名前をなくした女神 #01【ようこそママ友地獄へ! 杏 倉科カナ】 2015.01.07


・お母さん…。
(健太)わあ。
(侑子)健太!ご飯だよ。
早く早く!
(健太)うん。
お母さん。
あのおうちすごいね。
でしょう?今度の新しいおうちなんだよ。
健太の部屋もあったでしょ?
(健太)うん。
(拓水)あっ。
侑ちゃん。
今日さ俺残業あるからさ保育園のお迎え代わりに行ってもらっていいかな?ええっ。
昨日のうちに言ってよ。
今日こそスーパーに寄ってゆっくり買い物しようと思ってたのに。
(拓水)ごめんごめん。
健太。
これ分けて。
(健太)うん。
失礼。
よいしょ。
(拓水)ほい。
あっ!拓ちゃん。
ごめん。
今日燃えるごみの日だった。
(拓水)えっ?よろしく。
フフフ。
ごみ箱?ごみ箱…。
あれっ?これでいいんだっけ?うん。
よろしく。
今日中!?
(高田)お客さんがあした朝一で見たいって言ってるんですよ。
侑子さんのあれ見せたら絶対決まると思うんでお願いします。
分かった。
(社員)侑子さん。
キッチンの提案プラン見ていただきたいんですけど。
(社員)本社への発注書のチェックお願いできますか?ちょっと待っててね。
ごめんね。
(雅美)
母親をひとくくりにしてはいけない
ハッ!お疲れさまです。
そのエネルギーを仕事と子育ての両方に注ぐ母親と…
全てを子育てに注ぐ母親
2種類の母親を取り巻く環境は…
あまりにも違う
どちらがいいとかどちらが幸せだとかそこに正解はない
遅くなってすいません!ホントすいません。
毎回毎回。
あっ。
ああ…。
ハァ。
駄目だ。
せーの。
よいしょ。
健太。
今日は何して遊んだの?
(健太)ん…。
うーん。
ごめんね健太。
ちょっとお迎え遅かったね。
ただ図らずも彼女が足を踏み入れることになるのは…
山梨?わたしがですか?
(所長)転勤が無理なら辞めてもらうしかないだろうね。
ほら。
不景気だしさ。
今まで子供がいるから無理だって思われたくなくて必要なときはみんなと同じように残業もしてきました。
子供も来年は小学生になりますし主人も仕事に理解を示して協力してくれています。
わあ。
(拓水)へぇー。
(拓水)へぇー。
なるほどねぇ。
いいじゃん。
さすが侑ちゃん。
やっぱり和室はつぶして正解だったね。
フフフ。
どうした?あっ。
先週受けた面接採用だったら13時までに電話が来るはずだったんだけど。
過ぎちゃった。
仕事続けていきたいんだけどね。
(健太)ねえ。
僕自分の部屋見てきてもいい?
(拓水)おっし。
見てこい。
(健太)うん。
フフフ。
健太も大きくなったよな。
もう5歳だもんな。
うん。
そうだね。
(拓水)成長する姿を間近で見るのもいいんじゃない?
(拓水)2人で頑張って頭金も入れたことだし後のローンは俺の稼ぎで払える額だ。
少しゆっくりしなよ。
拓ちゃん。
(拓水)健太も来年は小学生か。
あっという間に大きくなる。
今は今しかないんだよ。
きっと彼女の目にはすてきな街に映ったことだろう
未来に目を輝かせている子供たち
その姿を見守る母親たち
新しい生活か…。

でもここは…

ここは笑い声があふれるすてきな世界なんかじゃない

母親たちをがんじがらめにする地獄のような世界なのだ
うん。
おお。
いいなぁ。
新しい制服。
カッコイイ?
(拓水)カッコイイ。
拓ちゃん。
(拓水)うん?拓ちゃんもこれから週に2回お弁当持ってく?こうやって侑ちゃんに朝ご飯作ってもらってお弁当まで作ってもらえる日が来るなんて。
うん!びっくりだよね。
でもホントラッキーだった。
一番近くの幼稚園に入れるなんて思わなかったよ。
よかったなぁ。
健太は新しい友達と仲良くなれるか?うん。
大丈夫だよね?健太はわたしと似て誰とでもすぐに友達になれるもんね。
フフ。
フフフ。
健太。
お友達いっぱいできるかな?できると思う。
楽しみだね。
あれっ?ちょっと早く着き過ぎちゃったかな。
健太。
ドキドキする?ちょっとね。
お母さんも。
よし。
じゃあ健太。
写真撮ろうか。
うん。
チーズ。
にこ!
(シャッター音)どう?健太。
お父さんに送ろうか?うん。

