新春ワイド時代劇「大江戸捜査網2015〜隠密同心、悪を斬る!」 2015.01.02


時は寛政。
老中松平定信の時代。
江戸の庶民を守るため悪者どもをこらしめる五人の隠密同心が旗本寄合席内藤勘解由のもとに結集した
俺はあんたの捨て駒じゃない。
どうだいこれからは俺たちと手組まねえか。
当分定信を襲うすきはあるまい。
やはりあの娘を手に入れねばならぬ。
定信が血眼で追っている。
お上だろうが御三だろうが己の欲目に人を踏みにじる奴らは許しちゃおけねえ。
おっとやらずの雨かい。
しかたねえもう一軒行くか。
おう!おうまた来るぜ。
智寿という娘に心当たりはないか。
歳は十一だ。
知らないねえ。
武家の出の娘なのだが。
わかりませんよ。
そんな子ここにはいっぱいいるからね。
そうか。
世話をかけた。
旦那遊んでおいきなよ。
百文でいいよ。
いや他を探す。
しけてんね。
見つかりっこないよ。
どうせ宿場女郎にでも売られちまったのさ。
ははははっ!お智寿早くおしよ。
は〜い。
父上がご無事でありますように。
どうか父上に会えますように。
もしやそなたは山川智寿殿か?あのどなたですか?どうしてこれを…。
父上から預かった。
父とお会いになられたのですね。
ああ。
よかった。
父上お元気だったんだ。
今どこにいるんですか。
もしかしてここに。
父上父上父上父上。
智寿殿。
お父上は…。
お父上は亡くなられた。
嘘…。
嘘です。
私の鈴お守りにと持って出られたのに。
毎日お稲荷さんにお願いしていたのに。
父上…。
父上。
按摩なんかに化けやがって。
こそこそ嗅ぎ回ってると命はねえぞ。
白玉白みつかけ。
まあきれい。
毎度どうもお心遣いいただいて。
いえたまたまついそこで売っていたものですから。
ついそこで。
おいらが来たときには朝顔売りなんかいなかったぜ。
今は花だけよね。
華やかでもきれいでもお上に文句をつけられないのは。
贅沢禁止令か。
ありゃとんでもねえ悪法だぜ。
派手な着物は禁止。
豪華な髪飾りも駄目。
あれを読むなこれは見るな。
駄目駄目尽くしで息が詰まっちまう。
まったくだ。
湯屋の混浴も駄目。
船饅頭も岡場所の女郎もまかりならぬ。
おいお結ちゃんの前で…。
ご改革も近頃は行き過ぎだぜ。
瓦版だっていつお咎めを受けるかわかりゃしねえよ。
倹約倹約で景気は悪くなるばっかりだしね。
でももうじき両国で川開きです。
花火がぱ〜っと打ち上がれば江戸も賑わいを取り戻しますよ。
は…花火。
そうね。
楽しみだな川開き。
どんど〜ん!えっとあの…。
お結ちゃんよかったら私と一緒に花火を見に…。
花火なんざ上がらねえよ。
ちきしょう!誰ですかこの人。
花火師の新助さん。
俺ぁよ尺玉のでっけぇ花火をどど〜んと上げる気でいたんだよ。
それなのにお上の野郎尺玉は贅沢だ六寸玉までにしろだとよ。
そんなしみったれた花火があるかってんだい!おう構うことはねえ打ち上げろ打ち上げろ。
ばんばんばんばん打ち上げろ。
役人だってな空の上まで追っていけねえや。
なぁ。
そういう不心得者が出ねえようにってよ火薬を半分持ってかれちまった。
えっ…。
年に一度の川開きに天下の玉屋がちゃちな花火を上げられるかってんだよ。
ひでぇ話があるもんでぇ。
ななんだいそりゃ。
流行りの落首さ。
白河ってのは白河候の御老中定信様。
こんな窮屈な世の中だったらいっそ田沼様の昔が懐かしいっていうことよ。
あ〜あくさくさする。
あれ?お結ちゃんのくさくさには他にも訳があるんじゃないの。
なによ。
さっぱり来ねえもんな珊次郎の兄ぃ。
本当にもう…どこの飯屋に行ってるのかしら。
いい子がいますよ。
いいんだあとで。
兄さんどこへ行きなんすえ?あがっていきなんし。
吸い付けたばこ一服おあがり。
おいおいおい美しい姉さん方。
そう次々と吸い付けたばこ出されちゃ助六の台詞じゃねえが煙管の雨が降るようだ。
ふふふ…。
よっ成田屋。
よう玉竜姐さん。
今夜はどこの座敷だい。
ええ今夜はね…。
何かつかめたかい。
まだこっちは何も。
そっちはどうです?こっちもなしだが…。
確かにいつもとは様子が違う。
吉原を探る。
近頃あの近辺で立て続けに不審な死骸が見つかっておる。
不審とはどのような。
叩き殺された者舌を噛んだ者。
皆廓に出入りの物売りや按摩といった類だが。
どうやら変装して入り込んだ忍びの者のようだ。
正体がばれて若い衆に殺されたのでしょうか。
おそらくな。
廓内の守りもいつになく堅い。
その忍びの者たちってのは誰の手の者か見当はついてんでしょうね。
目当ては何です。
それはわからん。
田沼様の残党かあるいはまた一橋様が関わっておいでなのか。
一橋…。
吉原はご公儀といえどもうかつに手出しのできぬ色里だ。
何が起きているのか探り出してくれ。
廓内から山谷堀大川筋にいたるまで一帯をあたるのだ。
(一同)はっあ〜あまた上同士の争いかと思うとどうにも気乗りがしねえがもうしばらくぶらついてみるか。
ええ。
お〜い花魁道中が来たぞ。
おい花魁道中だ。
行ってみるかい。
さぁさ皆様浮舟太夫のお通りでございますよ。
よっ日本一。
よっ浮舟太夫。
浮舟太夫のお通りでございますよ。
いつ見てもいいもんだな。
本当だね。
いい女だね。
まるで弁天様だ。
一度でいいから抱いて寝てみたいよ。
あれ。
あの花魁は…。
いらっしゃいまし中州の絵草紙屋の娘か。
いつの間に吉原に。
どうしたんだい小弥太さん。
いや…。
こいつは何かありそうだぜ。
浮舟太夫のお通りでございますよ。
さぁ浮舟太夫のお通りですよ。
さぁさどうぞ。
浮舟太夫よっ。
(秋草)智寿。
あっ秋草のおじさま。
お使いか。
はい。
花魁に頼まれて団子を買いに。
そうか。
働き者の智寿にほら褒美だ。
わぁおいしそう。
もう少しの辛抱だ。
必ずここを出られるようにするからな。
はい。
でも…。
ん。
ここを出たらどこに行けばいいのでしょう。
父上も母上ももういないのに。
智寿戻ったかい。
はいただいま。
金を届けに来た。
今日は五両ある。
確かに頂戴しました。
けどね旦那。
待つのは秋までですよ。
御武家様が頭を下げてお頼みだからあの子を下働きのまま使っちゃいるけど。
身請けの金の五十両秋までに揃わなけりゃ見世に出す仕込み始めますよ。
なにしろ元手がかかってますからねあの子には。
悪く思わないでおくんなさい。
わっちらも商売ですのさ。
承知している。
金は必ず調える。
今受け取りを書いてきましょう。
もし旦那。
金がいるならいい話がありますぜ。
さようか。
やはり吉原にいたか。
奥深く潜んでいるかと思えばひょんな姿で。
ふんっ。
こっちの裏をかくつもりであろう。
小賢しい奴。
急ぎ捕らえてまいれ。
定信より先に娘を手に入れるのだ。
はぜがよく釣れやすよ。
ほうそうかい。
あっあっ来た来た来た。
おっ。
何か引っかかったな。
うわ〜ど…土左衛門だ。
こいつは刀傷。
土左衛門があがったぞ。
こっちもだ。
土左衛門だ。
船頭向こう岸につけてくれ。
へへい。
長庵先生吉原から知らせはあったかい。
まだです。
ああ…。
こっちは井坂の旦那が大川沿いを探ってるけど。
どうしたんだいしけたつらして。
まことにこれでよいのでしょうか。
えっ。
町には改革への不満が渦巻いております。
医術の世界も御老中が朱子学以外の学問を禁じてしまったために昔に逆戻りです。
元の濁りの田沼恋しき…か。
(物音)誰だい?伊兵衛さんは…。
ひどい傷だ。
源八!?お前むささびの源八かい?お…お嬢…。
おじさん源八が!
(伊兵衛)えっ?おい!いってえどうした?源八しっかりしろい!寄場…。
ん?何でえ?何のこったい。
うぅ…。
先生。
