(剛力)さあ始まりました。
『アンビリバボー』…と言いたいところなんですが。
(設楽)はい。
そうなんですよね。
日村がいないですよね。
(剛力)そうなんですよ。
違う違う。
そんなことないんですけど。
そんなことないんですか?
(剛力)はい。
大丈夫です。
でもいないですよ。
(剛力)今私たちの後ろにあるこれ何だと思いますか?設楽さん。
(設楽)えっ。
何か簡易的なプレハブ的な感じですよね。
何だろう?
(剛力)そうですね。
(設楽)何ですかね?
(剛力)中入ってみましょうか。
(設楽)中に。
(剛力)はい。
開けて入ってみてください。
(設楽)あれ?
(剛力)あれ?これ。
(設楽)何か膨らんでるけど。
膨らんでますね。
(設楽)この辺思いっ切りぶん殴っても大丈夫?
(剛力)えっ。
ちょっと。
(設楽)いきますよ。
(剛力)どうでしょう?
(設楽)この辺を。
肘で思い切り。
(剛力)その辺はちょっと危ないかもしれないですね。
(設楽)いくよ。
せーの。
んがー!・うーん!
(日村)めちゃくちゃ怖かった今。
マジでやりそうだから怖かった今。
(設楽)寝てる。
(設楽)日村さんいた。
(剛力)日村さんちゃんといます。
(設楽)どうしたの日村さん?
(日村)いやぁ。
ちょっとね。
(設楽)何これ?
(日村)たまたまなスタジオ来たらベッドがあったから寝てみたんだけど。
えらい寝心地いいのよこれ。
(剛力)ホントですか?
(日村)そうなのよ。
(設楽)剛力ちゃんこのスペース何?ここいいね。
ベッドもあってテレビもあって。
(剛力)高級感もあふれてますね。
(日村)そうなのそうなの。
これ実はこのベッドでくつろいだままパリだってロンドンだってお好きな場所に行けるんです。
(日村)えっ!?寝たまま…。
えっ!?
(設楽)行けるだろ。
だいたい行けるだろ。
(設楽)うるせえな。
(日村)どういうことこれ?
(設楽)寝たまま?
(剛力)そうなんです。
寝たまま。
(設楽)このベッドごと?
(剛力)はい。
(日村)ベッド。
えっ?行けんの?どこだって。
(剛力)はい。
どこにでも。
(剛力)はい。
(設楽)うるさいよ。
(日村)ホントに?
(設楽)全部行けるよ。
(日村)行けるの?どういうことなの?これいったい。
さあこれはいったいどういうことなのか?今夜の『アンビリバボー』は2時間スペシャル。
まずは豪華絢爛。
こんな夢のような世界からご覧ください。
(日村)痛い!
(日村)痛い。
皆さんは数ある旅客機の中でも空飛ぶ豪華ホテルと例えられる飛行機を知っていますか?
それは…
世界初のオール2階建て旅客機なんです
では早速その驚きの内部をご紹介しましょう
…と
突然ですが日村さん。
クイズです
ある航空会社のエアバスA380にはエコノミー。
ビジネス。
そしてもう一つ
特別なクラスがあります。
それはファーストクラスの代わりにつくられたものなのですがいったい何クラスでしょう?
(日村)分かりました!ファーストクラスではないエコノミー。
ビジネス…。
(設楽)どういうこと?
ファーストクラスよりも上質な空間をとつくられた最上級の特別クラスなんです
そもそも…
スイートクラスはシンガポール航空がファーストクラスの代わりに設けた…
セレブの間でもとっても好評なんだとか
ではLiLiCoさん
(LiLiCo)これはね…。
ちなみにエコノミーのディスカウントチケットなら料金はおよそ8万円です
(LiLiCo)たぶんこれはね結構遠いし。
うーんと100…。
いや…。
これを高いと見るかリーズナブルと見るかは設楽さん
この先をご覧になってからご判断ください
ではお待ちかねの…
エコノミーのおよそ2倍の広さを誇る座席はイタリアの老舗家具メーカーが製作した手縫い仕上げの純革製シート
その傍らにはまるで長距離列車の個室にあるようなドアが
実はこのスイートクラス全席がスライドドアで仕切られた完全個室仕様になっているんです
キャビン内に設置されたワイドモニターでいつでも大迫力の映画をお楽しみいただけます
471席の機内でたった12席だけ設置された特別なクラス
完全なプライベートが確保された最高級の空間が極上のフライトをお約束します
さらにこのスイートクラス…
座席がフルフラットベッドに早変わり
ぜいたくなふかふかの羽毛布団は一流ブランド…
しかも機内の中央2席を予約すれば…
何とダブルベッドに大変身
愛する人と優雅な時間を過ごせること間違いなし
とてもここが空の上だとは思えません
そんな豪華な空間を独り占めした優雅な空の旅
そろそろ…
世界各国の有名シェフの手による機内食もまた…
しかも…
メーンディッシュに最高級サーロインのステーキも楽しめます
会席料理などお好みで和食をチョイスすることも可能
何と高級シャンパン…
好きなときに好きなものをオーダーできるスイートならではの…
そんな驚くべきシンガポール航空のエアバスA380ですが同じエアバスはドバイのエミレーツ航空にも採用されています
こちらにも他にはないある特別な設備があります
それはいったい何でしょう?
ここで問題
分かりますか?平さん
(平)えっ?私どうしよう。
(日村)頑張れ。
(平)他にはない特別な?すごいもの?ベッド以外に?トイレ?
(設楽)部屋に?
(設楽)個室ずつに?
