トウキョウ!
(歓声)2020年に開催が決まった東京オリンピックパラリンピック。
世界中のアスリートが国の威信を懸けて競い合うスポーツの祭典です。
開催国が大きく注目されるのはその開会式。
世界へ向けて自国の文化を発信する重要なセレモニーです。
今年NHKのサッカーテーマ「NIPPON」を発表した椎名林檎。
ワールドカップブラジル大会で国を背負い世界と戦う日本代表へエールを送りました。
林檎さんはデビュー以来斬新なビジュアルと刺激的な歌詞で注目を集めてきました。
そして日本の伝統的な美意識を取り入れた新しいポップミュージックの世界を築いてきました。
そんな林檎さんが今一番気がかりなのは東京オリンピック。
今回最も信頼を寄せる友人をスタジオに招き開会式について熱く語り合いました。
「SONGS」椎名林檎。
6年後に迫った東京オリンピックを話題に彼女の日本文化への思いそしてそこから生まれた音楽をお届けします。
小原糸子じゃ!2011年に椎名林檎さんが主題歌を手がけた連続テレビ小説「カーネーション」。
大正から昭和にかけて日本のファッション文化を切り開いてきた女性の物語です。
極楽も地獄もぜ〜んぶこの窓から見てきた。
この曲で「紅白歌合戦」に初出場し林檎さんの代表曲となりました。
逆境に負けず強く生きる日本の女性の美しさを歌った曲です。
「カーネーション」。
トウキョウ!
(歓声)ここからは東京オリンピックについてまずはこの方と語り合います。
いらっしゃいませ。
お邪魔します。
日本を代表する写真家映画監督の蜷川実花さん。
こんななのねすごいね。
よろしく。
よろしくお願い致します。
蜷川さんが監督を務めた映画「さくらん」。
林檎さんはこの作品の音楽監督を担当。
以来同時代を生きる女性クリエーターとして親交を深めてきました。
蜷川さんは現在東京オリンピック組織委員会の理事を務めています。
政財界スポーツ界を代表するメンバーの中文化人としての活躍が期待されています。
みんなこうやって会議してるような所に一人で金髪でいて発言するのもこんな緊張するんだというぐらい普段と違う世界。
そうなんですか。
オリンピックといってもじゃあ選手村どうしましょう?とか道路どうしよう?とかさじゃああれはこれはって言って文化の事だけじゃもちろんないじゃない?開会式どうなるんだろうね?とかロゴとかビジュアル面どうなるんだろうねってすごく心配するし思うけどまだそこまで行ってないような段階なのかなっていう感じはする。
じゃあ実際6年後でしょ?ってなってちょっとでも関わってるともうハラハラしちゃってすごいドキドキするよ。
どうしたらいいかな?今日はだからそういう会ですよね。
まずはこれまでの開会式を振り返ります。
これこれですよ。
すごい度肝を抜いて…今見てもすごいけどその当時何が起きたのか分からないぐらい同年代の人はみんなこれをやっぱり強烈に覚えてる。
これは何か覚えてるわ。
これすごかったわ。
(アナウンサー)ここからはギリシャが生み出した豊かな文化をたどる旅が始まります。
うわすごいねこれ。
北京もやっぱり今改めて見るとすごいいいんだよね。
(アナウンサー)中国で最も古い打楽器で青銅などで作られています。
(アナウンサー)フィールドに巨大な巻物が現れました。
中国の文化その起源と発展を物語る絵巻。
前回のロンドン大会ではイギリスを代表するスーパースターたちが次々に登場。
世界中を驚かせました。
6年後に迫った東京オリンピックの開会式は一体どうなるのでしょうか?とにかく日本が恥かかないで…ここです。
ここが普通です今の。
というのを…。
いまだにやっぱりさ…。
すごいギャップありますよね。
あるよ!だってゲイシャとフジヤマだよ。
ほんとそうなんですよ。
あとはアニメだよ。
やっぱりそれ以外の事って伝わってないと思ってほとんどの人たちには…って思うんだよね。