長庵先生大丈夫だよね助かるよね?源八には小さい頃よく遊んでもらってたんだよ。
(伊兵衛)盗人の技を仕込んだのは俺なんでさ。
長庵先生なんとか助けてやってくれ。
傷が骨まで達しています。
せめて血止め薬があれば。
くそっ!薬も道具も足りない。
どうしたい?何があったんだい?刀傷です。
あ?それが妙なんですよ。
ここに来たときはずぶ濡れで。
ずぶ濡れだと?この男もかい。
えっ?つい今しがた大川に刀傷のある死骸が流れてきた。
皆爪が真っ黒に汚れていた。
この男のようにな。
おい何があった?誰にやられたんだ?おい!中州…。
中州?しっかりおしよ何か話すことがあるんだろ?おい!う…。
源八?源八!源八!!源八!やれやれ毎日暑いねじゃあお先。
(長庵)源八の爪にこれがありました。
黒色火薬か?
(長庵)検死役に紛れ込んで調べてみたのですが大川の変死体の爪にも同じ火薬が。
それから源八にも他の死体にも肩にもっこを担いだたこがありました。
もっこだこか。
すると源八がうわ言で言ってた寄場ってのはやはり石川島の人足寄場のことだな。
寄場で斬られて川に投げ込まれたのでしょうか。
いやそれじゃつじつまが合わねえ。
ちょいと借りるぜ。
いいかい。
寄場のある石川島はここだ。
俺が夜釣りをしていたのは永代橋の近くで寄場よりはずっと川上だ。
まさか死体が川を上ってきやしめえし。
怪しいのはやはりこのあたり。
(長庵)中州新地か。
今は更地に戻されて聖堂が建ってるだけのはずですが。
人足寄場と中州。
この二つどこでどうつながってるのか。
まあいい月でござんすね。
「何たら愚痴だえ」「牡丹は持たねど越後の獅子は」かっかっか!いやぁおもしろいおもしろい。
さあさお前たちも飲みなさい。
お流れ頂戴いたしやす。
さあ花魁もおあがり。
わたしゃお酒はいりんせん。
そう言わずにひとつ受けてくだされや。
嫌でおざんす。
花魁そねえにつれなくするものではありんせんよ。
阿波の旦那ほどきれいに遊ぶお客はおざんせん。
よっ阿波の旦那日本一!「こん細やかに」さあ花魁。
しつこいお客は嫌いでありんす。
旦那がくどくど言わしゃんすからご覧なさい。
花魁のつむじが曲がっちまいましたよ。
ははははは!いやぁこれはしたり。
田舎者のことゆえ堪忍してくだされや。
おう楓も小梅ももう眠たそうじゃな。
ではこのへんでお開きとしましょうか。
あいあい。
阿波の旦那お引けにございます。
あ〜い〜。
楓小梅来いや。
あ〜い。
花魁もさぞ眠かろう。
さあそろそろお床入りを。
わたしゃまだ眠とうおざんせん。
ははははは。
巴屋に上がるのも今夜で三度目じゃ。
そろそろ身を任せてくれてもよいではないか。
かっかっかっか。
わしを色に持てば金に不自由はさせぬぞよ。
はばかりながら巴屋の浮舟でござんす。
金で言いなりにはなりんせん。
かっかっかっかっか!そうか。
巴屋の浮舟は客はとっても枕は交わさぬという噂まことのようじゃな。
えっ?どうも腑に落ちませんね。
花魁お前さんいつからさとにおいでだね。
ほんの一年ばかり前中州新地で見かけたという人がおるのじゃが。
お客様ご冗談はおよしなさいまし。
な…なんじゃなそなたは?巴屋の主忠兵衛にございます。
浮舟さんに悪さをするとこの吉原を敵に回すことになりますよ。
やはりただの花魁じゃねえようだな。
そちらも…ははははっただのお客人ではないようで。
中州では絵草紙屋の娘。
吉原では花魁。
いってえこりゃどんな筋書きの芝居だね?あなたは…。
(源内)ごめんなさいね。
お前さんこそ何を嗅ぎ回っているんだい?おやおや。
よそ様に真似されちゃ商売あがったりだからねどっちも中州の絵草紙屋で見た顔だ。
ほうあのときの。
くせ者め。
乱暴はおよしなさい。
この人は悪い人ではありません。
えっ?そういえば中州では悪党を相手に立ち回りをしていたっけね。
けど向こうの手の者かもしれません。
お待ちなさいというのに。
この人はそのずっと前にも町の者を守って戦っていたのですよ。
えっ?あれは天明七年米屋打ち壊しのときです。
そなた町の者を逃がして代わりに捕まっていましたね。
えっ!?ここは俺が引き受けた。
今のうちに女や子供を逃がすんだあれはずっと前のことだぜ。
そなたの顔この目にしかと焼きつけたのです。
ならば確かに例の一味ではなさそうですな。
しかし怪しい者には違いありません。
叩きのめして白状させやしょう!殴ったり脅したりして口を割るように見えますか?ご覧なさいこの強情そうな顔。
ななにを…。
なれどこのまま帰すわけにもいきませんな。
そうですね。
よい策がありんす。
しばらく吉原で働いてもらいんしょう。
はっ!?
人足寄場とは老中松平定信が江戸の石川島に作った無宿人や前科者の収容施設である。
炭団作り紙すきなどの労役を課すことで手に職をつけさせ更生させることを目的としていた
ああ!ただの消し炭か。
おい何をしてる!おい新入り!よろよろしねえでしっかり運べ!へい。
とんでもないとこで会うもんだな。
まさか無宿人狩りで捕まったのではあるまい。
例のお役目か?おぬしこそどうしてこんなところにいるんだ?替え玉だ。
寄場から逃げ出せば死罪。
だがそれでもどうにかして外に出たい者がいる。
半金の五両だ
(秋草)少しの間入れ替わればそれで金になる。
なるほどな。
しかしおぬし何か金が入り用なことでもある…。
山川の娘を見つけたんだな。
無事か?ああ。
廓にいるが体は汚れちゃいない。
この仕事が済めば身請けの金のめどが立つ。
吉原のどこにいるんだ?おい秋草。
おい!おめえたち何もめてんだ?ここで喧嘩したらなんねえぞ。
あ〜あ。
これでは駄目だ。
炭団はもっと丸くこねろ。
うまいもんだな。
くににいた頃は家族みんなで作ったもんだで。
お前さんくにはどこだい?奥州のちっせぇ村さ。
へえ。
もう誰もいねえんけどよ。
飢饉と流行り病でみんな死んじまった。
そうか気の毒にな。
ここで働いてるのもみんな似たり寄ったりだべ。
だけんどおとなしく真面目に勤めればもっといいお勤めに移れるかもしんねえからな。
もっといいお勤め?おかしな話を耳にした。
おぬしの役目に関わりあるかはわからぬが十日に一度人足がよそに連れていかれるらしい。
孫六。
(うめき声)
(うめき声)どうしたんだい?腹が…。
なに持病だ。
じっとしてりゃよくなる。
役人を呼んで薬を頼もうなっ。
余計なことしんねえでくんな。
病人小屋に入れられたらあっちに行げれなぐなっちまう。
こ今度こそおらの番だべ。
腹の中に腫れ物ができてんだ。
どうせもう長ぐねえ。
生ぎでるうちにあっちに行ぎでえな。
あっちってのはどこのことだい?新参者に話すことではねえけんどおめえたちはいいやつだからな。
選ばれた者はお仕着せを脱いでここを出て中州に行くだ。
中州で何をするんだい?わがらねえ。
行った者は帰って来ねえから。
仕事が済めばお手当てをもらってどこに行こうとおかまいなしになる。
おら銭をもらったら芝居を観に行くだ。
好きなのか芝居が。
死んだかかあが村芝居が好きでよ。
あの世に行ったら江戸の芝居がどげなもんか話してやりてえ。
食うものもなくて死なせちまって…。
かわいそうなことしたからよ。
行きてえな中州に。
もう疲れましたか?いやいや全然疲れてなんかいませんよ。
ちょっと休んでただけで。
あ笑いなすったね。
謎の多い人には見えませんがね。
名は何とおっしゃるんで?ちゃんと働いてくださいね。
あ…。
なんてかわいい顔しやがるんだい。
仕事仕事。
ごめんよごめんよ。
卵卵…。
お〜ちょっとごめんよ。
卵…。
おじさん!卵五つくださいな。
はいよ。
どうしよう…。
一つはおめえが食べるんだぞ。
あの…。
頑張れよ智寿。

