え〜京都です。
京都に。
ちょっと似合わないとは思いますけども。
いえいえ。
お好きですか?京都はやっぱりいいですね。
散歩するのが大好きなので…。
第1回目としてここに来てるんですね。
もう3年もたったんですね。
3年もたつんですが…。
今回ご一緒させて頂きます首藤と申します。
よろしくお願いいたします。
大幅に。
大幅に変わりましてこうやって地方にも出かけていくという事が決定いたしまして…。
帰ってきました「ブラタモリ」!3年ぶりの舞台は京都です。
千年の都京都。
いにしえよりみやびでのんびりとした時間が流れてきたかのよう。
でも実は京都は何度も存亡の危機に立たされてきました。
その度奇想天外なプロジェクトでピンチをチャンスに変えて乗り越えてきたのです。
あれ?これは丸い普通の犬くぎですね。
これ見た事ない。
京都の街に潜むそんなプロジェクトの痕跡をブラタモリ流にひもといてゆきます。
もちろんグルメもショッピングも一切ないのであしからず。
という事は向こうも突き刺さってるという事ですかね。
でしょうね。
おお〜いい景色だ!「ブラタモリ京都」。
千年の繁栄を支えた巨大プロジェクト。
その裏側をタモリさんが解き明かします。
さあまずタモリさんがやって来たのは鎌倉時代に開かれた古刹南禅寺。
こんな風流なお寺に明治時代京都の危機を救った巨大プロジェクトの痕跡があるそうですよ。
あっちょっとちらりと見えてきました。
これはね…不思議なんですけども…真ん中を堂々と貫いてます。
ちょっと南禅寺に対して失礼という感じはありますよね。
堂々とバーンといってますよね。
これはほんと俺はね珍しい風景だと思いますよ。
こちらは水路閣。
明治21年にレンガで造られた水を通す橋です。
そっち上ってみますか。
上りましょう。
ここまで上った事は…?ここまで上った事はないんじゃないですかね。
あっそうですか。
あっ!あっ!流れてますね。
結構勢いありますね。
あっあの方ですか?何か持ってますね。
こんにちは。
こんにちは。
琵琶湖疏水記念館の寺嶋一根と申します。
巨大プロジェクトならぬ巨大な筒を抱えたこの方この水路に詳しい寺嶋一根さんです。
これ…丸抱えなさってる。
随分大きな…。
この辺これを抱えてチョロチョロチョロチョロしてる。
怪しいよね。
明治23年ですね。
今から134年前に発行された地図でございまして。
今いらっしゃるのがですねここですねこの京都盆地の一番東の端になるんですが今いらっしゃるという事になります。
この水路全長およそ20キロの…なんと今でも琵琶湖から京都まで水を運んでいるんです。
明治18年から5年がかりで行われた工事は全工程が手掘り。
当時の京都府年間予算の2倍もかけた一大プロジェクトでした。
なぜそこまでして琵琶湖疎水を造ったのでしょうか。
実は当時京都は存亡の危機に立たされていました。
明治2年千年続いた都が東京にうつり30万あった京都の人口はおよそ2/3まで減ってしまったのです。
京都の街の人たちにとっては。
江戸城へ行くわけです。
徳川一家がずっといた江戸城に入るという。
でそのまま天皇家が江戸城に入るんですけどもこれ私日本最大の居抜きって呼んでるんですけども…。
なるほど!そう言われればほんとですね。
京都の街というのはですね…それはそれで…それによって明治維新は起きたわけですが結構迷惑な話…。
(笑い声)まあそうだよね。
勝手に騒ぐわけでしょう。
田舎の方から武士がやって来てどうのこうのドンパチやってあげくの果ては御所に大砲撃ち込むんですからね。
迷惑な話ですよ。
京都の人たちはですね…それで考えついたのが琵琶湖疎水。
疎水を使って船で荷物を運ぶ事。
陸路に比べて短時間で大量に運べます。
疎水ができて物資が安定して届くようになり京都の人口は都がうつる以前の水準までみるみる回復しました。
また明治24年には疎水を使った日本初の水力発電所が誕生。
その電気が京都に日本で初めての電車を走らせます。
更に機械製造や紡績など多くの工場が稼働。
疎水によって京都は一気に近代化したのです!この先にプロジェクトの目玉水運で使われたあっと驚く仕掛けが残されているというので見にゆく事に。
おっ京都市内見えますね。
そうです。
高いんですね。
これですよね。
そうです。
これですね。
はいこれです。
実は京都の街に入る手前のこの場所船が行き来する事ができない急勾配があるんです。
そこで登場したのが…大胆にも船をレールで運ぶというユニークな仕掛けです。
台車に載った船は線路を一直線に下り急勾配の下にある船溜まで運ばれます。
なんとインクラインも疎水が生み出した電気で動いていたんですって。
あ〜残ってるんですか。
当時の…。
これだ。
こんな…。
ものすごい施設じゃないですか。
こういうのやってきれいに勾配つくって。
でも一回にこれだけしか運べないんですよね?これはちょっと少ない。
実際はですね…たまたまこのお写真が…。
これはちょっと少なかったという。
たまたま…。
たまたま少ない時に当たった…。
たまたま少ない写真が…。
線路好きのタモリさん居ても立ってもいられずインクラインを歩いてみる事に。
私はね線路ファンなんで。
鉄道ファンというよりは線路ファンなの。
鉄道ファンだっていうのは何となく。
その中の線路ファン。
(2人)あ〜っ。
どこでも。
すごいでしょ。
これ行けばどこでも行けるというのが子供の時の驚きだったんですよ。
「えっ!?全国につながってるのかこれは。
大変な事をやらかしたな」という。
これも…。
あっ?あらあらタモリさんお気に入りのあれを見つけたんでしょうか。
これは丸い普通の犬くぎですね。
これ初めて。
これ欠陥品じゃないんですね?いや違うんですよ。
これ最初の犬くぎ。
そうなんです。
これはちょっと見づらいんですが横から見て頂くと犬の顔に見えませんでしょうか?はあはあ見えます。
これが耳ですね。
でパクってくわえてる感じですけれども…。
これドッグスパイキって言いまして犬。
こっちが亀の甲羅みたいなのでタートルスパイキって言うんですが…。
犬くぎ。
ほんとはこれは犬くぎと言っちゃいけないんだよね。
カメ?カメくぎ。
カメくぎ犬くぎ。
一般的な犬くぎはアメリカで使われていた「カメ型」。
タモリさんも初めて見た「イヌ型」はヨーロッパで使われていました。
日本に最初に入ってきたのが「イヌ型」だったので「犬くぎ」と呼ばれるようになったのです。
一応ここは野外レール博物館という隠れたコンセプトですね。
こっち展示品こっちから敷石の方歩いてこのレールを鑑賞して頂くという…。
展示場を歩いてるみたいなものなのこれ。
すごい通ですねこれ。
そうなんです。
タモリさん大丈夫ですか?ずっとかがんだまま…。
え?ずっとかがんだまま…。
すごいですねこれ。
宇多田ヒカルみたいになってる。
(「Automatic」)タモリさん野外レール博物館一のお宝を発見。
下ばかり見ていてよかったですね。
あっ!これ?BARROW。
BARROWですねこれ。
これ1800年代?そうです。
1887年。
BARROWっていう製鉄所。
BARROW社っていうイギリスのメーカーが1887年明治20年につくった75ポンドレール。
最初なんだ。
最初ではないかという事です。
鉄道使う前に。
へぇ〜!よく残ってますねこれ。
これ。
琵琶湖疎水大プロジェクト。
明治時代外国から最先端の技術を取り入れて京都の近代化を一気に推し進めました。
それでは皆様お待ちかねインクラインが走っていたあの時代に行ってみましょうか。
明治の初め都が東京にうつりすっかり元気をなくしていた京都の街。
琵琶湖疎水とは別の大プロジェクトがとある街なかで動きだしていました。
いらっしゃった事ありますか?ないと思う。
あんまり俺この辺用事ない…。
用事がないですね。
タモリさんも来た事がないこの商店街の秘密を知っている船越幹央さん。
生まれ育った京都の魅力を街歩きで見つけている行動派学芸員です。
タモリさんちょっとこれを見て頂くとどうですか?なんて書いてあるか…。
え?迷子なんとかしたやですね。
迷子のみちしるべ?
(船越)迷子を捜す人がここに来いと。
そっちにも文字あるんですか?あっ何か書いてある。
何だ?これ!もうPHSはないでしょう。
そのPHSを見つけた人はここに「見つけました」という紙を貼るんです。
空いてますね。
ああそうかこれ。
でこれPHSを載っけるわけですね。
そこですか?ほんとですか?ほんとですか?こちらにですね…。
おっ危ねえなこれ。
気をつけて。
「明治十五年」というふうに…。
そうなんです。
ここ新京極通は迷子の碑が建てられた明治の初めにつくられたのです。
迷子が出るほどの繁華街をつくる事で京都に活気を取り戻す。
それこそがもう一つの巨大プロジェクトだったんです。
そしてこの繁華街の中に明治時代新京極ができたという証拠が痕跡として残っているそうです。
この地図をよくご覧頂きながら…行ってみましょうかこれ。
こっちですね。
じゃあ私は少し向こうの蛸薬師の辺りでお待ちしてますので。
はあ!?一緒に行かないんですか?一緒に行くとちょっとあれですのでここはタモリさんの方でじっくりと。
ああ…分かりました。
じゃあ…ないだろうこれ明治時代の痕跡っていうのが。
すごく新しいお店な感じがしますね。
みんな新しいですよね。
これは古いかな。
お寺だ。
あっ誠心院。
痕跡…でも…どうですか?お墓しか見えませんね。
お寺じゃなくてお墓しか見えない。
巨大プロジェクトの痕跡って…。
巨大プロジェクトの痕跡…。
あるんですかね…。
あっ聞いてみます?きしめんさらしな。
(一同)おはようございます。
NHKの「ブラタモリ」という番組なんですけれど…。
やっぱり!いつも拝見させて頂いております。
京都をやる事になりました。
京都編でお邪魔しております。
よろしくどうぞ。
明治時代にこの道が通ったという事はご存じですか?明治7年?え?あっそうですか。
明治7年。
その当時からある…。
そうですね。
あっ!今年で140周年を迎えました。
これ明治からあるんですか?そうです。
これでも痕跡ですよね。
明治の痕跡ですよ。
一つ見つけた。
(一同)ありがとうございます。
ありがとうございます。
こっちの方にあるかもしれない。
痕跡ってタモリさんはどういうとこをご覧になるんですか?道路の端とか…。
道路の端?ないよなこれ。
西光寺お寺。
お寺が並んでるんですよね。
お寺…ねえ。
ここに並んでんの。
これお寺ですよね。
何もないですか?消防団員募集してますよ。
田舎の方って消防団員さんよく飲み会開いてるよね。
ちょっとなかなか難しくって…。
難しいですね。
まあこの角が変といや変なんですけどね。
いかがでした?何か…。
分かんない。
じゃあ…。
うん!?この巨大プロジェクトの新京極なんですが江戸時代の地図に合わせますと…。
おお。
新京極は明治5年お寺や神社の境内を貫くように通されました。
ご覧下さい。
新京極が境内に通された痕跡はまだあるのです。
続いては小さなお寺の前にのびる細い路地にご注目。
(船越)真正面に寅薬師。
で今ですね…こういう感じですね。
そうですね。
お寺に向かって参道だった道が今も痕跡として残ってるんです。
これがタモリさんだな。
これは俺ですね。
それタモリさん。
でもどうしてわざわざお寺や神社の真ん中に道を通したんでしょうか。
新京極にある錦天満宮の宮司さんに伺ってみましょう。
あの…さっきから動きますよねこれ。
動いてます。
「近づくと『越天楽』が鳴り出し獅子が舞い始めます」。
ちょっとタモリさん200円。
うん?あ200円。
あ…フフフ一緒に動いてます。
フフフ。
あ〜来たありがとう。
「自己を信じ勉学せよ」。
安産。
安産。
(笑い声)ごめんください。
はい。
これも電動で開くんじゃない?お待たせしました。
宮司さんどうしてお寺や神社の真ん真ん中に新京極を通してしまったんですか?縁日を…ず〜っと店が並ぶようなとこがあった?あったんです。
敷地の中にそもそも。
単にむちゃくちゃというわけでもないわけですね。
そうですね。
そもそも江戸時代お寺や神社の境内は見せ物小屋や縁日の屋台が立ち並ぶ盛り場でした。
聖なるものと俗っぽいものが混在するにぎやかな空間だったのです。
そんなにぎわいをうま〜く利用して繁華街をつくった明治初めのプロジェクト。
とても理にかなっていたんですねタモリさん。
これは脚の上に舟をのせてその上に牛がのっているという…。
うそでしょう?片足でできるわけないでしょこれ牛を。
むちゃくちゃですね。
新京極には寄席や芝居小屋などが立ち並び明治30年代になると浅草とともに日本三大盛り場と呼ばれるほど発展します。
更に芝居小屋は映画館に。
昭和の初めには18軒も立ち並ぶ関西随一の歓楽街へと進化してゆきました。
そして今なお新京極には江戸時代から続く盛り場のDNAが受け継がれています。
さて新京極周辺をブラリングしていたタモリさん。
何か気になる事でも?ギリギリ建ててるんだな〜。
この鳥居ですね。
両側は全く境内で空いてますよね。
私もずっとですねこれ中はどうなってるんだろうと…。
そう。
もっとあるのかギリギリなのか。
中に入ってるみたいでしょう?入ってるふうに見えますね。
鳥居の先。
鳥居の先。
こんにちは。
お邪魔します。
お邪魔します。
えっここは…。
メタル系の店ですか?
(店員)メタルというかヴィジュアル系です。
あっ!
(笑い声)あ〜!これすごい!あ〜!これ…どうしてこんな事になるんですかね?すごい!鳥居の先…。
こ…これここで普通やめるでしょう。
これ窓から見えるの?はい。
是非ご覧になって下さい。
ほんとだ。
なってます?なってるなってるなってる!ああっ近い!すごいこれ。
近っ!すごいな。
こんなの全国にないでしょう。
(店員)そう思います。
鳥居の先が建物に突き刺さってるんですからね。
すっごい。
鳥居の先って触った事ないですよね。
ないですよ。
鳥居の先触った事ないです。
うれしいな。
うれしいよ。
いい事あるかも。
不思議な風景ですねこれ。
ほう〜。
明治の2大復興プロジェクトを見てきたタモリさん。
続いてやって来たのは京都の北の端閑静な住宅街です。
こんなとこに巨大プロジェクトがあるんですか痕跡が。
あるみたいなんですけれど…。
これだ!えっどれですか?日本初のコンクリート製の擁壁。
(笑い声)なんと!あ…。
うん?あ…。
な…何?こちらは?こんにちは。
この方は見るからにマニアっぽい方です。
いやいやいやいや…。
京都でも有名な高低差マニアという…ちょっとユニークな視点で京都の街歩きガイドをしています。
これ崖ですよ。
タモリさん分かります?この崖。
崖は崖ですよねこれ。
ちょっといいですか?今ね僕らがいるのがこの辺りです。
はいはい。
まずこの崖なんですけどこれなんです。
ほう〜。
河岸段丘というやつですね。
おっしゃるとおりですね河岸段丘ですね。
(タモリ梅林)河岸段丘!そうなんですよ。
いいですねここ!いいでしょう!いいいい!よかったお会いできて。
市内にねえ。
これですこの線ですね。
お〜さすが早いですね。
このね違和感答えが少し向こうに歩くと姿現しますんで是非…。
こっちへ入るんじゃないですか?こっちまた次回行きましょう。
あ〜見えてきましたね。
見えてきましたね。
あっ住宅街に突如…。
これは御土居ですね。
あっさすがタモリさん早いですね!御土居?御居処と間違えられますけどね。
それはやばいですね。
やばいですね。
今からおよそ400年前。
あの豊臣秀吉がつくらせた巨大な土の壁。
それが御土居です。
鍵かかってますよこれ。
今日はね特別に鍵を用意して…。
鍵持ってきてるんですか。
では開けますね。
いいんですか?はい。
どうぞ。
入りましょう。
失礼します。
入りましょう。
お〜。
えっ随分高いですね!すごいでしょう?高いですねこれは。
この切れ込みありますよね。
右側に見えます。
これがこの溝になるわけです。
あっそこか。
タモリさん上った事…。
いやないない。
入れないですから普通は。
そうですよね。
危ないですよ。
結構急で高いですね。
では頂上まで行ってみましょう。
この部分は盛ったところですよね。
そうです。
人が?うん。
おお〜いい景色だ!ほんとですね!随分高い。
お〜高いねここは。
正面に見える山ご存じですか?あっよくご存じで。
実はその昔この御土居がグルッと京都の街を囲んでいたんですって。
全長23キロ。
僅か4か月で完成した安土桃山時代の巨大プロジェクトです。
しかし今ではほとんど取り壊されてしまったのでここはとっても貴重な場所なのです。
はいはい。
あ〜よく聞きます「洛中洛外」。
中が洛中。
外が洛外。
だからこの堤防のこっち側が洛中こっち側が洛外。
これは今京都駅ですよね?ここ京都駅です。
京都駅の外側まであるわけですか。
そうなんですよ。
今ここですから相当ありますよね。
はい。
そうそうそう!そうなんだよね!山陰線のね!そうなんですよ。
そうなんだよ。
そうなの?あ〜ずっとこれ続いてんだここは。
竹がほんと多いな。
え〜。
これはいいとこに来た!あっよかったです。
ほんとうれしいです。
これはすごいわ。
それにしても秀吉はどうしてこんな巨大な御土居をつくらせたんでしょうか。
実はその時代の京都も危機的な状況に立たされていたのです。
御土居が出来るおよそ100年少し前に応仁の乱という大軍があったんですよ。
ありましたね。
ほとんど京都は焼けちゃったという。
乱暴狼藉をはたらくこの悪そうな男たちがひっちゃかめっちゃかにされたんですね。
で結果…中国でも西欧でも大体街は囲むんですよね。
城壁で囲んであるのが普通なんです古い都市は。
日本も同じく。
これはでも広い意味で言えば…ああ〜。
自分たちの国はどこにあって限界がどこだと知る事によって国の意識が出てくるんですよ。
あ〜。
伊能忠敬がつくった以降日本人という気持ちが出てくる。
それまであんま日本人だっていう意識はない。
なかったでしょうね。
土佐人だとかね。
尾張人とか。
そうですそうです。
そこだと思います。
だから豊臣秀吉が亡くなってもう必要じゃないかなって思われても必要だった。
御土居がつくられた理由は諸説ありますがこのプロジェクトとともに今に続く町割が整えられて京都の町は息を吹き返しました。
行きましょう行きましょう。
端っこ。
今ではほとんど壊されてしまった御土居。
400年前にちょっと行ってみましょうか?歩いてきた御土居の続きはどうなっているのでしょう。
疑問に思ったタモリさん。
その先にある住宅街をブラリング。
こう来てるはずですよ。
こう来てるはずですね。
この先にですね…。
こっち行くんですか?少しここで…。
ここで?立ち止まって見てみましょうか。
違います。
こっち高いですね。
高いのをこういうふうに。
そうですそうです!こっちはそのままですよね。
そうなんですよ。
あっ家の高さが…。
違いますでしょ。
御土居かもしれない。
これ?つまり今タモリさんが見ている石垣は家を建てる時に御土居が削られて残った土台の痕跡ではないかというんです。
住宅街に入ると姿を消したかに見えた御土居。
実はひっそりと残っていたんですねタモリさん。
「南旧土居町」だ。
「土居」。
地図で見てみましょうか。
「土居」と付いてるんですね。
この辺が非常に面白い町の区割り。
今いるのがこの旧土居町。
旧土居町。
御土居の形どおりに…。
どおりになってるんですね町が。
土居町って細長〜い…。
細長いんですね。
すごく細長いんですよ。
こんな町ないですよね。
ないですないです。
京都でもここぐらいです。
相当向こうまで行っても間2軒くらいだからさ。
ちょっと住んでる人に話聞いてみますか。
あっ会長ですこの方。
あっほんと!南旧土居町…失礼します。
(チャイム)あっいらっしゃいますね。
こんにちは。
はい!あっすみません。
NHKの「ブラタモリ」という番組なんですが…。
お〜!ちょっとよろしいですか?はい。
あっすみませんこんにちは。
どうもこんにちは。
あっ!あらら!うわ〜。
ちょっと御土居の事を…ずっと歩いてるんですけど。
ここが御土居の上ですよね?うんそうですね!御土居の上で…。
お能か何かやってらっしゃるんですか?私そんな器用なものやってません。
ただのおじいです。
いやいやいや。
これから裏の2軒ぐらい裏もう向こうの通りは違うんですよね。
そうですね。
御土居ってここと向こうの通りが御土居。
…の間だけですよね?そうですね。
もう私らもここ入る時に御土居っていうのあまり知らなかったもんですけどね。
でも今御土居の上に住んでるっていう実感は?正直言ってないです。
まあそうでしょうね。
(笑い声)ありがとうございます。
今日は何です?これ。
御土居の跡を巡って。
「ブラタモリ」っていう番組また始まりますんで。
お〜!よろしくお願いします。
やっぱお能やってらっしゃる。
いやいやそんな上品な人間じゃないです。
(笑い声)どうも失礼します。
ありがとうございます。
お?見えてきましたね。
見えてきましたね。
御土居ですね。
この道路が…。
そうですよくご存じで。
鷹峯街道です。
あっここに来るんだ!そうなんです。
ここに出るわけですね。
ここはタモリさん立った事が?どんなところがお好きなんですか?昔ねなだらかな…もっと先はね…カシャカシャカシャカシャいう中をずっと上っていって。
学生時代の事よく覚えていますねタモリさん。