(平)はい。
ファーストクラスのお客さま専用のシャワースパが2つも備え付けられているんです
しかもシャワールームの床は大理石
もちろん床暖房もあります
常備されている…
旅客機の中とは思えない充実ぶりですね
さらにエミレーツ航空のエアバスにはこんな施設も
それは…
高級ワインシャンパンだけでなく専属のバーテンダーの…
ただしこちらのラウンジは…
バナナマンのお二人はご遠慮ください
そんな豪華ホテルのような充実した機内を実現させたエアバスA380
それは世界一巨大な旅客機だからこそなせる業
そもそもこのA380どのくらいの大きさかというと
地上から尾翼のてっぺんまでの高さは…
搭乗するとき乗客は1階と2階に分かれて乗り込むんです
シンガポール航空はもちろんエミレーツ航空や大韓航空など現在260機以上のA380が世界中の空を飛び回っています
さてそんな空飛ぶ豪華ホテルの機体のお値段はというと…
1機…
さらにさらにこのエアバスA380がすごいのは何も客席の豪華さだけではありません
実はコックピットと呼ばれる操縦席も私たちが考える通常の旅客機とは異なっています
とここで問題
こちらエアバスA380のコックピットなんですが…
果たしてコックピットの中に存在しないものとは?
正解は60秒後
ソンミさん。
ここで問題
(日村)何だ?
(設楽)通信しない。
(ソンミ)何だろう?
(設楽)ハンドルね。
操縦するやつね。
(ソンミ)そうそう。
操縦。
そう
これまで旅客機の操縦かんといえばハンドル型が一般的でしたが実は20年以上前に操縦かんはエアバス社の旅客機から姿を消したんです
ではパイロットたちはいったい何を使って巨大な機体を操縦するのでしょうか?
それは…
ゲーム機のコントローラーのようなこちら
サイドスティックと呼ばれるこのレバーが操縦かんの役割を果たしているんです
さらにエアバスA380は操縦の全てを…
万一パイロットが危険な操作をしてもコンピューターが自動的に回避するようにプログラムされているんです
驚くべき最新鋭のエアバスA380
日村さん。
次回の…
もちろん…
いやぁ。
すごいね。
(設楽)すごい豪華です。
(日村)びっくりだね。
(設楽)エアバスA380。
空飛ぶ豪華ホテルことエアバスA380のスイートクラスご覧いただいたんですけども。
(設楽)スイートクラスっていうのがあるってのも知らなかった。
(日村)いや。
知らないね。
確かにね。
(剛力)そして今夜も航空物といえばこの方。
元機長の高野開さんにお越しいただきました。
よろしくお願いします。
(高野)よろしくお願いします。
(設楽)ここに来てる皆さんはああいうスイートクラス普段から乗られてる人ばかり。
(加藤)いや。
とんでもない。
(設楽)加藤さんはああいうの乗ってるんじゃないですか?
(加藤)乗ったことないです。
(設楽)えっ?そうですか?
(加藤)ファーストクラスはありますけど。
(設楽)ファーストはあるんですね?
(加藤)あります。
だけどスイートクラスはないですね。
(設楽)あれがいいって奥さんが言ったらどうします?
(加藤)あれがいいって言われたら俺…。
(日村)やってくださいよ。
加藤さんぐらいだったらやっぱりやってもらわないと。
(加藤)やらなきゃ駄目かね。
(日村)そりゃそうじゃないですかね。
(設楽)でも1回は乗ってみたい。
(加藤)乗ってみたいですよね。
乗ってみたいです。
(平)私ホント飛行機がラジコンみたい…。
コンピューターで操作してるっていうのが…。
(平)まず昔みんなこうやってやってたじゃないですか。
だから実際自分たちが乗る飛行機もああいうことなんだなって。
(設楽)竹山さん飛行機好きなんでしょ?
(竹山)俺飛行機好きなんですよ。
(設楽)飛行機マニアなの。
(竹山)だから今日このシートに座っていち早く僕…。
ちょっと見えにくいですけど…。
(設楽)シートベルト付いてた?
(日村)あるんだ。
(設楽)でも何か指摘するときすぐ立てなくなっちゃう。
(日村)「ちょっと待て」こうなっちゃうよ。
だからバラエティー的にはちょっと葛藤ですよね。
(設楽)知ってた?さっきの。
エアバスA380。
知ってましたよ。
模型もだいぶ持ってるし。
(日村)そうですか。
(竹山)だいぶ色々本とかも読みましたし。
(日村)あらぁ。
(竹山)芸人で唯一乗ったことあるので僕が知ってるのは…。
(設楽)えっ?劇団ひとり乗ったの?
(設楽)好き過ぎて。
(竹山)焦っちゃってるから飛行機で。
(竹山)劇団ひとりはあれに乗りたいがために新婚旅行であれに乗ってシンガポール行ったの。
(日村)シンガポール行ったんだ。
(竹山)そう。
(日村)あれ乗ったんですか?ダブルベッドで。
(竹山)ダブルベッドかどうか分かんないよ。
あそこまでいい部屋じゃないかもしれないけど。
(設楽)でも一番あれにがんがん乗れる可能性があるのはソンミ。
ソンミちゃんよあなた。
(ソンミ)でもVTR見てて今まで…。
(日村)うるせえな!
(竹山)マジで?スイートクラス乗ったことないんで…。
(設楽)ソンミはファーストクラスしか乗ってなくて…。
(日村)こらこら。
(ソンミ)そうなんです。
6〜7席しかなかったから。
(設楽)そんな人なんです。
(日村)すごいんだから。
(設楽)プライベートジェット。
(加藤)造っちゃう?スイートクラスは自分のジェットに造ろうと思って。
考えながら見てました。
(設楽)なるほど。
プライベートジェットのこと考えちゃってたんだ。
見方違うんだよ一人だけ。
(設楽)剛力ちゃんとか乗ったことあったよね?ないですないです。
(設楽)ない?撮影とかで剛力ちゃんクラスだと。
(日村)もう乗っていいよ。
いやいや。
まだまだです。
(設楽)乗りたいねあれ。
乗ってみたいですね。
友達と旅行とかでもホントに。
あれ友達と…。
(剛力)頑張って頑張って。
あれに乗るのが目的だよね。
(剛力)目的で頑張って。
(設楽)劇団ひとりじゃないけど。
(日村)今剛力ちゃんがシャワー浴びてるなとか分かるのかな。
(設楽)やめてよ。
やめてよ。
(剛力)さて実はそんな空飛ぶ豪華ホテルにとんでもない困難が襲い掛かります。
こんなとき皆さんならいったいどうしますか?ご覧ください。
今から3年前の11月。
シンガポールチャンギ空港である旅客機が離陸のときを迎えようとしていた
その機体はあの最新鋭のエアバスだった
このとき旅客機はロンドンから経由地のチャンギ空港にいったん着陸
燃料を補給してからシドニーまでおよそ7時間半のフライトに飛び立とうとしていた
このフライトの2年前カンタス航空は最新鋭のエアバスA380を導入
先ほど紹介したスイートクラスのような豪華な客席はないがその分座席はゆったりと配置されている
目的地をインプットすれば飛行中の操縦はほぼ全自動
さらに飛行中何か…
これだけ大きな飛行機をコントロールするのに従来の操縦かんというのを外しましてコントロールスティックというのを置きましてそのコントロールスティックを調整することによって信号をコンピューターに伝えてこの大きな飛行機を操縦するようになってるという。
しかしこの後最新鋭のコンピューターを搭載した旅客機にかつてない恐怖が襲い掛かる
航空史上最大の危機。
乗員乗客469名
彼らは無事生還することができるのか?