(悲鳴)〜無礼者!捕まえたぞ。
花魁を離せ!逃がさないよ。
こっちだ。
おっとここは通さないよ。
何者ですかあなたたちは。
怪我はねえかい?はい。
女をよこせ!〜もう一丁!〜はははっこれは使えるな。
急げ花魁を守れ!
(一同)お〜っ!〜あいにくだがここも通すわけにいかねえな。
〜引け!おめえら向こう行け!みんな無事か?
(一同)はい。
おい誰に頼まれた?なぜ花魁を狙った?しまった…毒飲んだか。
あのもしやそれは…。
これかな?エレキテルでは?ご老人あなたは…。
さっきのくせ者たちの技あれは根来流の忍術です。
花魁がなんだって忍びなんぞに?おめえさん方がいた中州でまず騒ぎが起きた。
今度は吉原だ。
あんたたちいってえ何者なんだい?私は去年中州新地で燃えない布を拾いました。
火浣布です。
そしてそれはエレキテル。
この二つを結ぶのはただ一人。
平賀源内先生しかおられぬはず。
はははは…。
うむ見破られちゃしようがないな。
古狸も尻尾を出すとするか。
まぁ先生もう少し隠していたらいいのに。
いやいやもう無駄でしょう。
皆さんお察しのとおり手前が平賀源内。
学者で山師で戯作者で武術の心得も少々。
それにこんな細工もこしらえる何でも屋でございます。
おいちょっと待ってくれ。
平賀源内っていやずいぶん前に牢で死んだはずだぜ。
まさか幽霊じゃあるめえな。
あはは生きてるよ。
ほらご覧ちゃんと足もある。
しかし…。
実はな牢に薬を差し入れていただいたんだ。
それがなんとちょっとの間心の臓が止まるオランダ渡りの秘薬でな。
それじゃ死骸に化けて牢抜けを?いったい誰の助けだい?源内先生が火浣布を献上したお相手は…。
いやいやまさかそんな。
おい長庵誰なんだいそのまさかってのは。
時の御老中田沼意次様です。
えっ?それじゃ田沼の残党ってのはこの人たちかい?やはりそれを探っていたのだな。
お前ら何者だ?誰に命じられた?ええいしかたねえ。
こっちも尻尾出すぜ。
おい。
いいんですかい?ああにらみ合ってたってらち明かねえ。
俺の名は十文字小弥太。
見てのとおりの遊び人だが人に頼まれて吉原の町に異変がねえか探ってる。
この四人はみんな仲間だ。
わけあって頼んだ人の名は言えねえ。
だが俺たちは江戸の人々の暮らしを守るために命をかけて働いてる。
曇りのない目…。
わかりました。
そなたの言葉信じましょう。
しかし…。
この者たちは私を守ってくれました。
その気があれば殺すことも連れ去ることもできたはずなのに。
少なくとも敵ではないと。
ならば味方につけるほうが得策かもしれませんな姫。
姫?私は田沼早苗。
田沼意次の娘です。
(一同)えっ?そしてその守役は国許の相良に隠れ住んでいたこの古狸でございます。
しかしよ田沼の娘さんなら江戸表でお暮らしになるはずだが何か訳ありのようだな。
出生を届けなかったのです。
つまり隠し子です。
幼い姫が争いに巻き込まれるのを恐れられたのです。
何しろ田沼様は敵の多いお方でしたから。
では…。
ははぁまるで稲妻のようだのう。
いかがですか?西洋の人間が雷の理屈で作った道具です。
この仕組みを使えば明かりや武器動力なども作り出せるものと存じます。
早速取りかかってくれ。
金はのちほど届ける。
はっ
(源内)お忍びで工房にお越しくださったその夜。
南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏…。
妙だなこんな夜更けに。
〜主殿頭覚悟!推参な!〜
(笛)引け!愚か者め。
田沼様お怪我は?いや大事ない。
今のは何者でしょう。
誰が放った刺客かのう。
ははは憎まれ者は命がいくつあっても足りぬわ。
ははは…。
この者は道の用心に連れている
(源内)その男のせがれがこの春朗。
こう見えても名取流の忍びだ。
敵が多かったのは賄賂で私腹を肥やしてたからだろ。
悪い噂とは敵方が悪意で流すもの。
田沼様はまことに懐の深いお方で吉原では悪く言う者はおりません。
若い女は皆生け捕れ!この女は違う…捕まえたぞあ…ご無礼ながら腕にあざか何かおありですか?幼い頃のやけどの跡です。
中州で悪党たちが捜してたのもやはりあなたか。
中州の一件の首謀者は町奉行だ。
そしてその奉行の裏にはおそらくあの一橋候がいたはずだ。
じゃあさっきのくせ者も一橋様の?ああ。
お前さんたちそこまで知っていなさるのか。
根来忍者は公方様のご実父一橋治済の手の者だ。
だがわからねえな。
どうして一橋様が姫様のことを狙うんだい?それはな政敵松平定信を蹴落とすためだ。
なに?早苗様は老中の地位を揺るがすであろう秘密を握っておいでなのだ。
吉原に根来の者が入り込んだか。
はっ。
たった今密偵より入った知らせにございます。
その女田沼の娘に相違ない。
ちっ…治済に先を越されるとは。
御老中を追い落とす秘密とはなんでしょうか?その謎を解く鍵はひょっとしたらあの中州にあるかもしれねえな。
人足たちは手当をもらって解き放たれるって信じちゃいるがそんなはずあるめぇ。
何かあるぜあの中州にはよ。
中州に行けば源八殺しの下手人も見つかるかもしれないね。
ああ間違いねえだろう。
田沼様が盛り場を作り御老中が更地に戻したという因縁の場所。
よし探るか中州を。
〜まぁ。
美しい音色。
(オルゴールの音)長崎のオランダ商館を訪ねた折に手に入れました。
御台様のお気に召すかと思いましてな。
父上は相変わらずあちこち飛び歩いておいでですね。
家督を譲り今は気楽な隠居の身ゆえ。
うそうそ今でも薩摩を動かしているのは父上です。
今日はお願いごとがあるのです。
松島。
はい。
一橋の父から無心が参りました。
また洋式銃のご注文か。
この文の様子では老中側も動き出したと見えますな。
