(キャサリン)「ハハキトクスグカヘレスミレ」。
(鴨居)連絡取れ次第用件は伝えるけどどないする?マッサンが帰ってくるまで大阪で待ってるんか?
(エリー)いえ…私すぐ広島行きます。
そないしい!荷物まとめ!はい。
ありがとうございます。
気ぃ付けて。
はい。
・「大好きな人々大好きな明け暮れ」・「新しい『大好き』をあなたと探したい」・「私たちは出会い私たちは惑い」・「いつか信じる日を経て1本の麦になる」・「空よ風よ聞かせてよ私は誰に似てるだろう」・「生まれた国育つ国愛する人の国」・「麦は泣き麦は咲き明日へ育ってゆく」昨日はどうなるか思うて肝が冷えましたがのう。
なんとか山越えたようですわい。
(千加子)えかったねお母ちゃん。
(早苗)うちはいつまで生きるんかのう。
(すみれ)お母ちゃん…。
自分の事は自分が一番よう分かっとる。
山なんか越えんでええ。
何言うとるんよ。
ハハハッ。
そがな憎まれ口が利けるうちは大丈夫じゃ。
じゃがのう油断はいけまへんで。
気ぃ付けてつかぁさい。
分かりました。
(政志)ありがとうがんした。
分かった?養生せんにゃいけんよ。
あがなやぶ医者の言う事は当てにならん。
また憎まれ口ば利いてから。
(島爺)奥様…エリーさんが。
え?何で?うちが電報出したんよ。
余計な事して…。
おおっ…おう来てくれたんか。
ご無沙汰しております。
(政志)ああハハッ…。
(エマ)こんにちは。
(政志)はい。
エリーさんまで来たらうちはもうしまいじゃ。
死ぬるわ。
ちょっ…お母ちゃん!ハハハッ…!だけどお母さん元気でよかったです。
(千加子)昨日大変じゃったんよ。
水も飲めんぐらいにせきが出てから。
(すみれ)熱も上がってほとんど口利けんかったもんね。
エマ…エマ。
こっち来んさい。
あ〜大きゅうなったのう。
おばあちゃん。
お兄ちゃんは?マッサンは今北海道です。
(すみれ)北海道!?
(政春)でっかいのう…。
北海道は広すぎじゃ。
ウイスキーは一本も売れんし…。
あっ…ウイスキーいかがですかのう?あかん。
どうしよう…。
あのバカタレまずいウイスケ持って北海道まで売りに行って…。
まずいってお母ちゃんいつ飲んだん?飲んどらん。
飲んどらんわ。
あんたらが「まずいまずい」言うたんじゃろうが。
(せき)
(政志)早苗大丈夫か?大丈夫?エマ茶だんすにコンペイトウあるけん島爺に出してもらいんさい。
コンペイトウ!爺と一緒に行きまひょう。
なっ。
うん!ほうじゃお姉ちゃんと川まで一緒に行く?うん!さあ!エリーさん。
はい。
政春と話し合うたか?3人で広島帰ってくる事。
それは…。
ウイスケなんてまずい。
ああっ…そんな鴨居商店なんて潰れるわ。
お母ちゃん!あんたらはええ。
じゃけどエマの事は考えてやらんと。
(せき)現にウイスケは売れんかったじゃろう?マッサン思ったとおり造れない。
だけどマッサン諦めていません。
私も諦めていません。
バカタレが…。
(せき)早苗大丈夫か?
(せき)お姉さんレモンある?レモン?うん。
ホットトディー?うん。
せき止まる薬。
スコットランドではせきが出るみんなこれ飲む。
ウスケ持ってきたでがんす。
あ〜!ありがとうございます。
へえ。
(島爺)ほう〜!
(千加子)ホットトディーいうお薬なんじゃって。
体の中温かくなる。
汗かくせき止まる。
ショウガ汁みたいなもんですかのう?はい。
(せき)
(千加子)お母ちゃん!エリーさんが作ってくれたせき止めの薬よう効くんじゃって。
要らん。
お母さん多分せき止まる。
医者からもろうたせき止めのんでる。
レモンとハチミツ混ぜた汁じゃけん一緒に飲んでも世話ない思うよ。
要らん言うとるじゃろう!じゃあここ置いておきます。
要らん言うとるじゃろう。
ほんじゃあね。
酸い!まずい。
・
(エマ)お母さん川にお魚いた!シシシッ…シシシッ!何してんの?あっち行こ。
行こ行こ。
あっ…う〜ん。
まずい!一方そのころマッサンは…。
はいさあさあお立ち会い!ご用とお急ぎでなぁ方は是非見てってつかぁさい。
いきなり買うてくれとは言いません。
まずは一口!一口飲んでつかぁさい。
おにいさんどう?お願いします!お願いします!ああっ…おにいさん!飲んでみてつかぁさい。
金は要りませんけん。
タダでええのか?ええもちろん。
国産初の本格ウイスキー。
やめとくべ。
どうぞどうぞ!タダならいいべ。
タダタダタダ…はいはいはい。
はい。
どうぞ!北海道の風土によう合うとるでしょう?
(せきこみ)まずっ!何だこれ!あ〜っ…。
クハ〜ッ…薬の方がまだマシだ!行くべ行くべ。
クハ〜ッて!あかん。
北海道の人は舌がいかれとるわ。
「クハ〜ッ」て。
まだまだなんかのう…。
あんちゃん行商がい?ええ。
大変だな。
はい…。
どっから来た?大阪です。
どうぞ見てってつかぁさい。
何売ってんだ?これねウイスキーです。
ウイスケ?西洋の酒。
日本で初めての国産ウイスキーなんです。
うめえのか?え〜…。
何だうまくねえのか。
いやいや…わしが目指しとるのはあがなウイスキーとは違います。
もっともっと深いコクとうまみとかぐわしいスモーキーフレーバーの利いたそりゃうまいウイスキー造りますけん。
何言ってんのかさっぱり分かんねえな。
え?うめえのかうまぐねえのか聞いてんだ。
大阪では正直いまひとつでした…。
じゃけど北海道の人じゃったらうまい言うてもらえるかな思うて。
本州でも北海道でもうまぐねえものはうまぐねえべよ。
いやそうとは限りません。
例えばうどん。
うどん一杯とっても大阪の人は薄味じゃけど東京の人は濃いしょうゆ味です。
おら東京も大阪も一回も行った事ねえ。
そがな話じゃのうて…。
1杯だけ飲んでつかぁさい!おらビールも洋酒も飲まねえ。
親父の代からず〜っと日本酒一筋じゃ。
まあまあ…そがぁな事言わんで。
おらの親父は働き者だったけんじょ…。
ええええ。
大酒飲みでな毎晩浴びるほど酒飲んで体壊して死んじまった。
まあおら親の死に目にも会ってねえから偉そうな事は言えねえけどな。
わしゃあの酒売って帰らんと会社クビになってしまうんです。
わしを助ける思うてねっ1本買うてつかぁさい!そりゃ大変だな。
いやいや…。
買うてもらえます?故郷どこだ?広島です。
田舎者だな。
北海道の人に言われとうありません。
おらもともと北海道じゃねえぞ。
え?生まれたのは会津だ。
5つの時船で北海道さ来てそっから青森秋田山形新潟と渡り歩いて…でまた北海道に帰ってきたんだ。
そがな事はどうでもええですけんとりあえず1本買うてつかぁさい。
お願いします!お願いします!どうでもいいとは何ぬかす!広島ったらよ長州の近くだな?おら会津の侍のせがれだ。
まあ確かに山口は隣じゃけど広島は広島。
しかもわしゃ造り酒屋のせがれです。
酒蔵の息子がなんすて西洋の酒なんか売ってんだ?わしゃ…ウイスキーにほれ込んどります。
これからの日本には新しいウイスキーの時代が必ず来ます!その新しい時代を作るためにもわしゃ命を懸けてみよう思うとるんです!新しい時代?はい。
買うてつかぁさい。
名前は?亀山政春です。
カメ?…山。
おら森野熊虎だ。
森のくまとら?おら明日余市さ帰る。
大酒飲みが大勢いっから来てみっか?ほんまですか?連れてってつかぁさい!よし!ついてこい!ありがとうございます。
…で近いんです?その余市は。
隣の町だ。
へえ〜。
歩いていけるんです?歩いたら5時間かかんな。
5時間!?たまげっ事ねえべ?ここは北海道だ。
朝一で出発するから荷物まとめどけ!5時間も歩くんです?ハハハッ…汽車だ。
ハハハッ。
ハハハッ…いやえかったえかった。
いらっしゃいませ。
ああこっちじゃこっちこっち。
この熊さんとの出会いがこの先の人生を大きく変える事になる事をマッサンはまだ何も知りません。
荷物まとめどけ。
はい分かりました。
お願いします。
はいはいどうぞ。
やっぱりお茶はおねえさんでないとね。
生字幕放送でお伝えします2015/01/06(火) 08:00〜08:15
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 マッサン(80)「渡る世間に鬼はない」[解][字][デ]
エリー(シャーロット)は早苗(泉ピン子)の容態が峠を越え安心する。一方、北海道でウイスキーの営業に回るマッサン(玉山鉄二)は森野熊虎(風間杜夫)と出会う。
詳細情報
番組内容
マッサン(玉山鉄二)不在のなか広島へと駆けつけたエリー(シャーロット)は、早苗(泉ピン子)の容態が峠を越えたことを知り、亀山家一同とともに胸をなでおろす。三人で広島へ帰って来いと再び話す早苗に、まだ夢を諦めていないから帰らないと答えるエリー。一方、北海道でウイスキーの営業に回るマッサンであったが、味がまずいと全く売れない。途方に暮れていたマッサンは森野熊虎(風間杜夫)と出会うのだった。
出演者
【出演】玉山鉄二,シャーロット・ケイト・フォックス,西田尚美,早見あかり,高橋元太郎,風間杜夫,前田吟,泉ピン子
原作・脚本
【作】羽原大介
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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日本語(解説)
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