・このままでは墜落するぞ!
ロンドンを飛び立った旅客機は経由地のシンガポールチャンギ空港にいったん着陸
燃料を補給してから目的地シドニーまでおよそ7時間半のフライトに飛び立とうとしていた
(リチャード)よし。
この日の機長はリチャード・デクレスピニー
副操縦士はマット・ヒックス
そしてシドニーまでの飛行時間の長さを考慮し交代用の副操縦士マーク・ジョンソンが搭乗していた
(マーク)管制から…。
・
(ドアの開く音)
(マット)ああいえ。
コックピットに乗り込んできた2人のパイロット
彼らはリチャード機長を審査するために同乗した査察操縦士だった
旅客機の機長は皆飛行する路線ごとに資格を取る必要がある
さらに一度資格を取ったとしても年に一度リチャード機長のように査察操縦士による審査を受けなければならないのだ
こうして最新鋭の機体のコックピットに就いた5人のパイロットたち
だが彼らは知らなかった。
この後カンタス航空32便にいまだ誰も経験したことのない史上最大の危機が訪れることを
最新鋭の超大型旅客機の離陸に際し整備スタッフが入念に機体の点検に当たった
そして…
全ての整備点検を終えた旅客機は定刻どおり離陸
469名の乗員乗客を乗せた500tもの巨大な機体はこうしてシドニーに向け飛び立った
(ローズマリー)さすが最新式の航空機だわ。
快適ね。
(ラリー)ああ。
そうだな。
最新鋭の旅客機による優雅で快適なフライトの始まりだった
と乗客の誰もがそう思っていた
だが…
(機械音)
(機械音)
(乗客)何かしら?
突然耳慣れない機械音が聞こえてきた
まあ。
ねえあなた…。
ああ。
そうだな。
・
(爆発音)
(悲鳴)
爆発音とともに大きく揺れた機体
さらに…
・
(爆発音)
再び大きな爆発音が機内に響き渡った
そして…
あなた…。
鳥じゃないのか?
突然動作が弱まり始めた…
そして…
(リチャード)何!?
いったいなぜ第2エンジンは停止したのか?
実は…
突然…
これはその直後…
突如爆発し停止した左の翼の第2エンジン付近
そこから煙が勢いよく噴出している
この旅客機には合計4基のジェットエンジンが装備されている
4基のエンジン全てが必要なのは最もパワーを要する離陸のときだけ
いったん離陸すればエンジンが3基まで故障しても墜落することはない
緊急事態ではあるが…
今回の場合4基のエンジンのうち故障したのは1基のみ
残る3つのエンジン出力をコンピューターが自動的に調整してくれるため大事故に発展することはない
だがそのとき…
(警告音)
(一同)あっ。
(警告音)
(マーク)何だ?
それは1つではなかった
一斉に数多くのアラームがコックピット内に響き渡ったのである
そして操縦席のコンピューター画面に現れた警告メッセージ
その数は何と…
着陸時に…
そして着陸後にスピードを落とすための自動ブレーキシステムにも異常が見られた
さらに…
何!?
機体の上昇下降などをコントロールする操縦システムにも何らかのトラブルが発生したとコンピューターは警告
そして最悪の事態が
タンクの燃料をエンジンに供給するシステムにもトラブルが発生したとの警告が
もしこれが事実だとすれば…
つまりこれは機体がいつ墜落してもおかしくないということを意味していた
そして…
(マット)機長。
第1エンジン第3第4エンジンの出力も低下しています。
(リチャード)えっ?
恐怖は現実のものとなった
第2エンジンの停止に続き残る3つのエンジンの出力も低下し始めた
エンジンが完全には停止していなかったため飛行は可能だったがこれだけの警告が出ている以上機体に何らかの不具合が起こっていることは間違いなかった
たとえ飛行ができても操縦システムに不具合があれば機体を空港に向けることは不可能
車輪が出ずブレーキも作動しなければ…
そして燃料供給システムの異常が続けばエンジンに…
控えの副操縦士マークは異変を知らせるため…
そのころ出発地シンガポールの管制では…
管制との交信も不可能となっていた
旅客機は高度2,100mで絶体絶命の危機に陥っていたのである
(たけし)謎のエンジン爆発に端を発した…。
コンピューターは機体に50以上ものトラブルが発生していると警告しました。
豪華旅客機に襲い掛かった…。
乗員乗客469名の運命はどうなってしまうのでしょうか?
(剛力)空飛ぶ豪華ホテルを最大の危機が襲いましたけど。
(設楽)襲いましたって。
もうこのレベルちょっとお手上げ状態ですよね。
(日村)何にもできない。
(剛力)何にもできない状態です。
(設楽)通信もできないですもんね。
(剛力)ちなみに飛行機マニアの竹山さんならこれどうやって対応…。
(日村)でも竹山さん。
どうします?竹山さんならどうします?
(設楽)落ち着く?
