インドネシアの首都ジャカルタにやってまいりました。
まず建物が高いのがたくさん。
すごいでしょ。
それから車とバイクの量。
パワーあふれますな。
朝の挨拶セラマパギ。
経済成長著しいインドネシア。
去年日本企業に聞いた投資したい国ランキングでは中国を抜いて初めて1位になりました。
日本より20歳近く若く新たな市場として注目を集めているんですよ。
ほかにも同じASEAN諸国からタイベトナムが5位以内にランクイン。
日本の企業も続々進出。
今ASEANが熱いんです。
という訳で今回は関西からASEANに進出。
現地の人たちとうまくつきあい成功を収めている企業を大特集。
ライバル韓国勢を抑えシェアNo.1。
大阪の大手電機メーカーが現地の社員に伝えているある精神とは?ベトナムで即席麺をヒットさせた大阪の食品メーカー。
その大胆な人材活用術とは?少子化の進む日本からインドネシアに進出した学習塾。
53歳で初めて乗り込んだ異国で社長が直面した壁とは…。
今日の「ルソンの壺」。
「ルソンの壺7月号」です。
名越さん。
いよいよ「ルソンの壺」今回海外…ASEANが舞台ですからね。
羨ましいなほんまに。
僕もロケ出して下さいよ。
羨ましい人を紹介させて頂きますね。
今月の壺ナビゲーター桂吉弥さんです。
(3人)よろしくお願いします。
どうでしたか?勢いありましたね。
インドネシア・ジャカルタ。
高層ビルは見て頂いたようにニョキニョキ建って大きなショッピングモールがあってほんで有名なブランドがいっぱい入ってそこで皆さんバンバン買い物されてて…。
改めて吉弥さんに行って頂いたASEANここで紹介させて頂きます。
ご覧の東南アジアの10か国。
全てで6億人という事なんですが今お話ありましたように今後経済がどんどん成長すると期待されていましてこちら2020年には所得が年間5,000ドルを超える中間層そして富裕層が4億人近くに達すると。
もうだから各企業さんもすごい注目されてるんですよね。
そうですよね。
はい。
このASEANで吉弥さんが何をご覧になってきたのかASEAN各国に進出してる会社成功のヒントを探るんでございますけど鍵になるのはやっぱり人です。
そうですよね。
ASEANっていうといろんな国がある訳やから風習とか価値観とか違いそうな気がする。
現地の人たちと上手につきあって現地の人材を上手に活用するというのが重要なんですね。
まずはインドネシアでシェア1位を獲得してる大阪の大手電機メーカーの取り組み取材しました。
ご覧下さい。
インドネシアの首都ジャカルタから車で2時間。
見えてきたのは去年9月に操業を始めた大手電機メーカーの工場です。
さあ着きましたよ。
うわ〜!大きいというか広いですね。
広大ですね。
ここで一体何を作ってるのかな?ちょっと見に行きましょう。
広さは甲子園球場8個分。
この会社では世界最大規模です。
作っているのは冷蔵庫や洗濯機などのいわゆる白物家電。
こちらのラインに流れているのはほとんどが二槽式洗濯機。
全自動よりも安くよく売れているそうです。
インドネシアの事情に合わせて一工夫された製品も。
こちらの冷蔵庫。
中には保冷剤が入っています。
電力事情がよくない地方都市では停電が度々発生しますがこれ一つあれば停電しても8時間冷やす事ができるそうです。
それにしてもなぜ世界最大規模の工場を建てたのか。
この電機メーカー白物家電の売り上げではインドネシアで既にシェアNo.1ですがこれからまだまだ売り上げが伸びると見ているんです。
インドネシアの白物家電の普及は始まったばかり。
冷蔵庫の普及率は40%。
洗濯機とエアコンは20%以下とまだまだ伸びる余地があるそうです。
更にこの工場将来はASEAN全域そして中東アフリカへの輸出拠点にしようとしているんです。
強気の大量生産を進めるこの電機メーカー。
町の家電量販店には日本製品がたくさん並んでいるかと思ったのですが…。
こちらが韓国メーカーのコーナーです。
うちの店では韓国製品が一番売れていて売り上げの半分近くを占めています。
店で目立つのは韓国製品ばかり。
日本メーカーの10倍以上の宣伝費を投入して大規模な売り込み攻勢をかけているそうなんです。
韓国のメーカーです。
日本のものは買いません。
日本の製品もいいのかもしれないけれど最近は宣伝していないからよく分からないよ。