どうやらそのようです。
一橋もなかなかの策士ですね。
なに御三だ御親藩だと身内同士で争っているうちは所詮井の中の蛙。
まことに。
あの者たちの目には徳川しか見えていないようです。
田沼のほうがよほど利口でした。
行くのか中州へ。
ようやくおらの番が来ただ。
気をつけて行けよ。
ああ。
おめぇは行げなぐて気の毒だけんども。
なに俺も今宵のうちにここを出る。
ん?いや…達者でな孫六。
ありがとよ。
んだら行ってくる。
江戸の芝居観にいけよ。
中へ運び入れろ。
へい。
止まれ。
開けろ。
はっ。
何だよありゃ。
ぼやぼやせずに運び込め!へい。
入れ!早くしろ!荷はそこに置け。
へい。
済んだらこっちだ。
へい。
このにおいは…おい。
火薬ですね。
ああ。
十六貫ずつ俵に詰めろ。
決して火に近づけてはならんぞ。
よいな!へい。
たまげたなこれは火薬だ。
何に使うんだべな?うん。
おいちょっと来てくれ!どうした?人足どもが喧嘩を始めた。
騒ぎを起こしてはまずいぞ。
お前たちこのまま続けていろ。
へい。
外の騒ぎ小弥太さんですね。
ああ今のうちにあそこにある箱を調べろ。
何でしょうこれは。
こいつは銀だ。
それもかなりの上物だぜ。
何してる?怠けてっとお手当がもらえねえぞ。
そうだな。
大儀であった。
おのおの好きなところに行くがよい。
へい。
ここで見たことは口外してはならんぞ。
へいわかってます。
ああありがとうごぜぇやす。
ありがとうごぜぇやす。
いいかここで目にしたことは口外してはならんぞ。
はいわかっておりやす。
ああありがとうごぜぇやす。
(悲鳴)な…なんでごぜぇます?お前たちのような卑しい者が約束を守るはずはないと上の方が案じられてな。
孫六!孫六しっかりしろおい!なんで…だ。
おい!なんということを。
なるほどな。
中州に行ったきり戻ってこねえとはこのことかい。
おめぇたちは早く逃げろ!早く逃げな!源八を殺したのもあんたたちだね!よくもこんなむごいことを。
誰の指図だい。
問答無用!斬れ斬れ!お前たち何をしておる!御前!中州の探索そんな指令は出した覚えはない。
御前こそどうしてここにいる。
御前さんよ地下にあった火薬と銀。
ありゃいったい何なんだ?
(定信)詮索無用!下郎どものあずかり知らぬことだわ。
誰だ?葵のご紋。
もしやあんたが御老中かい。
はははは。
犬めが…飼い主に名をたずねるのか?なに?愚か者!周りを見よ。
御前まさか私たちを。
飛び道具相手では勝負にならぬぞ。
御前。
撃て。
〜散るぞ!はい!〜くそっ俺たちを何だと思ってんだよ。
追え!隠密同心め勝手な振る舞いをするとは許せぬ。
まことに申し訳ござりませぬ。
早々に始末をいたします。
いやあの者たちの始末はわしがつける。
はっ。
運び込んだ火薬はいかがいたしましょうか。
余計なことを聞くな。
すべてはご政道を正すため。
そなたは黙ってわしに従っておればよい。
見よ。
よう似ておるとは思わぬか?わしはのう近頃己が吉宗公の生まれ変わりと思われてならぬ。
お世継ぎ急死の折将軍家を継ぐ世子はこのわしであった。
田沼の画策によって白河家に養子に出されていなければこの…このわしが徳川宗家を継いでいたはず。
田沼めあの成り上がりが。
今またあやつの娘がわしを陥れようと企んでおる。
田沼によく似た得たいの知れぬ力を持つあの女が。
息の根を止めるのだ。
あの女がいるかぎり田沼の影が消えぬ。
御前…御前は俺たちのこと裏切ったのか?寄ったり見たり吹いたり。
玉屋のしゃぼん玉。
一つもらおうか。
へい毎度どうも。
いってぇ中州で何を企んでるのか。
ああ。
大量の銀塊はおそらく江戸と上方で異なる通貨を統一するために田沼様が銀貨を鋳造した折オランダから仕入れたものであろう。
ほらこれよ。
南鐐二朱銀か。
だがよ田沼が亡くなってから二朱銀の鋳造は取り止めとなったはずだ。
つまり残りの銀塊を隠し持ってたってことか。
なるほどな。
ではあの火薬は何でしょうか?そういえば花火師の新助さん。
お上に火薬を召し上げられたって言ってたよね?うん…。
中州に貯め込んだ銀と火薬はおそらく船で蝦夷地へと運び込まれるはず。
蝦夷地?
蝦夷地とは現在の千島・樺太から北海道の一帯を言う。
慶長四年徳川家康によって松前藩に支配権が与えられたが当時蝦夷地では米がとれず代わりに松前藩にはアイヌ民族との独占的な交易権が認められていた
田沼様は蝦夷地の豊かさに目をつけておられた。
海産物鉱山そして手つかずの広大な土地。
もし米を作ることができれば少なく見積もっても六百万石にはなると。
六百万石?とてつもねえ石高だな。
うんあるとき田沼様のもとに仙台藩の医者工藤平助が著した『赤蝦夷風説考』が届けられた。
(源内)その書には蝦夷地の地勢や産物のことだけでなくヲロシヤとの間に密かに交易が行われているとの風聞も書かれていたのだ。
抜け荷ですか?
(二人)抜け荷?父は抜け荷を禁ずるよりも港を開いて交易を始めるほうが国を豊かにすると考えたのです。
それゆえ先の公方様のお許しを頂戴してなかば強引に蝦夷地に探検隊を送りヲロシヤと試み交易を進められたのよ。
試み交易?神通丸と五社丸二艘の御用船が建造されました。
私が乗り込んだのは神通丸です。
あなたが?はい。
おい行くぞ!
(二人)へい!
(早苗)源内先生が蝦夷地に渡られると聞いていてもたってもいられず無理を言って船に乗り込んだのです。
こりゃあきれたおてんば姫だ。
わぁ〜きれい。
なんとか間に合った。
仕度を整えたら改めて迎えに来る。
もうじきここを出れるぞ。
本当に?ああ。
そうだ。
お針の師匠を捜さねばな。
手習いは俺でも教えられるが…。
なぁ智寿。
ここを出たらしばらく俺のもとで暮らすか?貧しい裏店住まいだがよいか?はい。
