クロスロード<盆栽師 平尾成志> 2015.01.03


この男の行くところ人だかりができる。
いまや1人の盆栽師が常識破りのパフォーマンスで世界に飛び出しました。
平尾のスタイルは伝統に自由な遊び心を加えた盆栽。
ありがとう。
盆栽。
「未完のアート」とも呼ばれる盆栽。
鉢の上に広がる自然の風景小宇宙。
盆栽への情熱と腕を頼りに世界の扉をたたきます。
サムライ盆栽師平尾成志。
盆栽の新たな可能性に挑みます。
そこには朝まで眠らないクラブ。
そこへ現れたリュックをしょった男。
何が始まるんでしょうか?なんと…クラブで盆栽?世界のあらゆる場所で日本の盆栽を伝えてきた平尾が新たなチャレンジ。
まずは武者修行ですよね。
自分の腕試しが腕がどこまでできるか。
とにかくやれることは全部やるっていう。
サムライ盆栽師の挑戦がスタートしました。
緑豊かな国リトアニア南部の街アリトゥス。
親日家が多いというこの国。
街の一角に立派な日本庭園がありました。
ここだけもう日本ですね。
つばがね結構立派なんですよ。
庭園の奥には盆栽園が。
オーナーは独学で学びこの盆栽園を造ったといいます。
このへんとか自分で削ってるんですよねこういうとこ。
ああなるほど。
うまいこと特性つかんで。
すばらしいですよ。
もうこれ自分1人でここまでやってるんだったら。
園主のプタさん。
盆栽に魅せられて25年。
メーンイベントは観客の前で勝敗はありませんが自慢の腕を世界にアピールする絶好の舞台。
サッカーみたいじゃないですか?これはちょっとテンション上がるな。
かっこつけたいな。
パフォーマンスとして派手なことやってるうちに人は目がいくじゃないですか。
ちょっと変わったことやらんといかんからちょっと頭悩まします。
海外でのパフォーマンスは地元の盆栽園などから木を借りて行います。
たぶん3ついけるな。
日本でやってきたことっていうのを全部出す。
平尾の実家は製材所。
木に囲まれて育ったものの盆栽への興味はゼロ。
ところが衝撃を受ける出来事がありました。
すごいなってもう一気に興味がわいちゃって。
なんだこれはって…。
小さな鉢の中には見たこともない風景が広がっていました。
こんなにすばらしいものをやれるんだったら弟子でも何でもやりますのでって…。
イベント当日。
訪れた人のお目当ては盆栽パフォーマンス。
よし。
海外武者修行最初の山場。
1人1鉢スタイルは自由。
平尾は5本の木を合わせる寄せ植えに挑戦します。
パフォーマンスをするときにいつも傍らに置いておくハサミ。
そこにはある人への想いがありました。
〜盆栽界の巨星とうたわれた加藤三郎。
平尾は彼に弟子入りすることを決意。
故郷を離れ世界に知られる名門蔓青園の門を叩きました。
長い修業生活が始まりました。
神ですねあの方に勝る者はもう盆栽界にはいないですね。
どんなに何があっても絶対残ってやる。
地道な修業の日々。
盆栽界には水やり3年1本の木と3年は向き合えというならわしがあります。
木1本1本とちゃんと向き合う。
そういう姿勢を作ってくれたんじゃないかなと。
木のほうがお前より年上なんだからなんでお前が座ってんだ…立ってやりなさいとか。
盆栽ってのはこれはねこの勉強をしだしたらこれはきりない。
一生勉強しても勉強足りないんですよ。
日本の盆栽を世界に発信し続けた加藤三郎。
そんな海外に出て蔓青園加藤三郎っていう名前がここまで浸透してるのかっていうのを感じた。
またそこで尊敬して。
できたら追い抜いてやりたいっていうくらい。
力貸してくださいというか見守っていてくださいなんですかね。
盆栽の形を整えるうえで最も重要な作業です。
休みなしの作業が続いています。
伸びすぎた根をカットし新しい土とともに鉢に戻します。
むき出しになった根はすぐに乾燥してしまうため素早い作業が必要です。
1人がいち早くフィニッシュ。
5本の木を一つひとつ仕上げ最後にまとめる手間のかかる作業。
ようやく完成。
ところが…。
乾燥気味の木にできるだけ早く水が必要と判断したのです。
どうですか?40点。
ほんとはもっと中央の木にギュッと寄せたいんですよ。
ギュッワ〜ッて広がるように。
でもこれ以上とったらちょっと木に負担かかるなと思ったんで。
会場に戻ると意外な反応が。
観客から称賛の拍手が起きました。
うまい。
いやぁよかった無事終わって。
イベント会場へ向かう途中まさかのトラブル。
レンタカーが動かなくなりかれこれ2時間。
フランス在住の知り合いに相談。
その紹介で会ったこともない人が駆けつけてくれました。
ありがとう!助けてくれたのは盆栽愛好家ドミニクさん夫婦。
ありがとうございます。
この日はここに泊めてもらうことに。
あんな優しいご夫婦に恵まれてというかね。
翌朝お礼になるものを持ち合わせていない平尾は盆栽のイラストで感謝の気持を残します。
お母さん。
メルシーボクー。
フランス西部の港町ラ・ロシェル。
この日の会場は映像業界の見本市。
愛好家はおろか盆栽を見たことがない人がほとんど。
ドミニクさんはパフォーマンスに使う木を届けてくれました。
なにやらアウェーな雰囲気。
あちこちで商談の真っ最中。
紹介のアナウンスなどもありません。
どんな場所でも最高のパフォーマンスを見せたい。
その思いで上がったステージですがなかなか足を止めてくれる人がいません。
加えて狭い足場。
無情にも退出を促すアナウンス。
悔しさが残ります。
メキシコでは手厚いお出迎え。
盆栽熱は熱い。
ここメキシコは世界でも盆栽人気の高い国。
平尾は先生として招かれたのです。
やっぱり自分のやった木が…。
海外で作った木が枯れるっていうのがいちばん嫌なので。
誰か回転台押さえていてくれる?キミ?大丈夫?細い針金をわざとスプリング状に巻いてるんですけど。
ギプスを作ってあげて。
ワークショップでは日本の様式美を伝えます。
イメージするとこっちに太陽がある。
太陽がこっちにあって風が吹いてるからこっちに生えていきますよね。
愛好家から質問攻め。
終了後はサイン攻め。
平尾の長い1日は続きます。
武者修行の旅も終盤。
ここイタリアで自ら企画した新たな盆栽スタイルに挑みます。
この盆栽園には数年前からお世話になっています。
ピッチンボンジョルノ。
園主ピッチンさんとは以前からのつきあい。
いつも口笛吹いてるんですよ。
(口笛)ほんとにね死んだじいさんにすごい似てるんですよ。
親しみやすかったんですか?いや最初は全然。
「誰だお前この小僧が」みたいな。
これ去年作ったやつで…。
「できんのかお前」みたいな。
(口笛)実は怒られっかな〜。
こんなきれいに置いてるもんな。
いや使う。
これをまずピッチンに使っていいか聞かないと。
今ではどんな木や素材も貸してくれます。
これも2つのオリーブをここ削って合体させたんですよペタっと。
ヨーロッパでオリーブの盆栽っていうのはすごいポピュラーです。
ピッチンさんは平尾の作品を売りに出さず残してくれています。
今回の旅で最大のチャレンジへ向け準備が始まりました。
ギャラリー展示のオープニングの夜に2回連続2時間と1時間とかでやるのと盆栽って単に持ってたイメージっていうんじゃなくてこういう見せ方があるこういう楽しいもんなんだっていうのを伝えることができればいいんじゃないかなと。
ホームセンターへ買い出しに。
お好み焼きのヘラみたいですね。
そうそうそう。
いったい何に使うのでしょうか?道路脇の茂みこんな所で何を?ほらいいのあるよここ。
盆栽作りには欠かせない苔。
こんなものまで現地調達。
超いい苔っすよこれ。
イベント前日1人準備に追われます。
2軒のギャラリーで個展を開き更にパフォーマンスも2回連続で行います。
時間が全然ない。
深夜2軒目のギャラリーへ搬入。
展示にはいくつものしかけを考えています。
イベント当日。
いよいよ旅の集大成。
ギャラリーがオープン。
平尾のパフォーマンスに早くも足を止める人が。
予想に反し大盛況。
盆栽園のピッチンさんも満足そう。
かき集めた苔が鮮やかに植え込まれていきます。
完成ですか?2軒目のギャラリーへ急ぎます。
こちらは色が変化するライトを用い盆栽の風景の中に一日の移ろいを表現しました。
挨拶もそこそこに次のパフォーマンスの場へ。
そこには…。
DJが。
路上でDJと盆栽とのコラボ。
どんなパフォーマンスになるのでしょうか?いよいよスタート。
ミラノっ子たちにどう響くのでしょうか?路上でDJと盆栽とのコラボが始まりました。
〜平尾のテンションに反応するように曲もアップテンポに変化していきます。
集まった人々も興味津々。
はい終わりフィニート。
ありがとう。
どうもありがとう。
ありがとう。
本気で疲れた。
自分の力不足なんですけどデモンストレーションの始まりと終わりで終わりのほうが人数少ないっていうほうがやっぱ引っ掛かるよね。
なんかもっといい方法ねえのかな?もっとできんだよな。
翌朝平尾の姿が再びギャラリーにありました。
静かなひと時。
これだって作ったってあとの管理のほうが大事ですからね。
木の声に耳を澄ます。
世界中どこへ行っても欠かさない時間。
嬉しいね道行く人が。
ほんとに僕が帰国後平尾のワークショップには世代や性別に関係なく笑顔が溢れていました。
盆栽師平尾成志。
あなたの開く新たな風景を応援します。
2015/01/03(土) 22:45〜23:15
テレビ大阪1
クロスロード<盆栽師 平尾成志>[字]