実はこのメーカーは家電量販店の少ない地方都市に力を入れているんです。
1万以上の島が点在するインドネシアでは地方都市に多くの人が暮らしているからです。
こちらはジャカルタから西に200kmほど。
およそ80万人が暮らす地方都市ランプンです。
突然現れたにぎやかな集団。
電機メーカーのキャラバン隊です。
全国各地を回り2か月に一度イベントを開いています。
(「おどるポンポコリン」)イベントの名前はずばり…地方の人たちにこの電機メーカーへの親しみを持ってもらおうと1週間にわたって開かれます。
このイベントのために遠くから来たんですがとてもよかったです。
子どもたちもすごく喜んでいましたよ。
このメーカーが地方で繰り返し行っているイベント。
そこに成功のツボがあるんです。
ツボは…「日本式のおもてなし」?それがこちら。
“MATSURI”イベントの時に必ず現れるサービスカーです。
すみません。
この部品取り替えてもらえないですか?この会社の家電製品を無料で修理してくれます。
しかも時間をかけずその場で直すのが原則です。
このお客さんひとつきほど前にテレビが壊れたそうですが買い替えをせずにサービスカーが来るのを待っていたそうです。
このサービスは本当にありがたい。
冷蔵庫もテレビも洗濯機も僕は全部日本のこのメーカーのものを使っているよ。
修理は全国360か所でも行っています。
物流が未発達なインドネシアでは一旦修理に出すと10日以上かかるのが当たり前。
そこに素早く対応する事でお客さんの信頼を集めているんです。
このメーカーによるおもてなしは販売店にも向けられています。
この日現地の営業マンが訪れたのは家族経営の小さな販売店です。
月に一度は訪問し売り場のレイアウトなど店の売り上げが増えるようにアドバイスしています。
このテレビですがお客さんからよく見えませんね。
下に移動しましょう。
そうすればよく見えますから。
こうしたアドバイスを行っている販売店は全国1,200余り。
地方での売り上げを伸ばす大きな力になっています。
わざわざ店まで来てくれるのはこのメーカーだけです。
ほかのメーカーはそこまではしてくれません。
その原動力になっているのが独自の人材育成。
今回初めてその研修現場を取材する事ができました。
まずは売り上げ目標の達成に向けて士気を高めます。
次にお客さんの立場に立つというおもてなしの精神をきめ細かく指導していきます。
例えば店員の立ち位置。
お客さんの前ではなく横に立つ事で商品がよく見え説明も聞こえやすくなるとアドバイスしました。
更に…。
気遣いは爪の伸び具合にまで。
身だしなみのためだけではありません。
この会社では10年ほど前から全ての営業マンに研修を繰り返し行い日本式おもてなしの浸透を図ってきました。
研修の最後目標達成への決意を改めて確認します。
そして営業マンたちはインドネシア各地へと向かうのです。
昭和を見た?「やるぞ!」ってみんなで一丸となるのとでも「やるぞ!」って言うから力ずくじゃなくて「お子さんの目の高さに手が来たらけがをするからそういう事をしてはいけません」。
爪を伸ばしてはいけません。
あるいは「お客さんがすぐに質問を受けられるような立ち位置はここです」とか。
これは昭和のおもてなしの心ですよ。
販売とか接客ももちろんなんですけど僕が見たのはクレームが来る電話に対しての応対も「自分たちのものを買ってくれたお客様からのクレームやからこういうふうに応対しましょう」という。
そこまで徹底してやってはりましたね。
先ほどから名越さんも昭和…日本のかつての風景…町の電器屋さんとかに似ているって…。
僕昭和46年生まれですけど僕が子どもの頃に近所にあった電器屋さん。
また父親母親から聞いた風景がまさにインドネシアで今見られるんですけどもサービスマンが洗濯機を直しに行くっていうニーズがあって行くんですよ。
洗濯機を直しました。
終わったあとに…「冷蔵庫とかエアコンとか」。
インドネシアのプログラムに?そう。
それは昔メーカーさんがやったやつを「それを聞きなさい」って言って。
それでトレーニングでやってるんです。
ほなら「懐中電灯の球が切れてたわそういえば」とかっておかあさん持ってきはるでしょ。
「これも替えときましょ」とね。
それ昔あった風景ですよ。
なるほど。
面白いな。
実際メーカーさんは白物家電ではインドネシアでシェアトップなんですよ。