うん。
何だ今のは…。
北の広い大地に立ったときよくわかりました。
父は蝦夷地に賭けたのです。
この地を拓けば飢えて死ぬ人を減らせる。
異国との交易で国を豊かにできると。
けれど先の公方様が亡くなるとすべてが覆りました。
まず二艘の御用船がアッケシの沖で難破したとの知らせが届いたんだ。
蝦夷地探検は差し止め田沼様は厳しく処断されることになってしまった。
探索に関わった者たちも皆罪に問われました。
定信は田沼様に連なる者すべてを滅ぼそうとしておる。
ではなぜ江戸へ?お命を狙われるとわかっていながら田沼のお家を守るためですか?いいえ私が江戸にいるのは老中松平定信の亡国の陰謀を暴くためです。
えっ…。
え?何?何者だ?江戸の政変を知ってしばらく蝦夷地に留まっていた私たちはこの目で見たのです。
姫黒く塗り直されてはいましたが船は紛れもなく神通丸と五社丸。
難破の知らせは定信が蝦夷地の豪商丹波屋と仕組んだ作りごとだったのです。
お止めください!
(揉み合う音)いつまで待たせる気だ。
酔っ払いが暴れているのでしょう。
ちょっと様子を見てまいります。
お止めください。
お止めください。
がたがた言うんじゃねえ。
(巴屋)お客様静かにお願いします。
お止めください。
しかし沈んでもいねえ船をなぜ難破したなどと。
密かに抜け荷に使うためよ。
中州に貯め込んだ銀塊はおそらくヲロシヤとの取り引きに使われる。
どういうことだい?老中自らが抜け荷で私腹を肥やしてるって言いてぇのかい?いいや。
そんな生やさしい話じゃない。
じゃあ何だい?老中の真の狙いは蝦夷地一島を巨大な要塞にすること。
なんだって?定信様はロシア側の揃えた銃と弾薬にたいへん満足しておられます
(早苗)神通丸では定信の意を受けた丹波屋がヲロシヤと取り引きをしていました。
買い付けていたのは西洋の銃と弾薬。
そして証文に記されていたのは紛れもなく定信の名と花押。
(物音)誰だ!?あのな薩摩を後ろ盾にした一橋に対抗するため定信はヲロシヤから武器を買い付け蝦夷地を我が砦にしようと企んでおるのだ。
そんなことが…。
ではその確かな証しを姫様がお持ちなのですね。
いいえ。
証しとなるのはこの私。
私自身が老中の不正を暴く生きた証しです。
(物音)姫お逃げください。
早く…。
巴屋!ふふふ。
てめえか巴屋を殺ったのは。
あんたらただの酔っ払いじゃねえようだな。
てめえら何者だ?我らは隠密同心。
なに!?田沼の残党と手を組み御老中を欺く不届き者め!裏切り者は始末せよとのご下命だ。
田沼の娘もろともにな。
命はもらう!どういうことだ?油断するな。
こいつら結構腕が立つぞ。
はい。
〜姫!〜
(爆発音)
(悲鳴)大門から外へ逃げろ!早く!早く逃げろ!急げ!てめえら火薬を仕掛けたな。
ふふふふ吉原は江戸の風紀を乱す悪の温床。
よい折ゆえ一度きれいに掃除せよとのご下命でな。
なんてことしやがる!これでお前たちの死骸も焼き尽くされるわ。
何の証しも残らぬわ!はははははっ!廓の人たちに何の罪があるっていうんだい!?お前たちを匿った罪だ。
ご公儀に楯突いた罪だ!小弥太。
おう。
お前は姫たちを連れて先に逃げろ。
わかった!さぁ早く!〜
(勘解由)待て。
御前。
これもご下命だ!おのれ!羅生門河岸から逃げろ。
ん?山谷堀に船が繋いである。
もう騙されねえ。
逃げろ。
田沼様のご息女をお守りするのだ。
こっちだ!えいっ!逃がすな!追え!追え!姫を頼むぞ。
(悲鳴)怖がることない。
俺がついてる。
怖くなんかありません。
智寿は武士の娘です。
よし!
(悲鳴)あれは…。
長庵向こうだい。
(長庵)はい。
小弥太さん。
どうした?むごい…あまりに…あまりに…。
姫様。
しっかりなさい。
しっかり。
行きましょう。
さあ行きましょう。
行くぞ。
急げ!あっ…あれは…。
御前が用意した舟だ。
(十蔵)待ちな。
こいつは罠じゃねえのか?舟に仕掛けがあるかもしれない。
ああ。
(足音)迷ってる暇はねえ。
わび助が集合場所であること奴らに知られてるかもしれねえ。
お結ちゃんが危ない。
さあ。
(源内)さあ姫。
気をつけて。
いいかい?お結ちゃん無事でいてくれ。
〜大丈夫かい。
我々は日本橋の蔦屋に向かう。
ご無事で。
蔦屋で待っています。
(源内)さあ。
(長庵)お結ちゃん。
行灯に火が…よかった。
無事でした。
お結ちゃん。
おや誰もいない。
伊兵衛さん奥ですか?
(物音)あれは…。
おじさん!お結ちゃん。
お結ちゃん!長庵よせ。
長庵。
先生。
うっ…。
〜うっ…お結ちゃん。
長庵。
かかったな。
もう逃がさんぞ。
おのれ…よくも。
後ろを見ろ。
(松原)逃げ道はふさいだ。
そなたらは袋のねずみよ。
うっ…。
やった。
当たった…うっ…。
早く逃げろ…。
長庵…。
(お吉)長庵先生。
無茶な真似をしやがって。
早く…逃げてください。
俺につかまれ。
畜生…よくもこんな目に…。
お吉。
辛ぇだろうが諦めろ。
(掛け声)急げ!早く!でやっ!うっ…。
秋草。
どうしてここに…。
いつかの借りを返しにきたぞ。
貴様何者だ!吉原の焼き出されだ。
行け。
ここは俺が。
行け。
一緒に来い。
早く長庵の手当てを。
行け。
行け。
さよなら…おじさんお結ちゃん。
俺に任せろ。
長庵。
頑張れ。
おい長庵。
しっかりしろ。
(お吉)こんな傷くらいなんだい。
ねぇ?はい…。
必ず助けるからね。
(雷鳴)
(長庵)花火だ…。
(雷鳴)上がったんですね…両国の花火。
(雷鳴)ああ景気よく上がってるぜ。
きれいだな。
きれい楽しみだな川開き行きたかったな。
お結ちゃんと一緒に…。
おい長庵…長庵。
長庵先生。
嫌だ…。
嫌だよ!行くぞ。
畜生。