盆栽師の平尾成志(33歳)が登場。世界的な名門“加藤蔓青園”で修業を積んで盆栽師となり、海外にも活動の幅を広げる日々に密着する。

詳細情報
出演者
【ナビゲーター】
原田泰造
番組内容
今や世界の共通語である“BONSAI”は、何世紀にもわたって受け継がれる“未完のアート”。そんなBONSAIの里、さいたま市盆栽町に移り住み、世界的な名門“加藤蔓青園”で修業を積み盆栽師となったのが平尾成志。盆栽のイメージとはかけ離れた180センチの長身にソフトモヒカンというルックスでパフォーマンスし、海外へも活動の幅を広げるなど、新しい風を吹かせようと奮闘する平野に密着する。
番組概要
様々な分野で活躍する、毎回一人(一組)の“挑戦し続ける人”を紹介。彼らが新たなる挑戦に取り組む今の姿を追う。挑戦のきっかけになったもの、大切な人との出会い、成功、挫折、それを乗り越える発想のヒントは何からつかんだのか?そして、彼らのゴールとは?新たにどこへ向かおうとしているのか…。そんなクロスロード(人生の重大な岐路)に着目し、チャレンジし続ける人を応援する“応援ドキュメンタリー”。
音楽
【エンディングテーマ】
「クローゼット」
Superfly(ワーナーミュージック・ジャパン)
ホームページ

http://www.tv-tokyo.co.jp/official/crossroad/

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – その他
趣味/教育 – 園芸・ペット・手芸

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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