ポップカルチャーの足して足して足していろんな事が猥雑に崩れてってるけど成立してるガラパゴス的な美意識というかカワイイ文化ってすごく簡単に言うとそういったポップなカルチャーもあるし全く真逆かと思われるような禅的なすごくミニマルなものもあるんだけどそこには流れてる川があって…。
すごく極端なものが両方あるというところが他の国の比じゃないじゃないですか?それは確かに。
その両方を持ち合わせてるっていうのがどれだけすばらしい事かっていうのは必ず入れたいなって思ってる事なので。
私はグループ戦でいいんじゃないかなと思ってるんだけれどもなかなかアーティストってさ個人戦じゃない?こんな機会でもないと手組まないじゃない?自分でも頑張っていって世界と戦っている人たちってあらゆるジャンルでいてその人たちをちゃんとつないでそこが誰がっていうんじゃなくて最終的にはいるんだけれどもそういったチーム戦にできないかなっていうのはすごく思ってる事かな。
ねえいいですよね。
だけど誰もいいって言ってないのになぜかいろんな都合でここはこうなっちゃってここはこうなっちゃって組み合わせちぐはぐで「あちゃー」っていうのが怖いじゃないですか。
いろんな事業でありがちな…。
そういうプロジェクトの進行のしかたをしちゃうぐらいだったらもうそれは一切なしの方がいいけどああいうのだけは絶対嫌だなっていうのと…そうなんだよね。
お茶の間で見てる人もみんな。
実はそれがすごい重要なんだよね。
50年前に行われた東京オリンピックの開会式です。
(アナウンサー)日本選手団の入場であります。
(アナウンサー)聖火が入場してまいりました。
(蜷川)どんなのがいい?花火の自慢だけはねして頂きたいっていうのはある。
花火の自慢はしたいね。
海外に行ってるとお花の生け方と花火は全然違うでしょ?それだけは黙って無言で自慢してもいいんじゃないかと。
あっいらっしゃいませどうも。
(蜷川)こんにちは。
ありがとうございます。
ここからトークに参加するのは…2年前に発表した舞台「エッグ」ではオリンピックをテーマにスポーツと国家や戦争の関係を描きました。
この舞台の音楽を手がけたのが林檎さんでした。
野田さんは90年代から自らの作品を世界へ発信し続けています。
私はね東京オリンピックはね1964年9歳だったの。
長崎からもう東京に出てきてたんでねオリンピックのブルーインパルスってあれを真上で見たの。
生でテレビじゃなくて。
やっぱりそれはね感動的でしたよ。
その日の青空とか強烈に覚えてる。
いまだに青空フェチっていうか青空が好きなのはね関係してると思うもん。
子供たちがね6年後に見た時に「わ〜すごい」って野田さんがそうやって見られて何らかの影響があったようにいい影響がたくさんあるようなオリンピックだったらいいなってすごく思ってる。
そうですね。
オリンピックがあるっていうから急にオリンピックには文化的な事で盛り上げなきゃいけないって何か規約みたいなのがあるんでしょ?それだから急に「文化文化」とか言いだしたけど…そこのところを話す時にさっきも言ってたけど「あちゃ〜」じゃないけどそっち行っちゃう?っていうすぐ盆踊りとか言いだす人いるでしょ?何かそういうところ…。
やっていいんだけどそこじゃないんだよ。
それはそのうちの何かの一つなんじゃないのかとか…中国の開会式にしたってさっき入ってなかったけど冬季オリンピックで…あれなんかもすごく印象的。
ああいうものって会場…やる場所を相当前から練り込んで作ってますよ。
そうしないとできないもんあんなの空間を作る。
それを何か別作業として「空間作りました。
何かして下さい」ってそれは何もできないこれもできないの話になっちゃう。
でも実際のさ理想論的なトークは「もういいじゃないじゃあ次行きましょう」っていう時に私たちとかとりあえず私が何かできる事ありますかね?芝居でも何でも振り付け師の演出家の人だってやろうと思う演出をしようとした時に何がないかにがないってなると困るからこれは逆算してここから始めなきゃいけないとかそれをじゃあそうだからお金下さいって言ったりこうじゃないですかって一緒に対等に話し合える人がトップに立っててっていう状態が一番理想ですよね。
「トップ決めましょう」って言いましょう。
プロデューサー的な人がすごい少ないんですね。
プレーヤーばっかりで。
職人が多いですもんね。
自分の事をこういうふうにやってますだけだとまたね…。
それとお金出そうかしらっていう方たちの間をつないでくれるイケてるプロデューサーがいるといいのかな。
切れ者のね。
そのリーダーどなたがやって下さるんでしょうね表面。
演出する人でしょ?私いろんな所でね聞くんですよ。
どうなっちゃうの?あんな事になっちゃうの?こんな事になっちゃうの?って。
それみんなある。
一番恐れてる。
一方2部は歌舞伎役者が…。
ゆるキャラとか出てくるのも怖い。
すごい統一感ない感じでゆるキャラと…。
そこに伝統が出てきちゃう。
きっとそうだと思います。
誰がやったらなるの?誰がやってもなると思う。
みんながやった方がいいっていうものを全部入れちゃって。
実は契約にもあるから。
文化の事もちょっとやっといて「何かちょっと派手な事やってみて下さいよ。
例えばロンドンオリンピックみたいな」みたいな事言うわけじゃない。
雑!雑すぎる。
ほんとに雑な「えっ!」っていう事なんだよね。
今年椎名林檎さんが発表したNHKサッカーテーマ「NIPPON」。
国民の期待を背負い戦いに挑む日本代表にエールを送りました。
日本への強い思いを込めた歌詞は過激な表現として捉えられ大きな議論を巻き起こしました。
日本を代表して世界を相手に戦う選手へ全身全霊でエールを送りたい。
椎名林檎が強い覚悟で書いた曲です。
「NIPPON」。
現実的に何をできるかなっていうのを結構考えてるんだけど本当を言うなら「そんなん超ダサいしないっしょ」とか言えればいいんだけど理事って名刺頂いてるからさそれをちゃんと全うしようと思ってるの。
それには真ん中にまず入んなきゃいけなくてそれはやっぱり今までの自分の生きてきただってそうがいいんだもんだってそれカワイイじゃんっていうだけではできない事がたくさんあるから今日歯切れ悪くて申し訳ないけど…そこからみんなから聞いた話を…東京オリンピックまであと6年。
クリエーターとして何ができるのか。
音楽家椎名林檎の想像は膨らみます。
今月林檎さんは5年半ぶりとなるニューアルバムを発表「日出処」。
日本への思いをより深く追求した林檎さんならではのタイトルです。
現代の日本社会を取り巻く終わりなき閉塞感をテーマに書き上げた歌です。
「走れゎナンバー」。
2014/12/31(水) 03:20〜03:50
NHK総合1・神戸
SONGS「椎名林檎〜どうなる?東京五輪〜」[字][再]
「カーネーション」や「NIPPON」ほか最新楽曲のスペシャルパフォーマンス!そして6年後の東京五輪の開会式について、盟友・野田秀樹&蜷川実花と真剣トークバトル!
詳細情報
番組内容
連続テレビ小説「カーネーション」の主題歌や話題を呼んだヒット曲「NIPPON」ほか最新楽曲のスペシャルパフォーマンス!そして椎名林檎が今「最も心配でたまらない…」というトピック「どうなる?東京五輪の開会式」を、盟友・野田秀樹&蜷川実花の3人でトークバトル!6年後の開会式で、世界に発信すべき「日本文化」とは何か?日本のクリエイターは、今何をすべきなのか、トークは大白熱!
出演者
【出演】椎名林檎,野田秀樹,蜷川実花
ジャンル :
音楽 – 国内ロック・ポップス
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
音楽 – ライブ・コンサート
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