(平太)一大事一大事。
吉原に火付けした悪人どもの正体が知れたよ。
ちょっとどけよ。
な…何なんだあいつは。
おう遊び人の珊次郎浪人の井坂蘭方医の長庵。
芸者の玉竜に魚屋のお吉。
この五人江戸を荒らし回った大盗賊不知火吉兵衛の生き残りだってぇから驚いた。
まだ驚くことがある。
わび助の主も不知火一味の残党で仲間割れの末に殺されたってんだ。
野性的だぜ。
詳しい顛末はこの瓦版に書いてある。
さぁ一枚四文だ。
そら買った買った。
いいかげんなこと書くんじゃねえや!何しやがんでい!珊次郎さんたちが悪人のわけがねえ。
わび助のとっつぁんやお結ちゃんまで悪く書くとは許せねえ。
こっちは御奉行所から承ったとおりありのまま書いてんだよ。
奉行所の言ったとおり書くなんざ手習いのがきだってできらぁ。
てめぇの足で調べて考えて書きやがれってんだよ。
ほらほら。
吉原炎上からほどなく小弥太たちを犯人と名指しする瓦版が江戸市中に出回った。
闇に消えた小弥太たちを追って奉行所をあげての探索が行われたのである
おう。
御用改めだ。
主はいるか?はい。
ただいま。
これはこれは。
この者たちに見覚えがあろう。
いいえまったく。
嘘を言うなよ。
かくまえば同罪だぞ。
手前はお上のお叱りを受けて身上半減の身にございます。
次に何かあれば首がこれと心得ております。
歌麿か。
近頃大層な人気だそうだな。
ははっ。
あっ旦那。
これを。
蔦屋いけねえな。
こんないかがわしいものを。
ははっいいじゃありませんか。
ね?どうやらいねえようで。
これは預かっとく。
行くぞ。
ありがとうございました。
役人は帰ったかい?この仕掛けには気づかれませんでしたよ。
そうかい。
発禁本を隠すために頼まれて造ったははっからくり部屋。
己が隠れることになるとはな。
ふふふ。
舷側の垣立は檜板の五枚筋。
上筋の釘隠しには菱つなぎの飾り金具。
失礼いたします。
町方が来ていたようですね。
はい。
一軒一軒しらみ潰しに捜し回っています。
なに町方風情をあしらうのは造作もないことですが…。
しかし一橋配下の根来衆や定信の手先は甘くはありませんぞ。
もはや江戸に留まるのは危のうございます。
新川の酒問屋につなぎをつけました。
酒樽を運ぶ天満船で上方にお移りください。
早苗様。
相手は日本六十余州に権勢を振るう者たちです。
上方に逃れたところでいずれ追いつかれてしまうでしょう。
先生。
もう逃げているときではありません。
姫…。
(お吉)何だいこれは。
一から十まで嘘ばっかりじゃないか。
似たような瓦版が江戸中に出回っていたよ。
おとっつぁんは盗人だったけど犯さず殺さず非道なことはしなかった。
よくもこんなでたらめを。
くそっ。
わび助のことまであしざまに書きやがって。
しかしこれからどうする。
手配書から瓦版までこう人相書きが出回っていちゃ身動きが取れやしねえな。
蔦屋の旦那が姫様たちと上方に逃れるよう手はずを調えてくだすったけど。
ごめんだね。
尻尾を巻いて上方に逃げるなんて。
お吉ちゃん。
長庵先生の敵を討ちたいんだよ。
おじさんとお結ちゃんの恨み晴らさなくていいのかい。
巴屋の旦那。
吉原で焼け死んだ人たち。
中州の人足たち。
大勢が命を落としたものね。
こうなりゃいっそ定信の屋敷に乗りこんで…。
(十蔵)無駄だよ。
あいつのこった。
今頃はもう屋敷の守りをしっかりと固めてるだろうよ。
だけどせめて一矢報いたいんだよ。
よせお吉。
長庵たちの敵は必ず討つ。
だが今は老中や一橋から早苗様をお守りすることが先決だ。
どこに行くんだい?奉行所の様子を探ってくる。
人相書きが出回ってないのは俺だけだ。
よしな!旦那の動きも向こうには筒抜けだぜ。
行けば殺される。
俺は一度は一橋の手先に加わった。
指図に従い容赦なく人を斬った。
智寿の父親さえもだ。
償いをせねばならぬ。
だったらお前も一緒に上方に行かねえかい?井坂殿!本当の悪を暴くことができるのは早苗さん一人だけだ。
お前のその剣が世の人々を救う役に立つならば山川の死も報われる。
そうじゃねえか?秋草。
(智寿の笑い声と鈴の音)俺は待ってたんだぜ。
旦那が山川さんの供養を済ませて戻ってくるのを。
おじ様。
源内先生に作っていただいたの。
智寿。
そなたのことを蔦屋によく頼んでおいた。
え?ここならば安心して暮らせる。
おじ様は?俺はここを出る。
では智寿も行きます!俺と一緒にいればまた怖い目に遭うぞ。
平気です!智寿は侍の娘ですから。
駄目だ!言うとおりにしなさい。
よいな。
嫌!嫌です!一緒に行きます!もう一人は嫌!俺はそなたの父を…。
智寿を置いていかないで!置いていかないで!姫様。
上方に向かうご相談に上がりました。
どうなすったんです?そのお姿は。
これから奉行所に名乗り出ます。
七曜星は田沼の紋所。
これを見せれば奉行所も話を聞くでしょう。
いけねえ!奉行所は老中の息がかかってる!中州新地は潰され吉原は焼き払われました。
すべて私が潜んでいたせいです。
悪いのは姫様じゃありません。
人を殺し町を焼き払った奴らです。
けれど逃げれば逃げるほど人々を巻き込んでしまう。
小弥太の大事な仲間も死なせてしまいました。
許してください。
姫…。
そなたたちの無実は私が必ず晴らします。
いけねえ!そんなことなすって無事でいられるはずがねえ。
これを残していきます。
抜け荷に使われていた船です。
私の目に映ったままを春朗が描き起こしました。
これが難破したはずの御用船であることは元の設計図と照らし合わせれば明らかになるはずです。
小弥太…私には目に映ったものを頭に刻み込む奇妙な力があるのですよ。
(外国語)一度覚えたものは時が経っても目の前の絵を見るようにまざまざと思い出せるのです。
船中で見た証文をそっくりに書き起こしました。
老中の筆跡と花押は私が知るはずのないもの。
これが定信の手と寸分違わぬとなれば抜け荷の確かな証拠となるはず。
ご自身が陰謀を暴く証しとはこのことか。
定信は私の力に気づいています。
それゆえ命を狙うのです。
蔦屋の力を借りてこれらを世に出してください。
ただし私が戻らなかったときにかぎって。
死ににいく…おつもりか?父との約束を果たすときがきました。
意次:蝦夷地で見聞きしたこと今はそなたの胸の内だけに秘めておけ。
なぜです?定信の不正を暴けば父上に着せられた汚名も雪ぐことができます。
今は時に利あらず。
訴え出たところで闇から闇に葬られよう。
また蝦夷地の一件は一つ間違えば天下大乱を招く劇薬となる。
でも…。
早苗…そなたの目で見極めるのだ。
白河侯の暴挙にどうしても歯止めがかからぬと極まったとき最後の武器としてこれを使うのだ。
だがこれは蜂の一刺しぞ。
蜂が敵を刺すときは己も死ぬとき。
その覚悟なしに使うてはならぬ。
はい。
源内春朗…娘を頼む。
(二人)はっ!翌日父は息を引き取りました。
数多の汚名を一身に背負って。
権力に取り憑かれた定信の狂気。
もはや捨ててはおけぬ!蜂がただ一本の針を刺すのは今このときです。
いけねえ!お命を捨てるなんて。
そなたは言いましたね。
江戸の人々を守るために命をかけて働いていると。
私も同じです。
私は田沼意次の娘なのですから。
ただ一つ心残りは…。
島原あたりの遊郭で花魁に化けまた小弥太と道中をしてみたかった。
では。
行っちゃいけねえ!放しなさい!小弥太…。
行くな。
どこにも。
お覚悟のほどよくわかりました。
ですが姫様が命をお捨てになる前にまだできることがあります。
薩摩よりご注文の品が届きましてございます。
あとは土蔵に運び入れておきました。
ああこれで定信に負けぬ備えは調った。
あとは田沼の娘だ。
定信に消される前になんとしても手に入れよ。
はっ!はははは!田沼の娘はまだみつからんのか?町方総出で探索しておりますがいまだに。
田沼ゆかりの者がかくまっているに相違ない。
裏切り者の隠密同心ともども一刻も早く葬るのだ!ははっ!内藤勘解由はいかが…。
始末する!ははっ!あやつを断罪する上申書を作れ。