(結城)おはようございます!あっ。
おはようございます。
今日からよろしくお願いします。
(結城)こちらこそお願いします。
おはよう。
健太君。
今日からよろしくね。
よろしくお願いします。
(結城)おお!健太君は元気なごあいさつができるね。
おはよう。
翔君。
(翔)おはよう!
(結城)おはようございます。
同じもも組の深沢翔君です。
(健太・侑子)おはよう。
(翔)おはよう。
(雅美)お願いします。
(結城)はい。
(翔)一緒に行こうよ。
(健太)うん。
ちょ…。
ちょっと待って。
ちょっと待って。
2人とも!あの秋山といいます。
今日からなんです。
慣れないことばかりで色々ご迷惑をお掛けするかと…。
(健太)秋山健太です。
今日から仲良くしてください。
(結城)はい。
健太君ありがとう。
じゃあみんなも健太君に負けないように元気に仲良くしてくださいってごあいさつしようね。
(一同)仲良くしてください!
(結城)はい。
拍手。
さようなら。
(健太)さようなら。
健太。
さっきちゃんとごあいさつできてたね。
うん。
見てたよ。
フフフ。
あっ。
あっ。
もも組のお母さんですか?
(レイナ)ええ。
今日からお世話になります。
秋山健太の母です。
よろしくお願いします。
(レイナ)よろしく。
(真央)こちらこそ。
では失礼します。
さようなら。
(レイナ)さようなら。
(健太)さようなら。
今日何食べたい?
(健太)うーん。
ハンバーグ。
ハンバーグ?いいよ。
(健太)うん。