高度成長期にやっぱり町の電器屋さんと一緒になって売り上げを伸ばしてきた。
実際インドネシアに行かせてもうたら…サービスのしかたとか電話の応対とかそれを全部持ってきて当時あったものを今これで展開してんねインドネシアで。
まだまだいけるんやねんて言うてはりましたね。
さてインドネシアの地図なんでございますけどインドネシアってすごく広くてアメリカ大陸と同じ幅あるんです。
は〜!東西5,100kmあるんですよ。
広いですね。
本当に島国なのでそういう地方に行くと家電量販店というようなとこがない訳ですよね。
そこでやっぱりおもてなし精神というんですか?昭和の町の電器屋さんで言葉悪いかもしれませんけどもどぶ板営業というんですかね「何かおまへんか。
やりまっせ」という。
それでやっぱり韓国勢と大きく差別化を図って攻めていこうという。
これはねすごいよ。
だって大体時代の流れというのは前の時代にもうこれは価値がないと思ったら捨て去られるもんなんですよ文化っていうのは。
だから言ったら街角の営業というか電器屋さんの営業は古いと日本ではなっちゃってたでしょ?どんどん減っていってる。
僕は悲しいんだけど減っていってる。
それを「いやいやインドネシアっていう地域を見てたらこれ使えるよ」っていうのは新しい発想ですよ。
ただ古いの持ってきただけじゃない。
やってみようという時には研修の場所も必要やしね。
いろいろな情報網も必要やし苦労はあったでしょうね。
実際にやると決めたらね。
では吉弥さん次はどんな会社でしょうか?次はねベトナムなんでございますが今度は日本のやり方を持ち込むのではなく全く違った方法で成功を収めている企業でございます。
年5%と安定した経済成長を続けるベトナム。
町の至る所に麺を扱う屋台が見られる世界でも有数の麺の消費大国です。
ここである商品が人気を集めているんです。
すごく食べやすいので助かります。
よく食べるわ。
週に3〜4回は食べてますよ。
その商品とは即席麺!大阪の食品メーカーが作っています。
町なかのスーパーでも…。
これもそしてこちらも画面に映っている所全部がこのメーカーの即席麺。
まとめ買いする人が目立ちます。
この即席麺はすごくよく売れるので一日に何度も補充します。
あるお宅にお邪魔すると…。
奥さんが取り出したのは即席麺。
朝早く家を出て仕事や学校に行くので即席麺は便利です。
肉や野菜を盛りつけお湯を注ぐのはそのあと。
3分で完成です。
ベトナムではこのお宅のように家族みんなで朝食に即席麺を食べるのが一般的だそうです。
これでおなかいっぱい。
昼間まで大丈夫。
無くなればスーパーで箱ごとまとめ買いするんだ。
この会社がベトナムに進出をしたのは今から20年ほど前。
麺が大好きな人が多いベトナムでは即席麺も受け入れられるはずだと考えました。
全国各地で試食イベントを実施。
即席麺を実際に食べてもらい味のよさをアピール。
20年かけて年間30億食近い需要を作り出しました。
今ではこの会社の…ベトナムでの成功の秘けつ何だったんでしょうか。
マーケティング担当の植田さんビジネスのツボ教えて下さい。
ツボは…この会社では…この日彼らが訪れたのはホーチミン市内にある人気のフォーレストラン。
このフォーは香りがいいわ。
調味料の味が薄いので肉のうまみがよく出てるわね。
インスタントのフォーとはだいぶ違うわ。
この味に負けないフォーを作るのが目標です。
レストランでの調査を踏まえ試作品作りが始まりました。
この日は調味料を加減し肉と野菜のうまみが同時に感じられるような味を目指しました。
野菜のうまみは強くなりました。
でも肉の甘みがまだ足りないですね。
こうした取り組みによって…現地で広く受け入れられてきました。
私たちの事を完全に信頼してもらっているので幸せです。
プレッシャーもありますがそれを乗り越えていい商品を開発したいです。
この食品メーカーベトナム人社員はおよそ5,000人。
それに対し現地の日本人は18人。
大胆に仕事を任せる中で一体どんな事を心掛けているんでしょうか。
ツボは…実はベトナム人社員の皆さん新しい事を始めようとすると責任感が強いあまり失敗を恐れ消極的になる事があるそうです。
今ヒット中のこの即席麺。
1分30秒で出来上がるスピードが売りです。
しかし開発当初現地社員は消極的。
速さをアピールしてもベトナムでは売れないと反発もあったそうです。
