シリーズ世界遺産100「富士山 信仰の対象と芸術の源泉〜日本〜」 2015.01.04


(テーマ音楽)この国で古くから伝わる山岳信仰。
中でも特に私たちが思いを寄せる山です。
泰然と構え天高くそびえる日本の最高峰。
富士山はさまざまな姿を見せてくれます。
湖面に映る様が見事な逆さ富士。
太陽が頂と重なる一瞬の輝き。
この山は1,000年以上の昔から信仰の対象でした。
これは室町時代に描かれた富士山。
参詣する人々が列を成して登っています。
頂上には仏が鎮座しています。
富士山頂は極楽浄土とされていたのです。
富士山への参詣は江戸時代に大流行します。
団体で参拝する…庶民がお金を出し合い旅費をためて富士山を目指しました。
富士講信者の多くは富士吉田の町を登山の出発点としました。
信者が泊まった宿が文化財として残されています。
ここも世界遺産の一部です。
大きな屋敷。
その一番奥深くが信者が泊まった部屋です。
多い時には100人もがここで登山の準備をしました。
宿の主人は御師と呼ばれる祈とう師。
信者たちは登山の礼儀作法などを御師から教わりました。
富士山の八合目以上を御神体と仰ぐ…ここにある洞窟も世界遺産です。
かつて富士講の信者が登山の前にここを訪れ身を清めました。
この洞窟は富士山の溶岩が大木を包み込みその木が燃え尽きて出来ました。
信者はわらじを膝につけて進みました。
狭くてゴツゴツとした溶岩の通路を這っていくためです。
信者はこの洞窟を人間の体の内部に見立てていました。
狭い通路の先にあるのは…。
母の胎内と呼ばれる神聖な場所です。
ここで祈る事で生まれ変わり清い体になって富士山へと向かったのです。
江戸時代庶民の信仰を背景にして富士山をモチーフにした絵画など多くの芸術作品が誕生しました。
葛飾北斎や歌川広重が描く富士山は大変な人気を博します。
こうした浮世絵は人々の富士山への愛着を深め海外にも富士山の名を広めました。
夏登山シーズンを迎えます。
山頂を目指す人々のランプが登山道を埋め尽くします。
年間30万人以上が訪れます。
夜明け前山頂で待つのは御来光。
(登山者)あ〜出た出た!信仰の山芸術の山。
富士山は今も日本人の心の原風景です。
さあ皆さんお待ちかね!2015/01/04(日) 04:25〜04:30
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「富士山 信仰の対象と芸術の源泉〜日本〜」[字]

富士山の山頂は極楽浄土とされ、江戸時代には団体で参拝する富士講が大流行。やがて浮世絵などに描かれ、人々の富士山への愛着を深め、その名を世界に広めることになった。

詳細情報
番組内容
富士山は古くから信仰の対象だった。富士山の山頂は極楽浄土とされ、江戸時代には団体で参拝する富士講が大流行。富士講信者が泊まった宿や登山前に身を清めるために訪れた洞窟も世界遺産の一部となっている。こうした庶民の信仰を背景に富士山は浮世絵などのモチーフとなり、人々の富士山への愛着を深め、その名を世界に広めることにもなった。年間30万人以上が登山する富士山は、今も日本人の心の原風景となっている。
出演者
【語り】松平定知
音楽
【音楽】久石譲

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境

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サンプリングレート : 48kHz

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