
休廃業の数は多い状態が続いています。
この休廃業。
聞き慣れないことばですが、経営者がみずから会社を辞めたり、営業を休止したりするもので、倒産には含まれません。
その数はおととし、過去10年で最も多い、2万8900社に上り、別の調査会社のデータでも、昨年度、2万4000社を超えています。
そこからは、人口減少や好景気ゆえの人手不足といった、地方の課題が見えてきました。
新潟市内の老舗のみそ蔵です。
入り口には、閉店のご案内。
去年10月末に廃業し、120年の歴史に幕を下ろしました。
蔵の中では、従業員が廃業のための後片づけに当たっていました。
5代目の経営者、堀川万洲夫さんです。
借金もなく、去年は黒字。
しかし、廃業を決めました。
そこには地域が抱える課題が大きく関わっていました。
堀川さんは、個人商店やスーパーなどにみそを卸していました。
ところが、人口減少が進み、消費者が減るなどして、ここ10年、地元の商店が次々と店を畳み、販路が狭まっていったといいます。
その結果、売り上げは伸びず、経営は先を見通せなくなってきました。
さらに、後継者がいないこともあって、廃業を決意しました。
全国で相次ぐ企業の休廃業。
民間の調査会社によりますと、多くが後継者がいないという理由でした。
また半数以上は、調査会社が老舗としている、30年以上経営を続けてきた企業でした。
地域を長年支えた企業ほど、人口減少の影響が大きいと指摘します。
好景気とされる業種の企業でも、休廃業を選ぶケースもあります。
島根県の建設会社です。
工事に必要な地質調査などを専門に、40年間続けてきましたが、去年3月に廃業しました。
島根県では、景気対策などのため、公共工事は増えています。
ところが神田さんの会社は、働き手を十分に確保できず、利益が出る工事を受注する機会が減り、廃業を決断しました。
人手不足などを背景に休廃業した建設業者が、昨年度、54件に上った島根県。
業界団体は、担い手となる若者が、隣の広島県などの都市部に流出していることが背景にあると見ています。
行政も対策に乗り出しています。
島根県は去年、人材確保に向け、業界団体との勉強会を始めました。
建設業界で働く女性の活躍をPRして、業界のイメージアップに取り組んでいます。
ただ、抜本的な対策にはつながっていないのが現状です。
次は、民主党の代表選挙です。
3人の候補者はきょう、日本記者クラブ主催の公開討論会に出席しました。
岡田代表代行が、焦点の維新の党との関係について、衆議院選挙の前に、細野元幹事長から合流すべきだという強い提案があったと明らかにしたのに対し、細野氏は、選択肢の一つとして示したのであり、考え方の一致がないかぎり、合流できないという考えに変わりはないと説明しました。
討論会に臨んだ3人の候補者たち。
まず、党の再建策について、意見を述べました。
その上で、焦点の維新の党との関係を巡って、岡田氏と細野氏の間でやり取りがありました。
また、集団的自衛権の行使容認について、3人は次のように述べました。
簡単に高い収入が得られる。
そう勧誘して、布団を販売していた東京の会社が、9か月間の勧誘業務停止の行政処分を受けました。
買った人が別の人にも布団を売ると報酬を支払う、いわゆるマルチ商法で、会社は3年間に80億円を売り上げていましたが、思うように別の人に販売できた人はほとんどいませんでした。
なぜだまされてしまうのか。
手口の一端が明らかになりました。
社会的に意義のある商品とビジネスのご提案です。
行政処分を受けた、東京・新宿のロイヤルジャパンが製作した映像です。
NHKが独自に入手しました。
役者が演じる社長が、勧誘方法を紹介しています。
経営経験のない方も安心して取り組め、大きな結果を出してるんです。
たくさんの方々に健康や幸せや、豊かさの和を伝えてあげてください。
鉄は熱いうちに打てといいますが、入会申込書など、すべての必要書類はすぐに記入してもらい、作成し終えましょう。
北海道の60代の女性です。
知り合いから、この会社の布団1セットを、60万円余りで購入しました。
すると、簡単にもうかるからと、さらに4セット買って、ほかの人に売るよう、持ちかけられました。
女性は知人から270万円を借りて布団を買いましたが、その後、思うように売れず、借金を抱え込みました。
消費者庁によりますと、会社が売り上げた金額は3年間で80億円。
しかし、月に1セットでも販売できた人は、全体の5%しかいなかったということです。
さらに販売の際には、布団を使えば、高血圧や糖尿病が改善するなどと、実際にはない効能も伝えていたということです。