反発を避け積極性を引き出すためにはどうしたらいいのか。
日本人社員はコミュニケーションの方法を工夫するようになりました。
この日会議をのぞいてみると…。
上司である植田さんが最初にプレゼンテーションを始めました。
即席麺のひよこのキャラクターを売り場の陳列棚に飾ってはどうかと議論のきっかけを作ります。
するとベトナム人社員からもひよこのキャラクターの使い方についてのアイデアが出されました。
子どもからの人気を集めるにはこのひよこに家族を作ってひよこの子どもが学校に行ったり旅行に行ったりすればいいと思います。
どんなアイデアが出ても前向きに受け止める植田さん。
更にアイデアが出てきます。
ボタンを押すとひよこが飛び出てくるおもちゃを作っておまけにしてはどうですか?結局商品に付録のおもちゃを付ける事を検討する事になりました。
裏方の日本人社員。
聞き役に徹し褒め続ける事で積極性を引き出していたんですね。
意見を尊重してもらっていると感じています。
こうした会議はすごくいいと思います。
おっスタジオは…。
こちらは現地で食品メーカーさんが開発しました即席麺の一部ですね。
何百種類とベトナムの人が自分で開発してるんやね。
そうですね。
すごいな。
こちらがチキン味。
チキン味。
こっちがイチゴ味みたいに見えますけど…。
色がねピンク色ですものね。
イチゴ味じゃないです。
酸っぱ辛いのが現地の人好きなんですって。
これはえび風味の麺です。
やっぱりこちらが人気?は〜そっちですか。
はい。
日本だとあまりない味ですけど。
酸っぱ辛いのね。
名越さんフォー好きですか?フォー大好きです。
喉越しがいいやんあれ。
これがフォーですね。
シーフード風味それからチキンとこちらは牛肉のフォー。
へえ〜。
でもフォーでこんなにたくさん種類があるんですね。
やっぱりベトナムだと。
そうですね。
「それいいね」って。
まずは自分が恥かくで。
自分がプレゼンして「どう思う?」言うていっぱい突っ込ませて「それ面白いわ。
なるほどそう考えるのか」っていう。
何か自然にやってはりましたけどうまいね。
でも難しい事ですよね。
任せて褒めて育てるって。
口で言うのは簡単ですけど。
僕ね褒めるのは得意なんやけど任せる事ができない。
無理。
任せんの無理。
全部自分でやりたい?全部自分ですぐ手出してしまいそう。
裏方に徹するのはどうですか?あ〜無理無理。
裏から手を回す。
何か一緒になりたいねん。
ほんまにすごい。
ものすごい我慢力がいるよあれ。
だから任せるっていうのはすごい技量ですよ。
いや〜難しいですね。
何であんな若いのにあんな身につけた?かえって日本の国内でやってたらあの子身につけられへんかったんちゃう?それよりも何よりも朝からラーメンを食べるっていうのはびっくりしたで。
パッと映ったらお店の棚かなと思ったらおうちの棚にまとめ買いですから。
何かびっくりし続けてるわ。
いろんなね。
じゃあ次はどんなびっくりが待ってるのか。
今まではASEANで成功を収めてる企業さんばかりやったんですが今度見て頂くのは去年進出したばっかりの企業さんでちょっと苦労してはるんです。
厳しい戦いに挑んではります。
どうぞ。
子どもが多い国インドネシア。
経済が成長するにつれ教育熱も高まっています。
インドネシア第2の都市スラバヤ市内の小学校です。
放課後日本の学習塾が保護者向けの説明会を開いていました。
大阪の学習塾で塾長を務める中村俊一さん53歳です。
去年9月スラバヤに塾を開きました。
中村さんは20年前から塾の経営に携わってきました。
しかし最近少子化や大手進学塾との競合で生徒数が伸び悩んでいました。
新規市場開拓のため去年インドネシアへの進出を決めました。
スラバヤ市内にあるこの学習塾。
教えているのは小学生向けの算数です。
授業は日本式。
100マス計算を組み込んだ基礎教育で知られている小河勝さんの指導を受けた講師が教えています。
しかし経営は出だしからつまずきました。
現地社員と一緒に進めようとした生徒の勧誘がうまくいかなかったのです。
中村さんは当初細かい指示を出さなくても社員が自発的にアイデアを出してくれると考えていました。
しかしほとんど提案は出てきませんでした。
その上社員同士の仲たがいが生じたのです。
勧誘活動が滞り生徒数は採算ラインの500人に対して50人程度しか集まりませんでした。
追い込まれた中村さんが行ったのが社員へのアンケート。