ははっ!え?江戸城に斬り込むだ?狙いは老中松平定信ただ一人。
気は確かか?正気さ。
千代田の城にいるのはなにも侍ばかりじゃねえ。
庭師出入りの商人医師いろんな人間が出入りしてる。
それになりすますのかいその者たちに。
俺は隠密同心。
身をやつし姿を変えるのはお手のものさ。
ふっ!それもおもしれぇかもしれねえな。
どうせもらった命だ。
一か八かの大博打打ってみようじゃねえか。
勝負は運否天賦案外いい目が出るかもしれない。
隠密同心の腕の見せ所だね。
おめえたち。
だが首尾よく入り込めたとしてどうやって御用部屋まで辿りつく?とてつもない広さだぞ。
わかってる。
城内を探り一人でも辿りつければ刺し違えてでも定信を討つ!四人のうち一人でも…。
いや四人ではない五人だ。
俺も共に行かせてくれ。
失礼いたします。
お客様がおみえです。
内藤勘解由が来たと伝えてくれと。
御前が…。
これは長庵のだ。
これで定信とは縁を切ったぜ。
御前との縁もこれまで。
もうおめえさんの指図は受けねえよ。
待て!わしの力が及ばぬゆえに多くの者を死なせてしまった。
このとおりだ!今更なんだい?さんざん騙しておいて。
蝦夷地の陰謀のことすでに知っていような。
中州に蓄えられた大量の火薬と銀。
まもなく蝦夷地に運ばれよう。
だがその前に御老中の企み打ち砕かねばならん。
御前それが本心ならなぜ今まで老中の指図に従っていたんだ。
計略のすべてを突き止めるため。
隠密に隠密をつけるほど疑り深い御老中にまことの忠臣と信じ込ませるためにはそなたたちの目も欺かねばならなかった。
ふっ!そのためにお結ちゃんまで殺されたんだぜ。
すまぬ不憫であった。
老中定信奴だけは金輪際許しちゃおけねえ。
城に乗り込みこの手で老中を討つ!やはり見込んだとおり。
これはお城の絵図面。
御老中の御用部屋はここだ。
あの方の暴挙を止めるにはもはやお命を頂戴するしかない。
わしも共に老中を討つ!今の言葉間違いねえな。
天地神明に誓って。
だが一つ頼みがある。
蝦夷地の一件をはじめ御老中が企てた陰謀の数々すべて秘してもらいたい。
なんだって?この一件が表沙汰になればご公儀の威光は地に落ち政は混乱を極め天下に大乱を引き起こすやもしれぬ。
冗談じゃねえ。
定信の清廉潔白の仮面をひっ剥がさなきゃ死んだ者たちの恨みは晴れねえ!不正を暴く品はもう揃った。
老中を討ち果たし堂々と世に出すぜ!お待ちなさい。
姫。
内藤殿。
はっ。
狂気の政を止めることができるのならば蝦夷地で目にしたこと表沙汰にはいたしません。
姫。
父田沼意次が望んだのは己の栄達や名声ではありません。
民が豊かに楽しく暮らす世をつくることです。
そのためならば後世に悪名を残すことも厭わないでしょう。
そういう方でした。
すべてはそこに。
世の平安のため最もよい使い道を選んでください。
お言葉忝い。
必ずやお心に沿うよういたしましょう。
そなたたちに命じます。
本懐を遂げて必ずここに戻ってきなさい。
(一同)はっ!
(定信)誰かおらぬか?はっ!水野を呼べ水野。
はっ。
勘解由の断罪書これでは甘い。
必ず死罪になるよう追い詰めねば。
左内例の者たちの居場所まだわからぬのか?水野殿はもうお下がりになられました。
お前たちは…。
お探しの物は…。
これかい?お前さんから頂戴したものはお返しするぜ。
犬どもが。
今度は田沼の娘に雇われたな?俺たちの雇い主か?それはな無残に殺された仲間たちだ。
そうよ。
罪もなく死んでいった人足や女郎たち。
政の犠牲になり家族を失った者たち。
安らかな暮らしを願い懸命に生きる江戸の人たち。
そんな名もなき人々が私たちの雇い主さ!隠密同心十文字小弥太。
同じく井坂十蔵。
同じく稲妻お竜。
同じく不知火お吉。
同じく秋草新十郎。
老中松平定信。
覚悟!はっはっは…。
かような事態に備えておらぬと思うたか?馬鹿め。
(鈴の音)この者たちこそまことの隠密同心。
選りすぐりの手練れよ。
死ぬのはお前たちだ!〜定信!〜こちらへ!〜行くぞ。
(定信)はっはっは…。
〜おお勘解由!貴様…。
乱心者じゃ!出あえ出あえ!ご城内は腰抜け揃い。
刃の下に飛び込んで来る者などおらぬことはよくご存じのはず!わしの腕を甘く見るな。
白河家直伝甲乙流の秘太刀。
受けてみよ!〜おお…。
どけ下郎ども。
お味方はすべて討ち果たした。
松平定信覚悟!待て。
天下の御老中が命乞いとは見苦しいぜ。
違う。
そなたたちの手にかかるよりはいっそ武士らしく我が手で。
どけ!お命…。
頂戴!〜馬鹿な…。
わしは改革を成し遂げ…。
徳川の歴史に名を刻むのだ。
こんなところで…。
〜もう一人動きを封ずるべき者がおる。
承知。
(銃声)
(治済)何事だ?誰か!誰かおらぬのか!薩摩の銃オランダ渡りだけあっていい品だな。
あ?何者だ!我らは隠密同心。
一橋さんよあんたのお望みの品届けにあがったぜ。
土産と引き換えに銃はそっくりいただくよ。
老中との争いの顛末は我らがすべて知っている。
そっちも余計なこと言わないほうが身のためさ。
くせ者め!誰か…。
おっと人を呼ぶのは土産を見てからになせえやし。
(治済)ん?おい!何だ?うわっ!うわっ!
江戸城での出来事はすべて闇に葬り去られた。
定信は大病を患ったのち白河藩に戻り民政に尽くし名君と慕われたとのみ伝えられている。
程なく将軍家斉は老中若年寄らを招集。
定信から急病のため職を辞するとの願い出があり即刻受理したことを申し渡した
これよりは行き過ぎた改革は見直しよき国づくりのために一同いっそう精勤せよ。
(一同)はっ!
(オルゴール)御台様。
一橋のお殿様はお加減がすぐれず伏せっておいでとのことにございます。
そうか。
江戸幕府が薩摩をはじめとする西国諸藩によって倒されるのはこれからわずか七十五年後のことである
いらっしゃいませ。
江戸にはもう戻らねえつもりですか?はい。
父が蝦夷地に描いた夢を私の手で少しでも形にしてみたいのです。
源内先生も行っちまうのかい?はははっ。
江戸の平賀源内はとうの昔から墓の下さ。
だが蝦夷地の源内はまだまだこれから。
もうひと働きして金山でも掘り当てるとするかな。
はははっ。
先生はやはり山師ですね。
ふふふっ。
ところで春朗さんって言ったっけ。
おめえさんこれからどうするつもりだい?蝦夷地で染料を集めたらこっちに戻って絵師になるよ。
ほう。
蔦谷がな大々的に売り出すと言ってその…張り切っているんだよ。
ふ〜ん。
心機一転名も北斎と改めます。
ふ〜ん蝦夷地の染料か。
この色は…。
こんな鮮やかな青見たことがないおぉそれじゃああのとき見た青色は…。
ベロ藍ってんだ。
ヲロシヤから買った西洋の絵の具さ。
そうだったのかい。
なんだ長庵の奴大した眼力だな。
あっそうそうわしの正体を見破ったのもあの男だしな。
あいつがここにいたら源内先生と一緒に蝦夷に行くだろうに。
お〜いみんな待ってくれ!私も連れてってください。
先生お吉ちゃん小弥太さん!いや。
長庵はひと足先に蝦夷地に渡ったんだい。
今もこれから先もずっとあいつは蝦夷にいる。
そうかもしれねえな。
長庵先生…。
あの…。
これ。
ん?どうした。
姫様に差し上げるのではないのか?小弥太おじさんから差し上げてください。
俺かい?あ…。
おや珍しい船印。
旦那見に行ってみようかね。
あ?おぉおぉ異国の船かな。
行ってみるかいなぁ。
船なんてどこにも…。
察しの悪い旦那だね。
ほら行くよ。
智寿おいで。
あっ本当だ本当だ。
品川の宿も見納めだな。
ではひと回りしてくるかな。
これを。
なんだいおかしな奴らだな。
そなたに渡すものがあります。
春朗に描いてもらいました。
はっこれは…。
吉原仲の町かい。
よっ浮舟太夫!さぁさぁ皆様浮舟太夫のお通りでございますよえ…。
昔吉原の花魁が思い人に送った文です。
あなたを思い出すことはない。
片ときも忘れないからと。
私も思い出しません。
小弥太のこと忘れはしませんから。
姫そろそろ出立の刻限ですぞ。
では行きましょう。
世話になりました。
さらばです。
お元気で。