消費者庁は、こうした勧誘や販売方法などが、特定商取引法に違反するとして、ロイヤルジャパンに対して、あすから9か月間、勧誘業務を停止するよう命じました。
今回の処分について、ロイヤルジャパンは、処分を受けたばかりなので、内容を確認したうえで、対応を考えていきたいと話しています。
ニュースを続けます。
整備新幹線を巡って、政府・与党のワーキンググループは、財源が確保できる見通しになったとして、北陸新幹線の金沢から敦賀まで延伸される区間の開業予定を3年、北海道新幹線の新函館北斗から札幌までの延伸区間についても、5年、それぞれ前倒しする方針を決めました。
さらに、九州新幹線の長崎ルートでも、可能なかぎり、開業時期の前倒しを目指すことになりました。
日銀が個人を対象に行っている、生活意識に関する調査。
先月上旬にかけて行った調査では、景気が1年前と比べてよくなったと答えた割合から悪くなったと答えた割合を差し引いた値が、マイナス32.9ポイントでした。
3か月前の前回の調査より、12.5ポイントの大幅な低下となり、3期連続で悪化しました。
また、現在の暮らし向きについて1年前と比べて、ゆとりが出てきたと答えた割合から、ゆとりがなくなってきたを差し引いた値も3期連続で悪化して、マイナス47.2となりました。
南極海で活動する調査捕鯨船の船団が、山口県下関市の港から出港しました。
去年、国際司法裁判所が、これまでの方法での捕鯨の中止を命じたことを踏まえ、今回は、鯨を捕獲せずに調査を行う方針で、捕鯨船は、捕獲に使う設備を取り外してあります。
目視で鯨の数を確認したり、特殊な器具を使って鯨の皮を採取し、DNAを分析したりすることにしています。
日本自動車販売協会連合会などのまとめによりますと、去年、国内で最も売れた車は、ダイハツ工業のタントで、軽自動車が6年ぶりにトップになりました。
また、ホンダのNーBOXや、スズキのワゴンRなど、上位10車種のうち7車種までを軽自動車が占め、統計を取り始めた平成18年以降では最も多くなりました。
50代の星を狙います。
プロ野球の現役最年長、中日の山本昌投手が、史上初の50代の勝利に向けて、自主トレーニングをスタートです。
山本投手は、この20年ほど、シーズンオフは鳥取市で、自主トレーニングを行っています。
初日のきょうは、まずピッチングに重要な、肩甲骨や骨盤の周辺の筋肉を鍛えました。
山本投手は去年、プロ野球の最年長勝利投手の記録を、64年ぶりに更新。
今シーズンは史上初となる、50代での勝利を目指します。
テニスの錦織圭選手、きのう、今シーズン最初のシングルスに快勝。
あすの準々決勝に向け、調整しました。
錦織選手、きょうは1時間余りの練習で、あすに備えました。
今シーズン、錦織選手の課題はサーブの向上です。
これまでより硬いラケットを新調。
握りも手首をうまく使えるように変えるなど、さらなる飛躍を目指して、サーブの改良に取り組んでいます。
初戦でその成果を発揮し、サービスエースは昨シーズンの1試合平均のおよそ4本を上回る7本を決め、進歩を感じたと手応えをつかんでいます。
錦織選手は、あすの準々決勝で地元オーストラリアの選手と対戦。
またダブルスでも準決勝に出場します。
気象情報は寺川さんです。
こんばんは。
今は寒のうちです。
一年の中でも寒さの厳しい時期です。
空手の寒稽古です。
あまりの寒さに。
それでも歯を食いしばって稽古に励みました。
寒そうでしたね。
この寒さ、まだ続くんでしょうか。
まだしばらく、寒さと日本海側のこの雪、続く見通しです。
原因は北海道の近くの渦を巻く雲、低気圧です。
この低気圧は上空に寒気を伴っていること、また、動きが遅いというのが特徴です。
この低気圧は、この先しばらく、日本付近に寒気と、そして日本海側に雪雲を送り込みます。
日本海側は12日成人の日までは雪が続く見通しです。
気象情報でした。
乾燥しても、でかいんです。
普通のするめの、およそ100枚分ある巨大なするめ。
正体はあのダイオウイカです。
2015/01/08(木) 19:00〜19:30
NHK総合1・神戸
NHKニュース7[二][字]
▽パリ新聞社12人殺害の衝撃・犯人は動機は? 【キャスター】武田真一,【サブキャスター】松村正代,【気象キャスター】寺川奈津美
詳細情報
出演者
【キャスター】武田真一,【サブキャスター】松村正代,【気象キャスター】寺川奈津美
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