(ちひろ)あのう!はい。
(ちひろ)あっ。
わたしもも組の役員をやっています安野爽の母です。
仲良くしてくださいね。
こちらこそ。
あっ。
あの…。
この後お茶会があるんです。
よかったら来てください。
あっはい。
(真央)こちらです。
(ちひろ)こんにちは。
あっ。
こんにちは。
こんにちは。
秋山健太の母です。
よろしくお願いします。
よろしく。
(一同)よろしくお願いします。
あっちがキッズルームなの。
へぇー。
あっちょっと。
わあー。
カワイイ。
いいわよ。
あっ。
(ちひろ)健太君ママ。
うん?写真は禁止なの。
えっ?
(ちひろ)あっちでお茶しましょ。
あっ…。
どうぞ。
(利華子)こんにちは。
あっ。
こんにちは。
(一同)こんにちは。
こんにちは。
(ちひろ)海斗君ママお仕事大丈夫?
(利華子)うん。
バイトにお願いしてきた。
(ちひろ)海斗君ママはこの中でただ一人お仕事を持ってるお母さん。
へぇー。
(ちひろ)ネットでベビーとキッズ用品のショップをやってるの。
そうなんですか。
(利華子)結構忙しくしてるからこういう会にはあまり来れないんだけどよろしくね。
こちらこそ。
でこのマンションの最上階に住んでいる彩香ちゃんママ。
今度の日曜日うちで娘の彩香の誕生日会をやります。
よかったらいらしてくださいね。
はい。
ありがとうございます。
(真央)わたしもこのマンションに住んでるんです。
娘は羅羅。
(真央)わたしが昔好きだったキャラクターの名前です。
へぇー。
(真央)フフフ。
(恵那)ねえねえ。
しりとりしようよ。
(一同)やろうやろう!
(彩香)じゃあわたしから。
時計回りね。
時計回り?
(彩香)しりとり。
「リ」
(彩香)リゾート。
(海斗)トゥナイト。
(羅羅)えっ?また「ト」?
(彩香)ねえねえ。
あれあれ。
(羅羅)あっ分かった!
(羅羅)トイ?
(一同)そうそう。
(ちひろ)ご主人食品メーカーに勤めてるんだ。
うん。
(一同)へぇー。
うちの主人は銀行員なの。
へぇー。
(弥生)うちは歯科医なの。
(ゆかり)うちは一応会社経営。
(ゆかり)彩香ちゃんのおうちとは規模が違いますけど。
アハッ…。
あっ。
そうだ。
最新号。
昨日買ったんだ。
もうやだ。
羅羅ちゃんママったら。
あーっ。
へぇー。
(真央)知らないんですか?彩香ちゃんママカリスマ読モなのに。
あっ。
すいません。
アハハ。
(真央)フラの教室のママたちにも「わたしママ友だよ」って自慢してるんです。
フラ?羅羅。
フラダンスの教室に行ってるから。
健太君何習ってるんですか?あっ。
うちは習い事は特に。
(真央)ふーん。
(ちひろ)ふーん。
あらぁ。
(真央)じゃあお受験は?お受験って小学校のですか?
(真央)うん。
決まってるじゃないですか。
考えたこともないですよ。
確かに受験は小さい方が楽だって聞きますけど。
(真央)ふーん。
まあお受験よりも大切なことがありますものねぇ?ねえ?
(真央)あっ。
そうですね。
まあでも結局お受験って親のエゴなんじゃないのかなって思うんですよね。
(真央)エゴ…。
(ゆかり)ストレスとかね。
わたし自身受験を通して得るものも大きかったし。
ウフフ。
それでご主人さまの方針は?もう元気で伸び伸び育ってくれればそれで一番だねって。
うちもよ。
(笑い声)元気がねぇ。
まあ健太君ママ。
これから仲良くしましょうね。
はい。
よろしくお願いします。
うちのマンションでよければまたいつでも来てくださいね。
(一同)はーい。
またね。
バイバイ!ありがとう。
またね。
また。
(真央)気を付けて。
(ゆかり)笑っちゃう。
(弥生)羅羅ちゃんママでしょう?セレブ気取りで二言目にはうちのマンションうちのマンションって。
あの人低層階の一番安いワンルームを相当な無理して買ったんですって。
(弥生)親子三人ぎゅうぎゅう詰めで住んでるんだって。
(ゆかり)ねえ?フフフ。
(弥生)ご主人も何やってるんだかねぇ。
ねえ?セレブ気取っててもまったく身の丈に合ってないのよね。
そういうこと他人が言うのはちょっと違うんじゃ…。
涼羽ちゃん。
行くわよ。
お先に。
(弥生)どうも。
余計なこと言っちゃったかな。
ううん。
そんなことない。
あっ。
健太君ママはブログとかやってるの?ううん。
何で?さっき写真撮ろうとしてたから。
あっ。
あの写真撮るの禁止って?ああ。
ほかの子供がいるときは写真を撮らない。
ブログはやらない。
わたしたちのグループにはそういうルールがあるの。
ルール?うん。
じゃあまたあした。
じゃあまた。
健太君。
バイバイ。
(健太)バイバイ。
爽君。
バイバイ。
(爽・ちひろ)バイバイ。
(ちひろ)爽。
お母さんね今日すっごくいいことがあったの。
(爽)いいこと?
(ちひろ)うん。
ずっと会いたかった人に会えたんだ。
(涼羽)うわっ。
健太君の字きったな!
(恵那)ホントだ。
健太君。
お名前の練習しないの?しない。
(恵那)えっ?しないんだ。
(一同)えーっ!?しないの?
(利華子)余計なお世話かもしれないんだけど気を付けた方がいいよ。
えっ?実はね昨日いたママたち全員がお受験を考えてるの。
そうなんですか?うん。
隠してても子供がぺろっとしゃべっちゃったり塾への送り迎えを見られたりでバレバレ。
みんな二枚舌なんだから。
ああ…。
(利華子)あなたの言ってたことは正論だったしあのときはまあみんな合わせてたけどでもホントはね目の前のお受験であったり子育てが全てになってるママにとってはきついのよ。
ああいうこと言われちゃうと。
気を付けます。
うん。
それがいいと思う。
(利華子)それにしてもよかった。
幼稚園で話が合いそうな人初めて。
仕事してないママばっかりだからさ。
わたしも。
海斗君ママみたいに気さくに話せる人がいて安心しました。
フフフ。
海斗君ママか。
わたしたち違うところで出会ってたらそんなふうに呼び合ったりしなかったかもね。
そうですね。
わたし小さいころからずっと友達とか同僚には侑子って呼ばれてたんですけど。
母親でいるだけだと自分の名前ってなくなっちゃうような気がする。
侑子さん。
わたし利華子っていうの。
沢田利華子。
利華子さん。
うん。
・健太!何?ちょっと来て来て来て。
座って座って座って座って。
フフフフフーン。
ジャーン!何?何?彩香ちゃんにお誕生日おめでとうってカードあげよう。
はいどうぞ。
どうしたの?健太?書きたくないなぁ。
どうして?うまく書けるか分かんないから。
大丈夫だよ。
うまく書けなくてもいいの。
大事なのは健太の気持ちなんだよ。
誰かがさぁさっきの健太みたいに「これ好きかな?」って「喜んでくれるかな?」ってプレゼント選んでくれたらうれしいでしょ?うん。
それとおんなじ。
大事なのは心を込めて書くことなんだよ。
うん!彩香ちゃんにカード書く。
よし!できた!やったー。
うん。
書けたね。
よーし。
じゃあこれ!わぁ!そんなのいつ買ったの?さっきねこっそり買っといたんだ。
せーの。
ドーン。
よーし。
かわいくなったぞ。
いいじゃん健太。
これ彩香ちゃん喜んでくれるよ。
うん。
うん。
書けるじゃん健太。
楽しみだね今度ね。
うん?うん。
ねっ?どうぞ。
こっちよ。
健太君もありがとうね。
(健太)うん。
彩香。
健太君来たわよ。
(健太)彩香ちゃん。
お誕生日おめでとう。
(彩香)ありがとう!
(健太)何やってんの?
(彩香)絵本読んでるんだよ。
(一同)・「ハッピーバースデートゥユー」おめでとう!
(彩香)ありがとう!
(一同)わあ!すごい!
(彩香)すてき!・わたしからだよ。
(彩香)何かな?・それはまだ内緒。
(彩香)すてき!
(一同)カワイイ!リボンも付いてる。
それは僕からだよ。
(一同)何だろう?何かな?何だろう?
(彩香)ありがと。
次はっと。
これかぁ!・はいチーズ。
(シャッター音)
(一同)すごい!見せて見せて!いくよ。
どれどれ?
(涼羽)うわ!字汚え。
見てみろよ!
(羅羅)ホントだ!・ホントだ。
汚い。
(一同)汚い。
ハハハ!
(涼羽)だっせえシール。
(羅羅)ホントだ。
何?このシール。
(涼羽)こんなのもらってもうれしくないんだよ!あっ!?
(涼羽の泣き声)
(ゆかり)涼羽ちゃん!どうしたの?すいません!うちの子が。
健太君にぶたれた!健太。
涼羽君に謝りなさい。
健太。
涼羽君。
ごめんね。
(ゆかり)申し訳ないけどしつけが悪いんじゃない?
(弥生)この間はあんなこと言ってたくせに実際はね。
(ゆかり)何が元気に伸び伸びよ。
ただほっといただけじゃない!やめましょうよ。
ねえ?このマカロン昨日焼いたのよ。
(真央)わたしも一緒に作ったの。
さあ皆さんで召し上がって。
ほら涼羽君。
涼羽君ママもどうぞ。
(ゆかり)ええ。
健太。
一生懸命書いたカードのことも一緒に選んだプレゼントのことも悔しかったよね?うん。
お母さんもね健太の気持ちよく分かるよ。
(健太)ごめんなさい。
お母さんせっかくシールはってくれたのに。
ごめんなさい。
健太。
お母さんの気持ち考えてくれてたんだ。
お母さん大丈夫だから。
ありがと。
彩香ちゃんのお迎えですか?頼めるかしら?全然OKです。
塾の説明会かぁ。
うちもそろそろ…。
シーッ。
すいません。
冷蔵庫にね頂き物のメロンがあるの。
よかったらおやつに召し上がって。
(真央)やった!頂いちゃいます!わあー!すごっ!あっ!これ新作じゃん。
(百合子)親に対する学校の着眼点は学校の望む生徒を育てることができたか?いかにご両親が力を合わせて子育てに取り組めたか?
(百合子)小学校のお受験は親が試されると言っても過言ではありません。
もしもし?あなたどうしたの?えっ?だって今日は彩香の塾の説明会だって言ってたじゃない。
(功治)ああ忘れてた。
今忙しいんだ。
切るぞ。
ちょっと。
もし…。
(通話の切れる音)
(店員)お客さま。
そちら数量限定のリトルマーメイドドレスですよね?
(真央)ええそうです。
これ似合うかしら?
(店員)ええ。
とっても。
ご試着されます?
(真央)やっぱいいや。
やっぱり試着します!これとこれとこれとこれ。
頂けるかしら?
(店員)承知いたしました。
本宮さま。
すごい。
ハハハ。
拓ちゃん今度さ…。

(母)こんにちは。
(真央)こんにちは。
また何かあったらいつでも言ってくださいね。
ありがとう。
助かるわ。
(京香)本宮さん。
あっ。
(彩香)お母さん。
彩香!?どうしたの?・ごめんなさい。
健太と遊んでて転んじゃったみたいなんです。
ごめんね彩香ちゃん。
《だって今日は彩香の塾の説明会だって言ってたじゃない》
(功治)《ああ忘れてた》大丈夫?痛くない?健太。
彩香。
帰りましょ。
あのう彩香ちゃんママ!あなた何なの?少しでもいい環境に置いてあげたいって親心をバカにしてご自分は放任主義だからとでも言い訳するつもり?そんなつもりは…。
子供のことなんて何にも考えてないくせに。
こんな乱暴に育てられて何も教えてもらえない子供がかわいそうだわ!子供はね親を選べないのよ。
彩香。
お母さん。
大丈夫だよ健太。
ちゃんと謝ったんだしわざとじゃないんだから。
《子供のことなんて何にも考えてないくせに》
(ゆかり)《何が元気に伸び伸びよ》《ただほっといただけじゃない!》《子供はね親を選べないのよ》・
(雅美)こんにちは。
こんにちは。
隣座ってもいい?ええ。
今日はね母が来て翔のこと見てくれてるの。
いいなぁ。
わたしの母はね健太が生まれた年に亡くなったから一番頼りたいときに頼れない。
生きてたらお母さんに聞きたいことたくさんあったんだけどな。
ごめんなさい。
何かわたし迷うことばっかりで。
迷わない母親なんていないわ。
でもあと少しの我慢よ。
ママ友なんてしょせんは子供が小さいうちだけの付き合い。
本当の友達なんかじゃないんだから。
母親だって人間よ。
間違えることだってある。
だってわたしたちは初めて母親になったんだから。
どんな失敗をしても自分で自分を否定しては駄目よ。
大丈夫。
自信を持って。
うん。
うん。
健太。
今日も1日元気にいってらっしゃい。
よし!いってきます!いってらっしゃい!健太君ママ…。