(一同)わっしょいわっしょい!わっしょい!
江戸の町は活気を取り戻し始めていた
わぁやってるやってる。
景気いいねぇ。
俺も一丁担ぐかな。
ちょいと待った。
ほらあれを。
御前からの指令だぜ。
祭りの日に何事だ。
江戸の町を荒らす奴は許さねえ。
行くぜ。
隠密同心心得の条。
我が命我が物と思わず武門の儀あくまで陰にて己の器量伏し罪なき人々を悪の手から守るべし
川井郁子がお送りする『100年の音楽』。
2015/01/02(金) 20:25〜23:09
テレビ大阪1
新春ワイド時代劇「大江戸捜査網2015〜隠密同心、悪を斬る!」[字][デ]

「死して屍拾う者なし」テレビ東京にて放送したあの人気時代劇が23年ぶりに復活!隠密同心が様々な手段を駆使し、裏にはびこる江戸の悪を斬り捨てていく痛快娯楽時代劇!

詳細情報
番組内容
江戸の中州新地で悪党一味が何人もの若い女をさらう事件が起きていた。旗本・内藤勘解由(里見浩太朗)により集められた十文字小弥太(高橋克典)、稲妻お竜(藤原紀香)、不知火お吉(夏菜)、榊原長庵(柄本時生)、井坂十蔵(村上弘明)…その名も隠密同心が、江戸の人々を守るために動き出す。北町奉行所同心の秋草新十郎(松岡昌宏)と対立する中、黒幕の
出演者
十文字小弥太…高橋克典、秋草新十郎…松岡昌宏、稲妻お竜…藤原紀香、不知火お吉…夏菜、榊原長庵…柄本時生、井坂十蔵…村上弘明 / 田沼早苗…波瑠、春朗…永井大、お結…新川優愛、伊兵衛…笹野高史、田沼意次…瑳川哲朗、松島…かたせ梨乃、町村典膳…榎木孝明、一橋治済…西村雅彦、松平定信…加藤雅也、平賀源内…小林稔侍/内藤勘解由…里見浩太朗
出演者2
孫六…近藤芳正、善太…林家三平、近衛寔子…小芝風花、山川喜八郎…宮川一朗太、川路左太夫…小沢和義、山川智寿…谷 花音、平太…スギちゃん、五十鈴屋の女将…滝沢沙織、巴屋忠兵衛…鶴田忍、蔦屋重三郎…山田純大、お栄…山口いづみ、島津重豪…伊吹吾郎

ナレーター…山寺宏一
原作脚本
【脚本】山本むつみ

音楽
【音楽】沢田完

監督・演出
【監督】猪原達三

制作
【企画監修】元村武(G・カンパニー)
【制作協力】ユニオン映画
【製作著作】テレビ東京
関連情報
【公式ホームページ】

http://www.tv-tokyo.co.jp/ooedo.sousamou/

【公式Facebook】

https://www.facebook.com/tx.ooedo.sousamou

【公式Twitter】

https://twitter.com/tx_ooedo2015

☆公式Facebook、Twitterで番組情報など発信中!

ジャンル :
ドラマ – 時代劇

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32118(0x7D76)
TransportStreamID:32118(0x7D76)
ServiceID:41008(0xA030)
EventID:31993(0x7CF9)

カテゴリー: 未分類 | 投稿日: | 投稿者: