紅組では、嵐に唯一勝っている司会者です。
そうなんです。
「花燃ゆ」は1月4日です。
幕末好きな方も歴史に疎い方も皆さん楽しめます。
真心を尽くし皆さんにいいものを届けます。
慶長5年9月。
如水率いる9,000の黒田軍は豊後で西軍を次々と撃破した。
九州は大いに揺れた。
敵は赤合子と呼ばれる如水の兜を目にしただけで恐れをなした。
如水の快進撃の一方東では関ヶ原に運命の朝が訪れた。
申し上げます。
石田方いまだ動きはありませぬ。
(ほら貝の音と銃声)
(騒ぐ声)
(使番)ご注進!宇喜多勢に福島様が打ちかかりましてございまする!
(家康)始まったか!
(喊声)
(長政)よいか!今こそまさに天下分け目の決戦じゃ!
(又兵衛)後れを取るな!ここが命の捨て所ぞ!
(一同)オ〜!
(一成)我に続け!
(一同)オ〜!九州から天下を狙う如水は関ヶ原の戦いに乗じてその勢力を拡大していった。
(善助)止まれ〜!
(九郎右衛門)大殿。
肥前の鍋島直茂様よりお味方したいとの申し出にございます。
(太兵衛)ん?鍋島は石田方のはずだが?
(善助)黒田の勢いに恐れをなしたか。
(如水)豊後を平らげ筑後に向かうその折に加勢をお願いすると伝えよ。
はっ。
(太兵衛)しかしまだまだ石田方の城ばかりでございますな。
(善助)それこそ思うつぼ。
徳川に味方すると見せかけそれらの城は全て我らが潰す!我がたくらみが明らかになる頃には九州は全て黒田のものじゃ。
ハハッ。
ハハハハハハ!
(テーマ音楽)合戦が始まって4時間。
関ヶ原の勝敗はいまだ定かでなかった。
敵の多くは日和見をしておる。
戦っている敵は2万〜3万。
ん〜何故まだ勝てんのじゃ!・
(のろしが上がる音)
(近習)申し上げます!ただいまののろし石田本陣から上がりましてございます。
小早川への合図か…。
どういう事じゃ!
(三成)我らが押している!この合図で小早川が家康に攻めかかれば我らの勝ちだ!
(一同)オ〜!
(又兵衛)殿。
石田勢は思いの外手ごわく敵の陣形に揺るぎがございませぬ。
三成めここまでやるとは…。
(使番)ご注進!
(長政)徳川の使番か。
何だ?石田方は松尾山の小早川に向けてのろしを上げました。
「小早川の我らへの味方相違ないか?」と内府様はお尋ねでございます。
戦のさなかにそのような事が分かるか!もし小早川が敵に回るなら三成ともどもわしが討つゆえご案じ召されるな!はっ!
(家康)フフフ。
さすが長政じゃ。
そうじゃ。
小早川の陣に大砲をぶち込んでやれ。
(家臣)小早川にでございますか?
(家康)そうじゃ。
早くせい!
(家臣)はっ!
(大久保猪之助)中納言様。
何故徳川様に味方されませぬ?いつ戦をするかは当方で決める事。
口出し無用じゃ!お約束をたがえるおつもりか!
(砲声)
(秀秋)うわっ!
(砲声)あ〜っ!えっ!えっ!えっ!何じゃ一体!家康が…怒っておる!頼勝!はっ。
手はずどおりに。
(ほら貝の音)
(家臣)小早川勢が動きました!やっと応じたか…。
(使番)申し上げます!小早川勢はお味方を攻めております!裏切ったか!小早川が家康側についた事で東軍は一気に巻き返し黒田軍は三成の本陣に迫った。
かかれ〜!
(家臣)殿!この場はお退きを!殿!・
(長政)三成!殿!お早く!三成!逃すな!追え!
(一同)オ〜!
(善助)放て〜!
(太兵衛)突っ込め〜!
(九郎右衛門)放て〜!ハハハハハハ。
(使番)申し上げます!母里太兵衛様ただいま二の丸に突き入りましてございます!