その結果意外な事が分かりました。
役割分担が明確でなく自分が何をすればいいのか分からない。
それが仲たがいの原因にまでなっていたのです。
そこで中村さんは社長室を無くし社員と同じ部屋で働く事にしました。
聞かれた事には全て答える事で社員一人一人の役割を明確にしようとしたのです。
社長と同じ部屋で最初は少し怖い気もしましたが何かあればすぐに相談できるので今はとても助かっています。
指示の出し方も改善しました。
これまでは社員みんなに向けて指示を出す事が度々ありましたが役割が不明確になり仕事が進みませんでした。
そこで一人一人に指示を出すようにしたところうまく進むようになりました。
中村さんはこういう時にはこうしなければならないとかとても細かく指示してくれます。
具体的に言ってくれるので仕事がしやすいです。
中村さんが社員の要望にきちんと対応した結果社員の側にも変化が表れています。
社員たちが課題だった生徒の勧誘に自主的に取り組み始めたのです。
この日勧誘に向かったのは小学生の子どもを持つ母親が集まる婦人会の会合。
社員からの提案で実現しました。
授業の内容は計算だけですか?学校でやる応用問題も教えてもらえるんですか?母親たちは強い関心を示しこの日だけで11人が体験レッスンを申し込みました。
自分でできる事は何か。
社員が前向きに考え始めた事に中村さんは手応えを感じています。
中村さん今何が大事だと考えていますか。
「プライドを捨てる!」という事です。
「日本ではこうだったから」と意地を張っても答えは見つからないですから…すごい分かる。
主体性を獲得するって言うんですか。
しかも日本人同士だとできるはずっていうのが何となくお互いにあって多分あうんの呼吸っていうのが現地でちょっと感覚としては…。
中村さんのところはまだ始まったとこですし今まで見たメーカーさんは言うたら何十年と構築してますからそういうところからやらないといけないでしょうね。
その結果スタッフの皆さんが自主的に勧誘に動き出して…。
お母さんの会を開いて「じゃあ社長しゃべって下さい」っていうので…。
その後結果としてはどうだったんですか?あの取材のあとに母親の皆さんの勉強会というのが効きまして10人以上の方が入られて。
すごいじゃないですか。
10人以上…。
20%増ですよつまり。
これまで50人ぐらい…。
まだまだ採算ラインには届いてないですよね。
目標は数百人でしたもんね。
そうなんですよね。
それでもちょっとずつの積み重ねなんでしょうね。
だと思いますよね。
では改めまして今回ASEANに進出している会社を取材されて今回感じた「吉弥のツボ」教えて下さい。
はい「吉弥のツボ」はこちらです。
ほんまや。
大阪弁で言うと「焦らん」。
「ASEANで商いは焦らん事や」と。
ヨッ!一つ落ちました。
ほう。
すごい。
やっぱり時間もかかるしパ〜ンと持っていってうわ〜っと広がるんやなしに相手…人と接して応対してっていう。
やっぱり焦らん事やなと思いましたね。
ASEANはね経済の成長はギャ〜ッと今いっていて「今だ!」って割と急ぐっていうイメージがあるんですけどそうではない。
そうではなく焦らんと。
落語の中ではね…同じやん。
すごいな。
2014/12/30(火) 06:15〜06:54
NHK総合1・神戸
ルソンの壺・年末特選!〜7月号〜「ASEANで成功する秘けつ 教えます!」[字]
今、成長著しい東南アジアに注目が集まっている。魅力的な市場を目指して、関西からもメーカーや学習塾などが続々進出している。成功のための秘けつを徹底取材!
詳細情報
番組内容
今、成長著しい東南アジアに注目が集まっている。年間所得5000ドル以上の中間層は2020年には4億人を突破する見込み。しかも人口構成も魅力的。インドネシアの場合、平均年齢は27歳と中国より15歳近く若く、長く稼げる市場なのだ。そんな魅力的な市場を目指して、関西からもメーカーや学習塾などが続々進出している。成功のための秘けつを徹底取材!
出演者
【出演】名越康文,桂吉弥,田代杏子
ジャンル :
ニュース/報道 – 経済・市況
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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