シリーズ世界遺産100「知床〜日本・北海道〜」 2015.01.07


(テーマ音楽)
(江守徹)流氷が押し寄せた知床の海です。
流氷は命の揺りかご。
氷の下でたくさんの魚が育ちます。
北海道知床半島。
冬の海は見渡すかぎり流氷の世界です。
冬オホーツク海は北の方から凍り始めその一部は流氷となって知床へ押し寄せてきます。
知床半島は北風と海流に運ばれた流氷を受け止めるように海に突き出しています。
塩分の濃い海水がなぜ凍るのか?それはロシアのアムール川などから大量の真水が流れ込んでいるからです。
アムール川は北東ユーラシア大陸最大の川。
流域には森林地帯が広がり川には森の豊かな栄養分が溶け込んでいます。
流氷はその栄養を閉じ込めているのです。
流氷の下では養分と日射によって植物性プランクトンが発生しています。
黄色い部分です。
それを動物性プランクトンが食べさらにこれを小魚や貝が食べます。
この季節にだけ見られる流氷の天使クリオネ。
体長2cmほどの巻き貝の仲間です。
春「命の揺りかご」と呼ばれる流氷も解け始めました。
流氷が解けるとその中に含まれていた栄養分が一気に広がります。
大量に発生した小エビのようなアミ。
魚たちの絶好の餌です。
しかしまだ水温は低くオオカミウオの動きは鈍いようです。
フサギンポもぼんやりしています。
水温が上がるにつれて命を懸けた海のドラマが活発になってきます。
カニをミズダコが食べようとしています。
ミズダコは大きく育つと3mにもなります。
知床の海は岸から少し離れると急に深くなっています。
流氷がもたらす有機物は深い海にも沈んでいきます。
毎年冬流氷の下にやってくるスケトウダラ。
水深およそ300mの海ではホッケがプランクトンを探しています。
流氷が消えるころになると深い海からホテイウオが上がってきます。
栄養豊かな浅瀬で卵を産むためです。
卵を育てるのはオスの役割です。
新鮮な海水を卵に送り続けその間1か月は何も食べません。
テカギイカの仲間です。
やはり春になると深い海からやってきます。
大きいものは体長1mにもなります。
足の間がレースのようになっていますがこの中に卵が入っているのです。
親が泳ぎ回るうちに赤ちゃんがかえって出てきました。
産卵を終え死んだテカギイカ。
生と死の生命の循環です。
この知床の海の豊かさを流氷が生み出しているのです。
2015/01/07(水) 04:15〜04:20
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「知床〜日本・北海道〜」[字]

流氷が育む命 ▽自然遺産 【語り】江守徹 【テーマ音楽】久石譲

詳細情報
番組内容
流氷が育む命 ▽自然遺産 【語り】江守徹 【テーマ音楽】久石譲
出演者
【語り】江守徹
音楽
【テーマ音楽】久石譲

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境

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