(使番)申し上げます!井上勢ただいま本丸手前まで押し寄せましてございます!どうした?善助。
大坂より…報せが…。
全て…終わりました…。
関ヶ原での大戦は僅か一日で終わっていた。
(秀頼)こたび逆賊を討ち果たした事大儀であった。
ありがたきお言葉。
全ては豊臣家の御ため。
(淀)このふたつき大坂城を乗っ取られ生きた心地がしませなんだ。
徳川殿が追い出して下さりほっとしております。
(家康)逃げていた三成恵瓊行長は既に捕らえておりまする。
どうなさるおつもりか?打ち首の上三条河原にさらそうと存じまする。
世を乱した者たちを罰するのは当たり前…。
されど皆太閤殿下の家臣であった者たち。
できれば穏便に…。
豊臣家に背いた不逞のやからを許しては示しがつきませぬ。
天下のためにこの家康が成敗致しまする。
逆賊をかばう者も同罪。
よろしゅうございますな?ではこれにて。
今に見ておれ。
秀頼が長じた暁には…。
(唾を吐く音)恵瓊殿。
こたびばかりは見通しを誤りましたな。
(恵瓊)まさか吉川小早川共に調略していたとはな…。
ハハハハハハハハハハ…。
さすがは如水殿の息子。
あっぱれじゃ。
フフフフフフ。
(行長)イエズスマリア…イエズスマリア…イエズスマリア…イエズスマリア…イエズスマリア…イエズスマリア…。
石田殿…。
お主とは遺恨もあったがこのようになったからには全てを水に流そう。
(三成)黒田殿…。
望みを断たれたそれがしだが哀れみなど無用にござる。
我が思い如水殿だけは分かってくれよう。
10月1日。
安国寺恵瓊小西行長石田三成の3名は洛中引き回しの上六条河原にて処刑された。
(直政)黒田様お喜びあれ。
(忠勝)こたびの働き格別ゆえ筑前52万石を下さると。
52万石!?
(康政)これで黒田も大大名の仲間入り。
ありがたき幸せ。
今後とも頼むぞ。
はっ。
如水殿が九州で随分と骨折ってくれたようじゃが…。
もう十分じゃとお伝え下さらぬか?はっ。
如水は九州のうち7か国を占領したが全てを放棄し豊前中津へ戻っていった。
父上。
徳川様はそれがしをこたびの武功一番と我が手を取ってお褒め下さりました。
回想
(家康)長政殿ようやった。
お主のおかげじゃ。
あっぱれであった!ありがたき幸せ!長政…。
内府殿はお前の手を取ったと言うたがそれはどちらの手じゃ?右手にございますが…。
その時お前の左手は何をしておった?左手…?
(一成)左手とは何の事でございますか?余った手で徳川様を刺せば大殿の天下となったかもしれぬという事じゃ。
(家康)面を上げられよ如水殿。
隠居の身でありながらわざわざのお上り大儀であった。
ご挨拶が遅くなり申し訳ございませぬ。
こたびの関ヶ原での大勝利祝着至極に存じまする。
せがれ殿の働きのおかげじゃ。
如水殿にも助けられた。
九州での働き比類なきもの。
畿内にて望みどおりの所領を差し上げたいと思っておるがどこがよろしいか?この後はわしのそばにいて天下の政の指南をお願いしたい。
それがし九州にて天下を夢みた。
我らの間で建て前は不要かと。
お主を欲しいと言ったのは建て前とは言い切れぬかもしれぬぞ。
九州でのお主の妙な動き内心ひやひやしておったぞ。
三成が最後に言うておった…。
回想武運拙く敗れ天下を正す事かなわず無念でございます。
されど天下を争う事ができた事本望にございました。
一つ…知っておきたい事が…。
何じゃ?この後徳川殿はどのような世をおつくりなさるのかお聞かせ願いたい。
天下はそれを治めるにふさわしい者が治めるのがよい。
されど天下は一人の天下にあらず。
天下は天下の天下なり。
わしが死んでも争いの起こらぬ太平の世をつくる。
それがわしの望みじゃ。
私利私欲のためではないと?ああ。
そなたに約束しよう。
それがし生涯戦で負けた事はござらぬ。
されど…。
こたびは内府様に負け申した。
負けて悔いはなし。
そう思うておりまする。
忌憚なく話ができてようござった。
息子に超えられたのう如水殿。
跡継ぎに恵まれ羨ましき事よ。
ありがたきお言葉。
では…失礼致す。
筑前に移った黒田家は新たに博多に近き地に城を築き福岡城と名付けた。
栄!慶長7年11月。
黒田家待望の跡継ぎが誕生した。
でかしたぞ栄!
(栄)ありがとうございます。
(お福)これで黒田の行く末も安泰にございます。
母上。
父上にお名付け頂きとうござりますが。
(光)既に承っております。
おのこならば万徳とせよと。
万徳…。
よい名じゃ。
フフフ。
万徳の万は殿の幼名万吉にちなんだものです。
(栄)父上のご幼名に…。
黒田家が代々受け継いできたものをこの万徳にも伝えていく事が栄そなたの役目です。
はい。
慶長8年2月。
家康は征夷大将軍に任じられ江戸に幕府を開いた。
秀吉様…。
(せきこみ)徳川様が将軍になられました。
(おね)うむ。
徳川殿は着々と手を打っておる。
いまだ豊臣の天下を夢みているのは淀殿それに清正正則くらいです。
清正正則は今になって徳川殿に味方した事を悔やんでおる。
回想
(清正)まさかこのまま徳川の天下になろうとは…。
(正則)秀頼君だけは何としても守らねば…。
もはや徳川の天下は盤石…。
淀殿の目を覚ます手だてはないものか?大坂城にいる限りあのお方の目が覚める事はございますまい。
まことに。
頼りになるのは城ではなく人だというのに…。
(長政)父上ご用でしょうか。
長政…善助…よう参った。
入れ。
今日はお前に話しておきたい事があるのじゃ。
4年前関ヶ原の折わしは九州で天下の夢を見た。
だがその夢も僅か一日で破れた。
ほかならぬお前の働きによってじゃ。
父上…。
見事であった。
お前は立派に黒田家を守った。
あれでよかったのだ。
長政…。
お前は…。
あの時お前はわしを超えた。
うれしかったぞ。
子に超えられるというのは悪い事ではない。
わしはなもう死ぬであろう。
何をおっしゃいます…。
あと…ふたつきといったところじゃ。
長政…。
家臣や民の声によくよく耳を傾けよ。
そして信じろ。
はい。
わしには善助がいた。
わしと善助は心はいつも一つであった。
大殿…。
お主にもそういう者がいるはず。
はい。
善助…。
はっ。
前へ。
長政あれを。
善助…。
お主にこれを授ける…。
いえこれは…これからも大殿がかぶり続ける兜にございます。
この兜はな…わしじゃ。
わしの魂をお主に託す。
嫌じゃ…。
お別れなどしたくありませぬ。
お主には感謝しておるぞ。
すまぬな…。
先に逝く。
あ…あ…。
そろそろじゃ…。
(太兵衛)大殿が逝ってしまわれたら生きるよすががなくなってしまいます。
光…。
光…。
ここにおりますよ。
一向に…。
悔いが思い浮かばぬ…。
…はい。
光…。
お前が妻でよかった…。
殿の…おそばにいられて…私は…天下一の…果報者でございます…。
皆…。
世話になった…。
感謝する…。
大殿…。
大殿…。
父上…。
如水の死から11年がたった。
豊臣と徳川の間の戦が大詰めを迎えていた。
大坂夏の陣。
乱世最後の合戦であった。
既に金銀も使い果たし堀もない。
そなたたちに頼るしかない。
何とぞあの憎き家康を討ち果たしておくれ。
皆の者頼んだぞ。
豊臣が頼みとするのは大量の牢人であった。
その中に長政と対立し出奔した又兵衛の姿もあった。
後藤殿。
どうやら最後の戦となりそうじゃな。
うむ。
こたびは黒田長政殿も出陣しておるようじゃぞ。
仲たがいして出奔したとはいえかつては兄弟同然に育ったと聞いておる。
できれば黒田の軍勢とは戦わずに済めばよいのう。
(喊声)かかれ〜!ひるむな!進め!大殿…。
あ〜っ!これが黒田武士の心意気じゃ〜!