(利華子)侑子さん。
あっ。
利華子さん。
名前で?おはよう。
(海斗)おはよう。
(利華子)昨日大変だったんだって?うちでランチでもしない?何かデリバリー取っておくからさ。
ありがとう。
(利華子)よし。
行こう。
(爽)いってきます。
(ちひろ)おはよう。
おはよう。
爽君ママ。
あのう。
今日一緒にランチしない?今日?うん。
ごめん。
今日はちょっと予定が入っちゃって。
そう。
じゃあまた。
うん。
(真央)仲いいんですね。
あの2人。
「恥を忍んでご相談します」「夫に女性として見てもらえず娘が生まれて以来5年間ずっとセックスレスなのです」「妻としても不完全なのではないかと思い詰めてしまって」「どんなことでもよいのでアドバイス下さい」
(利華子)彩香ちゃんママ虫の居所でも悪かったんじゃない?でもこれまで健太を構ってやれなかったのも知らないことがたくさんあるのも事実なんですよね。
お受験なんて考えたこともなかったし。
利華子さんって海斗君にお受験させるんですか?長男をインターに入れたんだけどそこが一貫教育でいいなと思ったから海斗にも大学までいけちゃう小学校をお受験させようかなって。
うん。

(チャイム)何これ?何これ?
わたしも彼女と同じだった
きっと彼女の目にはすてきな街に映ったことだろう
未来に目を輝かせている子供たち
その姿を見守る母親たち
でもここは…
健太?翔君。
(結城)心配すんな。
大丈夫だから。
先生も一緒に行くから。
なっ?よし。
じゃあ京香先生あとお願いします。
(京香)はい。
(結城)行こう。
大丈夫かしらね?健太君ママ。
何があったの?翔君ママが自殺したって。
えっ。
(雅美)《迷わない母親なんていないわ》《わたしたちは初めて母親になったんだから》《どんな失敗をしても自分で自分を否定しては駄目よ》《大丈夫。
自信を持って》どうして?
ここは笑い声があふれる世界なんかじゃない
母親たちをがんじがらめにする地獄のような世界なのだ
原因ってやっぱり…。
駄目よ。
そんなこと軽々しく口にしたら彼女たちが犯人になってしまうのよ。
彼女たち?2015/01/07(水) 15:53〜16:48
関西テレビ1
名前をなくした女神 #01[再][字]【ようこそママ友地獄へ! 杏 倉科カナ】

ママ友の世界を舞台に繰り広げられる女達の嫉妬、見栄、嘘、裏切り…お受験に向かう5人の母親の壮絶な闘い、開幕!衝撃の社会派ドラマ!ようこそ、ママ友地獄へ

詳細情報
番組内容
 短大卒業後、ハウスメーカーに就職した侑子(杏)は、食品メーカーに勤務する秋山拓水(つるの剛士)と結婚。侑子は、長男の健太(藤本哉汰)を出産後も仕事を続けたが、頭金を入れてマンションを購入した矢先、会社から地方転勤を打診され、退社を余儀なくされていた。引っ越しを機に、健太は近所の幼稚園に通うことになり、そこで侑子は、健太と同い年の子を持つ安野ちひろ(尾野真千子)、進藤真央(倉科カナ)、
番組内容2
沢田利華子(りょう)、本宮レイナ(木村佳乃)らと知り合った。
 ちひろは、爽(長島暉実)の母親で、幼稚園の役員を務めていて、夫の英孝(高橋一生)は銀行員。真央は、トラック運転手の陸(五十嵐隼士)と出来ちゃった結婚をして、18歳で娘の羅羅(谷花音)を出産したヤンキーママ。利華子は、海斗(内田淳貴)の母親で、ネットショップの経営者。夫は、元人気モデル・圭(KEIJI)で、前夫との間に生まれた
番組内容3
空斗(今井悠貴)という11歳の息子もいた。レイナは、彩香(小林星蘭)の母親で、主婦雑誌のカリスマ読者モデル。夫の功治(平山浩行)は、トータルウエディング事業を一代で興したやり手社長だった。
 専業主婦が周りにいなかったこともあって、侑子は、ママ友たちとの付き合いに戸惑いを感じていた。利華子いわく、皆、密かに「お受験」を考えているのだという。そんな折、健太が彩香のお誕生日会に誘われ…。
出演者
杏 
尾野真千子 
倉科カナ 
つるの剛士 
平山浩行 
五十嵐隼士 
高橋一生 
KEIJI(EXILE)
 ・ 
萩原聖人
 ・ 
りょう 
木村佳乃 

ほか
原作・脚本
【脚本】
渡辺千穂
監督・演出
【演出】
水田成英 

【編成企画】
太田大 

【プロデュース】
浅野澄美
音楽
井筒昭雄
制作
【制作】
フジテレビ

【制作著作】
FCC

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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