(加藤)あんなでっかいね何tもあるような飛行機がね空を飛ぶってことが間違ってんだよね。
(LiLiCo)そういうふうに言う人いますよね。
(竹山)はい。
あれは飛ぶようにできてんだから。
(日村)そうですね。
(設楽)そうですね。
でもこの何だ?方向変えるのも駄目だしタイヤも出ないしブレーキも壊れてるみたいなね。
(日村)そうか。
これも利かねえんだ。
(剛力)操縦できないと。
(竹山)いやいや。
だから…。
(日村)何回深呼吸してんすか?
(竹山)どうする?あれ。
(日村)これ無理だね。
(LiLiCo)だって上から見えないし。
例えば乗客をみんな右側に置いたらそっち側に曲がるかなとか。
いろんなこと考えない?
(LiLiCo)何か最悪の状態みんな右とか左とか言って何とかして戻って。
(設楽)こうやって?
(LiLiCo)そう。
(ソンミ)もう何も策が思い浮かばないですよね。
(日村)浮かばないわ。
(竹山)もう海じゃない?シンガポール周り海もあるから海に着水することが一番なんじゃない?山とかに当たるよりも。
(設楽)あれ手動に切り替えられないのかな?全部コンピューターなの?
(剛力)あれは手動ってついてるものなんですかね?高野さん。
(高野)手動という意味が。
先ほどラジコンとおっしゃった。
それに近いんです。
(平)へえー。
(高野)ですから手動といってもあれで信号をつくってるだけ。
あそこが直接ケーブルか何かで。
操縦の動翼といいますが。
そこにつながってるわけではなくて。
あれは信号を入れてるだけですから。
(設楽)そっか。
じゃあこれをぎゅっと引き上げたからって。
(高野)そうすると力の話とかじゃなくてその信号がうまく伝わってるかどうか。
伝わったことをコンピューターが処理できるかどうかっていうのがかかってます。
(設楽)じゃあ手動っていっても。
(日村)意味ないね。
(一同)意味ない。
そうなんだ。
(剛力)あと客席の老夫婦が目撃した謎の黒い飛行物体。
(設楽・日村)ああ。
言ってた。
(設楽)鳥じゃないっつってたね。
(剛力)実はあれこそが今回の事件の鍵を握ることになるんです。
(一同)ああ。
(設楽)戦闘機的なものが入っちゃいけないとこ入っちゃってさ。
(竹山)まあでもそういうのは色々エリアとか無線とかで分かるわけじゃないっすか。
(設楽)でもコンピューターが座標間違ったりしてさ。
(竹山)いや。
でもそんな簡単に。
(設楽)でもそういうこともあるかもしれない。
(日村)うるさいな。
何でここでもめんの?2人。
(設楽)すいません。
撃たないよ。
(LiLiCo)届かなかったの。
(日村)うるさい。
静かにして。
外しちゃおうかな。
(設楽)外しといて。
高度2,100mでエンジンの一つが突然爆発停止した豪華旅客機
さらに残る…
この先何が起こるかまったく分からない状況だった
通信装置のトラブルにより…
さらに操縦システムや燃料供給システムなどのトラブルが合わせて50以上も発生しているとコンピューターは警告していた
(リチャード)いや。
機長が言うコンピューターの誤作動とはどういうことなのか?
そしてもし誤作動を起こしていた場合コンピューターを信じたらどんなことが起こり得るというのか?
その答えは過去のある忌まわしい事故の中にあった
コンピューターが制御する最新鋭のエアバスA380を襲ったトラブル
だがリチャード機長らが乗るこの機体と同様の操縦システムを持つ機体
A320がそのテスト飛行で恐ろしい事故に遭遇していた
この日A320はテスト飛行の最中だった
目的は機体を制御するコンピューターが正常に作動するかチェックするため
搭乗していたのは機長と副操縦士の2名
そして…
関係者4人の合わせて7名だった
必要なテストはほぼ終わり飛行機は空港に帰還するため速度を落とし徐々に下降していた
そのとき…
飛行機は…
そのため傾き過ぎても失速
またスピードが遅くなり過ぎても失速
機体は危険な状態に陥ってしまう
それ故この飛行機は失速防止システムを搭載している
これはコンピューターが機体の異常な角度やスピードを感知し失速を未然に回避するシステムのこと
では失速をどのように感知するのか?
機体の外に取り付けたセンサーで角度を計測しているのだ
センサーは常に空気の流れと平行な状態になっている
例えば機体がこのように上下するとその傾きをセンサーが感知しコンピューターに伝達
コンピューターが異常な角度だと判断すれば…
自動的に…
後ろの翼を上げ下げしたりして機体を水平に戻してくれるのだ
失速防止システムのテストは墜落の危険もあるため4,200m以上の高度で実施するよう定められている
だがこのとき着陸間近だった機体の高度はわずか1,200mしかなかった
しかし…
センサーが異常な角度を感知すれば直ちに失速防止システムが作動しコンピューターが自動的に機体を水平に戻す
問題は何も起こらないはずだった
(パイロット)それもそうですね。
(機長)じゃあ…。
(副操縦士)了解。
副操縦士はエンジンの出力を下げ機長は機体を上向きにするため尾翼を操作
2つを同時に行うことで急激に失速状態をつくりだそうというのだ
しかしたとえ意図的に失速させてもシステムが瞬時に機体を立て直してくれる
失速の警報が鳴ることなどあり得なかった
徐々に飛行機は上を向き…
エンジンの出力も抑えられた
速度も徐々に落ちていく
後は失速防止システムが自動的に作動してくれるのを待つだけだった
だが…
(副操縦士)失速警報が作動しました。
(機長)どうなっているんだ?
異常事態だった
自動的に働くはずの失速防止システムがなぜか作動しなかったのだ
(副操縦士)りょ…了解。
システムが作動しなかったため機長と副操縦士は機体の操作を手動に切り替え失速を回避しようとした
だが…
最悪の結末が訪れる
(副操縦士)りょ…了解。
失速防止システムが作動しなかったため機長と副操縦士は機体の操作を手動に切り替え失速を回避しようとした
だが…
時すでに遅し
(絶叫)
飛行機は地中海に墜落
乗員7名全員が死亡するという最悪の事態となった
完全な失速状態に陥るとそこから立て直すにはある程度の高度は必要といわれる
この機体が飛行していた高度1,200mはあまりに低過ぎたのだ
だが最大の謎は…
そして驚くべき事実が明らかとなった
それは…
角度を感知し失速防止システムを作動させるあのセンサーに保護カバーを付けず機体の水洗いを行っていたのだ
結果…
完全なる整備ミスだった
離陸当初は問題なかった
だが気温マイナス8度。
高度4,000mを飛行中…
センサーは機体と同じ角度のまま動かなくなってしまった
以後機首が上下してもセンサーは角度を感知できず機体は水平であると誤った信号を送り続けていたのだ
そんな中パイロットたちは失速防止システムのテストを行うため意図的に…
(機長)じゃあ…。
(副操縦士)了解。
急激に機体を上向きに上げた
本来であるならば失速する前に…
システムが作動するはずだったのだがセンサーが凍結していたためコンピューターに…
結果コンピューターが失速防止システムを作動させることはなかった
機体はわずか1分ほどで墜落
7名の命を奪った墜落事故
それはコンピューターを信じ過ぎたが故の悲劇
コンピューターが誤作動を起こしている場合もしその情報を信じこんでしまったら同様の悲劇が再び繰り返されるかもしれないのだ
そして…
今リチャード機長はまさに同じようなことが起こるのを危惧していた
(マット)了解。
(マーク)はい。
こうしてコンピューター画面に現れた50もの警告についてチェックを始めた3人のクルー
査察操縦士は原則としてフライトに手を貸してはならない
もしコンピューターの警告が…
3人は警告をうのみにすることなく正しいか正しくないか一つずつ調べていくことにした
しかしその数は50以上
気の遠くなるような作業だった
そのとき…
(リチャード)えっ!?申し訳ありません。
2人の査察操縦士もチェック作業に加わり豊富な経験と知識でクルーに的確な指示を与えた
そしてコンピューターの警告と現在の機体の状態とを照らし合わせた結果実際に幾つかの警告は誤作動であることが判明した
着陸時に…
だが車輪の速度を自動的に制御するブレーキシステムには不具合が起こっていることが判明
また機体の方向や高度などを制御する…
燃料システムは…
エンジンに燃料は供給されていた
しかし第2エンジンの停止と残る3基のエンジンの出力低下はコンピューターの表示どおり紛れもない事実であった
そして機能が停止したと思われた通信装置はもう一つ別の系統が生きていたことが分かった
50の警告のうち幾つかは現実には起きていないトラブル
よってコンピューターが何らかの異常を来していることは明らかだった
(マーク)こちら32便。
直ちに空港に引き返す。
地上との交信も再開
リチャード機長は直ちに出発時の空港に戻ることにした
このまま飛行するよりも引き返した方がリスクが低いと考えたからだ
事故発生直後からコンピューターによる自動操縦をやめ手動の操縦に切り替えていた機長
コントロールスティックを操作して機体の方向を空港へと向けた
こうして32便は出発地だったシンガポールのチャンギ空港に引き返すこととなった
(チャイム)
だが危機はまだ去ったわけではなかった
さらなる恐怖がここから始まったのだ
(リチャード)うん?どうしました?
(マーク)えっ!?
空港へと針路を取った旅客機
だがしばらくすると先ほどまで問題なく機能していたコントロールスティックが作動しなくなった
つまり機体の方向や高度をコントロールすることがほとんどできなくなったのだ
そして副操縦士のマットはある恐るべき事実を知ることとなる
副操縦士のマットが見たもの。
それは…
これは事故当日一人の…
機体の左側の翼。
そこに…
直径1mほどの破損
そこは最初に爆発した第2エンジンのほぼ真上に位置していた
実はこの破損こそ機体を襲った数々の危機の元凶だったのだ
そしてこの後カンタス航空32便にさらなる恐るべき事態が待ち受けていた
(平)えーっ!?
(設楽)どういうこと?破損?
(剛力)破損。
(LiLiCo)さっきの答えが出てるわけじゃないですよね?
(剛力)そうですね。
破損。
(竹山)でも第2エンジンの上でした?
(剛力)真上です。
(竹山)爆発した何かか上から何かぶつかったとか。
(加藤)ぶつかったような感じだよね。
(日村)何あれ?スティック動かないって。
(設楽)ねえ。
(日村)何なの?あれもう。
(設楽)打つ手はないんですかね?これが動かないってなったら何かできないのかな?
(剛力)ちなみに50項目以上のものが警告を出すってことは通常あり得ることなんですか?
(高野)不具合の数というかどのくらい出せるかといえば300に近いぐらい。
機体によって違いますけど。
ただそれが重なってこれもこれもこれもというのは比較的珍しいことですよね。
(竹山)でも高野さん。
あの状況下の中50項目を1個ずつ確認してったってことですか?本来ならえらい時間かかると思います。
全部やるとすれば。
(設楽)っていうか電源みたいなの1回。
(日村)そういうことなのかね?
(設楽)消せるみたいな?
(竹山)1回ゼロに戻すボタンとかないんですか?
(高野)あります。
それはやっぱり。
一斉にやるかどうかってよりは一つ一つ確認したんですね。
今回の場合は。
(設楽)電源切るってゲームとかは別に置いてあるからいいけどさ飛んでるやつの電源切るみたいなことしたらもう何にもなんない。
(日村)ぱって消して。
(設楽)でもすぐ入れてさ。
(日村)すぐ入れるってことね。
(設楽)でまた50個ビービーって出たら「もうー」ってなっちゃう。
(竹山)だって携帯とか怪しいときあるもんね。
調子悪いけどどうしようかな?消してみようかなと思ってメモリー消える可能性もあるけどやってみたら完全に動きだしたとか。
(高野)おっしゃるとおりです。
(竹山)そういうこと?