(一成)殿!道明寺辺りにて大坂方と激しい戦いになっておりましたが敵総崩れ。
敵の大将…後藤又兵衛殿にございます。
そうか…。
(一成)豊臣は城もなければ兵の数も足りませぬ。
もはや勝負あったかと。
大儀であった。
(長政)父上…。
それがしが至らぬばかりに又兵衛を死なせてしまいました…。
5月8日。
大坂城は最後の時を迎えた。
(侍女)いかがでございました?
(大野治長)助命嘆願の儀はかないませなんだ。
(侍女たちの嘆く声)
(侍女)お方様…。
申し訳ございませぬ!
(侍女たちの泣き声)
(淀)もうよい…。
私は今まで小谷北庄と二度の落城を味わいました。
この大坂城だけは決して落ちぬと思っていたが…。
浅はかじゃった…。
母上…。
向こうで太閤殿下が待っておられる。
さらばじゃ。
(家康)終わったか…。
如水…。
お主と約束した戦なき世がようやく始まるぞ。
(長政)母上…。
ようやく終わりましたか…。
はい。
乱世がついに終わりました。
あ〜。
長かったこと。
冷えてまいりました。
何かお召し物が要りましょう。
誰かおらぬか?おい!誰か…。
殿…。
よく生き抜かれましたなあ。
筑前52万石の大名となった黒田家の本拠地福岡。
如水が黒田家ゆかりの備前福岡にちなみ名付けました。
福岡城は47もの櫓を配置し如水にとって集大成となった城でした
晩年如水が暮らした御鷹屋敷。
茶や歌をたしなみながら妻光と仲むつまじく過ごしたといいます
慶長9年3月20日。
如水は滞在先の伏見で59年の生涯を閉じました
亡骸は崇福寺に葬られました。
如水の墓石に刻まれているのは波乱に満ちたその生涯です
思い残す事なく乱世を生きた満足感がその辞世からうかがえます
毎年7月に行われる博多園山笠では如水が整えた町を神輿が駆け巡ります
福岡の礎を築いた黒田如水。
この地は今も発展し続けているのです
2014/12/31(水) 14:00〜14:56
NHK総合1・神戸
軍師官兵衛(50)[終]「乱世ここに終わる」[解][字][デ][再]
如水(岡田准一)が天下を狙って九州を攻め進む中、長政(松坂桃李)の活躍で天下分け目の関ヶ原の戦がたった一日で終わる。如水の夢は破れ、家康(寺尾聰)が天下を取る。
詳細情報
番組内容
関ヶ原の戦いは長政(松坂桃李)の活躍で家康(寺尾聰)が勝利した。そのころ如水(岡田准一)は天下を狙って九州の大半を手にしたが、天下分け目の決戦が一日で終わり、その夢は破れる。三成(田中圭)は謀反人として捕えられ、長政は筑前52万石の太守となる。如水は大坂で天下人となった家康と対じ、その志の高さに触れ潔く負けを認める。新たに築城した福岡で如水は静かな晩年を過ごし、やがて戦国乱世は最後の瞬間を迎える。
出演者
【出演】岡田准一,中谷美紀,黒木瞳,寺尾聰,松坂桃李,二階堂ふみ,濱田岳,速水もこみち,高橋一生,塚本高史,田中圭,山路和弘,東幹久,忍成修吾,吉本実憂,阿知波悟美,今井朋彦,塩野谷正幸,中村育二ほか
原作・脚本
【作】前川洋一
ジャンル :
ドラマ – 時代劇
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
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