ニュースKOBE発▽神戸市の震災資料室が一新▽退去迫られる借上復興住宅の今▽気象 2015.01.06


阪神・淡路大震災からまもなく20年。
今、大きな課題となっているのが住まいです。
震災では10万戸以上の住宅が全壊。
多くの人が住まいを失いました。
被災した人の住宅を確保するため自治体は民間の集合住宅などを借り上げ家賃の多くを負担して公営住宅と同じ程度で被災者が借りられるようにしました。
これが借り上げ復興住宅です。
その数およそ8000戸。
住宅建設が追いつかない非常事態に行政が初めて採用した仕組みでした。
しかし借り上げの期間は20年。
早いところではことし期限がくることから自治体は住民に転居を求めざるをえない事態となっています。
借り上げ期間の終了が最も早いことし9月に迫っている兵庫県西宮市で取材しました。
先月、兵庫県西宮市で借り上げ復興住宅の住民が参加する集会が開かれました。
自治体から転居するよう求められている住民たち。
自分たちの住まいを守ってほしいと訴えました。
西宮市は20年前県内の自治体では最も早く借り上げ復興住宅の提供を始めました。
市は合わせて447戸の住宅を民間から借り上げ今でも、およそ220世帯が入居しています。
その半分以上は1人暮らしのお年寄りです。
西宮市が借り上げている契約期間は20年。
ことし以降、市は建物を業者に返さなければならないため入居している被災者に転居を求めています。
ことし9月最も早く契約期限を迎えるシティハイツ西宮北口です。
中下節子さん、76歳。
震災で自宅を失い夫と2人車の中での避難生活を経て9か月後に今の住宅に入居しました。
この20年の間に夫に先立たれ1人暮らしとなった中下さん。
それでも同じように被災してこの住宅で暮らす友人たちに支えられて過ごしてきました。
しかし3年前、市の説明会でこの住宅から出ていかなければならないことを知り衝撃を受けました。
西宮市は中下さんたち入居者に対し借り上げ復興住宅の近くにある市営住宅を新たな転居先として勧めています。
病院からの距離を配慮したり引っ越し費用を補助したりしてそれぞれの事情に応じ転居を支援しています。
それでも中下さんには今の住宅に住み続けたいと願う切実な事情があります。
去年夏、脳梗塞で倒れ健康に不安がある中下さんは同じ住宅に住む友人とのつながりが断たれてしまうことに耐え難い不安を感じているのです。
震災直後から、この住宅に入居し20年かけて絆を深めてきた友人はいざというときの頼みの綱になっています。
一方、借り上げ復興住宅は西宮市の財政にとって大きな負担となっています。
市が業者に支払う賃料は年間で5億円程度。
20年ではおよそ100億円に上ります。
その一部には国からの補助金などが充てられますがそれでも西宮市は60億円程度を支払う計算です。
震災直後の混乱で一時的な住まいとして取り入れた制度が市の財政にとって大きな負担になっているといいます。
20年住み慣れた住宅の契約期限が迫る中下さん。
どうすればいいのか不安な気持ちが募るばかりです。
生活の基盤となる住まいを巡り自治体と入居者の間で埋まる気配のない溝。
大きな不安を抱えながら借り上げ復興住宅の住人は震災から20年を迎えようとしています。
入居期限が迫る借り上げ復興住宅ですが、すべての入居者が住み続けるのは難しいのが現状です。
しかし高齢者は生活の場を移すことに抵抗感が強く専門家も特別な配慮が必要だと指摘しています。
西宮市は専門家による委員会を作り重い障害がある人や介護が必要な人など個別の事情に応じて住み続けることを認めるか審査する体制を取って入居者に配慮していきたいとしています。
スポーツは中山さんです。
はじめはサッカー。
この選手海外への挑戦が決まりました。
21歳以下の日本代表で来年のリオデジャネイロオリンピックで活躍が期待される19歳の南野拓実選手です。
オーストリアの強豪、ザルツブルクに移籍することが正式に決まりました。
けさ、関西空港からオーストリアに向けて出発した19歳の南野選手。
セレッソは海外でのプレーを希望する南野選手の意向を受けてオーストリア1部リーグの強豪ザルツブルクと交渉を進めきょう完全移籍が決定したと正式に発表しました。
南野選手は、あす、チームに合流する予定だということです。
南野選手が移籍するセレッソですが、その一方で元日本代表の玉田圭司選手が加入すると発表しました。
34歳の玉田選手はキレのあるドリブルと左足からの正確なシュートが持ち味で、2大会連続でワールドカップに出場しました。
続いてプロ野球。
即戦力として期待される阪神のドラフト1位横山雄哉投手など新人選手5人がきょう、球団の寮に入りプロとしての新生活をスタートさせました。
ドラフト1位で入団の横山投手。
プロ入りをきっかけに一からスタートしようと家財道具は、ほとんど持参せず新調したグラブなど最低限の荷物のみで決意の入寮です。
2位の石崎投手。
横山投手の同僚が持参したのは。
こだわりのアロマオイル。
新しい環境でぐっすり眠りたいと愛用の品を持参しました。
5人の新人選手はあさってから合同で自主トレーニングを行います。
阪神はことしで球団創設80周年です。
節目の年に日本一を目指すチームでの新人選手たちの活躍に期待です。
関西のスポーツ界で注目の選手や指導者にことしにかける思いを聞くシリーズ。
2回目は今、お伝えしたその田中投手です。
京大で野球と学業を両立して力を伸ばしてきた田中投手にプロとして臨む初めてのシーズンにかける思いを聞きました。
まもなくプロの生活をスタートさせる田中投手。
サインの練習も始めました。
出来栄えは?まあまあ。
田中投手は去年秋から本格的に卒業論文の作成に取り組みました。
分子の構造などを分析する理論化学が専攻で3月に提出するため机に向かっています。
野球と学業の両立を続けた4年間。
短い練習時間十分な指導も受けられない環境の中で効果的な練習方法を考えました。
スマートフォンに練習メニューを整理して保管しそのときの課題を踏まえて何をするか決めてきました。
持ち味の速球は入学したときから球速が10キロほどアップして150キロ近くをマークしました。
京大歴代最多となる8勝を挙げましたがプロで活躍するにはさらなる成長が必要だと冷静に捉えています。
結果が、すべてのプロの世界。
京大という肩書を捨て厳しい競争を勝ち抜く覚悟です。
田中投手は、きょう毎年、初詣に訪れている大学近くの神社を参拝しました。
そして絵馬にプロ1年目の抱負を書き込みました。
2015/01/06(火) 18:10〜19:00
NHK総合1・神戸
ニュースKOBE発▽神戸市の震災資料室が一新▽退去迫られる借上復興住宅の今▽気象

▽震災20年「限界住宅 住まいをどう守る」・JICA防災研修が開講 ▽我が町CATV ▽関西のスポーツ ▽県内の詳しい気象情報 キャスター:内藤雄介、垂水千佳

詳細情報
番組内容
▽震災20年を節目に、震災関連の資料を展示する市の震災関連資料室が、この日から展示内容がリニューアルされる。 ▽震災直後に自治体が用意した「借上復興住宅」の退去期限が20年に設定されていた問題。高齢化が進む復興住宅で、退去を迫る自治体と、戸惑う住民の葛藤をリポートする。 ▽我が町CATV・淡路より ▽関西のスポーツ ▽県内の詳しい気象情報 キャスター:内藤雄介、垂水千佳

ジャンル :
ニュース/報道 – ローカル・地域

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