(高野)そういうことです。
だけどホントにやっぱり駄目だったものも含んでる。
(剛力)さてカンタス航空32便に次々と起こったトラブル。
その原因となった黒い物体の正体がいよいよ明らかとなります。
続きをご覧ください。
第2エンジンの突然の爆発から始まった危機的状況
いったい…
事故報告書には後の調査で明らかとなった爆発の原因が記されていた
航空機はエンジンの動きを潤滑にするためエンジンオイルを使用している
事故があった機体では第2エンジンの内部にある…
では事前の整備でいったい…
(整備士)よし。
問題ないぞ。
エンジン内部の点検は飛行機が一定の時間を飛ぶごとに実施される
これは特別な工場での作業となるため日常の…
しかしもしフライト直前に点検を行っていたとしても今回の場合発見することは不可能だったという
油送管の老朽化は肉眼では判別できるものではないのだ
こうして誰一人第2エンジンの不備に気付くことなく飛行機はシドニーへと飛び立った
そして…
運悪く離陸後間もないタイミングで油送管に亀裂が入りオイル漏れが始まったのだ
油送管から漏れだしたオイルは本来入りこんではいけない箇所に流れだしエンジン内部で発火
爆発した
・
(爆発音)
(悲鳴)
最初の爆発に誘発されてさらに激しい爆発が起こり第2エンジンの…
二度目の爆発により…
さらに…
鳥じゃないのか?
実際乗客が目撃したのは鳥ではなく爆発により飛び出した直径50cmほどの円盤状の金属部品の一部だった
エンジンから飛び出たその部品が左側の翼を下から貫いたのだ
翼の破損はエンジン部品が突き抜けた跡
そしてこの損傷から被害はさらに拡大していく
旅客機の翼の内部にはコンピューターと機体の各所をつなぐ電気ケーブルが張り巡らされている
だがエンジン部品の直撃によりケーブルが切断された
これによりコンピューターはケーブルの先にトラブルがあると認識
実際には…
3基のエンジンの出力が低下した理由もケーブルの切断によるものだった
エンジン自体に問題はなかったがエンジンとコックピットを結ぶケーブルの一部が切断されたためコンピューターが危険を感知。
出力を低下させたのだ
さらにあのとき…
(マーク)えっ!?
機体の大部分がコントロール不能になったのも…
航空機は機体に張り巡らされたパイプにオイルを通し…
飛行をコントロールしている
これを油圧システムと呼ぶ
翼を突き抜けたエンジン部品は電気ケーブルだけでなく…
オイルはゆっくりと流れ出ていたため事故発生当初は手動で普通に操縦できていたのだが時間がたちオイルが抜け始めると…
制御不能となったカンタス航空32便
果たして生還するすべはあるのか?
実は今回のケース同様油圧システムが破壊され機体がコントロールできない状態で着陸に挑んだ航空史上に残る前例があった
それは制御不能に陥った旅客機が着陸に挑み残念ながら死者は出たものの生還を果たした初めてのケース
ユナイテッド航空232便はアメリカ国内をデンバーからシカゴに向けて順調に飛行していた
だが…
機体後方にあるエンジンが突然爆発
232便は3つのエンジンを備えていた
そのためエンジンが停止しても…
だが爆発で飛び散った破片で後方の翼が破損
機体が大きく右に傾き水平を保てない緊急事態に陥ったのだ
これはボイスレコーダーに収められた実際の交信記録である
実は爆発したエンジンの破片が…
上昇や降下。
左右への方向転換がまったくできない状態に陥った
乗員乗客296名を載せた機体は高度1万1,000mで制御不能な鉄の塊と化したのだ
旅客機は飛行していた場所から最も近いスーゲートウェイ空港に着陸を要請。
だが…
空港に向きを変えることさえ不可能だった
とそのとき…
実は偶然にも同じ機体を操縦したことがあるパイロットが乗り合わせていたのだ
しかも彼は操縦が不能になったときどう対処すればいいかシミュレーターで何度も訓練していた
(機長)こんなときはどうすれば?
(機長)えっ!?
旅客機は主に…
たとえ油圧システムで操縦を制御できなくても右側のエンジン出力を上げれば…
自然に左へ方向転換
逆に左側のエンジン出力を上げれば…
右方向へと向きを変える
だが当時この方法で着陸に成功した例は一つもなかった
クルーたちは必死の努力で何とか機体の向きを変え空港上空へとたどりついた
滑走路には救急や消防などが集まり万全の救援態勢が整えられていた。
だが…
通常であれば翼のフラップを下げ空気抵抗を上げることで減速しながら着陸する
しかしこのとき油圧システムが破壊されていたためフラップを下げることができずスピードを落とせなかったのだ
そして運命の瞬間…
これがそのとき…
これがそのとき…
クルーたちの奮闘もむなしく旅客機は右の翼から地面に激突
一回転して大きく3つに折れ爆発炎上したのだ
地上で見守る誰もが乗員乗客の全員死亡を覚悟した
しかし…
救助隊の迅速な救命活動もあり296人のうち…
これは航空機の歴史の中でエンジン出力の操作のみで…
しかしこの事故によって100名以上の命が失われたということもまた紛れもない事実なのだ
そして同様の事態がカンタス航空32便を襲っていた
機体の大部分のコントロールを失った巨大旅客機
これまで大型旅客機がエンジン出力の調整だけで着陸に挑んで…
絶体絶命の状況。
果たして…
そして事故当日
オーストラリア中に衝撃的なニュースが報じられた
インドネシアのとある島の各所から機体の残骸が多数見つかりそれらを運ぶ島民の姿が報道されたのである
その事実を受けてTwitterではこんなメッセージが発信された
果たしてリチャード機長らの乗った旅客機は墜落してしまったのか?
(剛力)皆さんいかがですか?
(設楽)えっ?墜落しちゃってるかもしれない?かもしれない。
(加藤)部品が落ちてるってことは墜落したってこと?
(竹山)時間的に考えると飛行機が。
まだそんなにこれ長い時間じゃないでしょ?下から見た人も分かんないけど「あれ?」って見たらこうなってる可能性あるから。
で見えなくなっちゃったとか。
(LiLiCo)でもやっぱり一番最初一つのエンジンがあればわりと飛べるっていうふうに言ってたからあの大きな落ちてきたエンジンの一部が飛行機に付いてなくても飛べるんでしょうねという希望はありますよね。
(竹山)操作できないんでしょ?
(LiLiCo)操作はできないけどその飛んでるっていうことだけ?
インドネシアバダム島で多数発見された機体の残骸を報じるニュース
・
そのころ…
オーストラリアのリチャード機長の自宅では…
(コーラル)もしもし。
電話はカンタス航空本社からだった
(コーラル)えっ!?
泣き崩れるリチャード機長の妻コーラルさん
機長が操縦する機体は墜落してしまったのか?
上空2,100mでエンジンが爆発
機体の油圧システムも破壊され制御困難に陥ったカンタス航空32便
乗員乗客…
だが事故から1時間半以上が経過したそのとき
(マーク)こちら32便。
こちら32便。
シンガポール管制は…
そう
操縦する機能がほとんど失われていたにもかかわらず…
向かってくる機体を捉えた実際の映像がある
だが…
いったいなぜ旅客機は空港へと到着することができたのか?
時間は1時間前にさかのぼる
エンジンの爆発によって機体の制御に必要なオイルが漏れ出し大部分の…
そこで機長は20年以上前のケースと同じように左右のエンジン出力の調整によって機体をコントロールすることを決意した
それは決して簡単な操縦ではなかった
調整を少しでも間違うと機体はバランスを崩し墜落してしまう恐れがあったのだ
よし。
慎重にエンジンスロットルを操作する
こうして左右のエンジン出力の調整で方向転換し機体は何とか空港までたどりつくことができたのだ
インドネシアの島で見つかった機体の残骸は最初の爆発で落ちた…
墜落の情報はニュースを見て早合点したデマだった
さらに実は危機的状況の中にあっても機体のコンピューターはカンタス航空本社のオペレーションルームとつながっていた
そのため本社の人間は…
墜落がデマであることを知っていたのだ
(コーラル)もしもし。
そこで本社は機長の妻コーラルさんに連絡を取りこう告げたのである
(コーラル)はい。
分かりました。
機長は左右のエンジン出力で飛行をコントロールする繊細な操縦で32便を空港へと誘導
滑走路に向かって着陸体勢に入ったのだが…
まだ危機は過ぎ去ったわけではなかった
この後クルーたちはさらなる恐るべき事実を知る
マット。
了解。
通常の飛行の場合目的地にたどりつくまでにほとんどの燃料を消費している
そのため着陸は機体が最も軽い状態で行われる
だが燃料が大量に残されている場合は機体が重い分スピードを上げて着陸をしないと失速する可能性がある
必然的に機体が停止するまでに必要な滑走路の距離は長くなる
実はこのとき離陸から1時間半ほどしかたっていなかったため機体には…
そしてコンピューターが導きだした答えは…
そんな…。
コンピューターは4,000mの滑走路では距離が足りず着陸は不可能と判断したのだ
着陸時に機体の重量がオーバーしている場合通常なら燃料を廃棄する方法がある
しかし燃料システムの一部は事故が原因で不具合を起こしており今回の場合燃料を廃棄することができない
このまま空中で機体を待機させ燃料を消費することも考えられたが時間がたてばたつほどオイルは抜け落ちていく
さらに着陸時に自動でブレーキがかかるシステムにもエラーが起こっていた
そのためブレーキは手動で操作する必要があったのだが大部分の制御が失われている今正常に作動しない危険性もじゅうぶん考えられる
またエンジンを前方に噴射することによって減速させる逆噴射システムもあったのだが…
この機体にはそれが第2第3エンジンに装備されていたのだ
だが第2エンジンは爆発により停止していたため逆噴射システムは使用できない
そんな中第3エンジンだけを逆噴射しても1基だけではパワーが足りない
その上機体のバランスを大きく崩す危険性があったのだ
だがリチャード機長は…
よし。
(マット)えっ!?よし。
滑走路を飛び出してしまうのを防ぐためにはなるべく速度を落として着陸体勢に入る必要がある
だがあまり…
スピードの調整こそ最も繊細さが要求されるまさに神の領域だった
コンピューターが不可能と判断した着陸。
しかしクルーたちにとってそれがどんなに困難であろうと…。
そしてこの後乗員乗客469名には誰も予期せぬ衝撃的な結末が待ち受けていたのです。
ついにリチャード機長は滑走路に向けて通常より重いおよそ500tもの…
必要以上に速度が上がらないよう慎重に降りていく機体
だがそのとき…
必要以上に速度が上がらないよう慎重に降下していく機体
だがそのとき…
失速を避けるためエンジンの出力を上げたリチャード機長
失速は免れた
だがエンジン出力を上げたため機体は速度を増したまま滑走路へと突進
そして…
通常よりも50キロ以上も速い時速300キロで滑走路を走る機体
しかも平常時であれば滑走路を4分の1ほど行った位置で接地し中央付近で機体を停止させなければならない
しかし速度が上がった状態で着陸した旅客機は接地ポイントを倍近くもオーバー
滑走路の中央付近に着陸していた
第3エンジンの逆噴射を作動させたリチャード機長
だが…
片側だけの逆噴射によって機体は右方向へとバランスを崩し滑走路の中心から大きくそれていった
逆噴射を弱めたことにより何とかバランスを取り戻すことができた機体
だが…
機体の速度は一向に落ちない
滑走路の末端まであとわずか
それを越えたら機体はオーバーランし爆発炎上する恐れがあった
リチャード機長は作動するかどうか分からない車輪のマニュアルブレーキを力いっぱい踏み続けた
そしてカンタス航空32便に信じられない結末が待ち受けていた
これはチャンギ空港の…
それは奇跡だった
旅客機はオーバーランすることなく見事…
停止した位置は何と…
(歓声)
(ローズマリー)やったわ!
(ラリー)やった!
コンピューターが不可能と判断した着陸
だがリチャード機長ら5人のクルーは長年の経験と操縦テクニックで奇跡の着陸を成し遂げたのである
そしてあの老夫婦は…
査察操縦士のデイブは…
副操縦士のマットは…
そして奇跡の着陸を成し遂げたリチャード機長
実は今回番組の取材に応じてくれた
(英語の会話)
リチャード機長は今後の航空技術に役立ててほしいと自身の貴重な体験を1冊の本に記した
(剛力)よかったですね。
(LiLiCo)踏ん張って疲れたなぁ。
(設楽)何かね肩凝りましたね。
(LiLiCo)ホント。
(設楽)よかった。
(日村)疲れるわ。
何とかぎりぎり。
(剛力)はい。
乗員乗客全員生還と。
(日村)すごいわ。
奇跡ですよね。
(日村)よかったねぇ。
(LiLiCo)着陸してからの最初のアナウンス気持ち良かったんでしょうね。
やっとほっとして。
(設楽)あのコンピューターで。
最新の飛行機ですよね?最後は出力を指で微調整して角度決めて。
ブレーキ足で思い切り踏ん張ってって。
ものすごいアナログな方法で。
人間の力で止めた。
(剛力)高野さん。
未来のコックピットはどうなっていくと思いますか?問題は人間と機械との会話というか。
うまく共存できるかどうか。
(剛力)ちなみに今イラストが。
(高野)二千何年の操縦席には犬と老人が乗ってると。
NASAの。
米国の宇宙航空局が描いたパロディーなんですが。
(設楽)未来の?
(高野)未来のコックピット。
それぞれ皆さん解釈をしてみてください。
老人と犬。
(LiLiCo)誰でもできるみたいな。
(竹山)何もしなくていいってことでしょ?
(設楽)何で犬がいるの?
(日村)どういうこと?
(高野)自動化を究極に進めていくと人間が下手に触らない方がいいと。
で人間が下手に機械に触らないように触ったら犬がかみつくように訓練されてる。
(一同)ああー。
そういうことか。
そういう風刺。
(高野)おじいさんは犬に餌をやる係。
(設楽)でもそんなふうになってくんでしょうね。
今だってもうかなりの自動化が進んでたら未来なんてホント何もやんなくていいんじゃない?
(高野)もともとコンピューターも誤作動する。
コンピューターも間違う。
もちろん人間も間違う。
その間違うのを2つ重ねながら両方でもってうまくやってかないと航空機の安全ってのは保たれない。
将来の操縦席における人間と機械の関わり方ってのも今後とも研究をしていかなきゃいけないという。
(剛力)さて最後はコンピューターを前にある決断を下した男性をご紹介しましょう。
ご覧ください。
現在から未来へ
その答えの一つとなり得る…
それは米ソ冷戦の真っただ中にあり地球が核戦争の恐怖にさらされていたころ
ソ連の…
アメリカから5発の核弾道ミサイルがソ連に向け発射されたというのだ
だが…
当時モスクワ近郊の基地に詰めていた当直士官ペトロフ中佐は上層部へ報告しなかった
こう考えたのだ
結果それはコンピューターの誤報だったことが判明
ペトロフ中佐は人類を核戦争から守る最後のとりでとなった
その功績が最近認められことし2月ペトロフ中佐は平和に貢献した人物に与えられるドレスデン平和賞を受賞
今やコンピューターは驚くほどのスピードで進化し続け人類のコンピューターへの依存度は高まるばかりである
人間とコンピューター。
どちらが最後のとりでとしてふさわしいのか?
ただ一つだけ言えること
(剛力)今日も最後は日村さんにまとめていただきたいと思います。
(剛力)日村さんお願いします。
(日村)お願いします。
すごかったですねやっぱりね。
ただ最後にコンピューターを作ったのも人間だし。
ねっ。
それを使うのも人間だっていう。
そうなんですよ。
僕ねパソコンまったくできないんです。
ホントに変な話…。
(日村)箱から出して今どこにあるか分からないんです。
皆さん。
以上です。
ありがとうございました。
(設楽)何の話よ?
(LiLiCo)アンビリバボー。
(設楽)そう。
パソコン買ってすぐなくなったの。
2015/01/04(日) 02:35〜04:30
関西テレビ1
奇跡体験!アンビリバボー航空パニックSP[再][字]【最新超大型旅客機を襲ったトラブル】
「必見!超豪華!最新旅客機の秘密大公開&史上最凶航空パニックSP」
空飛ぶ五つ星ホテル…仰天スイートクラス▽最新機でナゾのエンジン爆発!469人の命は…
詳細情報
番組内容
「航空パニック2時間スペシャル」でお送りする今回は、世界の航空パニックをいくつかお届けする。解説は元機長・高野開氏。
空飛ぶ豪華ホテルと呼ばれるエアバスA380。世界初のオール2階建てのこの豪華旅客機は、機内のアレンジは各航空会社が自由に行っている。例えばシンガポール航空にはファーストクラスより上のスイートクラスという最上級のクラスが存在する。様々な工夫が凝らされたその装備は、
番組内容2
とても飛行機の座席とは思えない至れり尽くせりの乗り心地だ。コックピットも従来の旅客機とは全く違い、ハンドル型の操縦かんはなく、操縦全てをコンピューター制御で行っている最新鋭のシステムだ。
2010年11月4日、エアバスA380であるカンタス航空32便は離陸の時を迎えようとしていた。全てがコンピューター制御された最新鋭の機体。しかし離陸から5分後、異常事態が発生する。
番組内容3
第2エンジンが爆発し、さらに他のエンジンの出力も低下し始めたのだ。さらに機体の異常を知らせる警告の数は、50項目を越えた…。最先端の超大型旅客機に襲いかかった、史上最大のパニック!!最新鋭の機体にいったい何が起こっているのか?必死に機体を立て直し、異常の原因を突きとめようとする機長たち…果たして彼らは、乗客乗員469名を救うことができるのか?
出演者
【ストーリーテラー】
ビートたけし
【スタジオメンバー】
剛力彩芽
設楽統(バナナマン)
日村勇紀(バナナマン)
【ゲスト】
加藤茶
カンニング竹山
ソンミ
平愛梨
高野開(元機長)
LiLiCo
ほか
原作・脚本
【編成企画】
田中孝明
監督・演出
【プロデューサー】
角井英之(イースト・エンタテインメント)
【演出】
藤村和憲(イースト・エンタテインメント)
大橋圭史(イースト・エンタテインメント)
ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
バラエティ – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0モード(シングルモノ)
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