では御土居からちょっと脱線して記憶を頼りにブラブラしてみる事に。
学生時代。
え〜何で京都に?何か知らない。
ここは偶然一回来たらすごい好きになって何度も来るんですけども。
坂の上が突き当たって左に行くと光悦寺ってあるんですよね。
あの辺が好きでずっと行ってたんです。
その辺に…あら。
え〜!ちょっと行ってみましょうかね。
これはありますね。
いい香りですね。
いい香りが。
こんにちは〜。
失礼します。
すいませんNHKの「ブラタモリ」という番組なんですけれどもちょっとよろしいですか?はいどうぞ。
僕はこの鷹峯街道が好きで50年ぐらい前から京都来ると通ってたんです。
これ裏で造ってらっしゃるんですか?あっいいですか?見せて頂いて。
湯気立ってるんで出来たてホヤホヤですんで。
せっかくですんで。
はあ〜これすごいな。
あっこれ?僕が乗っても大丈夫ですので上がって頂いて。
再仕込みという…。
あっ再仕込み醤油!お〜!中の様子はどうですか?再仕込みはまろやかでうまいですよね。
そうですね。
せっかくですのでちょっとすくいましょうか。
すごい。
まだちょっと温かいと思うんですけれども。
うまい。
うまいですね。
再仕込みってやわらかいんですよ味。
すみません突然ありがとうございました。
ありがとうございました。
いやいや。
いいお店でした。
御土居に戻りましょう。
ほらね。
あっ!この辺多いんですよ森田ってのが。
ほんとですね!森田さんちだ。
多いんですよ。
楽しい寄り道もほどほどにしてさっき歩いた住宅街の先に見えた御土居に行ってみる事に。
どうぞ入って下さい。
はい。
お〜。
また足元気をつけて下さいね。
はい。
こんなに下りるんですか?今僕らが立っている位置がこの御土居のちょうど…。
どん詰まりの所ですね。
ここで御土居が東西方向から直角に南北方向に曲がる。
へえ〜そういう場所なんですか。
紙屋川の河岸段丘が。
河岸段丘。
利用してるんです。
ここは今まで見てきた御土居とは一味違う御土居。
川が削って出来た河岸段丘の崖を見事に利用しています。
これかなり急な河岸段丘。
珍しいですか?人工だけじゃない自然だけじゃない。
いや御土居をね中…ここはもちろん知ってたんですけどこんな入れるとは思ってなかったですね。
ほんとに普通に旅行で来たのでは外から見るだけですからね。
上ったり歩いたりはできませんから。
はいおっしゃるとおりです。
大プロジェクトですよこれはほんとに大プロジェクト。
千年の都京都。
京都の人たちはピンチに見舞われる度大胆かつ奇想天外なプロジェクトで乗り越えてきました。
みやびの裏にある激動の記憶が今も土地に刻まれています。
「ブラタモリ」いかがでしたか?また4月にお目にかかりましょう。
それでは御機嫌よう。
2015/01/06(火) 20:00〜20:43
NHK総合1・神戸
ブラタモリ「京都」[字]
3年ぶりに復活する「ブラタモリ」は全国各地でのロケを実現!最初に旅するのは京都。平安の昔から1200年も繁栄を続ける秘密に、タモリさんならではの視点で迫ります。
詳細情報
番組内容
3年ぶりに復活する「ブラタモリ」。今回からは、タモリさんが長年できなかった全国各地でのロケを実現!まずは今年4月からのレギュラー放送に先立ち、タモリさんが大好きな町、京都を旅します。応仁の乱で荒廃した都を救うべく豊臣秀吉が立ち上げた大プロジェクトとは?修学旅行でおなじみのあの通りは明治に生まれた京都復活の切り札だった?平安の昔から1200年も繁栄を続ける秘密に、タモリさんならではの視点で迫ります。
出演者
【ゲスト】京都市琵琶湖疏水記念館 資料研究専門員…寺嶋一根,京都高低差崖会崖長…梅林秀行,大阪歴史博物館学芸員…船越幹央,【出演】タモリ,首藤奈知子
ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
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